iDVDでDVDを作成するイメージ

iDVDとは?

iDVDはMojave以前の対応環境で動作する可能性があり、Catalina以降では起動できない理由

iDVDは、AppleがかつてMac向けに提供していたDVDオーサリングソフトです。動画や写真から、家庭用DVDプレーヤーで再生できるDVDを作成できるため、Macユーザーに長く利用されてきました。

macOS Catalina 10.15以降では、32ビットアプリのiDVDを起動できません。 iDVDは開発・サポートが終了した旧製品です。AppleはiDVD 7.1.2の公式アップデートを現在も公開していますが、これは既存のiDVD 7向けの更新ファイルであり、新規インストール用の完全版ではありません。Appleシリコン搭載MacでもRosetta 2で32ビット版iDVDを動かすことはできません。

一方で、iDVDがインストール済みの古いMacと対応するmacOSが残っている場合は、今でもDVD作成に使えるケースがあります。この記事では、まず現在のMacでiDVDが使えない理由を整理し、古いMacでの基本的な使い方、そして最新MacでDVDを作成するための代替方法を解説します。

iDVDは今でも使える?環境別の判断表

Mac環境からiDVD継続利用か現行DVD作成ソフトへの移行を判断する流れ

iDVDが使えるかどうかは、Mac本体よりも「macOSのバージョン」と「iDVDがすでにインストールされているか」で大きく変わります。まずは次の表で、自分の環境を確認しましょう。

利用環境iDVDの利用可否おすすめの対応
最新macOS / Appleシリコン搭載Mac基本的に不可現行macOS対応のDVD作成ソフトを使う
macOS Catalina 10.15以降のIntel Mac基本的に不可32ビットアプリ非対応のため、代替ソフトを検討する
macOS Mojave 10.14以前でiDVDがインストール済み使える可能性あり起動と短い動画の書き出しを確認する
iDVD本体を持っていない本体の新規入手は困難iDVD 7.1.2更新ファイルは完全版ではないため、代替ソフトを使う
MP4やMOVからDVDを作りたいiDVD以外でも可能入力形式、DVDメニュー、ISO出力に対応したソフトを選ぶ

なぜiDVDは最新Macで使えないのか

iDVDが起動しない主な理由は、ソフトそのものの不具合とは限らず、Mac側の動作環境が大きく変わったことにあります。とくに次の3点が大きな要因です。

  • 32ビットアプリの終了: macOS Mojave 10.14は32ビットアプリに対応する最後のmacOSです。macOS Catalina 10.15以降では32ビットアプリを実行できません。iDVDは古い32ビットアプリのため、新しいmacOSでは起動できません。
  • Appleシリコンへの移行:現在のMacはAppleシリコン搭載モデルが主流です。Rosetta 2は多くのIntel向けアプリを動かすための仕組みですが、32ビットアプリの実行環境を復活させるものではありません。
  • 光学ドライブ環境の変化:現在のMacには内蔵DVDドライブがほとんどありません。DVDを作成するには、外付けDVDドライブと、書き込みに対応したソフトの両方が必要です。

そのため、最新MacでiDVDを無理に動かそうとするより、現在のmacOSに対応したDVD作成ソフトへ移行する方が安全です。古いMacを残している場合だけ、iDVDを使う選択肢が現実的になります。その場合は、iDVDのインストール状態、起動、短い動画の書き出しを順に確認してください。

古いMacでiDVDを使う基本手順

古いmacOS環境とiDVD本体が残っている場合は、以下の方法でDVDを作成できます。なお、iDVDで読み込める動画はQuickTimeで扱える形式が中心です。MP4やMOVは元動画の形式であり、拡張子だけでなく映像・音声コーデックがiDVDで扱えるかを確認する必要があります。まず短い動画を読み込み、プレビューだけでなく書き出しまで完了するか確認してください。H.265など古いQuickTime環境で扱えないコーデックの場合は、元ファイルを保持したまま、対応するコーデックへの変換を検討してください。iDVDプロジェクトは編集用データであり、完成したDVDとは異なります。

iDVD使い方1:OneStep DVDで動画を焼く

メニューを細かく編集せず、動画をすぐDVD化したい場合は「OneStep DVD」を使います。最短でDVDを作成したいときに向いている方法です。

  1. iDVDを起動し、メニューバーから「ファイル」を選びます。
  2. 「ムービーからOneStep DVD」を選択します。
  3. DVD-RまたはDVD-RWなどの空ディスクをSuperDriveや外付けDVDドライブに入れます。
  4. DVDにしたい動画を選択し、書き込みを開始します。

