皆さん、こんにちは。StreamFabでソフトウェア開発を担当している山田です。

「どうしても見たいU-NEXTのライブ配信、後でゆっくり見返したいのに…」 「見逃し配信の視聴期限が短すぎる!永久に保存しておく方法はないだろうか?」

こうした悩み、非常によく分かります。私自身、休日に山へ登った後、見逃したライブの期限が切れていて悔しい思いをしたことが何度もあります。公式のダウンロード機能は便利ですが、スマートフォンアプリ限定で、しかも視聴期限があるなど、自由度は高くありません。

そこでこの記事では、ソフトウェア開発者としての知見を活かし、U-NEXTの動画コンテンツを手元に残すための全手法を、技術的な観点から徹底的に解説していきます。

U-NEXTライブ配信と見逃し配信の仕組みとダウンロード

U-NEXTは国内最大級の配信サービスとして、多くのユーザーに「オフライン視聴機能」を提供しています。ただし、その対象はあくまでスマートフォンやタブレットの専用アプリに限定されており、PCやテレビアプリでは利用できません。PCでの保存方法を探している読者には、「U-NEXTをPCにダウンロードする方法」という解説ページを参考にすると、公式機能の限界をより理解しやすいでしょう。

まず、U-NEXT基本となる公式ダウンロード機能についておさらいしましょう。

できること
  • 一部の映画、ドラマ、アニメなどの見放題作品(VOD)のダウンロード。
  • 一部の「見逃し配信」対象作品のダウンロード(※作品によります)。
できないこと
  • ライブ配信(生放送中)のダウンロード。
  • レンタル作品のダウンロード。
  • すべての見逃し配信のダウンロード。

ライブ配信は、コンサートや舞台、スポーツイベントなどの「一度きりの体験」を提供するものです。そのため、生配信中のみ視聴可能で、ダウンロード機能は一切ありません仮に視聴中に通信環境が乱れても、録画や保存は不可能で、その瞬間を逃すと取り戻せないという厳しさがあります。

一方で、U-NEXTは「見逃し配信」と呼ばれる仕組みを用意しており、イベント終了後に一定期間だけ再視聴できるケースがあります。ただし、この配信にも期限があり、数日から数週間で視聴不可になるほか、オフライン保存には対応していません。つまり、公式機能を使っても「繰り返し楽しむ」「ネット環境がない場所で再生する」ことはできないのです。

 ライブ配信の最新情報
  • 2025年には、U-NEXTが「EXPO 2025 大阪・関西万博」にて初の音楽フェス『U-NEXT MUSIC FES』を開催することが決定しています。その初日(8月12日)は 「KAWAII LAB. SESSION」 と題し、FRUITS ZIPPERやCANDY TUNEなどの人気アーティストが出演予定です。さらに、この公演はU-NEXT独占でオンライン生配信され、終了後は見逃し配信として10月31日まで視聴可能

第三者ツールでU-NEXTライブ配信と見逃し配信を保存する方法

 ライブ配信・見逃し配信の保存に関する知るべき点

認められるケース

  • 個人が私的な範囲でスクリーンショットや録画を行う場合、一定の例外として解釈されることがあります。
  • ただし、これは厳密にはグレーゾーンであり、公式に推奨されるものではありません。

違法となるケース

  • 保存した映像をSNSや動画共有サイトにアップロードすること。
  • 複製したファイルを他人に配布・共有すること。
  • 商用利用目的でコピーを流通させること。

➡️ ポイント「自分だけで見る」範囲を一歩でも超えた瞬間に、違法行為として罰則対象となる可能性があるということです。

1. キャプチャ型ツール:StreamFab U-NEXT ダウンローダー

適用シーン:

  • 見逃し配信や見放題コンテンツなど「後から見返せる映像」を保存したい場合に最適。
  • 大量の作品を効率的に保存したいユーザーにも向く。

数あるソフトの中で、私が業務でテストし、その性能と安定性を熟知しているのが「StreamFab U-NEXT ダウンローダー」です。ここでは忖度なく、このツールを例に挙げて、何ができて、何ができないのかを具体的に解説します。

product image
StreamFab U-NEXT ダウンローダー

U-NEXTの動画配信を、DRMの制限なく高画質でPCに直接ダウンロードするための専用ソフトウェア。

  • 最大1080pの高画質でMP4/MKV形式として保存可能。
  • 見逃し配信・ライブ配信にも対応(※配信終了後のアーカイブが対象)。
  • 字幕・多言語音声をそのまま保存できる。
  • 一括ダウンロード機能で、ドラマシリーズなどをまとめて保存。
メリット
  • 最大1080p、AAC/EAC3音声など高画質・高音質で保存可能。
  • 見逃し配信や映画をオフラインで繰り返し視聴できる。
  • 字幕やメタデータも同時保存可能。
デメリット
  • 有料ソフトでありライセンス購入が必要。

