DVDFab XIプレミアムとは?コピーガードの制限と現行版との違い
要約: DVDFab XIプレミアムは、DVD・Blu-rayのコピー、動画変換、ディスク作成をまとめて利用できる国内向けの旧世代パッケージです。ただし、日本版はAACSやCSS、CPRMなどの技術的保護手段が施されたディスクを扱えず、Mac版ではApple Siliconにも対応していません。本記事では、DVDFab XIプレミアムでできること、3製品の違い、コピーガードや対応環境の注意点を整理し、すでにXIを持っている場合と、これから現行DVDFabへ移行する場合の選び方まで解説します。

DVDFab XIプレミアムは、DVD・Blu-rayのコピー、動画変換、ディスク作成を一つにまとめた国内向けの旧世代パッケージ製品です。現在も既存環境で利用できますが、日本版はAACSやCSS、CPRMなどの技術的保護手段が施されたディスクを扱えず、更新状況や対応OSにも現行DVDFabとの違いがあります。
すでにDVDFab XIを所有している場合と、これからDVDFabを購入する場合では判断基準が異なります。既存のXI環境を使い続けるなら対応素材とOSを確認し、新しく導入するなら必要な作業に応じて現行のDVD コピー、Blu-ray コピー、リッピング、作成、オールインワンなどと比較するのが分かりやすいでしょう。
DVDFab XIプレミアムの位置づけ
DVDFab XIプレミアムは、Jungleから日本国内向けに販売されているDVDFab XIシリーズの最上位パッケージです。DVDとBlu-rayのコピーに加え、BD/DVDから動画ファイルへの変換、動画ファイルからDVD・Blu-rayを作成する機能までまとめて利用できます。
一方、現在のDVDFabとは世代や販売形態が異なります。Jungleが公開している国内版アップデーターでは、Mac版の最終公開は2019年12月19日のVer.11.0.6.1です。また、Mac版はIntelプロセッサーを前提としており、Apple M1、M2、M3、M4チップには対応していません。

Windows版については、Jungleの現在の製品ページでWindows 11(64bit)、Windows 10、Windows 8.1が動作環境として案内されています。そのため、「XIだからWindows 11では使えない」と一律に判断する必要はありませんが、旧世代製品であることと、機能更新が現行DVDFabとは異なることは分けて考える必要があります。
国内版DVDFab XIのコピーガード対応
Jungleの製品情報では、DVDFab XI日本版はAACS、CSS、CPRM、DRM、Cinaviaなどの技術的保護手段が施された動画やDVD・Blu-rayディスクを扱えないと明記されています。
Jungle日本版のDVDFab XIは、技術的保護手段が施されたディスクを処理できません。読み込みエラーが出た場合は、ディスクやドライブの状態だけでなく、そのディスクが国内版XIの対応範囲内かも確認してください。
自作ディスクなど対応範囲内の素材をコピー・変換・作成したい場合には利用できますが、保護付きディスクへの対応や今後の継続更新を重視する場合は、現行DVDFabとの違いを確認して選ぶ必要があります。
DVDFab XIプレミアムを使い続けるか現行版へ移るか
DVDFab XIプレミアムが合うかどうかは、「すでに所有しているか」と「これから購入するか」で分けると判断しやすくなります。
- 自作DVD・Blu-rayなど、国内版XIで扱える素材を中心に利用する
- 現在のPC環境でXIが問題なく動作している
- コピーだけでなく、動画変換やディスク作成も同じ環境で行いたい
- 新機能や新しい保護方式への継続的な対応を必要としていない
- これから新しくDVDFabを導入する
- Apple Silicon搭載Macなど、新しいPC環境で利用する
- 継続的な製品更新を重視する
- DVDコピーだけなど、必要な機能が明確に決まっている
特に新規購入では、「旧Premiumだから機能が多くて得」と考えるより、現在必要な作業を基準に選ぶほうが合理的です。DVDコピーだけなら現行のDVDFab DVD コピー、Blu-rayコピーならBlu-ray コピー、動画ファイルへの変換なら対応するリッピング製品というように、必要な機能を分けて比較できます。
DVDFab XIプレミアムでできること
DVDFab XIプレミアムの特徴は、「コピー」「変換」「作成」という3つの作業を一つのパッケージにまとめていることです。ここでは、それぞれの完成物がどう違うのかを整理します。

