DJI Osmo Pocket vs Osmo Mobile 3比較レビュー|使い方と動画を編集する方法
要約: この記事では、最近発売されたDJI Osmoの新鋭カメラ製品――DJI Osmo Pocketと前機種のOsmo Mobile 3を比較し、Osmo Pocketの機能、特徴およびその簡単な使い方についてご説明します。そして文末にOsmoで撮った動画を編集できる最高の動画編集ソフト:DVDFab 動画変換をご紹介したいと思います。
今になっても、Goproのようなプロ級のアクションカメラを持っているのは、まだまだ少数派なので、多くの人はOsmo Mobileを利用して、スマホのカメラで動画の撮影を行っています。加えて、スマホカメラの性能は、以前と比べてグッとなって、本格的なカメラにも劣らないほどのカメラ機能が搭載されています。さらに、スマホの普及と伴って、誰もがDJI Osmo+で気軽に高品質な撮影を行うことができる時代を迎えています。
そして、いよいよスマホカメラよりも軽便なジンバルカメラ――DJI Osmo Pocketが登場!
DJI Osmo Pocketとは?
DJI Osmo Pocketは、手持ちタイプで、DJI史上最も小さい3軸メカニカルジンバルです。安定なスタビライザーを搭載し、高性能でコンパクトなハンドヘルドカメラとして、すべてのシーンを記録し、まるで映画のようなスムーズな映像が残せます!さらに、内蔵カメラの搭載と前機種のOsmo Mobileより優れた軽便さによって、すぐに取り出せるので、いつでもどこでも、その瞬間を逃しません。
DJI Osmo Pocketのパラメータ、特徴、Osmo Mobileより優れるポイント!
最近、DJI Osmoの新鋭カメラ製品――DJI Osmo PocketとOsmo Mobile 3の両方が相次いで発売されました。どちらも私たちの日常生活を映画のように変えることができますが、大きな違いがいくつかあります。では次に、前機種のOsmo Mobile を比較しながら、DJI Osmo Pocketの特徴を一緒に見てみましょう。
DJI Osmo Pocket | DJI Osmo Mobile 3 | |
価格(2019/10時点) | ¥41,564 | ¥13,750 |
一般 | ||
サイズ | 121.9×36.9×28.6 mm | 展開状態:285 × 125 × 103 mm 折りたたんだ状態:157 × 130 × 46 mm |
重量 | 116 g | 405 g |
バッテリー | ||
種類 | LiPo | 18650 Li-ion |
容量 | 875 mAh | 2450 mAh |
電力 | 6.738 Wh | 17.64 Wh |
電圧 | 7.7 V | 7.2 V |
動作環境温度 | 0~40℃ | 0 ~ 40℃ |
駆動時間 | 140 分 (1080p/30 fps動画撮影時) | 15 時間 * 理想的な条件下でジンバルのバランスが完全に取れた状態で使用した場合。 |
充電時間 | 73 分 (10W充電器使用時) | 2時間半 * 10W充電器で測定 |
APP | ||
App | DJI Mimo | DJI Mimo |
カメラ | ||
センサー | 1/2.3インチ CMOS 有効画素数:12M |
- |
レンズ | FOV:80° F2.0版換算 26mm | - |
ISO感度 | 写真:100 ~ 3200 動画:100 ~ 3200 |
- |
電子シャッター速度 | 8秒~1/8000秒 | - |
最大静止画サイズ | 4000×3000 ピクセル | - |
静止画モード |
シングルショット、パノラマ、タイムラプス、 モーションラプス、ハイパーラプス |
- |
動画解像度 | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30/48/50/60p | - |
FHD | 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p | - |
動画撮影モード | オート、スローモーション | - |
動画 最大ビットレート | 100 Mbps | - |
対応ファイルフォーマット | FAT32 (≤32 GB) exFAT (≥64 GB) |
- |
写真フォーマット | JPEG/JPEG+DNG | - |
動画フォーマット | MP4 / MOV (MPEG-4 AVC / H.264) | - |
対応SDカード | MicroSD最大 | - |
容量 | 256 GB | - |
オーディオ出力 | 48 kHzAAC | - |
軽便さ:
Osmo Pocket:★★★★★
僅か116gのサイズで、重さにおいては明確な勝者。その名の通り、Osmo Pocketは信じられないほど、持ち運びが簡単です。それをポケットに入れると、どこにでも持ち歩けます。
Osmo Mobile 3:★★★★