使用ステップ

Step1
StreamFabをインストールし、U-NEXT専用のモジュールを選択する。

u-next ダウンロード

Step2
内蔵ブラウザでU-NEXT公式サイトにログイン、保存したい見逃し配信や作品を検索して再生開始。

u-next ダウンロード 

Step3
ソフトが自動的に配信を検出し、画質(最大1080p)、音声、字幕のオプションを選び、「ダウンロード」ボタンをクリックするとダウンロード開始

u-next ダウンロード 

Step4
完了後、PCに保存された動画をオフラインで視聴可能。

2. 録画型ツール:Recordfab

適用シーン:主に「無回放の生配信」に適しており、イベントやコンサートなど見逃し配信が提供されないケースで活躍。

Recordfabは、PC画面の映像をそのまま録画することができるソフトウェアです。特に「無回放の生配信」を保存する用途に強みを持ち、シンプルな操作で配信中の映像をキャプチャできます。長時間の配信でも安定した録画性能を持ち、初心者でも比較的扱いやすい点が特徴です

メリット
  • 見逃し配信が存在しない生配信を残せる。
  • 比較的シンプルな操作で利用可能。
デメリット
  • リアルタイムで録画が必要。2時間のライブは2時間まるごと録画しなければならない。
  • PC環境に依存し、CPU負荷や画質・音質の低下が発生する可能性。
  • 長時間録画ではファイルサイズが大きくなり、保存や管理が煩雑になる。

使用ステップ

Step1
RecordfabをPCにインストールし、起動して、アドレスバーにU-NEXT配信のURLを入力する。

U-NEXT 画面録画 

Step2
保存したい配信が始まる前に、録画範囲を「全画面」または「ブラウザウィンドウ」で設定。

U-NEXT 画面録画 

Step3
配信開始に合わせて「録画開始」をクリック。

U-NEXT 画面録画

Step4
配信終了後、手動で「録画停止」を押すと動画ファイルが保存される。

Recordfabは「どうしても生配信を残したい」ユーザーにとって現実的な選択肢。ただしリアルタイム録画の制約が大きく、利便性は高くない。録画型ツールであるRecordfabに興味があるユーザーは、「U-NEXT動画を録画する方法」を参照しましょう。

比較表:Recordfab vs. StreamFab

  Recordfab StreamFab
保存方式 PC画面を録画 配信データを直接キャプチャ
適用場面 無回放の生配信 見逃し配信・見放題作品
操作性 リアルタイム録画必須 バッチ処理・自動化対応
画質 PC環境に依存 高画質(最大1080p)
コスト 無料または低コスト 有料(ライセンス制)
  • Recordfab:低コストでシンプル。ただしリアルタイム録画の制約があり、生配信を補完的に残す用途に限られる。
  • StreamFab:利便性・品質は高水準。見放題配信・見逃し配信の保存が簡単

FAQ:U-NEXTの見逃し配信についてよくある質問

Q1. U-NEXTのライブ配信は見逃しても後から視聴できますか?

はい、多くのライブイベントは「見逃し配信」として一定期間視聴可能です。ただし、すべてのイベントが対象ではなく、権利関係によっては見逃し配信が提供されない場合もあります。

Q2. 見逃し配信はどのくらいの期間視聴できますか?

イベントごとに異なりますが、一般的には数日から数週間程度です。視聴期限を過ぎると自動的に再生できなくなりますので、必ず期限内に視聴してください。

Q3. 見逃し配信をダウンロードしてオフラインで見ることはできますか?

いいえ、U-NEXTの見逃し配信はダウンロードに対応していません。必ずインターネット接続が必要となります。

Q4. 見逃し配信を録画して個人で保存することは合法ですか?

日本の著作権法ではDRMを回避してコピーする行為は違法です。個人利用の範囲で録画を試みるケースもありますが、グレーゾーンであり、SNSへのアップロードや他人との共有は明確に違法行為となります。

Q5. 見逃し配信の視聴中に通信が不安定になった場合、再度見直すことはできますか?

はい、視聴期間中であれば同じアカウントで再度アクセスすれば続きから再生できます。ただし、通信環境によっては映像が途切れる場合があるため、安定した回線での視聴をおすすめします。

まとめ

U-NEXTのライブや見逃し配信を永久保存したいという気持ちは、コンテンツを愛する者として痛いほど理解できます。しかし、その実現には技術的なハードルだけでなく、法的なグレーゾーンが存在します。

この記事が、あなたがただ情報を鵜呑みにするのではなく、多角的な視点からリスクとメリットを天秤にかけ、ご自身にとって最良の選択をするための一助となれば幸いです。