コピー:ISO・フォルダ・ディスクとして残す
コピーは、DVDやBlu-rayのディスク構造を保ちながらバックアップする用途です。ISOはディスク全体を1つのイメージファイルとして保存する形式、フォルダ出力はVIDEO_TSやBDMVなどのディスク構造をフォルダとして保存する方法です。
- フルディスク:メニューや特典映像を含め、ディスク全体を保存したい場合
- メインムービー:本編を中心に残したい場合
- カスタマイズ:必要なタイトル・音声・字幕などを選択したい場合
DVD9の内容をDVD5へ収める場合などは、選択したコピーモード内で出力容量に合わせた圧縮を行います。つまり「圧縮コピー」はフルディスクやメインムービーと並ぶ独立したコピーモードではなく、容量を調整して出力する方法として考えると分かりやすくなります。
出力先はディスク、ISOイメージ、フォルダなどから選択できます。一方、MP4やMKVのようにPC・スマートフォンで再生しやすい一般的な動画ファイルを作る作業は、コピーではなく次の「変換」に当たります。
変換:MP4・MKVなどの動画ファイルにする
DVDFab XIプレミアムでは、対応範囲内のDVD・Blu-rayや動画ファイルを一般的な動画形式へ変換できます。MP4は幅広い端末で再生しやすく、MKVは複数の音声・字幕を1つのコンテナにまとめて管理したい場合に使いやすい形式です。
DVDFab 11世代の変換機能を詳しく確認したい場合は、DVDFab 11のDVD・Blu-ray変換機能も参考にしてください。
- 対応ディスクの映像をPCやスマートフォンで見やすい形式にする
- NASや外付けHDDに動画ファイルとして整理する
- 必要なタイトルだけを動画ファイルとして管理する
ISOやDVDフォルダのようにディスク構造を残す保存方法と、MP4・MKVのように再生しやすさを優先する方法では目的が異なります。保存後にどの機器で再生したいかを先に決めると、出力形式を選びやすくなります。
作成:動画からDVD・Blu-rayを作る
DVDFab XIプレミアムには、PCに保存している動画ファイルからDVDやBlu-rayを作成する機能も含まれています。コピーとは異なり、元になる動画から新しいDVD-VideoやBlu-rayディスクを作るための機能です。
- 結婚式や旅行の動画をDVDにして家族へ渡す
- 子どもの成長記録をDVDとして保存する
- 長時間のイベント映像をBlu-rayにまとめる
メニューやチャプターを設定できるため、単に動画ファイルをデータとして書き込む場合とは異なり、家庭用プレーヤーで扱いやすいディスクを作成できます。
Virtual Drive・Inspector・BDInfoなどの関連機能
Jungleが公開しているDVDFab XIシリーズの機能比較表では、Virtual Drive、Inspector、BDInfoなども関連機能として案内されています。ただし、これらはコピー・変換・作成そのものとは役割が異なります。
- DVDFab Virtual Drive:ISOファイルを仮想ドライブとしてマウントする機能。Jungleの商品ページでは別途インストールが必要と案内されています。
- DVDFab Inspector:光学ドライブ、メディア、ファイル、セクターなどの情報を確認するツールです。
- DVDFab BDInfo:Blu-ray関連のディスク情報を確認する機能で、JungleのXI比較表ではプレミアムとBD&DVDコピーに含まれています。
また、スマートフォン関連機能では別途「DVDFabリモート」アプリを使用する構成が案内されています。これらを利用する場合は、XI本体だけで完結する機能なのか、別途インストールが必要なのかを分けて確認してください。
