外付けブルーレイドライブの選び方

外付けブルーレイドライブを選ぶ際には、いくつかの重要な要素に注意することが必要です。外付けブルーレイドライブは、データのバックアップや映像の保存、高画質の再生などさまざまな用途に活用されます。そのため、自分がどのような目的で使用するのかを把握し、それに適した製品を選ぶことが重要です。

接続&電源:いまはUSB 3.x/USB-Cが“標準解”

外付け光学ドライブの接続は、2025年の主役がUSB 3.x(Gen1相当)です。USB-Cケーブル1本で給電と通信をまとめるバスパワー型の小型機は持ち運び向き、ACアダプター給電の据置型は長時間の書き込みや大量バックアップで安定します。

たとえばパイオニアのBDR-X13J-SはUSB 3.2 Gen1+AC給電、ポータブルのBDR-XS08MB-SはUSB-C/Gen1で軽快に運用可能。OWC「Mercury Pro」は“Universal USB 3 connectivity”を掲げ、Mac/Windows両対応の“つないですぐ使える”体験を重視しています。ThunderboltやeSATAを積極的に選ぶ理由は薄く、USB 3.xが定石と考えてOKです。

対応メディアと“容量”の正しい理解:BD-XLとM-DISCがキーワード

「容量」はドライブではなく“ディスク”の属性です。一般的なBDは25GB(SL)/50GB(DL)、さらにBD-XLでは100/128GB(TL/QL)まで拡張できます。長期保存ではM-DISC(BD/DVD)対応が心強く、パイオニアの現行機(X13J-S/XS08MB-S)はBD-XLとM-DISCに対応。大容量×長期保存を両立したいワークフローなら、まず“ドライブがBD-XL/M-DISCをサポートするか”を確認し、メディアも適正品を選びましょう。

種類 標準 適用範囲 メリット
小容量 250GB〜500GB 写真、音楽の保管 手軽に使用できる
中容量 1TB〜1.5TB 動画やゲームデータの保管 デバイスの間に共有できる
大容量 2TB以上 ビジネス用途や膨大なデータを保管 安全性が高い

OS互換性・UHDの現実:Windowsは旧世代、Macはライブ再生非対応

UHD BDの合規再生Windows+旧世代Intel(SGX対応)が前提。パイオニアのXS08仕様にも「UHD再生はWindowsのみ対応、かつIntel SGX対応CPUが必要」と明記があります。

逆にMacはUHD非対応、市販BDのライブ再生もサポート外。Windows 11の新機でUHDを狙うのは非現実的で、**“旧環境を残す”か“ファイル化して観る”**の二択になります。ここは環境設計の肝。

外付けブルーレイドライブおすすめ人気ランキング 5選

モバイル重視:Pioneer BDR-XS08MB-S(USB-C/BD-XL&M-DISC対応)

薄型・軽量で、USB-C一本の取り回しBD-XL/M-DISC対応を両立。移動が多い学生・制作職には最適解です。仕様にはUHD再生はWindows限定+Intel SGX必須と正直に書かれており、誤期待を生みにくい点も好印象。CDリッピングではパイオニア伝統のピュアリード系機能が安定読取に寄与。モバイルで“読む・たまに書く・BD-XLで持ち出しバックアップ”という現実的タスクに強い1台です。

弱点は長時間高負荷の書き込みで据置よりは余力が少ないこと。旅先での素材取り込みや検証再生、ISO作成など“軽快さ最優先”の人に推します。

がっつり書き込み:Pioneer BDR-X13J-S(AC給電/16×書込/BD-XL&M-DISC)

AC給電の余裕最大16×クラスの書込で、大量バックアップ/長期保存の母艦に最適。仕様にはUltra HD Blu-ray(BD-ROM TL/DL)再生対応の記述がある一方で、MacではUHD非対応と釘が刺されており、Windows側も旧世代SGX環境が前提という読み替えが必要です。

実務ではBD-XLアーカイブM-DISC長期保管の成功率が重要。高品質メディア+適正速度での運用を習慣化すれば、制作現場や研究・法務ドキュメントのディスク納品/保存にも安心して使えます。迷ったら“据置1台”としてこれ。

