DVD Memoryの使い方と無料版の制限を徹底解説!評判&代替ソフトもご紹介
要約: 動画をDVDやブルーレイに焼ける定番ソフト「DVD Memory」の機能や使い方を解説します。直感的な操作と豊富なメニュー素材が魅力ですが、実は「テレビ録画(CPRM)が扱えない」「Macでブルーレイが焼けない」「変換速度が遅い」といった、現代のユーザーには厳しい制限もあります。記事後半では、これらの弱点を克服したプロ仕様の代替ソフト「DVDFab DVD 作成」も紹介しますので、目的に合わせて最適なツールを選んでください。

DVD Memoryとは?

DVD Memory(DVDメモリー)とは、Wondershareというソフトウェア会社が開発・販売しているDVD作成ソフトです。ソフトには有料版と無料版があり、誰でも簡単に編集・作成した動画をDVDやブルーレイディスクに焼くことができます。
MP4・MKVなどおよそ150種類の動画フォーマットに対応し、ISOイメージファイルにも対応しています。 トリミング、ウォーターマーク、字幕の追加など簡単な動画編集、フォトムービーの作成などならこの一本だけで行うことができるのです。Windows XP/VISTA/7/8/8.1/10、Mac OSになど幅広く対応しているので使いやすいでしょう。
公式サイトはこちら▶ https://dvdcreator.wondershare.co.jp/
DVD Memory 無料版と有料版の違い
DVD Memoryは無料版と有料版の両方が提供されています。無料版は、基本的な機能を試用可能ですが、ウォーターマークが出力されます。また、一部のテンプレートや機能が制限されます。
DVD Memory 有料版の価格は1年ライセンス3,980円、永久ライセンス4,980円(2~5台 PC永久ライセンスは21,160円)となります。
DVD Memory無料版と有料版の違いを知りたい方は少なくないと思うので、DVD Memoryの基本情報を下記の表にまとめます。
| 項目 | 無料版 | 有料版 | |
| 主な機能 | DVD 作成 | ウォーターマーク付き | ✅ |
| Blu-ray 作成 | ✅ | ||
| 100+豊かなメニューテンプレート | 3つのみ体験できる | ✅ | |
| 音楽の書き込み | ✖ | ✅ | |
| 他の機能 | 編集機能 | ウォーターマーク付き | ✅ |
| ISOイメージとして保存 | ✖ | ✅ | |
| スライドショー作成 | ウォーターマーク付き | ✅ | |
| データディスク作成(動画、音楽、写真のバックアップ) | ✖ | ✅ | |
| 1クリックでDVD作成(メニューなし) | ✖ | ✅ | |
|
1クリックでブルーレイ作成(メニューなし) |
✖ | ✅ | |
| 無償技術サポート | ✖ | ✅ |
DVD Memoryの評判・レビュー
DVD Memoryのメリットとデメリット
ここでは、筆者自分の使用体験とネットで見たDVD Memoryのロコミと評判を合わせて、DVD Memoryのメリットとデメリットをまとめました。
- DVD作成を中心とする機能が豊富
- 簡単な動画編集機能も対応できる
- 有料版では多数のDVDメニューテンプレートが用意されている
- オリジナルの画質でDVDメディアに書き込める
- 無料版では多くの機能が制限され、出力ビデオにウォーターマークが付いている
- 有料版のコスパが低い
- Windows 11には対応していない
- エラーがよく発生する
- Mac版でBlu-rayディスクへの書き込みには対応していない
- 動画編集機能がプロのニーズに満たせない
DVD Memoryの評判
DVD Memoryの良い評判
- 手軽に使えること

DVD Memoryを実際に使ってみると、マニュアルがないことに気づくだろうが、全体から言えば、簡単に使い始めることができます。
- 機能が満載で、初心者向け

DVDオーサリングの初心者にとって、より全面的な動画変換、動画編集の機能が搭載されているDVD Memoryは、基本的なオーサリングのニーズを満たせます。
DVD Memoryの悪い評判
- マニュアルがないこと