書き込みが完了すると、家庭用DVDプレーヤー向けのDVDとして利用できます。ただし、再生できるかどうかはプレーヤーと使用したディスクの対応状況にも左右されます。DVD向けの変換後は容量が変わるため、元動画のファイルサイズを合計しただけでは収録可否を判断できません。完成後は、再生機器が使用したディスクに対応しているか確認し、実際に再生してみましょう。

iDVDのOneStep DVD機能

iDVD使い方2:メニュー付きDVDを作成する

チャプターやタイトルを選べるメニュー画面を付けたい場合は、新規プロジェクトを作成します。家族動画、イベント映像、複数の動画をまとめたDVDを作るときに便利です。

  1. iDVDを起動し、「新規プロジェクトを作成」を選びます。
  2. プロジェクト名、保存場所、画面比率を指定して「作成」をクリックします。
  3. 画面右側の「テーマ」から好みのデザインを選びます。
  4. 「ムービーを追加」を選び、DVDに入れたい動画をドラッグ&ドロップします。
  5. 必要に応じて音楽や背景を追加し、「DVDを作成」で書き込みます。

iDVDで新規プロジェクトを作成する画面

iDVD使い方3:メニューなしに近いDVDを作る

iDVDでは、完全な意味でメニュー構造を消すより、OneStep DVDを使うか、メニュー表示をできるだけ目立たなくする方法が現実的です。自動再生に近づけたい場合は、黒背景のテーマを作り、余計なタイトルや音楽を削除します。

iDVDのテーマ編集画面

Appleロゴを表示したくない場合は、iDVDの環境設定で「Appleロゴの透かしを表示」のチェックを外します。さらに黒一色のJPG画像を用意し、ドロップゾーンエディタに配置すると、シンプルな画面にできます。

iDVDでAppleロゴの透かしを非表示にする設定

ロゴなしのDVDオーサリングソフト
ロゴなしのDVDオーサリングソフトを探すなら
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テーマ内の音楽を消す場合は、下部メニューのインスペクタを開き、オーディオ欄の音楽ファイルを削除します。最後にプロジェクトを保存し、DVDを作成します。

iDVD代替ソフトを選ぶポイント

用途別にDVDFab DVD作成for Macなど四製品を選ぶ目安

最新MacでDVDを作成する場合は、 MacでDVDを焼く方法 として、iDVDの代わりに現行macOS対応のDVDオーサリングソフトを選びます。単に動画を書き込めるだけでなく、家庭用DVDプレーヤーで再生できるDVDビデオ形式に変換できるかも確認しましょう。

  • Appleシリコン搭載Macに対応しているか
  • MP4、MOV、MKVなど主要動画形式を読み込めるか
  • DVDディスクだけでなくISOやDVDフォルダも出力できるか
  • メニューテンプレートを編集できるか
  • 無料体験版で書き込み品質を確認できるか
  • 日本語環境で操作しやすく、更新が継続されているか

主なiDVD代替ソフトの比較

ソフト向いている人主な特徴料金区分・対応環境
DVDFab DVD作成for Macメニュー付きDVDを作りたい人DVDディスク、ISO、フォルダへ出力有料(30日間無料体験)。macOS 12以降
Wondershare DVD Memory動画や写真を使いたい人テンプレートでメニューを作成有料(無料体験あり)。対応OSは要確認
Leawo DVD作成for Mac動画編集も行いたい人動画編集とメニュー作成に対応有料(無料体験あり)。対応OSは要確認
Burn簡易な書き込みをしたい人シンプルな書き込み機能無料。現行macOSでの動作は要確認

