DVDのラベル(ラーベル)とは

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DVDラベル(レーベル)とは?

DVDのラベル(レーベルとも呼ばれます)とは、映画などの市販DVDにおいてタイトルが印刷されている面のことです。 データ用として販売されている空のDVDは、マジック等で書き込みができるようになっています。もし手書きだけでは不十分だと感じる場合は、自分でラベルをデザイン・作成することをおすすめします。

DVD ラベル

DVDラベル自作に必要なもの

【DVDラベルを自作する際に必要なもの】
  • パソコン(Windows/Mac)/スマホ(iOSまたはAndroid)
  • インクジェットプリンター(DVDレーベル印刷対応のもの、エプソンの「カラリオ」シリーズや、キヤノンの「PIXUS」シリーズが便利です。)
  • プリンタブルDVD(レーベル面に印刷可能なDVDディスク)
  • ラベル印刷用の用紙(エレコム、エーワン等)
  • DVDラベル作成ソフト/テンプレート(例:Canva、Adobe Express、Label Makerなど)
  • ハサミやカッター、定規など

DVDラベルを自作するには、以下のものが必要です。

1. DVDラベル用紙

ラベル用紙には、シールタイプやはがせるタイプなど種類があります。対応するプリンター(インクジェット/レーザー)に合った用紙を選びましょう。サイズは一般的に直径117mmほどの円形が多いです。

2. プリンター

インクジェットプリンターまたはレーザープリンターが必要です。印刷品質や耐水性を重視するならレーザープリンターが有利ですが、家庭用ではインクジェットが多いです。

3. DVDラベル作成ソフト

PC用の無料ソフトから有料ソフトまでさまざま。おすすめは「ラベル屋さん」など無料で使いやすいものがあります。

4. その他の道具

ハサミやカッター、定規でラベルをきれいにカット。アルコールティッシュなどでDVD表面を拭くとラベルの貼り付きが良くなります。

DVDラベルを自作する2つの方法

DVDラベルの自作には二種類の方法があるので、どちらが自分に合っているのか考えましょう。まず1つ目の方法は、ディスクの形に合った円形状のシールに文字やイラストを印刷し、DVDに貼り付ける方法です。シールは家電量販店で売られているため用意するのは簡単です。

そして2つ目の方法はディスクに直接印刷する方法です。こちらはクリアしなければいけない条件がいくつもあるので、シールを貼るよりは難易度が高いといえます。なお、どちらの方法を利用するとしても、パソコンとプリンターは必須となります。ただし、印刷さえできればよいので、パソコンのスペックはそれほど高くなくても大丈夫です。

1. DVDラベル作成ソフトを使ってDVDラベルをデザイン・作成する

グラフィックソフトを使い、DVDのディスクの形に合わせてデザインをするのはかなり難しいです。円形状にすればよいというわけではなくサイズも合わせなければいけないので、作ったことがない方は失敗してしまう確率が高いでしょう。もしも、簡単にデザインをしたいと思うときは、ラベルを作る専用に用意されたソフトの利用をおすすめします。テンプレートとして形やサイズが用意されているのでスムーズにデザインを行えます。

なお、専用ソフトはラベルのシールを販売するメーカーが提供してくれることが多いです。用意されている場合は、メーカーの公式ホームページで配布されているためチェックしてみましょう。無料でダウンロードできることがほとんどなので、使い勝手をしっかりと試してからシールを購入することもできます。複数のメーカーの専用ソフトを使ってみて、利用しやすいものを見つけましょう。

DVD ラベル

DVDラベル作成ソフト/アプリのおすすめ紹介

DVDラベルをきれいに作成するには、専用のソフトやアプリを活用するのが近道です。ここでは初心者でも使いやすく、評判の高い3つのおすすめツールをご紹介します。

ラベル屋さん(エーワン)

ラベル屋さん(エーワン)は、文具メーカー「エーワン(A-ONE)」が提供する無料のラベル作成ソフトです。PC版・Web版・スマホアプリが用意されており、テンプレートも豊富で操作も直感的。DVDラベル用のテンプレートも揃っており、エーワンの専用用紙を使えばピッタリ印刷できます。