DVD Memoryでは詳しい操作の仕方説明がないため、ログイン認証などの面倒な手続きをする際に、ユーザーが戸惑う可能性があります。
- エラー発生の頻度が高いこと

DVD Memoryの性能は、非常に安定しているとは言い難く、エラー発生のほうが多いからです。それに対して、エラーの原因と対策も記事の後半で分析しようと思います。ぜひ最後までご覧ください。
- 機能がより簡単で、プロのニーズを満たせないこと

DVD Memoryの利点が初心者に優しいことだとすれば、欠点はプロのニーズに応えることはできないのです。記事の後半では、初心者にもプロにも適した優れたオーサリングソフトを紹介するので、ぜひ試してみてほしいです。
DVD Memoryの使い方
DVD Memoryのダウンロード・インストール方法
DVD Memoryを使うには、まずはDVD Memoryのインストール方法をみてみましょう!

DVD Memoryで動画をDVDやBlu-rayに書き込む方法
では、DVD Memory(DVDメモリー)を利用して、様々な動画ファイルをDVDやBlu-rayなどに書き込む方法を紹介します。





DVD Memoryでスライドショーを作成する方法



DVD Memoryを選ぶ前に知っておきたい「現実的な限界」
Wondershare DVD Memoryは、長年にわたり初心者向けのDVD作成ソフトとして支持されてきました。豊富なメニューテンプレートや分かりやすい操作性など、いまでも魅力がある部分は確かに存在します。しかし、2025年の動画環境で使うことを前提にすると、その設計思想の古さから、無視できない制約がいくつも浮き彫りになります。
DVD Memoryの限界 その1:コピーガードは対応不可
まず大きな問題は、コピーガード付きディスクへの完全非対応という点です。CPRMがかかった録画DVDや市販映画のディスクを扱うことはできず、暗号化されたVOBファイル・BDMVなども読み込めません。もし「レコーダーで録った番組をDVD化したい」「市販DVDをバックアップしたい」という目的があるなら、この時点で選択肢から外れてしまいます。

DVD Memoryの限界 その2:最新動画フォーマットへの対応力が不足
Wondershare DVD Memoryは「150以上の形式に対応」と謳っていますが、実際の動作は最新の動画環境に十分追いついていません。特に、4K動画やiPhoneのHEVC/H.265動画、VFR(可変フレームレート)を採用したスマホ動画では、読み込みエラーや音ズレ、変換途中のクラッシュが発生しやすいという声が多く見られます。
実際には、4K動画を読み込めても、DVDやブルーレイへ書き込む段階でエラーが発生して処理が続行できないケースが非常に多いのが現状です。これはDVD Memoryの変換エンジンが旧世代設計であり、現代の高圧縮・高解像度フォーマットに最適化されていないためです。
そのため、DVD Memoryを使う前には、あらかじめ手動で動画の解像度を落としておく必要があります。
- DVDに焼く場合:720×480に変換してから取り込む
- Blu-rayに焼く場合:1920×1080に変換してから取り込む
こうした前処理を行うことでエラー発生率は下がりますが、手間がかかるうえ、元動画の高画質をそのまま活かすことはできません。つまり、最新スマホ動画や4K映像をそのまま扱いたいユーザーにとって、Wondershare DVD Memoryは実用的とは言えないのが実情です。
DVD Memoryの限界 その3:変換速度は遅い
また、変換速度についても現代基準では厳しさが目立ちます。DVD MemoryのエンジンはGPUアクセラレーションの対応が限定的で、最新CPU・GPUの性能を十分に活かせません。その結果、他の最新ソフトなら20分前後で終わる作業が、DVD Memoryでは倍以上かかることもあり、長時間動画ほどストレスが溜まりやすい傾向があります。
DVD Memoryの限界 その4:無料版はウォーターマーク付き
加えて、無料版の制限も非常に大きく、作成した映像には画面全体を覆う巨大な透かしロゴが入り、100種類以上のメニューも3種類しか使えません。「まずお試し」のつもりでも、完成品の品質が大きく損なわれるため、実質的には動作確認以上の用途では使えない設計になっています。

