【2025年最新】Pandora TV閉鎖!代わりになる無料動画サイト8選
こんにちは、ソフトウェア開発と映像技術の検証を行っている山田宇真です。
今回は、2023年にサービスを終了した「Pandora.tv」の代わりに使える動画共有サイトを、私自身が実際に検証・比較したうえで紹介します。
Pandora.tvを愛用していた方の中には、「どこで似た動画を見られるの?」「無料で安全な代替サイトは?」と感じている方も多いはずです。この記事では、pandora.tvの現状や特徴を解説していくと共に、それに代わるおすすめサイトを9個ご紹介していきます。
pandora.tvとは、韓国版YouTubeとも呼ばれる動画共有サイトです。配信終了後、映画配信サイト「MovieBloc」に変更します。以前はYouTubeのように基本無料でしたが、現在は「Today FREE」と表示されたもののみ無料で、その他は有料です。動画共有サイトはpandora.tvの他にもYouTubeやニコニコ動画、さらにそれ以外にも数多く存在します。今回紹介した9選を参考に、自分に合うサイトを見つけてみてください。
📌 Pandora TV 概要
まず簡単に Pandora TV の基本情報をおさらいしておきます。
- Pandora TV は韓国発の動画共有サイトで、ユーザー投稿型のコンテンツを扱っていました。
- 2004年創業。動画投稿者には無制限アップロード領域が与えられ、動画に広告を挿入して収益を得るモデルを早期に採用していました。
- 2023年1月31日をもって、公式サービスとしての動画共有機能は終了しています。
現在は「MovieBloc」という映画配信サービスに移行しています。
リニューアル後無料コンテンツも一部残っていますが、利用範囲は限られ、有料モデルに転換したことで一般ユーザーは離れていきました。
🧩 Pandora TV が閉鎖された(または機能停止した)主な要因
複数の情報ソースと業界動向をもとに、次のような要因が重なったと考えられます。
要因 | 内容 | 補足 / リスク・不確実性 |
---|---|---|
著作権侵害 / 法的圧力の強まり | Pandora TV に投稿される動画の中に、著作権者の許可を得ていない作品(アニメ・ドラマ・映画など)が多数含まれていたとされ、削除要請・権利者からのクレームが増加した可能性が高い。 | ただし「公式にどのような訴訟を受けたか」は公的な記録が見つかっておらず、内部的判断・事業継続コストとの兼ね合いでサービス停止を選んだ可能性もある。 |
収益モデル / 広告モデルの限界 | 投稿者動画に対して広告を挿入するモデルで収益化を図っていたが、広告収益だけで膨大なサーバー・帯域・運営コストを維持するのは厳しくなる。特に違法動画対応コスト(監視・削除対応・訴訟リスク対処)を加えると、収益/支出のバランスを取れなくなった可能性がある。 | Pandora TV のような“無料動画+広告収入”型サイトの多くは、合法性の対応や規模拡大時の維持コストに悩まされる。 |
競争激化 / 代替サービスの普及 | YouTube、Netflix、Vimeo、TVer など、合法な動画配信サービスが世界的・韓国国内でも力をつけており、利用ユーザーの目がそちらに移っていった。著作権保護やユーザー体験を重視するプラットフォームの優位性が強まった。 | ユーザーの意識も「無料」「見放題」より「安全性・正規性」を重視する流れになってきており、Pandora TV のような形態の競争力が落ちた可能性がある。 |
運営方針の転換 / 事業モデル移行 | Pandora TV は正式サービス停止後、「MovieBloc(ムービーブロック)」という映画配信サービスへ移行したという報道もあります。この移行をもって、従来の“動画共有サイト”運営を断念した形とも考えられます。 | ただし “MovieBloc に完全に移行” したという主張の信憑性・詳細(資本関係、運営体制、提供地域など)については情報が断片的で、すべてを裏付ける公開資料は見つかっていません。 |
運営リスク・安全性の懸念 | 過去には、Pandora TV 上でウイルス混入や悪質広告が報告されたという事実も指摘されており、これが利用者・広告主・権利者の信頼を損なった可能性があります。 また、違法動画サイトとして扱われるリスクが高いため、運営継続には法的対応コストやセキュリティ対策が大きな負荷になっていた可能性があります。 | ただし「閉鎖=ウイルスリスクだけが原因」という主張は単純化しすぎで、複数の要素の相互作用と運営判断の結果と見るほうが妥当でしょう。 |
pandora.tv(パンドラTV)にウイルスの心配はある?
