MPDとは？MPEG DASH/MPD適用の配信サイトから動画をダウンロードするソフト
要約： 本記事はMPEG DASH、MPDの技術仕組み、MPEG DASHを適用するサイトから動画をダウンロードするソフト、その使用手順などを紹介いたします。異なるソフトのダウンロード時間、最新技術へのアップデート対応、機能の充実さなどの比較も触れます。
目次
MPDとは？MPEG DASHについて
MPEG DASHは国際標準化されたストリーミング技術方式で、MPD（Media Presentation Description）、またはDASH（Dynamic Adaptive Streaming over HTTP）とも呼ばれます。平たく言えば、インターネット上で動画や音声データを小さな塊に区切ってサーバーで保存し、ユーザーが再生する際、塊を逐一に転送しながら順次再生します。
この仕組みによりPCやスマホ等の端末にフル動画のデータを保存せずにリアルタイムに配信できる技術です。この類の技術は他にHLS（.mpd）、F4Mなどがあります。トレンドとしては動画配信事業者は徐々にHLSやF4MからMPEG DASHに切り替える傾向があります。MPEG-DASHはChrome、Edge、Safari、Firefoxなどほとんどのブラウザに対応します。
MPEG-DASHは動画を小さな塊に分割することにより、同じ作品でも異なる品質の動画を保存しておけば、ユーザーが再生途中に異なる画質の間で切り替えることができます。この技術方式により、視聴の柔軟性が増えました。
他方、スマホやPCのデータ通信量が気になる方は、無線LANの環境でお気に入りの動画を保存しておいて暇の時ゆっくり楽しみたい場合、サイトから動画をダウンロードしたいですね。
MPEG DASHをダウンロードする方法
MPEG DASHをダウンロードするには、基本的にスマホよりパソコン向けのソフトが多くて、機能が充実します。
パソコン向けのダウンロードソフトはたくさんあり、分類すれば、①ブラウザ拡張機能、②動画ダウンロードソフト（動画ダウンローダー）、③画面録画ソフト（画面キャプチャー）などが挙げられます。コストからみれば、無料と有料の区別があります。
また、ユーザーから見れば、ダウンロードの技術方法が2つあります。
- URLでMPEG DASHをダウンロードします。
- URLなしでMPEG DASHをダウンロードします。
動画URLでMPEG DASHをダウンロード
URLでMPEG DASHをダウンロードするには、まず動画のURLを取得することです。YouTubeなどの動画配信サイトならば、再生中の動画を右クリックして「動画のURLをコピー」を選んでURLを簡単に入手できます。
他方、MPEG DASH動画の場合、URLを取得するには以下の手順が必要とされます。（グーグルのChromeブラウザを例にします）
動画再生画面でキーボードの「F12」キーを押してデバッグモードを起動し、「Network」パネルで下部の［Filter］入力欄で「mpd」を入力すれば、mpdファイルが表示さます。httpsで始まってmpdで終わる部分が動画のURLになります（例えば、https://xxx.mpd）。このURLをブラウザの「新しいタブで開く」とすれば、埋め込み動画が新しいタブで再生されます。
この方法はこれまで広く使われましたが、最近、各動画サイトの著作権保護技術の強化に伴い、mpdファイルを見つけることができなくなり、この方法は徐々に使われなくなります。
動画URLなしでMPEG DASHをダウンロード
URLを抽出できなくても、最新のダウンロードソフト（動画ダウンローダー、画面録画ソフト、ブラウザ拡張機能など）はMPEG DASH動画を保存できます。
動画ダウンローダーでMPEG DASHのダウンロード
無料のダウンロードソフトが不安定するため、レギュラーに動画をダウンロードするユーザーなら、機能がパワフルで、パフォーマンスが安定する有料のダウンローダーをおススメし、例えば、「StreamFab DRM MPDダウンローダー」です。同ソフトのシリーズは世界中に１億以上のダウンロード回数、毎年50回以上のアップデートを行い、いつも動画配信サイトの最新保護技術の解除に対応しています。