主な特徴:

  • 完全無料で利用可能(会員登録不要)
  • 用紙番号からテンプレートをすぐに呼び出せる
  • 写真・文字・QRコードなども簡単に配置できる
  • 対応用紙が多く、家庭用プリンターとの相性も良好
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初心者から上級者まで幅広く使える万能ソフト。とにかく簡単・手軽にDVDラベルを作りたい方に最適です。

Canon Easy-PhotoPrint Editor(キヤノン)

「Easy-PhotoPrint Editor」は、Canon製インクジェットプリンター「PIXUS/PIXMA」シリーズに対応した無料のプリント作成ソフトです。以前の「My Image Garden」などの後継として、より使いやすく進化しています。 パソコン(Windows/Mac)はもちろん、スマートフォン(iOS/Android)用のアプリも用意されており、スマホで撮った写真をそのままWi-Fi経由でDVDレーベルに印刷できるのが最大の特徴です。

主な特徴:

  • 純正ソフトならではの安心感:キヤノンのプリンタードライバーと完璧に連携するため、印刷ズレが起きにくく、設定も簡単です。
  • スマホから直接印刷:PCを立ち上げなくても、スマホアプリから写真を選んでそのままディスクにプリントできます。
  • ディスク専用テンプレート:「ディスクレーベル」という専用メニューがあり、おしゃれなデザインテンプレートが多数用意されています。 
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外出先やパソコンなしの環境でも、スマホだけでラベルが作れるのが大きな魅力。モバイル派の方や、スピーディにラベル作成したい方にぴったりです。

P-touch Editor(ピータッチエディター)

P-touch Editorは、Brother(ブラザー)が提供しているラベル作成ソフトで、DVDラベル以外にも宛名シールや整理用ラベルなど多目的に使えるソフトです。多機能ながらもインターフェースはわかりやすく、画像編集やバーコード作成にも対応しています。

主な特徴:

  • Brother製プリンターとの高い互換性
  • 写真やロゴの取り込み、バーコード生成も可能
  • テンプレート数も多く、自由なカスタマイズが可能
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特にBrother製プリンターをお使いの方におすすめ。業務用途にも対応できる本格的な機能が魅力です。

Brother iPrint&Label(アプリ)

「Brother iPrint&Label」は、スマートフォンやタブレットからラベルを簡単にデザイン・印刷できる無料アプリです。Wi-FiまたはBluetoothで対応プリンターと接続し、パソコンを使わずにどこでもラベルが作れます。ソフトBrotherプリンターを持っている方に最適。公式サイトで無料ダウンロードでき、プリンターとの連携も良好。

主な特徴:

  • iOS/Android対応の無料アプリ
  • スマホの写真やテキストをすぐにラベル化
  • タッチ操作で直感的にデザイン編集可能
  • モバイルプリンターとの相性抜群

2. シールを使ったDVDラベルの作成方法

ステップ1. シールを購入する

大きめの家電量販店を訪れれば、DVDラベルを作成するためのシールがいくつも売られているのを見つけられます。光沢があったり透明だったり、たくさんの種類の製品があるので好みに合ったものを選定できます。もちろん、ネットショップでも売られているので、近場に売っていないときは取り寄せましょう。

ステップ2. 印刷ソフトをダウンロード

シールのパッケージには、印刷するためのソフトをダウンロードできるアドレスが記載されています。長いアドレスを打ち込むのが面倒な場合は、メーカーの名前と製品名を組み合わせて検索しましょう。そうすれば、購入した製品の説明ページを見つけられて、そちらから簡単に印刷ソフトを入手できます。

ステップ3. マニュアルを読んで印刷方法を知る

印刷ソフトにはマニュアルがついているので、しっかりと読んで印刷方法を確認しましょう。シールをプリンターにセットする方法やパソコンでの設定など、知らなければいけないことが数多く載っています。セットや設定を失敗してしまうとシール一枚を無駄にしてしまうので、慎重に行うことをおすすめします。