pandora.tvでは過去に著作権侵害の問題が発生したこともありますが、サイト自体が危険なものではありません。しかしすべてが安全とは言い切れず、実際ウイルスが仕込まれ閲覧のみで感染したという事例が発生しました。また表示されている広告も注意が必要で、タップするだけでウイルス感染する可能性もあります。誤ってリンク先に飛ばないように気をつけましょう。
また、海外サイトかつ海外からのアクセスが多いため、日本語字幕に対応していない場合もあります。付いている場合も精度が低い可能性があるので、英語字幕等が読めなければ楽しみにくいかもしれません。
pandora.tv(パンドラTV)の代わりのおすすめサイト8選
ここでは、「無料」「安全」「アクセス性」「日本からの視聴可否」「使いやすさ」の5つの基準で比較しました。
すべて実際にアクセス・操作し、体験した結果を踏まえています。
サイト名 | 特徴 | 日本からの視聴 | 無料度 | 広告量 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
YouTube | 世界最大の動画共有サイト。公式チャンネル・字幕・高画質対応。 | ◎ | ◎ | 中 | ★★★★★ |
ニコニコ動画 | コメント機能が強み。アニメ・音楽系に強い。 | ◎ | ◎ | 中 | ★★★★☆ |
BiliBili動画 | 中国発の人気サイト。日本アニメが豊富。 | △(VPN推奨) | ◎ | 低 | ★★★★☆ |
Vimeo | クリエイター向けで高品質。広告が少ない。 | ◎ | △ | 低 | ★★★★☆ |
iQIYI(愛奇芸) | 中国版Netflix。映画・ドラマ系に強い。 | ○ | △ | 中 | ★★★☆☆ |
Dailymotion | フランスの老舗動画共有サイト。 | ◎ | ◎ | 中 | ★★★☆☆ |
FC2動画 | 無料で投稿・視聴可能。日本語UIで使いやすい。 | ◎ | ◎ | 高 | ★★★☆☆ |
Dtube | ブロックチェーン型。削除リスクが低い。 | ○ | ◎ | 低 | ★★★★☆ |
YouTube
今やテレビを凌駕するほどのメディアとして存在しており、YouTuberという職業も浸透しましたよね。知らない人はいないくらいだと思いますが、改めて説明するとYouTubeとはGoogleが運営する動画共有プラットフォームで、アクティブユーザー数は2022年1月時点で25億6,200万人にのぼる大人気サイトです(世界第2位)。投稿するにはGoogleアカウントが必要ですが、閲覧のみなら必要ありません。
- 安全性・強み
+ Google(Metaではないが大手)が運営しており信頼性が高い
+ 著作権対応の仕組み(Content ID など)を持っており、権利者クレーム処理体制が存在
+ 認証済みチャンネル、公式チャンネルと個人投稿の区分けが明確
+ 広告モデル・収益分配制度が確立しており、法的リスクも比較的管理されている
- 注意点・リスク
· 無断転載・違法アップロード動画も投稿されており、視聴・共有には注意を要する
· ダウンロードは YouTube の利用規約で制限されており、公式のオフライン再生モード以外での保存は違法となる可能性
· 広告詐欺、フィッシングリンクが動画説明欄やコメントに貼られているケースがある
ニコニコ動画
ニコニコ動画も有名かつ人気な動画配信サイトです。IT関連企業ドワンゴが運営しています。YouTubeと違って視聴には会員登録が必要ですが、無料・有料が選択できるので無料視聴は可能です。ただ、無料会員の場合は画質が安定しなかったり視聴人数が多くなると追い出される恐れがあります。定期的に見たい番組がある場合は有料会員になったほうが良いでしょう。
- 安全性・強み
+ 日本運営で法規制への対応が比較的速い
+ コメント機能、コミュニティ機能が充実し、ユーザー間チェックが働きやすい
- 注意点・リスク
· 特定配信・著作権保護番組の視聴制限・会員限定コンテンツがある
· 非公式アプリやコピーサイトによる誘導リスク
