EPUBとは何か?

EPUBフォーマットについて

EPUB(イーパブ)は、国際電子出版フォーラム(英語版)(International Digital Publishing Forum, IDPF)が策定した、オープンフォーマットの電子書籍ファイルフォーマット規格である。
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このファイル形式はHTML、CSS、XMLなどのウェブスタンダードに基づいており、異なるデバイスとリーダーで一貫した読書の楽しみを体験することができます。EPUBファイルにはテキスト、画像、テーブル、脚注などのコンテンツが含まれており、複雑な組版とレイアウトをサポートしています。

EPUB 2 vs EPUB 3

EPUBフォーマットは初期に「EPUB 2」として公開され、2013年以降「EPUB 3」へと進化しました。

EPUB 2 は主に「流し読み」「横書き」「静的テキスト+画像」用途を想定しており、教育用途・多媒体用途にはやや不向きでした。一方、EPUB 3 では以下のような強化があります:

  • 縦書き、右から左レイアウト対応(日本語/アラビア語などの文化圏を意識)
  • HTML5/CSS3 ベースのインタラクティブ機能(クイズ・音声・動画)
  • 数式・脚注・アクセシビリティ(視覚障害者向け)対応
  • 電子書籍とオーディオブックの融合など、読書体験の拡張

ただし注意点として、EPUB 3 対応を謳っていても実装が不完全なリーダーや、縦書きでは表示が崩れるソフトもあります。私自身も候補ソフトを試して「縦書きでルビ(ふりがな)表示ができない」「日本語メニューが無い」などの理由で候補から外した経験があります。

ですから、本記事では「Windows向け」「日本語UI」「縦書き・注釈・無料版あり」といった条件を軸に、EPUBリーダーソフトを選びました。

Windows向けのEPUBリーダーおすすめ5選

次は、Windowsユーザーの読書体験をより豊かにするEPUBリーダーソフトウェアについて見ていきましょう。

Windows向けのEPUBリーダー①:BookFab AudioBook 作成【多機能&音声化対応】

まず私が推奨したいのはBookFab AudioBook 作成です。これは2025年新たにリリースされたテキストを自然で流暢なオーディオブックに変換するAI技術を駆使した強力なEPUBリーダーです。Windows 10/11対応で、日本語メニューも備え、ただ読むだけでなく「朗読・音声化」にも注力している点が特徴です。

  • テキストを高品質で臨場感あふれる音声に変換
  • EPUBファイルをインポートして直接的に音声に変換可能
  • 韻律、表現力、サイレンスの調整によるカスタマイズ
  • エイリアスと読み方ルールによる発音矯正

BookFab AudioBook 作成を使えば、英語と日本語の20種類のユニークな声を選択できるほか、韻律、表現力、無音などの設定をカスタマイズすることもできます。これにより、ゆっくりとしたペースで静かなオーディオブックや、生き生きとした表情豊かな朗読を作成することが可能です。

また、BookFab AudioBook 作成は、オーディオブック制作、ポッドキャスト録音、記事のナレーションなど、多様な場面で利用可能な優れたソリューションを提供しています。

さらに、同社の製品BookFab AudioBook クラウドエンハンサーと連携して使用すれば、短い音声サンプルからパーソナライズされたAI音声クローンを生成し、リアルでカスタマイズされた音声体験を実現できます。今後のアップデートでは、テキスト認識、複数キャラクターによるナレーション、感情検出を活用して、オーディオブックをさらに強化します。

限定セール: 現在AudioBook 作成(無期限版)とAudioBook クラウドエンハンサー(1年ライセンス)のバンドルが限定割引40%OFFで購入できます!AudioBook 作成の全機能とアップデートおよび最大30個のクローン音声モデルを作成および管理することが可能!ぜひこの機会を見逃さないでね!