DVD ラベル

ステップ4. 印刷する

準備が整ったら実際に印刷を行ってみましょう。ラベルサイズの小さな範囲の印刷なのですから、すぐに成功するかどうか結果がでます。もしも、うまくできない場合はやり直すことになるのですが、シールは失敗したものを使いましょう。わざわざ新しいものを使って試すのはもったいないので、同じものを使い調整できるまで何度もやり直したほうが経済的です。

ステップ5. シールを貼る

無事に完成したときは、最後の仕上げとしてシールを貼る作業に移ります。ここで失敗してしまうと、改めて印刷し直さなければいけないので注意しましょう。慎重に行いズレないように貼ることができたら、ラベルのついたDVDの完成です。

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外付けHDDからDVDを焼く方法をご参照してください。

パソコンやスマホでDVDラベルを自作・印刷する手順

DVD ラベル

以下はパソコンでのDVDラベル作成・印刷手順をご紹介します。

Step1
ラベル屋さんWeb版(https://www.labelyasan.com/)にアクセスして、会員登録不要で、ブラウザ上でそのまま利用できます。
Step2
用紙番号の入力またはテンプレートを選択します。

例:DVDラベル用紙「29167」などを検索すると、対応テンプレートが表示されます。選択して「作成スタート」をクリック。

Step3
デザイン画面で編集
  • タイトル文字を入力
  • 写真やイラストを挿入
  • フォントや色、レイアウトを調整
  • 必要であればQRコードやバーコードの追加も可能
Step4
印刷ソフト/アプリをダウンロード

シールの場合と同じように印刷ソフトを入手する必要があります。こちらの場合も公式ホームページから誰でもダウンロードできるようになっているケースが多いです。

Step5
印刷設定を調整

直接印刷する場合は、ソフト/アプリだけではなくプリンターのマニュアルもきちんと読まなければいけません。そこには、直接印刷するために行うプリンターの設定が記載されているので、しっかりと読んで間違いなくセットしましょう。場合によっては付属品をプリンターに設置することになるため、やり方の確認も必要です。

Step6
印刷する

すべての準備ができた場合は、専用ソフト/アプリを使って実際に印刷しましょう。紙を利用するのではないため不安に感じるかもしれませんが、対応しているプリンターなら問題なくDVDにも印刷してくれます。もしも、プリンターが動作中に異音がしたり完成品にズレがあったりした場合は、何かしらの設定が間違っているので見直しましょう。

DVD作成ソフトを使って、DVDディスクも自作できる

DVDを作るときは映像を編集して、それをディスクに書き込めば完了です。しかし、それでは映像が再生されるだけの作品になるため、人によってはもう一工夫欲しいと感じてしまう場合もあるでしょう。そのときに活躍してくれるのが、クオリティが高いDVDに仕上げられる作成ソフトです。

サムネイルを設定したりチャプターに飛べるようにしたり、まさに市販品と同じような作品を作れるようになります。もしも、高性能の作成ソフトの利用を考えるときは、「DVDFab DVD 作成」を使ってみましょう。数多くの機能を持っているので、しっかりと使いこなせば満足できる仕上がりになります。

DVDFab DVD 作成の主な機能と特徴

dvdfab dvd 作成
DVDFab DVD 作成【30日間の完全無料試用期間】
  • 200以上の動画フォーマットに対応している
  • 動画からDVDプレーヤーやテレビで再生できるDVDビデオを作成できる
  • DVDディスク/ISOファイル/フォルダの3つの出力フォーマット
  • 多彩なメニューテンプレートでメニューを作成してカスタマイズできる
  • GPUアクセラレーションにより、高速でオーサリング

規格から外れたフォーマットのファイルでDVDを作成すると、機器で再生できないというトラブルが発生してしまいます。こちらのソフトはファイルを規格に合わせるオーサリングも行ってくれるため、たくさんの機器で問題なく再生できるようになります。

