動画ファイルからブルーレイディスクを作成!MakeBDAVの使い方を解説
要約: 手元にある動画ファイルで、ブルーレイディスクを作成したい!そんな時に使えるソフトとして有名なのが、MakeBDAVというソフト。無料で使えますので、初めての方でも気軽にお試し可能。今回は、MakeBDAVを使ってブルーレイディスクを作成する方法をご説明します。また、MakeBDAVで不具合が起きた場合の、代替おすすめソフトと、その使い方についても後半で説明していきますので、興味がある方は是非ご確認ください。
目次
1. BDAVとはどういうこと?
今のDVDの世界では、いろいろな略称があります。英語苦手の人に対しては大変困ります。例えば、DVD-ROMとか、DVD-RAMとか…読めるけど実際の意味全然わからないです。BDAVという略称を初めて接触する人にとっては「これって何」という疑問を持っている人はたくさんいると思います。では、今日BDAVを詳しく説明します。
BDAVは英語「Blu-ray Disc Audio/Visual」の略です。Blu-ray Discで利用されているアプリケーションフォーマットの一種です。デジタル放送を録画する際によくBDAVを使われています。BDAVは映像と音声を記録することができます。それ以外でも、映像と音声を放送する機材のインフォメーションなども記録することができます。BDAV規格と言ったら、DVD-VR(VR mode)に相当します。
BDAVの動画圧縮方式は以下の二つです。
- MPEG-2
- MPEG-4 AVC
BDAVの音声符号化方式は以下の四つです。
- リニアPCM
- AAC
- AC-3(ドルビーデジタル)·DTS‐HDマスターオーディオ
1.1 BDMVとは?
BDMVは英語「Blu-ray Disk Movie」の略です。光ブルーレイdiskの読み出し専用の規格BD-ROMで使用されている。
BDMVの動画圧縮方式は以下の三つです。
- MPEG-2
- MPEG-4 AVC
- VC-1
BDMVの音声符号化方式は主に以下の六つです。
- リニアPCM
- AC-3&DTSデジタルサラウンド
- ドルビーデジタルプラス
- Dolby TrueHD
- DTS-HDマスターオーディオなど
DVD規格と言ったら、DVD-Videoフォーマット(DVD-VF)に相当します。
1.2 BDMVとBDAVの相違点
BDMVとBDAVの相違点はなんだろう?このような疑問を持っている人に以下の説明をします。
- BDMVは、市販BDソフトの形式(DVD-Video相当) BDAVは、レコーダーの記録形式(DVD-VR相当)。基本的に、BDAVは地デジをBD-Rに録画する時によく使用される方式です。一方、BDMVはレンタルブルーレイディスクと市販ソフトなどを製造する際によく使われている方式です。
- BDAVはデータ追記可能です。BDMVはデータ追記不可です。
- BDAVは複数の音声チャンネルに対応可能です。BDMVは複数の音声チャンネルに対応不可です。
2. MakeBDAVの使い方
まずはMakeBDAVの基本情報から見ていきましょう。対応動画フォーマットは多く、安心できますね。一方で、対応環境(OS)はWindowsのみなので、Mac OSをご使用の方はソフトを使うことができません。この場合は、後述する別のソフトを参照してみてくださいね。
<基本情報>
対応動画フォーマット: ts, .m2ts, .avi, .mpg, .mpeg, .mp4, .wmv
動作確認環境(OS):Windows7/8.1/10 – 32/64ビット
<注意事項>
・MakeBDAVはファイルへの書き込み機能は無いので、別途Imgburnなどのツールが必要となります。
それでは、具体的なMakeBDAVの使い方を見ていきましょう。
① ソフトをダウンロード
まずはMakeBDAVソフトをダウンロードします。ホームページ(http://www.dance-net.jp/makebdav/index.html)にアクセスして、ダウンロードボタンをクリックすると、自動でダウンロードが開始します。
ダウンロードが完了したら、通常のフローに従って、インストールまで完了させましょう。
② 動画をインポート
ソフトを起動すると、下のような画面が現れます。まずは、最終的にブルーレイディスクに焼きたい動画ファイルをインポートしましょう。
インポート方法は簡単で、図の真ん中の「ファイルリスト」と書かれた白いスペースに目掛けて、動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
③ 動画の順番を整理
複数の動画を使ってディスク作成したい場合は、全てインポートした後、画面上部の「↑↓」ボタンを使って動画の順番を入れ替えることができます。再生したい順番になるように整理してから、次のステップに進みましょう。
