SDカードの動画をDVDに焼く手順は、大きく分けて「SDカードのデータをパソコンに移す」「そのデータをDVDに書き込む」という2つのステップです。パソコンにSDカードスロットがない場合は、別途SDカードリーダーが必要になりますので、事前に用意しておきましょう。 なお、動画だけでなくSDカード内の写真も、スライドショー形式にすればDVDに書き込むことができますよ。

もしパソコンをお持ちでない場合でもご安心ください。記事の後半では「パソコンなしでDVDを作る方法」についても詳しく解説しています。

【パソコン必要】SDカードの動画をDVDに焼く方法

SDカードの動画をDVDに書き込んでテレビで再生する場合、プレーヤーで再生ができるようビデオDVDを作成しなければいけません。

ビデオDVDの作成には、オーサリングと呼ばれる変換作業が必要です。このオーサリングはパソコンに標準搭載されているソフトウェアでは原則行えず、サードパーティ製のソフトを使う必要があります。

方法1:DVDFab DVD 作成でSDカードの動画をDVDに焼く

product image
DVDFab DVD 作成【30日間無料体験】
  • 数クリックでSDカードの動画からDVDディスク/ISOファイル/フォルダを作成できる
  • 作成したDVDビデオはテレビやDVDプレイヤーで再生できる
  • 内蔵されたテンプレートを活用して、誰でも素敵なDVDに仕上げられる
  • テンプレートの背景、ボタン、フレーム、テキストを自由にカスタマイズ
  • GPUハードウェアアクセラレーション搭載なので、処理速度も高速

なお、DVDFab DVD作成は有料ソフトではあるものの、30日間無料体験を提供しています。

<DVDFab DVD 作成でSDカードからDVDを作成する方法>

Step1
SDカードをパソコンに挿し込んでデータを転送します。

Step2
DVDFab DVD 作成を起動して、左側メニューから「作成」を選択して、上側の青いボタンをクリックして、「DVD 作成」を選択します。

Step3
転送したSDカードのデータを読み込んでDVDの詳細設定を行いメニュー画面を作成します。

「詳細設定」からはボリュームラベルや出力形式などを選択できます。DVDプレーヤーで再生したい場合は「メニュープロパティ」のテレビ画質を「NTSC」に変更しましょう。

メニュー画面を作成することもできます。テンプレートも豊富ですし、ローカルから画質をアップロードすることも可能です。

Step4
空のDVDをドライブにセットし、出力先をドライブに設定し「開始」をクリックします。

ISOまたはフォルダのアイコンをクリックして、保存先を指定すれば、PCのHDDに保存されるDVD ISOファイルまたはフォルダを作成します。

進行状況はリアルタイムで確認できます。処理が終わったら「終了した」のタブで詳細を確認できますよ。

方法2:Windows/Macの標準機能でSDカードのデータをDVDに焼く

WindowsやMacに標準搭載されている機能を使えば、ソフトを追加せずにDVDを作成できます。ただし、この方法で作成されるのはPC保存用の「データDVD」となるため、以下のようなデメリットがあります。

  • メニュ画面を作成できない
  • 処理速度が遅い
  • 作成したDVDはテレビで再生できない

あくまで「データのバックアップ」として割り切れる場合にのみおすすめです。

WindowsでSDカードのデータをDVDに焼く方法

Windowsの場合は、標準で搭載されているWindows Media Playerを使います。

Step1
SDカードをパソコンに接続し、中の動画データをデスクトップなどの分かりやすい場所にコピーします。
Step2
空のDVDをドライブにセットすると「このディスクをどの方法で使用しますか」と表示されるので「次へ」をクリックします。
Step3
書き込み設定を行い「次へ」をクリックし書き込みを開始する

MacでSDカードのデータをDVDに焼く方法

Macの場合は、Finderを使ってSDカードの動画をDVDに書き込むことができます。

Step1
SDカードをMacに挿し込みデータをパソコンに移す
Step2
DVDに焼きたいデータを選択して右クリック>ディスクを作成をクリックする
Step3
空のDVDをドライブにセットして書き込みを開始する

【パソコンなし】SDカードの動画をDVDに焼く方法

ここまでは、パソコンソフトを使ってSDカードの動画をDVDに焼く方法をお伝えしてきました。しかし中には、「パソコンを持っていない」「機械の操作が苦手」という方もいらっしゃるでしょう。そこで続いては、パソコンやソフトを使わずにダビングできる方法をご紹介します。

※まず最初にご注意ください: セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニに設置されているマルチコピー機では、SDカードからDVDへの書き込み(ダビング)はできません。(コンビニの機械は写真プリントや文書印刷のみ対応しており、動画ファイルの書き込み機能は非搭載です)。

そのため、パソコンをお持ちでない方がSDカードからDVDを作成する方法は、主に下記の2つとなります。

方法1:DVDライターを使う

「DVDライター」とは、パソコンを使わずにSDカードやスマホのデータを直接ディスクに保存できる専用機器です。本体にSDカードを挿入し、ボタンを押すだけでダビングできるため、機械操作が苦手な方でも簡単に扱えるのが特徴です。

機種も様々で、例えば2024年に発売されたDAILYLIVEの「DRIVER02」など、約2,500円(セール時)という手頃な価格で購入できるモデルも登場しています。
 

  • 費用感:本体価格 2,000円 〜 15,000円程度(Amazonや家電量販店で購入可能)
  • メリット:一度購入すれば、自宅で何度でも無料でDVDが作れる。
  • デメリット:最初に機器の購入コストがかかる。また、安価なモデルではメニュー画面の編集や画質調整ができないことが多い。

