Epubor Ultimateの使い方!安全性は大丈夫?Kindle・楽天kobo・Google Playブックスに対応
要約: 電子書籍で本や漫画を読んでいる方。Kindleで購入した電子書籍をKindle以外のアプリで読んだり、楽天koboで購入したデジタル漫画をKindle端末で読んだりできたら嬉しいと思いませんか?今回は、kindleや楽天kobo、Google Playブックスなどの電子書籍のDRMを解除してPDFやEPUBなどに変換できるソフト「Epubor Ultimate」の使い方を解説します。KindleやGoogle Playブックスの電子書籍をPDF化すれば、マーカーを引くことなんかもできますね。では、さっそく始めていきましょう!
Epubor Ultimateとは?
Epubor Ultimateの特徴
Epubor UltimateはAmazon Kindleや楽天kobo、nookなどACSM形式のコピーガードを解除できるソフトです。一般的にはKindleならKindアプリ、楽天koboなら楽天koboアプリでしか購入したファイルを開くことができませんが、Epubor UltimateでPDFやe-Pubに変換すれば、プラットフォームを気にせずに電子書籍を読むことができます。
出力可能なファイル形式はEPUB、PDF、Mobi、AZW3、DOCX、TXTの6種類。2024年に出版された最新のKindle書籍の変換も可能です。DRMを解除したい電子書籍をドラッグ&ドロップするだけというシンプルなインターフェースが特徴で、初心者の方でも迷わず操作ができます。
Epubor Ultimateの無料版と有料版の違い
Epubor Ultimateは有料ソフトですが、無料で機能を試せる試用版を提供しています。Epubor Ultimateの無料版には下記の制限があります。
- 電子書籍の20%しか出力できない
- 出力形式はTXTのみ
- 書籍の挿絵や漫画をPDFにすることができない
有料版の料金プランは3種類あります。
1年ライセンス | 永年契約 | 家庭ライセンス | |
期限 | 1年 | 無期限 | 無期限 |
認証デバイス | 1台 | 1台 | 5台 |
縦書き | 〇 | 〇 | 〇 |
価格 | 4,600円 | 9,300円 | 17,100円 |
支払方法はクレジットカードまたはPayPalです。
Epubor Ultimateの安全性
Epubor Ultimateはウイルスやマルウェアの心配なく安全に使えるソフトです。インストール時にウイルスソフトに引っかかることもありませんし、ソフト内に広告が表示されることもありません。デフォルトで日本語に対応していますし、マニュアルなども用意されていますので、迷わず使うことができるでしょう。
Epubor Ultimateのインストール方法
Epubor UltimateはWindows向けのソフトです。まずは公式サイトを開いて「無料試用」をクリックします。
exeファイルがダウンロードされますので、実行してください。
インストールが始まります。
インストールが完了しました。無料試用版は登録しなくても使用できます。
こちらがソフトのインターフェースです。
Epubor Ultimate の使い方
Epubor UltimateでKindleのDRMを解除する方法
まずKindleを開いてDRMを解除したい本をダウンロードしてください。
Epubor Ultimateを開いて、ダウンロードした電子書籍が読み込まれていることを確認します。(無料本は.azwではなくmobiで保存されている場合があります)
読み込んだ電子書籍を中央部分にドラッグ&ドロップしましょう。自動的にDRMが解除されます。「複合化された」と表示されれば完了です。
プルダウンをクリックするとePUBやMobiなどさまざまな形式に変換できます。
右下にあるフォルダアイコンをクリックして保存されたファイルを確認してみましょう。
Epubor Ultimateで楽天koboのDRMを解除する方法
まず、楽天koboで電子書籍を購入したら、デスクトップ版アプリに同期します。楽天koboの場合はライブラリに入る=ダウンロードなので、自分でダウンロード処理を行う必要はありません。
「・・・」より「kobo」を選択してください。
「kobo」のところに同期した本が反映されます。
あとは中央部分に電子書籍をドラッグ&ドロップすればOKです。
Epubor UltimateでGoogle PlayブックスのDRMを解除する方法
Google PlayブックスのDRMを解除することもできます。Google PlayブックスにはAdobeのコピーガードが掛けられていますので、Adobe Digital Editionsという電子書籍管理ソフトをインストールして、そこで読み込んだGoogle Playブックスを変換していきます。
また、Google Playブックスの場合は無料電子書籍のDRMを解除することはできません。
まずはAdobe Digital Editionsをインストールします。インストールしたら「ヘルプ」からパソコンを認証しましょう。
Adobe Digital EditionsではAdobe IDなしでパソコンを認証することができますが、Epubor UltimateでDRMを解除する場合はAdobe IDでのオーソライズが必要です。
認証ができたらGoogle Playブックスのライブラリを開いてください。「・・・」をクリックしたら「エクスポート」をクリックしましょう。
「ACSM形式(EPUB用)でエクスポート」をクリックしてください。
エクスポートしたらACSMファイルをAdobe Digital Editionsにドラッグ&ドロップしましょう。
Google Playブックスの電子書籍が読み込まれました。
続いて、Epubor Ultimateのアイコンをクリックして設置>ADEから「ソースの場所」をAdobe Digital Editionに設定します。
「Adobe」の項目でGoogle Playブックスの電子書籍が読み込まれていますので、あとは中央部分にドラッグ&ドロップすればOKです。
Epubor Ultimateに関するQ&A
DRMとはデジタルコンテンツの不正な複製を防ぐための技術保護手段です。電子書籍だけでなくNetflixやAmazonプライムビデオなどの動画、SpotifyやApple Musicなどの音楽にもDRMは掛けられています。
例えばKindleの電子書籍にはDRMが掛けられているため、楽天koboのアプリで読むことはできません。また、Kindleで電子書籍をダウンロードしても、Kindleアプリ以外で開くことはできません。
縦書きにも対応しています。もちろんKindle本を縦書きのEPUB/Mobi/AZW3へ変換することも可能です。ただし、パソコンの使用言語が日本語でない場合は、デフォルトで横書きに変換されてしまう場合があります。その場合は、設置>出力より「vertical output(縦書き出力)」にチェックマークを入れてください。
バレる可能性はあるでしょう。バレるとしたらKindleで処理が行われたことを検知されるケースですが、KindeのDRMを解除したからという明確な理由でアカウントが停止させられたという事例はありません。もちろんKindleのPDF化は規約違反であることは間違いないでしょう。
Epubor Ultimateを使ってパソコンにPDF化した電子書籍を保存したら、それをスマホに転送しましょう。AndroidもiPhoneもデフォルトでPDFを保存・閲覧できますので、クリックするだけで開くことができます。ただし、電子書籍を記録したPDFファイルはサイズが大きくなりがちなので、ストレージには注意しましょう。
まとめ
今回はEpubor Ultimateの使い方を解説しました。Epubor Ultimateは電子書籍のプラットフォームと連携して自動でコンテンツを読み込むことができるため、ドラッグ&ドロップというシンプルな操作で電子書籍やデジタル漫画のDRMを解除できます。Google Playブックスを変換する場合だけAdobe Digital Editionsのインストールが必要ですが、インストール自体は全く難しくありません。ぜひ本記事を参考に、電子書籍を自由に楽しんでみてくださいね!