2026年10月時点。無料体験・対応OSの条件は変更されるため、各製品の最新案内を確認してください。

DVDFab DVD 作成 for MacでDVDを作成する方法

iDVDの代替として、動画ファイルからメニュー付きDVDを作成したい場合は、DVDFab DVD作成for Macが候補になります。macOS 12以降のIntel MacおよびAppleシリコン搭載Macに対応し、動画を読み込んでDVDディスク・ISO・フォルダへ出力できます。iDVDのプロジェクトファイルをそのまま編集用に読み込むのではなく、残っているMP4やMOVなどの元動画を追加し、メニューを作り直す方法です。無料体験で実際の動画と出力条件を確認してください。

自分で撮影した動画や、利用・複製する権限のある動画を扱い、適用される法令と利用条件に従ってください。作成したDVDや保存データを無断で配布しないでください。

おすすめ理由
  • 最新Macに対応: Appleシリコン搭載Macでも利用しやすいDVD作成ソフトです。
  • 多様な動画形式に対応: MP4、MOV、MKVなど主要な動画ファイルを読み込めます。
  • メニュー作成に対応:テンプレートを選び、背景や文字をカスタマイズできます。
  • 出力形式が柔軟: DVDディスクだけでなく、ISOファイルやDVDフォルダとして保存できます。
DVDFab DVD 作成 for Mac
  • MP4、MKVなど200以上の動画ファイルに対応
  • 動画から空のDVDディスク、ISO、フォルダを作成できる
  • テンプレートでDVDメニューを作成・カスタマイズできる
  • GPUアクセラレーションにより高速処理に対応
  • 30日間の無料体験版を提供

動画からDVDを作成する手順

ここでは、DVDFab DVD作成for Macを使って動画からDVDを作成する基本的な流れを紹介します。DVDディスクに直接書き込む場合は、事前に外付けDVDドライブと空のDVD-RまたはDVD-RWを用意してください。

Step1
DVDFab Mac版をダウンロードし、パソコンにインストールして起動します。
Step2
左側メニューで「作成」を選び、上部のモードから「DVD 作成」を選択します。

DVDFabでDVD作成モードを選択する画面

Step3
画面中央の「+」をクリックし、DVDにしたい動画ファイルを追加します。

DVDFabに動画ファイルを追加する画面

Step4
出力サイズをDVD5またはDVD9に指定し、必要に応じて音声や字幕を選びます。

DVDFabでDVD5またはDVD9を設定する画面

「詳細設定」では、ボリュームラベル、ビデオ画質、アスペクト比、再生モードなどを設定できます。家庭用DVDプレーヤーで再生する場合は、再生モードや画面比率を確認しておくと安心です。

DVDFabの詳細設定画面

「メニュー設定」をクリックすると、テンプレートを使ってDVDメニューを作成・編集できます。背景、テキスト、ボタンなどを調整できるため、iDVDのようなメニュー付きDVDを作りたい場合に便利です。

DVDFabでDVDメニューを編集する画面

Step5
空のDVDをドライブに挿入し、出力先としてDVDドライブを選びます。ディスクがない場合はISOまたはフォルダとして保存できます。

DVDFabで出力先を選択する画面

Step6
「開始」をクリックするとDVD作成が始まります。処理が完了するまで待ちます。

DVDFabでDVD作成を開始する画面

その他のiDVD代替ソフト

iDVDの代替ソフトは、目的によって選び方が変わります。メニュー付きDVDをしっかり作りたい場合、シンプルに動画を書き込みたい場合、無料ツールを試したい場合で向いているソフトが異なります。

Wondershare DVD Memory

Wondershare DVD Memory

Wondershare DVD Memory は、動画や写真をドラッグ&ドロップで追加し、DVDを作成できるソフトです。メニューテンプレートや簡単な編集機能を備えているため、初心者にも扱いやすい選択肢です。テンプレートを選んで見た目を整えたい方に向いています。