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悠真
私が実機検証したところ、例えば長時間読書した後に「目が疲れたな…」と思った時点で、このソフトの音声化機能を使って「聞く読書」に切り替えられるのは非常に魅力的でした。また、書籍データ整理までこの1本で済ませられる“万能型”の雰囲気があります。

では、BookFab AudioBook 作成という抜群なEPUBリーダーの使い方を紹介します。

Step1
BookFab AudioBook 作成を起動してから、「オーディオブック作成」タブで、EPUBファイルをインポートします。

 

Step2
変換したいコンテンツを選択した上で、ご希望の言語と音声を選択し、スピード、ラウドネス、表現力の強弱の設定をお好みに合わせてカスタマイズできます。

性別・年齢・スタイルなどに応じて、多数のプリセット音声から選択でき、自分の声をクローンすることも可能です。

Step3
音声をカスタマイズした後、下の「変換開始」ボタンをクリックし、EPUB 変換が始まります。変換が完了したら、「ライブラリ」タブで音声をオンラインで再生したり、ダウンロードした音声ファイルを閲覧したりすることができます。

 

Windows向けのEPUBリーダー②:Calibre【オープンソース・ライブラリ管理】

Calibreは、Windows、macOS、Linuxに対応する強力なEPUBリーダーです。オープンソースとして、完全に無料であるほか、インターフェースがシンプルながらも直感的で、多くの機能を持ち合わせています。電子書籍のメタデータをダウンロードし、編集や作成ができ、タグや作者、コメントなどに基づく高度な検索と並べ替え機能を利用して、興味のある書籍を瞬時に見つけることができます。さらに、Calibreには組み込みの電子書籍ビューアーがあり、主要な電子書籍フォーマットを表示することができます。

Calibreを起動して、メイン画面の「本を追加」ボタンをクリックして、管理したい電子書籍のファイルをインポートします。EPUB、PDF、MOBIなど複数のフォーマットに対応しており、複数の書籍を一度に追加することも可能です。

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悠真
私自身複数の端末で書籍を管理しており、Calibre の「フォルダにファイルを放り込む → 自動で整理される」「レーティング/タグで分類できる」という点に大きな利便を感じています。
ただし、「軽さ」「読み込み速度」「UIの洗練度」という点では最近の専用リーダーに比べて見劣りする部分があります。特に、「epub リーダー おすすめ」目的の初心者には、起動や操作が少し取っ付きにくいケースもあります。
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BookFabはCalibreと完璧に連携し、電子書籍の管理をスムーズにします。「Kindle for PC」を通じてKindleやKobo電子書籍をダウンロードし、BookFabを使えば簡単にDRM保護を解除できます。最新の電子書籍リリースにも対応しており、DRMフリーのEPUBファイルをCalibreに取り込むことで、包括的な整理・管理が可能になります。今後、BookFabはCalibre内で直接利用できるプラグインを導入する予定です。これにより、さらにシームレスな統合と使いやすさを実現し、Calibreユーザーにとって真に優れたパートナーとなるでしょう。

Windows向けのEPUB Reader③:FBReader【クロスプラットフォーム・軽量】

FBReaderは、オープンソースのEPUBリーダーで、多様なデバイスに対応しています。その特徴として、クラウド同期機能が目立ち、異なるデバイス間でログインすると、読み終わった場所からすぐに続きを読むことができます。

ページめくりの滑らかさも抜群で、紙の本と同様の感覚でめくれます。シンプルながらも機能的なインターフェースと、柔軟なプラグインシステムが評価されており、カスタマイズが可能です。また、オンライン図書館へのアクセスや、全世界の良い本を簡単に手に入れるという利便性もあります。FBReaderは、機能豊富ながらも軽量で、端末のストレージをあまり消費しない点も魅力的です。

では、FBReaderを起動して、右上にある三本線アイコンをタップして、「Import multiple files」を選択して、電子書籍ファイルのあるフォルダを選択できます。

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悠真
私が検証したところ、古めの Windows ノートでもストレスなく起動でき、シンプルな読書用途では十分に力を発揮してくれます。逆に言えば、注釈・音声読み上げ・クラウド同期といった“付加機能”を求めるなら物足りない面があります。