· コメント/投稿者の質によって誤情報・有害コメントが混ざる可能性
BiliBili動画
bilibiliは中国の動画共有サイトです。サービス名は日本のライトノベル『とある魔術の禁書目録』の主人公の愛称からとられており、漫画・アニメコンテンツに強いサイトとなっています。2016年からはテレビ東京と提携し正規ルートのアニメが視聴できるようになりました。ちなみに、日本の芸能人の公式チャンネルもありますよ。BiliBiliでしか観られない動画も数多くあり、人気を集めています。
- 安全性・強み
+ 比較的信頼されている動画プラットフォーム。公式アカウントや「公式マーク」がある投稿を選べば安全性は高いとされる。
+ アプリが公式ストア経由で配布されていることは信頼性向上につながる。
- 注意点・リスク
· 地域制限で日本で見られない番組もある。
· 中国企業による個人情報取扱い・データ収集がどう行われているか、透明性に不安を持つ声もある。
· 無料視聴回数制限、広告頻度、画質制限などの制約がある
· アプリ/ブラウザ版で機能差・閲覧制限がかかるケースも報告されている
Vimeo
VImeoとはアメリカ発の動画共有サイトです。設立は2004年であり、実はYouTubeよりも長い歴史を持ちます。ユーザー数はYouTubeの約10分の1ではありますが、投稿者が映像関係者であることも多いのでクオリティの高い動画を楽しめるのが特徴です。視聴にはアカウント登録が必要で、無料プラン1つと有料プランが6種類あります。
- 安全性・強み
+ クリエイター向けプラットフォームとして品質・権利管理が重視されており、過度な広告誘導が少ない
+ ダウンロード許可設定が投稿者側にあるため、許可された動画だけ保存可能
- 注意点・リスク
· 投稿者側の設定次第でダウンロード不可 / 埋め込み不可制限がある
· 非公式配信・無断転載の可能性はゼロではない
· 無料プランだと機能制限・帯域制限がある
iQIYI(愛奇芸)
iQIYIは、中国の大企業「百度」傘下の大人気動画共有サイトです。中国ではNetflixが視聴できないため、本サービスがその役割を担っています。事実、2017年にはNetflixとライセンス契約を結んでおり、ユーザー数は約5億人。オリジナルコンテンツも配信しており、ネットショッピングも可能と独自の発展を遂げています。例えばドラマのヒロインが着用していたバッグやワンピースをそのまま検索して買えるなんてサービスもあるんですよ!
- 安全性・強み
+ 中国の大手ストリーミングプラットフォームで、著作権対応の体制を持っている
+ 正式ライセンス作品も多く取り扱っている
- 注意点・リスク
· 国際版では作品が少ない
· 日本語言語対応しないものが多い
· 無料会員と有料会員でコンテンツ差が大きい
Dailymotion
Dailymotionとはフランス発の動画共有サイトです。ヨーロッパではYouTubeと並んで人気があります。サイト自体に問題はありませんが、表示されている広告は危険な場合があるので注意しましょう。5つのカテゴリに分かれているので動画が探しやすく、テレビや映画等も視聴できます。
- 安全性・強み
+ フランス発の大手動画共有サイトで、比較的運営実績がある
+ 認証チャンネル・公式アカウントが区別されている
- 注意点・リスク
· 投稿者・チャンネルの信頼性にばらつきがあり、無断転載が混ざる可能性
· 動画の地域制限(国によってアクセスできない動画がある)
· 外部リンク・広告誘導が動画説明欄に含まれるケース
FC2動画
FC2動画とはアメリカに本社を置くFC2が運営する動画共有サイトです。会員登録なしでも視聴できますが、視聴可能動画や視聴回数に制限があります。無料会員になると制限が緩和されるので、見る頻度が高い場合は検討しても良いかもしれません。また18歳以上限定の「FC動画アダルト」も同時運営されています。
- 安全性・強み
+ 日本国内で広く使われており、ユーザー数・実績ともに大きい
+ 多様なジャンル・自主投稿コンテンツが多く、国内向け動画が見つかる可能性
- 注意点・リスク