DVDFab XI 3製品の違い
DVDFab XIの国内パッケージ版には、DVDコピー、BD&DVDコピー、プレミアムがあります。コピー対象のディスクと、変換・作成まで必要かどうかで選択できます。
XI DVDコピー・BD&DVDコピー・プレミアムを比較
| 製品 | DVDコピー | Blu-rayコピー | 動画変換・ディスク作成 | 位置づけ |
| XI DVDコピー | ○ | × | × | 国内旧版 |
| XI BD&DVDコピー | ○ | ○ | × | 国内旧版 |
| XIプレミアム | ○ | ○ | ○ | 国内旧版 |
- DVDだけをコピーする → XI DVDコピー
国内版XIの対応範囲内で、DVDコピーだけを行う既存環境向けです。
- DVDとBlu-rayをコピーする → XI BD&DVDコピー
コピーを中心に、DVDとBlu-rayの両方を扱う既存環境向けです。
- コピー+変換+作成まで行う → XIプレミアム
コピーだけでなく、動画ファイルへの変換やDVD・Blu-ray作成も同じ環境で行う場合に選択します。
ただし、3製品とも国内向けXIという旧世代製品です。これから新しく購入する場合は、XIの製品差だけでなく、現行DVDFabで同じ目的をどの製品構成で実現できるかも確認してください。
DVDFab XIパッケージ版で制限が出る場面
DVDFab XIを使用していてディスクを読み込めない場合、原因は一つとは限りません。国内版の対応範囲だけでなく、ディスクや光学ドライブ、出力先の状態も切り分けます。
- ディスク表面に傷や汚れがある
- 光学ドライブがディスクを正常に認識していない
- 保存先の空き容量が不足している
- 空白ディスクや書き込み設定が出力条件と合っていない
- 国内版XIでは扱えない技術的保護手段が使用されている
特にJungle日本版では、AACS、CSS、CPRMなどの技術的保護手段が施されたDVD・Blu-rayを扱えません。そのため、再インストールや設定変更だけでは解決しないケースがあります。
自作DVDなど権利を有する素材を扱う場合も、適用される法令と製品の利用条件に沿って利用してください。
現行DVDFabへ移行する場合の選び方
現行版へ移る場合、DVDFab XIプレミアムとDVDFab DVD コピーをそのまま1対1で比較するのは適切ではありません。XIプレミアムはコピー・変換・作成をまとめた製品なのに対し、DVDFab DVD コピーはDVDのコピーに特化した製品だからです。
- DVDコピーだけ必要:DVDFab DVD コピー
- Blu-rayもコピーしたい:DVDFab Blu-ray コピー
- DVD・Blu-rayをMP4/MKVなどへ変換したい:対応するDVDFab リッピング製品
- 動画からDVD・Blu-rayを作りたい:DVDFab DVD 作成/Blu-ray 作成
- XIプレミアムのように複数機能をまとめたい:必要なモジュールを組み合わせるか、DVDFab オールインワンを比較
DVDコピーだけならDVDFab DVD コピー
DVDのバックアップだけが必要なら、現行のDVDFab DVD コピーが比較対象になります。フルディスク、メインムービー、クローン/ライティング、結合、分割、カスタマイズの6つのコピーモードを備え、DVDディスク、ISOファイル、DVDフォルダへ出力できます。
DVDFab DVD コピーの機能と評価では、対応機能や使い方をさらに詳しく確認できます。