折り畳み可能なデザインのおかげで、コンパクトで携帯性に優れています。ただし、405gのやや重いデバイスなので、それなりの「撮影用機材」感がいなめず、手軽に持ち運べるイメージではありません。
スタンドアロン操作:
Osmo Pocket:★★★★★
3軸安定化ジンバルカメラで、スマートフォンを同時に操作する必要はありません。このデバイスは、さまざまな撮影モードをナビゲートできる統合1.08インチのタッチスクリーンを備えています。
* Osmo Pocketは単独で操作できますが、Osmo Pocketアクセサリーのユニバーサルポートを同時に利用すると、スマートフォンにも接続できます。この仕組によって、DJI Mimoアプリを用いれば、スマートフォンの画面で作成、編集、共有などの拡張オプションが使用可能になります。
Osmo Mobile 3:★★
強力なツールですが、単独では機能できないので、必ずスマートフォンを接続し、DJI Mimoアプリを開いて操作する必要があります。
接続方法:
Osmo Pocket:★★★★★
スタンドアロンデバイスとしても、スマートフォンに接続しても、完全な機能を提供します。 Osmo Pocketは、Wi-Fi 、Bluetooth、またはユニバーサルポートを使用して携帯端末に接続できます。
* Wi-Fiを介してスマートフォンでOsmo Pocketに接続した場合、最大動作距離は10メートルとなります。
Osmo Mobile 3:★★★
通常であれば、Bluetoothを介してスマートフォンに接続します。ただし、接続なくてもデバイスを操作できますが、多くの機能が制限されます。
防水性能:
Osmo Pocket:★★★★
Osmo Pocket自体は、DJI Osmo Actionみたいな防水製品ではないのですが、Osmo Pocket専用アクセサリーのOsmo Pocket防水ケースに入れておけば、雨の日や、水中でも平気に動画を撮影できるようになります。
Osmo Mobile 3:★
Osmo Mobile 3は、Osmo Mobile 2と同じく防塵防滴などの機能がついておらず、水の浸入などを絶対に避けてください!
事前設定:
Osmo Pocket:★★★★★
電源ボタンを押せば、数秒で「オン/オフ」を切り替えることができ、使用前に余計な事前設定を行う必要は一切ありません。Osmo Pocketをユニバーサルポート経由でスマートフォンに接続すると、DJI Mimoアプリが自動的に起動されます。
Osmo Mobile 3:★★★
Bluetooth経由でスマートフォンに接続し、使用する前にいくつかの簡単な事前設定が必須。
動画解像度:
Osmo Pocket:★★★★★
専用のカメラが搭載され、写真を驚くほど高精細に撮影できます。体が小さいけど、機能がパワフル! 1 / 2.3インチセンサー、80°広角レンズ、さらにF2.0の絞りを搭載することにより、Osmo Pocketは4K / 60fpsの超高解像度ビデオを100 Mbpsおよび12 MPの写真で撮影できます。
Osmo Mobile 3:★★★★
写真の画質は、使用するスマートフォンの種類によって異なります。デジタルズームのみに対応しています。
バッテリー寿命:
Osmo Pocket:★★★
完全に充電された状態では、一気に140分のビデオを記録できます。さらに、1時間の急速充電で、バッテリーを90%充電可能。
Osmo Mobile 3:★★★★★
最大15時間のバッテリー寿命で、この面においては本当に優れています。
Dji Osmo Pocketの使い方を分かりやすく解説
Dji Osmo Pocketに関する写真や紹介などをたくさん読んだとは言え、初めてDji Osmo Pocketの本物に触れた時は、さすがにこの「絶妙」のサイズに驚愕せざるを得ない。公式情報によると、長さ約12cm、重さ116g、つまり口紅より少し大きめのサイズ!
このような手のひらサイズで非常に軽く、Osmo ProとOsmo RAWのようなプロ用ではなく、素人でもジンバルのおかげで安定した撮影が可能になります。では次に、その使い方を簡単にご紹介します。
「開始/停止ボタン」と「切り替えボタン」
DJI Osmo Pocketには、タッチスクリーンと、その下にボタンが2つ備わっています。まずは、この3つの部分に関する操作方法を覚えておくことで、撮影の簡単な操作を把握できます。ボタンの操作で出来ることは次の通りです。
左側の赤いボタン
押すと撮影開始できる。もう一度押すと撮影停止。
右側の黒いボタン
押すと動画撮影と写真撮影を切り替えできる。長押しで電源オフ。2回押しでカメラの向きを正面へ移動。3回押してカメラを自分に向ける自撮りモードへ切り替えできる。
液晶のタッチ操作パネル
・撮影した動画や写真の確認
・タイムラプスやスローモーション撮影への切り替え
・より詳細な設定
そして次にDJI Osmo Pocketで選択できる3つの撮影モードをご紹介します。さまざまな場面に備え、どれも強力な機能なので、ぜひ活用してください!