· 著作権で保護された動画の無断ダウンロード・再配布は禁止されている可能性があります。
· ダウンロード時にウイルス・マルウェアを含む怪しいツールを使ってしまうリスク
· アダルト/成人向けコンテンツの混在、法律リスク(わいせつ規制等)
· 規約違反・アカウント停止リスク
Dtube
Dtubeとは、「Steemit」というSNSのプラットフォームを利用した動画共有サイトです。特筆すべきなのは仮想通貨「Steem」が流通しているということ。「いいね」をすることで投稿者にSteemが支払われるなどといった仕組みで成り立っています。つまり広告収入ではないので広告も表示されません。
- 安全性・強み
+ ブロックチェーン型の動画配信モデルを採用しており、検閲耐性があるという特徴
+ 非中央集権的な構造ゆえ、アクセス遮断リスクが低い可能性
- 注意点・リスク
· 非主流プラットフォームであるがゆえ、運営・セキュリティ対応が十分でない可能性
· 投稿者の信頼性・コンテンツの著作権整備状態が不確実
· ブロックチェーン上の永続性ゆえ、削除できない不適切動画が残るリスク
サイト選びのポイント(ユーザー視点)
実際に使ってみて感じたのは、「何を重視するか」で最適な選択が変わるということです。
- アニメ・音楽重視派 → ニコニコ動画 / BiliBili
- 映画・ドラマ派 → iQIYI / Veoh
- 自主制作・学習動画派 → YouTube / Vimeo
- アーカイブ派・保存重視 → FC2 / Dtube
私は仕事柄、映像のダウンロードや画質比較をよく行うので、安定性・保存性を特に重視しています。
無料・簡単でストリーミング動画をダウンロードする方法
pandora.tvの代わりとなるサイトをいくつか紹介しましたが、ダウンロードしてオフラインで視聴できたら嬉しいと思いませんか?StreamFab YouTube ダウンローダー Proは本記事で紹介したpandora.tvの代替サイト全てに対応した、動画ダウンロードソフトです。
「Dailymotion」を例に、オンライン動画をダウンロードする手順を説明します。
- ソフトを起動>YouTube>Dの欄よりDailymotionをタップする
- ソフト内のブラウザでDailymotionが開く
- 動画を再生してダウンロード設定画面から設定する
- 「今ダウンロード」をクリックしてダウンロードをスタート
- 「ダウンロード」タブでダウンロードした動画を確認する
ステップ1:ソフトを起動>YouTube>Dの欄よりDailymotionをタップします。
ダウンロードしたい動画を探します。
あるいは、ダウンロードしたい動画のURLをコピーして中央の検索欄に貼り付けます。
ステップ2:動画を再生すると、動画がダウンロード設定画面から設定します。
ステップ3:「今ダウンロード」をクリックしてダウンロードをスタート
ステップ4:「ダウンロード」タブでダウンロードした動画を確認する
ステップ5:フォルダ内に全てMP4として保存されています。
MP4なのでクリックするだけで再生可能です。1080pでダウンロードしているため、とてもきれいですね。
他の対応サイトから動画をダウンロードする方法もほぼ同じです。
定額制の動画配信サービスから動画を保存する場合はStreamFabオールインワンを利用してください。アマゾンプライムや、Netflix、U-NEXT、TVer、Abema、Lemino、NHK、dアニメなど考えられるウェブサイトなら全て対応。ぜひ試してください。 |
まとめ
Pandora.tvのような「無料・気軽・自由」な動画サイトは減少傾向にありますが、代わりに安全・高品質・法的に安心なサイトが増えています。
私自身も今はニコニコ・YouTube・BiliBiliを中心に利用しています。
最後に、もし「昔のPandora.tvのように動画を手元に残したい」と感じるなら、信頼できるStreamFab YouTube ダウンローダーの導入が鍵です。
環境を整えれば、Pandora.tv時代以上に快適な動画ライフを送れるはずです。