Recuvaの使い方を日本語で解説:無料版の範囲と復元時の注意点
要約: 失ってしまったデータは復旧ソフトを利用することで取り戻せる可能性があります。無料で配布されているものもあるので、困っているときはとりあえずでも使ってみましょう。こちらでは無料なのに高性能の復旧ソフトであるRecuvaの使い方について詳しく説明します。また、DVDとBlu-rayの中のデータを取り戻したい方に向けた情報も記載するのでチェックしてみてください。

Recuvaとは何か
CCleanerのRecuvaは、誤って削除したファイルやゴミ箱からの復元に使えるWindows向けファイルリカバリーソフトです。Recuvaの復元機能を使って、保存媒体に残っているファイルを検索できます。
| 項目 | 対応対象 |
|---|---|
| 利用環境 | Windows |
| 媒体 | HDD・USBメモリ・SDカード |
| ファイル | 写真・文書・動画(MP4など) |
Google Playで配信されている「Recuva - RecoverX」は別の開発元による製品で、CCleanerのRecuvaとは提携していません。
操作画面が比較的わかりやすく、初めてでも使いやすい点が特徴です。ただし、すべてのファイルが必ず元に戻るわけではありません。スキャン結果の「状態」を確認し、復元可能性を見てから作業を進めることが大切です。
Recuvaを使う前に確認したい注意点

削除直後のデータは、保存領域に情報が残っていることがあります。反対に、その後も元の媒体を使い続けると、新しいデータで上書きされ、復元しにくくなります。
そのため、復元したいファイルがあるときは、まず不要な操作を止めてください。復元操作で最も重要なのは、すぐにスキャンを始めることではなく、先に書き込みを止め、復元先となる別の媒体を決めることです。元の媒体はできるだけそのままの状態に保ちましょう。特にソフトのインストール、動画保存、大きなファイルのコピーは避けるのが基本です。同じ媒体内でフォルダを変えても、別媒体への保存にはなりません。SDカードからの復元ならPCの内蔵ドライブ、PCの内蔵ドライブからの復元なら外付け媒体を保存先にできます。復元前に保存先の空き容量を確認し、必要なファイルを選んで保存してください。
Recuvaの無料版でできることとProfessionalとの違い

Recuvaの無料版とProfessionalはいずれもファイルの復元に対応しています。仮想ハードドライブへの対応、自動更新、優先サポートはProfessionalの追加機能です。
| 項目 | 無料版 | Professional |
|---|---|---|
| ファイルの復元 | 対応 | 対応 |
| 仮想ハードドライブ | 非対応 | 対応 |
| 自動更新 | 非対応 | 対応 |
| 優先サポート | 非対応 | 対応 |
| 料金 | 0円 | 表示額2,380円 |
*2026年10月時点
通常の削除ファイルを復元したい場合は、まず無料版から始められます。仮想ハードドライブを扱う場合や優先サポートが必要な場合は、Professionalを検討するとよいでしょう。
Recuvaの使い方
- 復元したいファイルの種類を選びます。
- ファイルが保存されていた元の場所を指定します。
- スキャンを実行します。
- 検出されたファイルの状態を確認します。
- 必要なファイルを選び、元の媒体とは別の媒体へ保存します。
Recuvaを安全にダウンロードする
Recuvaのダウンロードでは、入手先を慎重に選ぶ必要があります。Recuvaは無料で使い始められるソフトですが、非公式サイトや不明な配布元では、古いバージョンや改変ファイルが配布されていることがあります。
日本語公式ページから配布元とバージョン情報を確認して入手します。Recuva v1.55.133は2026年6月22日に公開されました。配布サイトによって掲載されているバージョンは異なります。
以下の画像は、ダウンロード時の画面を確認するための説明例です。

Recuvaをインストールする
RecuvaはEXE形式で配布されています。ダウンロードしたファイルを開くと、インストールウィザードが起動します。
Recuvaの日本語表示を設定するには、初期画面の右上付近にある言語欄で「Japanese」を選びます。そのままインストールを進めれば完了です。
インストール後にRecuvaの日本語化を行う場合は、メイン画面で「Options」を開き、「Language」から「Japanese」を選びます。

Recuvaを起動する
通常はデスクトップのアイコンから起動できます。見当たらない場合は、Windowsの検索ボックスに「Recuva」と入力して起動してください。
復旧したいファイルの種類を選ぶ
起動後はウィザードが表示されます。画像、音楽、文書、動画など、復元したいファイルの種類を選択します。
種類がわからない場合は「すべてのファイル」でも構いません。ただし、検索対象が増えるため、スキャン時間は長くなりやすいです。

検索場所を指定する
次に、削除したファイルが保存されていた場所を指定します。マイドキュメント、特定のフォルダ、USBメモリ、メモリーカードなど、心当たりがある場所を選んでください。
場所が不明な場合は広範囲を検索できますが、そのぶん時間がかかります。ここで指定するのはスキャンする場所であり、復元したファイルの保存先ではありません。対象を絞ると、検索対象を整理して所要時間を抑えやすくなります。