④ 動画ファイルを作成
上記手順が完了したら、「出力先ホルダー」でファイルの保存先を選び、左下の「作成」ボタンをクリックすると、動画ファイルの作成が始まります。
⑤ 動画ファイルをディスクに焼く
最後のステップです。作成した動画ファイルを、DVDやブルーレイディスクに焼く作業をしていきましょう。
MakeBDAVでは、ディスクに動画を書き込むライティング機能は付属していないので、別ツールを使った作業が必要になります。ここでは、Imgburnを使って書き込みをしていきます。
<参考:Imgburnのインストール>
Imgburnのオフィシャルサイト(https://www.imgburn.com/index.php?act=download)からインストールしましょう。少しわかりにくいのですが、ソフト一覧の一番下のリンクをクリックしてインストールしてください。
まずはパソコンに空のブルーレイディスクを読み込ませます。
Imgburn画面上部の“Mode”から”Build“という項目を選択し、②のエリアにMakeBDAVで作成したファイルをドラッグ&ドロップ、そして最後に③のアイコンを押せば、ディスクにファイルが書き込まれます。
3. MakeBDAVで動画再生ができない!使えないときは・・・
MakeBDAVでよく聞く問題は、作成した動画ファイルの再生ができないトラブルです。
また、持っているOSがMacなので、使えなくても使えない人や、複数のソフトやツールを使いたくないという人には、MakeBDAVは理想的なソフトではないかもしれません。
そんな方にお勧めの代替ソフトが、「DVDFab Blu-ray作成」です。有料ソフトではありますが、無料体験版もあり、ソフトのメリットは以下の通り。
<DVDFab Blu-ray作成のメリット>
・Mac OSも対応(もちろんWindowsも対応)
・ディスク作成までの一連の流れを、1つのソフトで対応(別途ソフトやツールをダウンロードする必要無し)
・作成したディスクのメニューなど、細かなカスタマイズが可能
・画質が衰えない
・感覚的に使えて簡単
こういったメリットに魅力を感じた方は、次の項目でソフトの使い方を説明していますので、是非チェックしてみてください。
4. DVDFab Blu-ray作成の使い方
それでは具体的にDVDFab Blu-ray作成の使い方を見ていきましょう。今回は、無料の体験版を使ってみます。
①ダウンロード
まずは公式ホームページから最新バージョンのDVDFabソフトをダウンロードしましょう。右上の「体験版」をクリックすると、自動的にダウンロードが開始します。
或いは、下記のボタンをクリックして、直接DVDFabをパソコンに無料ダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、通常の流れに従って、インストールまで完了させましょう。
② ブルーレイ作成機能を選択
ソフトを起動すると、まずはDVDFabのソフト一覧が出てきます。たくさんありますが、今回は「Blu-ray作成」を選択します。
③ 動画の読みこみ
最終的にブルーレイディスクに焼きたい動画を読み込んでいきます。下記画面で上部の「作成」ボタンをクリックした状態で、モードを「Blu-ray作成」にします。
ご自身のPC上にある動画ファイルを真ん中の「+」にめがけてドラック&ドロップします。最後に、右下の「開始」をクリックすると、動画読み込みは完了です。
③ 動画の詳細設定
動画の読み込みが完了したら、作成する動画の詳細設定を行っていきます。
「詳細設定」「メニュー設定」ボタンから、各項目をお好みの設定にしてください。ビデオの画質や音量、また、動画を複数アップロードした場合は、動画の再生順などを設定することができます。
また、メニュー設定では、作成されたディスクのメニューまでカスタマイズすることができます。メニューの背景など、細かなところまで設定可能です。
④ ディスク作成
動画の設定が完了したら、空のディスクをPCに読み込み、ソフト下部の「出力先」でディスクを選択してから、右下の「開始」を選択。これでディスク作成は完了です。
まとめ
今回は、ご自身の動画からブルーレイディスクを作成する方法を紹介しました。ぜひ、定評のあるMakeBDAVを使ってみてください。
「MakeBDAVを使いたいけど、OSがMacで使えない・・動画がなぜか再生できない・・」という人や、「ディスクの細かい設定をしたい」「複数のソフトやツールをダウンロードしたくない」という人は、今回併せて紹介したDVDFab Blu-ray作成をまずは無料体験してみてはいかがでしょうか。
ご自身にあったソフトを選んで、素敵なブルーレイディスクを作成してくださいね。