FBReaderと比べて、BookFab AudioBook 作成は音声合成に強みがあり、EPUBファイルの聞きやすさを重視する方にはBookFab AudioBook 作成を特におすすめします。

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Windows向けのEPUB変換ソフト④:Adobe Digital Editions【DRM対応・公式系】

Adobe Digital Editionsは、斬新なインターフェースと強力な機能で、読書の体験を豊かにします。そのソフトは、EPUB 3標準をサポートしており、オーディオ・ビデオコンテンツのレンダリング、右から左への言語サポート、ダイナミック画像サイズ調整、インタラクティブクイズ、数式のレンダリング、支援技術のサポートなど、豊富な機能を提供しています。また、マルチプラットフォームに対応し、パブリック図書館から借りた電子書籍も利用可能です。Windows向けのEPUBリーダーを選択している方に、Adobe Digital Editionはおすすめまします。

まず、Adobe Digital Editionを起動して、「ファイル」メニューから「最近読んだアイテム」を選択して、EPUBやPDF形式の電子書籍をライブラリに追加しましょう。

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悠真
経験的に、図書館や公共サービスで「epub リーダー Windows」を探している際、本ソフトを前提に説明されることが多く、安心感があります。
ただし、UI が少し古く、ホビー用途の読書としては「軽快さ」では他の選択肢に遅れをとる部分もあります。ですので、目的が「DRM付き書籍を読む/貸出利用する」であれば ADE を選び、それ以外なら軽量・カスタマイズ性の高いソフトを検討した方が満足度高めです。
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完全無料の音声合成ソフトはこの記事「最強の音声合成ソフト」をご参考ください。

Windows向けのEPUB変換ソフト⑤:Sumatra PDF【超軽量・とにかく読めれば良い】

Sumatra PDFは、Windows向けの軽量で高性能なEPUBリーダーであり、他のドキュメント形式にも対応しています。このソフトウェアは、わずかなインストールサイズと高速起動、低メモリ使用量で知られており、PDF、EPUB、MOBI、CHMやXPSファイルの閲覧をサポートしています。

このEPUBリーダーは、高速で軽量な起動、シンプルなユーザーインターフェース、カスタム可能なリーディング体験、完全無料で広告なしという特徴を持ち合わせています。日常のオフィス作業でのPDF文書の処理や、電子書籍の快適な読書体験を提供する優れたソリューションとも言えます。

では、Sumatra PDFを起動した後、「ファイル」メニューから「開く」を選択し、読みたいPDFファイルを指定します。フルスクリーンモードでファイルを閲覧するには、「F11」キーを押します。これで、画面端に囲まれる余白がなくなり、より集中して読書ができます。

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悠真
私は、例えば「とりあえず自分のPCでEPUBを開きたい」「別に高度な機能はいらない」という場面で Sumatra PDF を使っています。初心者・非技術ユーザー向けには十分以上と言えます。

EPUBリーダー5選を徹底比較

上記のEPUBリーダーに興味がありますが、どっちを選択するのか迷っていますか?以下の選び方と比較表をご覧ください。

良いEPUB リーダーを選ぶうえで、まず押さえたいチェックポイントを整理します。

  • 無料版の有無:完全無料か機能制限付きかを確認。試してから判断可能なものが安心です。
  • 日本語UI/日本語書籍対応:日本国内ユーザーの場合、標準メニューが日本語であることと縦書き・ルビ表示に対応しているかが大きな差になります。
  • 縦書き・注釈・ハイライト機能:特に文学・学術書を読む方は縦書きおよびルビ・注釈・ハイライトは必須機能となります。EPUB 3対応を謳うソフトでも、縦書きが不完全なものもあります。
  • 読み込み速度・軽量性:「とにかく読めればいい」なら軽量が最優先。一方で「ライブラリ管理」「変換」「音声化」も視野なら多少重くなっても機能重視に移行。
  • 安全性・更新頻度:Windows 11/2025年以降環境では、更新が止まっているソフトは将来対応が不安です。公式に最新アップデートがあるかを確認しましょう。例えば BookFab は 2025年10月24日にバージョン 1.2.1.2 を公開しています。

