正直に言うと、私は長年CleverGetを使って動画を保存してきました。
ところが2025年の初め、いつも通りNetflixの新作を保存しようとしたら「ウェブラウザNetflixエラーコード：E109」というエラーが出て、解析も進まず失敗…。

この時に痛感したのは、「原因が一つじゃない」ということです。
ネット環境、ソフトのバージョン、ライセンス、そして配信サービス側の仕様変更――どれか一つでも条件が合わないと、昨日までできたことが今日できなくなります。

このガイドでは、私自身の経験やユーザーコミュニティ（Reddit、公式フォーラム、Yahoo知恵袋など）で集まった質問、さらに最新の技術・法務情報をもとに、「なぜCleverGetでダウンロードできないのか」を順序立てて確認し、解決に近づくための方法を整理します。

目次

動画のダウンロードソフトを調べていると目にする「CleverGet」。近年ダウンロード機能に加え録画機能も実装され、パワーアップを続けています。

しかし、Googleで「CleverGet」を検索すると、【CleverGet ダウンロード失敗】【途中で止まる】【CleverGet 不具合】【ログインできない】【起動しない】【CleverGet YouTube ダウンロードできない】といったキーワードが表示されることがあります。また、ヤフー知恵袋でも同じ質問を聞た方がいるようです。

CleverGet ダウンロード失敗

CleverGetは優れたダウンロードソフトですが、さまざまな理由からバグが発生してしまうことは避けられません。
そこで今回は、これらの問題が起きる原因とその対策について探っていきます。

CleverGetのダウンロードできない問題と修正方法

動画保存に失敗したとき、私はまず原因を切り分けることから始めます。これを順番に確認していくと、案外シンプルなところで引っかかっていた…ということが多いのです。

CleverGet ダウンロード可能なファイルが検出されない

可能性1.サポートサイト確認

ダウンロードしようとしているサイトがサポートされているか確認しましょう。

可能性2.CleverGetライセンス認証

  1. 右上のロックアイコンをクリック
  2. 空白欄に受け取ったライセンセンスコードを入力して右側の矢印をクリックすれば認証ok

可能性3.最新バージョンの確認

旧バージョンでは一時的にバグや機能崩壊などの問題があるので、最新バージョンを確認して更新してみて。

ネットワークと速度チェック（5Mbps以上の必要性）

私が最初にチェックするのは回線速度です。特にフルHD（1920×1080）の動画では、下り5Mbps以上が目安です。Speedtest.netなどの無料ツールで測定できます。
コミュニティでも「解析が終わらない」という質問の中で、実測2Mbps以下だったケースをよく見ます。Wi-Fiの場合は2.4GHz→5GHz帯への切り替えで改善した例も多いです。

ストレージ容量不足とメモリ使用状況

一度、空き容量が残り800MBしかない状態でダウンロードしたら、最後の数秒でエラーになりました。
フルHD動画は1GB以上になることが多いため、最低でも2〜3GBの空きを確保しておきます。メモリ不足の場合も処理が途中で止まりますので、他のアプリは閉じて試すのがベターです。

ウイルス対策ソフトやファイアウォールの干渉

以前、リアルタイムスキャンが原因でダウンロード速度が極端に落ちたことがあります。
一時的にCleverGetをホワイトリストに登録すると改善する場合がありますが、これは自己責任で行いましょう。

ソフトウェアのシステムエラーが発生している

ソフトが突然落ちてしまう、クラッシュしてしまう場合は、CleverGetのシステムエラーが発生しているかもしれません。システムエラーとは、ソフトウェアの内部で何らかの不具合が発生している状態のことです。複数の対処法を試してみてもエラーが改善されない場合は、システムエラーを疑ってみましょう。

CleverGetにはブラウザが内蔵されていますが、このブラウザが正しく読み込まれていないと、動画を解析することができません。左上に動画を更新するアイコンがありますので、クリックしてみましょう。

もしくは、「・・・＞設定＞キャッシュ＞キャッシュを削除する＞再起動」からソフトを再起動してみるのもおすすめです。

特定のエラー症状別ガイド

「No downloadable video detected」と表示される

URLの形式が非対応、または動画が暗号化されている可能性があります。別ブラウザで再生できるか確認しましょう。

ダウンロードした動画の再生時に音が出ない

問題は再生に使用しているソフトウェアまたはその設定に関連している可能性があります。一般的な提案として、VLCやPlayerFabを使用して動画を再生してみてください。

字幕ダウンロードできない

CleverGetはSRTやSUP形式の字幕に対応。再生時に字幕オプションを有効にする必要があります。一部のプレーヤーは字幕の有効化または無効化をサポートしないか、SRTやSUP形式をサポートしていないかもしれません。その場合は、VLCなどの他のプレーヤーを試してみることをお勧めします。

音ズレが発生する場合の原因と解決

保存時のPC負荷や、元動画のフレームレートが原因の場合があります。私は保存後にAegisubやVLCで同期を調整しています。

解析が終わらない・失敗する場合

キャッシュ破損やサイト仕様変更が原因。バージョン更新とキャッシュ削除をまず試します。

筆者は2025年8月13日現在の最新版（ver.23.0.0.0）を使用し、Netflixの再生時間23分42秒の動画をダウンロードしようとしました。実際の開始は11時57分（スクリーンショットを撮り忘れました）が、記録上は12時04分からダウンロードを開始。しかし44分経過しても進捗が見られず、今回は断念しました。

このケースでは解析は正常に完了していたものの、ダウンロード処理が進まない状態が続いていました。毎回必ず発生するわけではありませんが、まれに同様の事象が起こることがあります。