スキャンを開始する
設定が終わったら「開始」をクリックしてスキャンを実行します。通常スキャンで見つからない場合は、必要に応じてディープスキャンも検討してください。ディープスキャンは通常スキャンより時間がかかり、所要時間は媒体の容量、接続方法、状態によって変わります。

見つかったファイルを復元する
スキャンが終わると、検出されたファイル一覧が表示されます。復元したいものにチェックを入れ、保存先を指定して復元を実行します。
ファイル名が崩れている場合は、拡張子、サイズ、保存場所のパスを手がかりに判断すると選びやすくなります。必要なファイルを選び、保存先の空き容量を確認してから、元の媒体とは別の媒体へ保存してください。
復元後に中身を確認する
復元できても、ファイルの一部が壊れていることがあります。画像なら表示、動画なら再生、文書なら本文が読めるかを確認し、必要なら別の候補ファイルも試してください。
復元したMP4を保存できても、動画として再生できるとは限りません。コピーしたファイルを開いてサイズや再生エラーを確認し、元の媒体には書き戻さず、欠損した動画データは拡張子の変更や形式変換だけでは元に戻らない点にも注意してください。
Recuvaで復元しやすいケース・難しいケース
Recuvaで復元しやすいのは、削除してから時間がたっていないファイル、削除後にそのドライブであまり作業していないケースです。USBメモリやSDカードでも、上書きが少なければ復元の余地があります。
一方で、復元が難しいのは、削除後に大量のデータを書き込んだ場合、SSDでTRIM(削除したデータの領域を整理する仕組み)が働いた場合、保存媒体が物理的に故障している場合です。こうしたケースでは、Recuvaで見つからないこともあります。スキャン結果に表示されるファイルの状態や色は目安であり、良好と表示されても復元後に中身を確認する必要があります。
Recuvaが向いていないケース

Recuvaは主にWindows向けのファイル復元ソフトです。
たとえば、DVDやBlu-ray内のデータ破損や再生エラーを扱う場合は、 DVDの破損データの復元 のように、光学ディスクの症状に合う対処を確認してください。HDDやUSBメモリから異音がする、接続が繰り返し切れるといった場合は操作を止め、重要なデータは専門業者への相談を検討しましょう。
DVD・Blu-ray向けの関連ツール

- ISOファイルやフォルダーをスキャンし、DVD・Blu-rayの破損データや再生エラーの修復を補助するツールです。Recuvaとは対象が異なるため、光学メディア向けの補助情報として確認してください。
DVDやBlu-rayの再生エラーや構造破損は、HDDやSDカードから削除ファイルを探す処理とは対象が異なります。Recuvaによる削除データの復元と混同せず、症状に合う対処を選んでください。

Recuvaによくある質問
Q
Recuvaは日本語に対応していますか?
はい。インストール時に言語欄で「Japanese」を選べば、日本語表示で使えます。導入後は、メイン画面の「Options」を開き、「Language」から「Japanese」を選んで変更できます。
A
Q
Recuvaは安全ですか?
Recuvaの安全性を重視する場合は入手先を確認し、CCleanerの日本語公式ページからダウンロードしてください。復元対象の媒体へのインストールや新しい書き込みは避けます。
A
Q
Recuvaで「復元できない」と表示されるのはなぜですか?
Recuvaで復元できない主な理由として、削除後に上書きされた、保存媒体が故障している、または対象ファイルの断片が失われている可能性があります。検出数だけが表示されて一覧にファイルが出ないときは、ファイルの種類、検索場所、表示フィルターを確認してください。通常スキャンで見つからない場合は、検索場所の見直しやディープスキャンを試してください。
A
Q
SSDのデータも復元できますか?
SSDでは、TRIMという削除したデータの領域を整理する仕組みが働くと、HDDより復元が難しくなります。削除に気づいたら、元のSSDへの書き込みを止めてください。
A
Q
Recuvaの無料版は、スキャンだけでなく復元もできますか?
はい。無料版でもファイルのスキャンと復元を利用できます。Professionalでは仮想ハードドライブへの対応、自動更新、優先サポートが追加されます。
A
Q
Recuvaで復元したMP4が再生できないときは、何を確認すればよいですか?
復元先に保存したコピーを動画プレイヤーで開き、ファイルサイズと表示される再生エラーを確認してください。元の媒体には書き戻さないでください。動画データが欠損している場合、拡張子の変更や形式変換だけでは元に戻りません。
A
まとめ
Recuvaで復元するときは、削除に気づいた時点で元の媒体への書き込みを止め、復元したいファイルの種類と元の場所を指定してスキャンし、検出後に必要なファイルを選んで、空き容量のある別媒体へ保存します。保存後は画像や文書を開き、動画は実際に再生して中身を確認してください。復元するのは本人が処理する権限を持つデータに限り、Recuvaの利用条件と所在地の法令に従いましょう。