このように、適切なEPUBリーダーソフトを探すために、上記の機能チェックは重要です。

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5つのEPUBリーダーを表で比較すると、BookFab AudioBook 作成は豊富な朗読機能を持ち、音声の速度や感情表現のカスタマイズが可能です。
一方、CalibreとFBReaderはオープンソースで、多様なフォーマットをサポートしています。また、windowsとmacの両方で利用できます。Adobe Digital Editionsは主にPDFやEPUBの管理に適していますが、オープンソースではありません。Sumatra PDFは軽量でマルチフォーマットに対応しますが、DRMには非対応です。

特性/ソフト

BookFab AudioBook 作成

Calibre

FBReader

Adobe Digital Editions

Sumatra PDF

サポートのフォーマット

EPUB、TXT、MP3やOPUS等

EPUB、PDFやMOBI等

EPUB、FB2、TXTやPDF等

PDF、EPUB、 XPS

PDF、EPUB、 MOBI、XPS、CHM

朗読機能

✅多種の声

カスタマイズオプション

速度、感情の豊かさ

フォント、背景色

フォントサイズ

フォント、レイアウト

フォントサイズ

同期機能

✅リーディング進行の同期

✅デバイス間

✅Adobe ID経由

✅セッションの復元

DRMサポート

マルチプラットフォーム対応

Windows

WindowsとmacOS

Android、iOSとWindows

WindowsとmacOS

Windows

オープンソース

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悠真
個人的に言うと、BookFab AudioBook 作成はその優れた朗読機能と個人設定オプションで際立ちます。EPUBフォーマットをサポートするだけでなく、多種の声の選択や調整オプション(速度や感情の豊かさなど)を提供し、ユーザーは自分の好みに合わせて聴書体験をカスタマイズすることができます。機能が豊かで、個人化された聴書体験を提供するEPUB Readerを探している場合は、BookFab AudioBook 作成は最高な選択肢です。
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EPUBリーダーに関するよくある質問

Windows 11でEPUBファイルを開けない場合は?

Edgeは現在EPUBを標準サポートしていません[Microsoft公式]。そのため、BookFab/Calibre/Sumatra PDFなどの専用ソフトをインストールして開くのが確実です。特に日本語縦書きや注釈付きEPUBを読む場合は、EPUB 3対応のepub readerを選ぶと文字化けを防げます。

EPUBリーダーをダウンロードするリスクはありますか?

常に公式サイトや信頼できるソースからソフトウェアをダウンロードし、セキュリティリスクを最小限に抑えます。ユーザーの口コミや評価をチェックして、さらに保証を得ることができます。

DRM付きEPUBはどう読めばいい?

公共図書館や商用書籍などのDRM付きEPUBは、通常の無料リーダーでは開けません。この場合はBookFabやAdobe Digital Editions(ADE)を利用するのが安全です。DRM解除や変換は著作権上グレーな場合もあるため、規約を確認しましょう。

縦書き・注釈・音声読み上げに強いソフトは?

縦書きや注釈を重視するならBookFab/Calibreが安定。BookFabはさらにAudioBook クラウドエンハンサーと連携し、テキストを自分の声で朗読化できます。作業中でも“聞く読書”ができる点で、他のWindows向けの無料EPUBリーダーより一歩進んだ体験です。

まとめ

2025年のWindows環境で最適な「epub リーダー」を選ぶなら、まず日本語対応・縦書き表示・安全な入手先を重視すべきです。軽快さを求めるならSumatra PDF、整理機能重視ならCalibre、シンプル操作ならFBReaderが快適です。DRM付き書籍を読む場合はAdobe Digital Editionsが安心です。中でも私が最もおすすめするのはBookFabで、音声読み上げやEPUB変換にも対応し、さらにAudioBook Cloud Enhancerと連携すれば自然なナレーションで“聞く読書”が楽しめます。現在この2製品のバンドルが期間限定40%OFFで提供中。読む・聞くを自由に切り替えられる次世代の読書体験を、ぜひこの機会に体感してみてください。