同様の状況が発生した場合は、ページの更新やCleverGetの再起動を試してみると改善する場合があります。もしそれでも解決しない場合は、CleverGet公式の技術サポートに相談することをおすすめします。

CleverGet でVODサービスでのダウンロードできない問題の修正方法

NetflixやU-NEXT、楽天TVなどの動画ストリーミングサイトでは、規約上動画のダウンロードを禁止しています。そのためCleverGetでダウンロードされないよう、定期的にコピーガードの更新を行うなど仕様変更を行っています。

CleverGetのサポートサイトに明記されていたとしても、サイトの仕様変更が行われれば、昨日ダウンロードできていた動画が今日はダウンロードできない…なんてことも。また、CleverGetで対応できないDRMが掛けられてしまうと、解析ができなくなりダウンロードに失敗してしまいます。

CleverGetでNetflixダウンロードできない場合

2024年1月25日のDRMのアップグレードに伴い、CleverGetを使用してNetflixなどのVODサービスから新しくリリースされた動画をダウンロードする際に、ダウンロードが失敗する問題が発生しました。Google ChromeブラウザではNetflix動画を正常に再生できますが、CleverGetを使用して保存しようとするとブロックされたり、有効な動画URLと認識されなかったりします。

CleverGet ダウンロードできない

最新バージョンに更新しても問題が解決せず、CleverGet公式によれば、修正のための確定した時間はまだありません。

CleverGet ダウンロードできない

この状況では、唯一の解決策は代替ソフトウェアを利用することです。

CleverGetでHuluダウンロードできない場合

まずHulu アカウントからログアウトし、ソフトウェアを再起動してから、Huluアカウントに再ログインして試してみるようにお勧めします。

CleverGetでDMMをダウンロードできない場合

プレミアム会員(有料)限定の動画は登録しないと、ダウンロードできないです。レンタル動画も同じ！

YouTubeやその他無料動画サイトでの注意点

YouTubeは地域や著作権設定によっても保存できない場合があります。再生は可能でも保存が許可されていないケースに注意しましょう。また、無料ダウンローダーではないため、体験上限数に達したらダウンロードできなくなります。

CleverGetの代わりにStreamFabオールインワンを使うのがおすすめ

CleverGetで動画をダウンロードできない場合は代替品を利用しましょう。その一つとしておすすめなのが、StreamFabオールインワン。StreamFabオールインワンは20年以上の開発経験を持つ老舗企業が開発したソフトウェアで、ダウンロードのスピードと成功率に定評があります。

streamfab
StreamFab ダウンローダー
  • Netflixなど1000+サイトから動画や音楽をダウンロード
  • 動画を最大8K UHD画質のMP4/MKV動画で保存
  • 広告をカットして動画をダウンロードできる
  • 複数の動画を超高速で一括ダウンロード
  • 字幕をSRTファイルとして保存あるいは動画にリミックス選択可能
  Win ダウンロード
  Mac ダウンロード

YouTubeやAmazonプライムビデオの広告カット、字幕や音声の切替、複数動画の一括保存など多機能を搭載。近年はAI「UniFab」により、720p動画を1080pへ高画質化する機能も追加されています。

 

CleverGet

StreamFabオールインワン

価格（税込）

32,995円（1台）

43,500円（5台）

開発会社

Leawo Software Co., Ltd.

DVDFab Software Inc.

対応サイト数

1000以上

1000以上

Android版アプリ

×

〇

（StreamFab for Android）

出力形式

MP4/MKV/MP3

MP4/MKV/MP3/M4A

字幕の保存形式

 SRT/SUP形式

SRT/SUP形式

DVD・BDヘの書き込み

LEAWO DVD・BD 作成を使えば可能

DVDFab DVD・BD 作成を使えば可能

スケジュール機能

×

〇
YouTubeチャンネルの更新動画を自動保存 × 〇
HDRや360度・VR動画対応 × 〇
コーデックを選ぶ × H264・VP9・AVI

AIによる画質向上

×

〇

仕組み

 ダウンロード＋CDM解除＋再エンコードファイル ダウンロード＋DRM解除＋Remuxファイル（再エンコーディング手続きを抜くので速度を上げる）

無料版でできること

VODは3本まで体験
  • VODは3本まで体験
  • YouTubeは永久無料

対応言語

日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア、韓国語、中国後

日本語、中国語、韓国語、インドネシア語、ヒンディー語、タイ語、フィリピン語、英語、など計24ヶ国語

CleverGetで動画をダウンロードできない場合は録画機能に切り替えればいいですが、やはりダウンロードにこだわりたい方も多いでしょう。

機能としては、近年注目されているAIによるアップスケーリング機能は実装されていません。そのため、解析が360pで行われたら、低画質でも我慢してダウンロードするしかないでしょう。一方StreamFab オールインワンは独自開発のAIエンジンUniFabを搭載しているため、低画質な動画も自動補正して高画質化できます。

>>StreamFabの使い方

 

まとめ

CleverGetは非常に多機能で便利な一方、配信サービス側の仕様変更やネット環境など外部要因によっては、思わぬ不具合や制限に直面することがあります。日々更新されるサービス仕様やDRM保護に対応するためには、常に最新版へのアップデートや公式サポート情報の確認が欠かせません。万が一トラブルが解消できない場合は、無理に繰り返すのではなく、録画機能や他の公式手段、あるいは代替ソフト（StreamFab）の検討も一つの方法です。安全性や法的リスクにも配慮しつつ、自分の利用環境に合った最適な方法で、快適な動画視聴環境を整えていきましょう。