DVDFab DVD 作成でDVDを自作する方法

DVDFab DVD 作成の使い方はとても簡単で初心者でもすぐにできます。

Step1
DVDFabをダウンロード・インストールしてから、起動します。左側から「作成」機能を選択して、作成モードを「DVD 作成」に指定します。
Step2
「+」をクリックして、動画ファイルを追加しましょう。

Step3
動画の読み込みが完了したら、インターフェースで出力、音声、字幕などを設定できます。

「詳細設定」画面でボリュームラベル、ビデオ画質、再生モードなどを設定します。

「メニュー設定」でテンプレートを使用して、メニューを作成してカスタマイズすることができます。

Step4
出力先をドライブ(空のディスクに書き込む)/DVDフォルダ/ISOイメージファイルに指定します。「開始」ボタンをクリックすると、DVDのオーサリングが始まります。完了まで待つだけです。

DVDラベルを自作する際のQ&A

Q. ラベルシールを貼ると、プレーヤーの中で剥がれたり詰まったりしませんか?

可能性はゼロではありません。心配な場合は「直接印刷」がおすすめです。

市販のラベルシールは便利ですが、再生中の熱で粘着力が弱まったり、ディスクが回転する遠心力で剥がれてしまったりするリスクがあります。特に、ディスクを吸い込むタイプのプレーヤーや、車載カーナビ等で使用すると、詰まって故障の原因になることがあるため注意が必要です。

トラブルを確実に避けたい場合は、以下の方法がおすすめです。

  • 直接印刷:「インクジェットプリンター対応(ホワイトレーベル)」と書かれたディスクを使い、プリンターでディスク表面に直接印刷する方法です。シールを貼らないので厚みが変わらず、最も安全で美しい仕上がりになります。
  • LightScribe(ライトスクライブ):専用のドライブが必要ですが、レーザーで盤面に絵柄を焼き付ける技術です。インクや紙を使わないため、剥がれる心配がありません。

Q. デザインするとき、ディスクの真ん中の「穴」の位置はどうすればいいですか?

印刷ソフトが自動で調整してくれますが、「ワイド」タイプを選ぶのがコツです!

基本的に、ラベル印刷用のソフトを使えば、真ん中の穴の部分には印刷されないように自動でマスク(除外)してくれます。そのため、穴の位置を細かく気にして画像を切り抜く必要はありません。

【きれいに仕上げるポイント】

「ワイド」タイプを選ぶ: ディスクには、印刷できる範囲が広い「ワイド(内径23mm)」と、狭い「スタンダード(内径46mm)」があります。「ワイド」と書かれたディスクを買うと、穴のギリギリまで印刷できるため、映画のワンシーンなどを迫力満点で配置できます。

配置に注意: 人物の顔や、タイトルの文字がど真ん中に来ないように少しずらしてレイアウトしましょう。

Q. 自作DVDを、市販の映画DVDみたいに本格的な見た目にするコツはありますか?

盤面の「ラベル」と、テレビに映る「メニュー画面」の画像を揃えるのがプロの裏技です!

せっかくラベルを綺麗に印刷しても、再生したときに表示されるメニュー画面が地味だと少し残念ですよね。「DVDFab DVD 作成」を使えば、DVDのメニュー画面の背景を自由に変更できます。

ここでプロっぽく仕上げるポイントは、「ラベル印刷に使った画像を、メニュー画面の背景にも設定する」ことです。

  • ディスクの見た目: お気に入りの写真を印刷
  • 再生した画面: 同じ写真が背景に現れる

こうすることで、ディスクをプレーヤーに入れた瞬間、デザインがリンクして「公式グッズ」のような統一感が生まれます。動画編集からDVDの書き込みまでできるDVDFabなら、この「外見と中身のトータルコーディネート」も簡単に楽しめますよ。

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まとめ

自身がどのようなDVDを望むかによって、用意しなければいけないものは変わってきます。ラベル作成に対応したプリンターや凝った中身を作るためのDVDFab DVD 作成など、理想のものを作るために必要なものを揃えましょう。一回目では満足できる仕上がりにならないかもしれませんが、きちんと考えて自作を繰り返せば、いずれは納得できる中身も外見も完璧なDVDにできます。