デスク常設・簡単即戦力:OWC Mercury Pro(“Universal USB 3 connectivity”)

Mac/Windows両対応で“つなぐだけ”の体験を重視した1台。Universal USB 3 connectivityで再生・コピー・アーカイブが素直に動き、M-DISCに関する長期保存の言及も明確です。ラインアップにより内蔵ドライブの仕様が異なる点は購入時の確認が必要ですが、家庭〜ワークグループの共用ドライブとして置いておくと便利。

UHDの合規再生はPC側の制約に依存するため過度な期待は禁物ですが、“デスク常駐の安心感”という価値は大きいです。

主要仕様の俯瞰

用途 / 機種 接続 電源 対応メディア 注記
Pioneer BDR-XS08MB-S USB-C / USB 3.2 Gen1 バスパワー BD-XL / M-DISC UHD再生はWindowsのみIntel SGX必須と明記。(パイオニア株式会社)
Pioneer BDR-X13J-S USB 3.2 Gen1 AC BD-XL / M-DISC、16×書込 MacはUHD非対応注記あり。(パイオニア株式会社)
OWC Mercury Pro USB 3 AC M-DISC対応構成あり **“Universal USB 3 connectivity”**でMac/Win両対応。(owc.com)

外付けブルーレイドライブを使用してブルーレイをコピーする方法

以上、ブルーレイドライブに関する知識及びパイオニアブルーレイドライブなどのようなおすすめのブルーレイドライブを紹介しました。次には、Blu-rayディスクをコピーするためのDVDFab Blu-ray コピーを紹介します。

product image
DVDFab Blu-ray コピー【30日間無料体験】
  • 市販のBlu-rayディスクのコピーガードを解除して、無制限にBlu-rayディスク/フォルダ/ISOファイルにコピーできます。5つのコピーモードでディスク全体または一部を選択して自由にコピーできます。出力のオーディオ、字幕、ボリュームラベルを設定できます。

以下は、DVDFab Blu-ray コピーを利用してBlu-rayをコピーする手順です。

Step1
DVDFabをインストールして起動して、左側メニューから「コピー」を選択します。青いボタンをクリックして、必要なコピーモードを選択します。

フルディスク、メインムービー、カスタマイズ、クローン/ライティングと結合の5つのコピーモードが提供されます。

Step2
コピーしたいBlu-rayディスクを外付けブルーレイドライブに挿入すると、DVDFabが自動的にブルーレイデータを読み込みます。

検出されない場合は、「+」をクリックして追加します。そして、プロファイルスイッチャーから1つのモード(ここで「メインムービ」にする)を選択します。

Step3
インターフェースでオーディオ、字幕、出力を選択します。「詳細設定」でボリュームラベルも設定できます。

Step4
画面の下部へ「出力先」のダウンロードリストから光ドライブを選択して、コピーしたい数を決めてから「開始」をクリックします。

コピー処理が100%になったら、ドライブに空のディスクがあるかどうかを確認するメッセージが表示されます。この時、空のディスクの入れ替えをします。

Blu-rayディスクをコピー

よくある質問

Q1. 日本で買ったBDはそのまま再生できますか?

A1. リージョンAのディスクは、同じくリージョンAのプレーヤー/PCで再生可能。日本と米国はBDは同じAなので相互再生できます(DVDは区分が異なる点に注意)。

Q2. Windows 11の新型PCでUHD BDを再生できますか?

A2. ほぼ不可。SGXが廃止され、最新CPU+最新OS/ドライバーでは公式サポート外です。

Q3. Macで市販BDをライブ再生できますか?

A3. 不可。メーカー公式にmacOSは市販BDの再生非対応と明記。UHDはなおさら不可です。

まとめ

以上、2025年ブルーレイドライブの選び方やおすすめのブルーレイドライブ、及びブルーレイをコピーする方法を紹介しました。ブルーレイ映画を何度も鑑賞できるように、 ブルーレイ コピーソフトを利用してバックアップすることをお勧めします。