方法2:カメラのキタムラなどの店舗サービスを利用する

パソコンでの作業に不安がある場合は、専門業者(カメラのキタムラやヤマダ電機など)に依頼するのも一つの方法です。 専門スタッフに相談しながら進められるため、編集スキルがなくても市販品のようなきれいなDVDが作れますし、プロの作業なので仕上がりもスピーディーです。画質・品質面では最も安心できる方法ですが、ダビングする枚数分だけ料金がかかってしまう点には注意しましょう。

主な店舗サービスは以下の通りです。

1. カメラのキタムラ「スマホ動画保存サービス(フォトスタ)」日本全国に店舗があるカメラのキタムラでは、SDカードの動画をテレビで見られるDVD(DVD-Video形式)にするサービスを提供しています。

  • サービス名:フォトスタ
  • 料金:DVD 1枚あたり 1,200円(税込)〜
  • 納期:最短翌日仕上げ(混雑状況や店舗により数日かかる場合あり)
  • 特徴:スマホ動画とデジカメ動画を1枚にまとめることも可能です。

2. ヤマダ電機「なんでもダビング」 大手家電量販店のヤマダ電機でもダビングサービスを受け付けています。

  • サービス名:なんでもダビング
  • 料金:1本あたり 1,320円(税込)〜(基本料金+ダビング料金)
  • 納期:通常 1週間程度
  • 特徴:SDカードだけでなく、古いVHSテープなどもDVD化可能です。
tips icon

【結論:コストパフォーマンスの比較】

店舗サービスは「丸投げ」できるのがメリットですが、DVDを5枚作るだけで5,000円以上かかってしまいます。また、依頼時と受取時の2回店舗に行く手間も発生します。 もしパソコンが使える環境であれば、本記事で紹介した「DVDFab DVD 作成」(無料体験あり)を使う方が、コストを圧倒的に抑えられ、即日で完了するためおすすめです。

SDカードの動画をパソコンに転送する方法

DVD書き込みソフトは直接SDカードを認識できないため、一度SDカードのデータをパソコンに転送する必要があります。

SDカードのデータをパソコンに転送する方法は下記の通りです。スロットが搭載されているのか、いないのかで方法が異なります。

タイプ 方法
SDカードスロットが搭載されている SDカードをスロットに挿し込んで、ドラッグ&ドロップする
SDカードスロットが搭載されていない SDカードリーダーにSDカードを挿し込んで、ドラッグ&ドロップする

WindowsでSDカードのデータをパソコンに転送する方法

Step1
SDカードをセットしてフォルダを開く(筆者はISBタイプのSDカードリーダーを使っているため、USBドライブと表示されています)
Step2
ドラッグ&ドロップで保存先のフォルダに移動させる

ちなみにデータを移しても、コピーがパソコンに保存されますので、元のSDカードのデータは残ります。

MacでSDカードのデータをパソコンに転送する方法

一般的なMacにはSDカードの挿し込み口がありません。そのためMacユーザーは、SDカードリーダーやアダプターなどを用意する必要があります。(SDカードリーダーは安価なもので数百円で購入できますよ)

Step1
SDカードをセットしてFinderでUSBのフォルダを開く
Step2
ドラッグ&ドロップで保存先のフォルダに移動させる

取り出すときはデスクトップのSDカードアイコンを右クリックし「Untitled」を取り出してください。

SDカードからDVDを作成したい方向けのQ&A

Q1: 大切な思い出をSDカードとDVDどっちに保存するのがおすすめ?

DVDをおすすめします。DVDは傷や汚れに強くデータが破損しにくいというメリットがあり、ウイルス感染のリスクが少ないからです。4.7GBとSDカードと比べて容量が小さいものの、SDカードと比較すると保存性に優れています。

SDカードは小型で軽量なので持ち運びには便利なのですが、静電気などに弱いため長期保存には向きません。また、水漏れに弱いため水濡れすると、データが破損する可能性があります。

とはいえ、どちらにもメリットとデメリットがありますので、なくしたくない思い出はDVDやブルーレイ、ハードディスク、クラウド…など複数のメディアに保存するのがおすすめです。

Q2: SDカードの動画をブルーレイに焼く方法は?

SDカードの動画をブルーレイに焼くには、DVDFab Blu-ray 作成が使えます。オーサリング機能付きなので、簡単にテレビで再生できるブルーレイを作成できます。

Q3: DVDはどの種類を使えばよいですか?

DVDにはそれぞれ規格があります。特に、複数回DVDを書き換えたい方は、DVD-RAMやDVD-RWを選びましょう。

DVD-RAM 繰り返し書き込み可能
DVD-R 一度だけ書き込み可能
DVD-RW 繰り返し書き込み可能
DVD+RW 繰り返し書き込み可能
DVD+R 一度だけ書き込み可能

まとめ

今回は、SDカードの動画ファイルをDVDに焼く方法を解説しました。パソコンなしの場合は業者にDVD作成を依頼することもできますが、1枚1200円ほど掛かってしまうためコスパが良いとはいえません。パソコンをお持ちの方はDVDFab DVD 作成を使えば30日間の無料体験を利用して完全無料で高品質・高音質なDVDを簡単に作成できます。

  無料ダウンロード
  100%安全(ウィルスチェック済)
  無料ダウンロード
  100%安全(ウィルスチェック済)

DVDFab DVD 作成は優れた編集機能に加えて、メタ情報を自動で取得し、映像のタイトルや日付などで分けた完成度の高い1枚へと仕上げられます。さらに、GPUアクセラレーションで50xの超高速なDVD変換速度を実現しています。メニュー画面のテンプレートも豊富ですし、字幕や音声言語を変更することもできますので、気になる方はぜひ試してみてくださいね!