一部のMPEG DASH動画は、著作権保護のために暗号化技術（コピーガード）で保護されています。それに対して、「FFmpeg」「動画ゲッター」をはじめとするダウンロードソフト及びツールはいずれもダメでした。
この課題を解決するために、最後の手段として「StreamFab DRM MPDダウンローダー」、または画面録画ソフトがおススメです。「StreamFab DRM MPDダウンローダー」はMPDに特化したソフトで、特にダウンロード速度、コスパが抜群です。
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DRMで暗号化されたMPDストリーミングサイトから動画をダウンロードし、1080pのMP4/MKV動画として保存する。 |
「StreamFab DRM MPDダウンローダー」の使い方は初心者にとっても分かりやすくて、下記のとおりです。
「StreamFab DRM MPDダウンローダー」は、動画のオリジナルファイルの保護措置を解除してダウンロードするため、高速でダウンロード時間が短いです。複数の動画を保存したいとき、画面録画ソフトなら動画を一つ一つ再生する時間の合計が必要とされますが、「StreamFab DRM MPDダウンローダー」のバッチダウンロード機能で画面録画ソフトと比較して5分の1以下の時間で済みます。オンライン動画をローカルのmp4に変換して保存するため、ほぼすべての端末間で共有・再生できます。
同ソフトは動画にある広告も自動的にカットしてくれます。オフラインで再生する際、スムーズに楽しめます。
ブラウザ拡張機能でMPEG DASHのダウンロード
ブラウザ拡張機能はブラウザ上で動画ダウンローダー、画面録画ソフトの機能を実現するアドオンツールで、研究機関などの非営利組織が開発したものが多いです。メリットはほぼすべてが無料です。欠点はバージョンアップがタイムリーに行われていないことです。動画配信サイトはコンテンツの保護手段を強化すれば、ブラウザ拡張機能がしばらく対応できなくなることが多いです。
一方、画面録画タイプの拡張機能の例として、「Google Chrome用スクリーンレコーダー」は挙げられます。現時点で、「シアターコンプレックス」などMPDの保護技術を利用するサイトから動画をダウンロードすることを実証しました。
「Google Chrome用スクリーンレコーダー」の使い方は以下の通りです。
動画の画質、音質を確認できます。問題がなければ、「コンピュータにダウンロードする」をクリックして、動画をパソコンのハードディスクに保存します。
豆知識：MPEG DASH技術規格の仕組み
MPEG DASH技術規格は動画を小さな塊に分割すれば、動画ファイルが「インデックスファイル（拡張子は.mpd、以下同じ）」と「セグメントファイル（.m4s/.mp4）」の２つから構成されます。
「.mpd」は、再生リスト情報を含む標準のテキストファイルで、小さな塊の集合の目次みたいな存在です。動画に関する言語と字幕、動画と音声の符号化速度、解像度、データ圧縮方式、再生時間と順番などの情報が含まれます。
「.m4s/.mp4」は、数秒ごとに細かく分割される動画の塊で、「.mpd」に定義された規則に基づいて管理されます。「.m4s/.mp4」は、動画の圧縮と復号方式（コーデック）です。コーデックはユーザーのインターネット回線速度などに対応して「.m4s」か「.mp4」かを決めてストリーミングします。
まとめ
本記事はMPEG DASH、MPDの技術仕組み、サイトから動画をダウンロードするソフト、その手順を紹介いたしました。動画配信サイトからよく動画をダウンロードする方はソフトの安定性、ダウンロード時間、最新技術へのアップデート、機能の充実さなどを考える必要があります。
「StreamFab DRM MPDダウンローダー」はこれらの評価水準においていずれも優れています。同ソフトは無料体験の他、30日間返金保証がついているため、是非一度お試しください。