固定モード
・手を動かしても上下方向にはカメラが動きません。
・一番使用率が高い。
・自動で水平を取り、画角に合わせたスムーズな動画を撮影できる。
・「スライダーショット」や「ドリーショット」に効果的。
フォローモード
・手の動きに対して、カメラがゆっくり追従してくれます。
・固定モードよりもカメラワークの自由度が高い。
・腕の動きとカメラが動くまでには多少のラグがある。
・ゆっくりカメラの向きを動かすパン撮影などに便利。
FPVモード(一人称視点)
・前後左右、本体を向けた方向にカメラが向いてくれます
・動きの速いもを追いかける撮影で便利
・追従速度が早く、腕の動きとカメラの動きの間にラグがない。
・スピード感のある画を撮る場合に使う。
なぜOsmoで撮った動画を編集する必要があるのか?
おそらく、Osmoで撮った動画を編集せずに直接ソーシャルメディアで公開する人が少ないと思います。そもそも、なぜ動画を編集しなくてはいけないのでしょうか?下記の理由があるからだと思います。
1.Osmoで撮影したままだと、流れが単調になってしまい、見た人の印象に残りにくいものになってしまいます。
2.動画を公開する場合は、長さも重要です。短すぎると物足りなくなりますし、長すぎても、今度は飽きてきてしまいます。不要な部分をカットして見やすくする必要もあります。
3.Osmoで撮影した動画形式はMOVまたはMP4なので、場合によって、ほかの形式に変換したくなるかもしれません。
Osmoで撮った動画を編集するのに最適なツール――DVDFab 動画変換
DVDFab 動画変換 は、動画を編集および変換するための最高の動画編集ソフトウェアです。このソフトウェアは、WindowsとMac両方のコンピュータで利用可能。動画の変換と編集を実現するには、ただわずかのステップだけ。一度に複数の変換を実行したり、動画を主流な動画/音声形式に変換したり、動画の品質や解像度を変更したり、字幕を追加したりできます。
では早速、DVDFab 動画変換を使って動画を変換および編集する方法を見てみましょう。
ステップ1. Osmo pocket本体をPCに接続して、編集したい動画を転送します。
ステップ2. 最高の動画編集ソフトウェアをインストール
DVDFab 11 動画変換をパソコンにダウンロードしてインストールします。
ステップ3. ファイルを適切な形式に変換
フォーマットを変更するには、まず変換モードに入る必要がありますので、ソフトウェアの上部にある変換ボタンをクリックしてください。
「プロファイル切替」ボタンをクリックすると、様々な動画フォーマットが表示されます。ここで、必要なフォーマットを選択してください。音声だけを抽出する場合は、音声フォーマットを選択することもできます。
ステップ4. 動画グラフィックを編集
DVDFab動画変換の動画編集を利用すれば、動画をトリミング、クロップ、または分割することができます。字幕ファイル形式の字幕がある場合は、字幕を追加、そしてテキストまたは画像の透かしを追加して動画を保護することも可能です。動画グラフィックの明るさ、コントラストまたは彩度を最適なレベルに変更し、すべて完了したら、「OK」をクリックします。
ステップ5. 動画のプロパティを変更
この動画編集ソフトの「詳細設定」ウィンドウでは、動画、オーディオ、字幕の設定を変更することができます。何も変更したくない場合は、そのままにして「OK」をクリックしてください。
ステップ6. 「保存先」を選択
アプリケーションの下部にある「保存先」セクションで出力ファイルのディレクトリパスを選択し、変換を開始します。「タスクリスト」セクションで変換の進行状況を確認できます。
最後に
この記事では、Osmo Pocketの機能、特徴およびその簡単な使い方についてご説明しました。Osmoで撮った動画は通常、予定通りの効果にはなりません。その時、動画編集ソフトを通して、ビデオコーデック、フレームレート、解像度、ビデオ画質を設定し、ビデオの結合、トリミング、テキスト・画像の透かしと字幕・音楽の追加、アスペクト比の調整など、さまざまなカスタマイズを実行してみることがお勧めです。そして、最高の動画編集ツール――DVDFab動画変換を利用すれば、前文に述べた編集機能だけでなく、Osmoで撮影した動画の形式も自由に変換できますので、気になる方がいれば、ぜひ一度使ってみてください!