Leawo DVD作成for Mac

leawo

Leawo DVD作成 for Macも、MP4などの動画からDVDを作成できるソフトです。メニュー作成や動画編集に対応しており、iDVDより多機能なDVD作成環境を求める場合に候補になります。複数の編集機能を1つのソフトで使いたい場合に検討しやすいでしょう。

Burn

Mac Burn

BurnでDVDを作成する操作 は、Mac向けのシンプルなDVD作成方法として知られています。無料で試しやすい一方、最新macOSでの動作状況や必要な形式変換は事前に確認した方が安全です。メニュー作成や高度なカスタマイズより、まず簡単に書き込みたい方に向いています。

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よくある質問

Q

Q1. iDVDは最新のmacOSでインストールできますか?

通常はできません。iDVDは開発・サポートが終了した旧製品で、Appleが配布しているiDVD 7.1.2は既存のiDVD 7向け更新ファイルであり、新規インストール用の完全版ではありません。macOS Catalina 10.15以降では32ビットアプリを実行できないため、更新ファイルがあってもiDVDは利用できません。

A

Q

Q2. iDVDを使うにはどのMacが必要ですか?

iDVDがインストール済みで、対応する古いmacOSが動作するMacが必要です。さらに、DVDを書き込むには内蔵SuperDriveまたは外付けDVDドライブも必要です。

A

Q

Q3. iDVDでMP4動画をDVDにできますか?

作成できる場合もありますが、MP4という拡張子だけではiDVDへの対応可否を判断できません。映像・音声コーデックが対応している必要があり、プレビューで再生できてもDVD作成時の変換でエラーになることがあります。まず短い動画を使い、ディスクイメージまで正常に書き出せるか確認してください。

A

Q

Q4. iDVDの代わりに無料ソフトだけでDVDを作れますか?

Burnなどの無料ソフトでもDVDを作成できますが、家庭用プレーヤーで再生するにはDVD-Video形式で書き込めるかを確認してください。メニュー作成やISO出力が必要なら、有料ソフトの無料体験版で必要な機能を試す方法もあります。なお、iDVDのAppleロゴ表示設定と、有料ソフトの体験版に設けられる出力条件は別のものです。

A

Q

Q5. iDVDは今でもダウンロードできますか?

AppleのサポートページではiDVD 7.1.2の更新ファイルを入手できますが、これは既存のiDVD 7向けのアップデートで、完全版のインストーラーではありません。iDVD本体を持っていない場合は、非公式な配布元を避け、現行のDVD作成ソフトへの移行を検討しましょう。

A

Q

Q6. iDVDで作ったプロジェクトを最新Macで開けますか?

最新MacではiDVD自体を起動できないため、編集用データであるiDVDプロジェクトをそのまま開いて編集するのは難しいです。完成したDVDやディスクイメージとは異なるため、元動画ファイルが残っている場合は、現行のDVD作成ソフトに読み込み、DVDメニューや出力設定を作り直します。

A

まとめ

iDVDは、かつてMacでDVDを作成する定番ソフトでしたが、2026年現在の最新Macでは基本的に使えません。iDVDがインストール済みの古いMacを持っている場合は、OneStep DVDや新規プロジェクト作成を使ってDVDを作成できる可能性があります。

最新MacでMP4、MOV、MKVなどの動画からDVDを作りたい場合は、iDVDにこだわるより、現行macOSに対応したDVD作成ソフトを選ぶ方が安全です。とくに、DVDディスクだけでなくISOやDVDフォルダにも出力したい場合、メニュー付きDVDを作りたい場合は、対応形式や操作性を確認して選びましょう。

iDVDに近い感覚でメニュー付きDVDを作成したい方は、DVDFab DVD作成for Mac、Wondershare DVD Memory、Leawo DVD作成for Macなどを比較し、必要な機能、利用条件、Macでの動作状況を確認して選びましょう。