- DVDをディスク・ISO・DVDフォルダへバックアップ
- フルディスク、メインムービーなど6つのコピーモード
- 1:1クローンとDVD9からDVD5への圧縮コピーに対応
- DVD・ISO・フォルダ間の読み込みと出力に対応
- 新しいDVD環境に合わせて継続的に更新
現行DVDFab DVD コピーの基本操作
XIとの違いを確認する目的なら、現行版の操作は「読み込み→コピーモード選択→出力」の3段階を押さえれば十分です。
DVDFabを起動して「コピー」を選び、自作DVDなど利用条件の範囲内で扱えるDVD、DVDフォルダ、ISOイメージを読み込みます。

フルディスク、メインムービー、クローン/ライティング、結合、分割、カスタマイズから目的に合うモードを選びます。必要に応じて出力サイズや音声・字幕なども確認してください。


保存先として空白ディスク、ISOファイル、DVDフォルダを指定し、「開始」をクリックします。読み込みや書き込みで止まる場合は、ディスクの状態、光学ドライブ、保存先の空き容量、空白ディスクの種類、出力設定を順に確認します。

XIと現行版で確認したい更新・環境差
DVDFab XIはJungleから提供される国内パッケージ版で、現行DVDFabとは更新経路が異なります。特にMac版XIはApple M1~M4に対応していないため、新しいMacへ移行する場合はそのまま利用できません。
一方、現行DVDFabはDVD コピー、Blu-ray コピー、リッピング、作成などを目的別に選択できます。旧XIプレミアムと同じように複数のディスク関連機能をまとめたい場合は、必要な単体製品を組み合わせるか、DVDFab オールインワンを比較すると、機能範囲を合わせやすくなります。
DVDFab XIのよくある質問
Q
DVDFab XIはWindows 11でも使えますか?
A
Jungleが現在公開しているDVDFab XIシリーズの動作環境では、Windows版はWindows 11(64bit)、Windows 10、Windows 8.1に対応しています。ただし旧世代製品のため、継続更新や新しい機能への対応は現行DVDFabとは異なります。
Q
DVDFab XIプレミアムとBD&DVDコピーの違いは何ですか?
A
両方ともDVD・Blu-rayのコピーに対応しますが、プレミアムはさらに動画変換とDVD・Blu-ray作成にも対応します。コピーだけが必要ならBD&DVDコピー、変換・作成まで同じ環境で行うならプレミアムという違いがあります。
Q
DVDFab XIパッケージ版はコピーガード付きDVDを扱えますか?
A
Jungle日本版は、AACS、CSS、CPRM、DRM、Cinaviaなどの技術的保護手段が施されたDVD・Blu-rayや動画を扱えないと案内されています。読み込みエラーが発生した場合は、ディスクやドライブの状態に加えて、対象ディスクが国内版XIの対応範囲内か確認してください。
Q
DVDFab XIパッケージ版と現行ダウンロード版は何が違いますか?
A
XIはJungleが国内向けに販売する旧世代パッケージで、現行DVDFabとは更新経路、対応環境、機能構成が異なります。これから導入する場合は、コピー、リッピング、作成など必要な作業から現行製品を選び、旧XIと同じように複数機能が必要ならオールインワンも含めて比較すると分かりやすくなります。
Q
ISOとDVDフォルダはどちらを選べばよいですか?
A
ディスク構造を1つのファイルとして管理したい場合はISO、VIDEO_TSなどのファイル構造をそのままフォルダとして確認・管理したい場合はDVDフォルダが向いています。どちらもMP4のような一般動画形式とは目的が異なるため、保存後の使い方に合わせて選びましょう。
まとめ
DVDFab XIプレミアムは、DVD・Blu-rayのコピー、動画変換、ディスク作成をまとめて利用できる国内向けの旧世代パッケージです。すでにXIを所有し、対応範囲内の素材を現在のPC環境で扱えている場合は、引き続き利用する選択肢があります。
一方、Jungle日本版はAACS、CSS、CPRMなどの技術的保護手段が施されたディスクを扱えず、Mac版はApple M1~M4にも対応していません。これから新しく導入する場合は、DVDコピーだけならDVDFab DVD コピー、Blu-rayコピーやリッピング、ディスク作成も必要ならそれぞれの現行モジュール、複数の機能をまとめたい場合はDVDFab オールインワンまで含めて比較すると判断しやすくなります。
「すでに持っているXIを使い続けたい」のか、「今から必要な機能を購入したい」のかを最初に分け、そのうえで扱うディスク、保存形式、OS、更新の必要性を確認することが、製品選びで迷わないポイントです。