DVD Memoryの限界 その5:Mac版ではブルーレイ作成不可
最後に、Macユーザーにはさらに厳しい点があります。Windows版ではBlu-ray作成が可能ですが、Mac版はDVD作成のみに制限されており、Blu-rayはサポート外です。高画質で残したい用途には不向きと言わざるを得ません。
| 機能 | Windows版 | Mac版 |
|---|---|---|
| DVD作成 | 〇 | 〇 |
| Blu-ray作成 | 〇 | ❌ |
DVD Memoryで書き込みできない時のおすすめ代替ソフト
Wondershare DVD Memoryは手頃で扱いやすいソフトですが、前述のように最新動画フォーマットへの非対応、4K動画での書き込みエラー、Mac版の機能制限(Blu-ray非対応)といった問題があり、用途によっては作業が進まないケースが少なくありません。特に、Windows 11環境や高解像度のスマホ動画を扱う場合、読み込みエラーや書き込み失敗が頻発することもあります。
そのため、安定性や画質、書き込み成功率を重視するのであれば、より性能の高いオーサリングソフトへ乗り換えるのが現実的な解決策となります。

- DVD Memoryよりも高画質で安定した書き込みを求める方には、DVDFab DVD 作成のような、最新動画にも強い高性能ソフトをおすすめします。
DVD Memoryより優れたオーサリングソフト:DVDFab DVD 作成
- MP4、MKV、AVIなどの200以上の動画ファイル形式に対応
- 元動画の高画質を保ったままでDVDを作成
- 多彩なメニューテンプレートを提供している
- DVDメニューを思いのままにカスタマイズできる
- ISOファイル/フォルダとしても保存できる
Wondershare DVD Memoryでは、最新のスマホ動画(HEVC/4K)でエラーが出たり、Mac版でBlu-rayが作れないなど、現代の動画環境では対応しきれない場面が増えています。変換速度も遅く、試用版には大きな透かしが入るため、実用性に課題があるのも事実です。
一方、DVDFab DVD 作成は最新動画形式への対応力が高く、GPUアクセラレーションにより高速で安定した変換が可能です。画質劣化を抑えながらDVDやISOを作成でき、編集機能やテンプレートも充実。Windows・Macどちらでも安心して使える点も大きな強みです。
DVD Memoryでは物足りない方、より高品質で確実なオーサリング環境を求める方には、DVDFab DVD 作成が最適な選択肢と言えます。
DVDFab DVD 作成で動画からDVDを作成する方法
では、DVDFab DVD 作成の使い方を画像付きでご紹介します。



「メニュー設定」の画面を開いて、無料のメニューテンプレートより雰囲気づくりのものを選択でき、さらにテキストを加えて自分だけのスタイルがある映像をDVDへの書き込むことができます。

そして、「詳細設定」の画面を開いて、出力形式、ビデオ画質やアスペクト比などを選択します。


まとめ
本記事では、DVD Memoryの無料版・有料版の違いから、実際の評価、弱点、そして代替ソフトまで詳しく解説しました。結果として、DVD Memoryは手軽さが魅力である一方、最新動画への対応力や変換速度、Macでの機能制限など、用途によっては物足りない点があることが分かります。
一方、DVDFab DVD 作成はWindows / Macの両環境にしっかり対応しており、最新動画形式の読み込み、高速変換、安定した書き込み品質など、総合性能が大きく優れています。DVD / Blu-rayを高品質に作成したい方や、長く使えるオーサリングソフトを求める方には、DVDFab DVD 作成がもっとも安心して選べる選択肢です。





