超簡単!Audacityでノイズを除去する方法!代替ソフトも紹介
要約: 動画を撮った時や映像を作る時にノイズが気になることはよくあると思います。そこで、今回は初心者でもできるノイズ除去する方法を解説したいと思います。それは音声編集フリーソフト「Audacity」というもので、しかも、無料で使えます!こちらは本格的な動画編集ソフトですが、操作しにくいと思う方もたくさんいるでしょう!本文ではまずAudacityでノイズ除去する方法を説明します。そして、もっと操作しやすい方法も一つ紹介したいと思います。自分でノイズを除去したい方にはぜひ最後まで見てください!
目次
Audacityとはどんなソフト?
Audacity(オーダシティ)とは、フリー(無料)で、多機能を備えるオーディオ編集ソフトです。音声のカットや結合、複数の音声を合成やエフェクト効果の適用などといった音の編集関連はほとんどできるほど多機能のほか、操作も簡単でとても使いやすいです。
Windows でもMac でもインストールできるので、自由に使えます。また、WAV・FLAC・Ogg Vorbis・MP3 などのフォーマットに基本的に対応しています。それに、PCにマイクがつないだ場合、Audacity で録音することもできます。
Audacityで除去できるノイズの種類
Audacityでノイズ除去はできますが、すべての「ノイズ」の種類に対応しているのではないので、ご注意ください。
ここでAudacityでノイズ除去できるノイズの種類を紹介します。
1.「サー」という雑音のホワイトノイズ
一定のパターンでずっと流れている雑音や「ザーッ」とか「サーッ」のような、つまりエアコンなどのホワイトノイズや、弱めの風の音ならAudacityの機能で消すことや緩和できます。
2.「カチっ」というクリックノイズ
Audacityでパチ、プチっといったクリックノイズを除去できます。また、歯擦音やリップノイズなど、とても短いノイズの除去にも応用しています。
Audacityでノイズ除去する方法
まず、Audacityのダウンロード&インストールを紹介します。
以下のリンクからAudacityをダウンロード・インストールできます。
Windows:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/audacity/
Mac:https://www.audacityteam.org/download/mac/
Audacityを成功にインストールしてから起動すると、以下の画面になります。
音声ファイルをインターフェースに直接ドラッグ&ドロップすると、Audacityが自動的に音声データを読み込みます。また、「ファイル⇒開く」で、音声ファイルを読み込むこともできます。
上記のように、ノイズは主に2種類があります。これから、ノイズ別にAudacityでノイズ除去する方法を紹介します。
Audacityで「サー」という雑音のホワイトノイズを除去する方法
ノイズ除去の手順をまとめると、以下になります。
① 削除したいノイズのみのところを選ぶ
② エフェクト → ノイズの低減
③ ノイズプロファイルの取得
④ ノイズ除去をしたい範囲を選択する
⑤ 再度「エフェクト → ノイズの低減」でOKボタン
ステップ1.マウスでノイズだけの箇所を選択します。
ステップ2.メニューの「エフェクト」から「ノイズの低減」を選択します。
ステップ3.ノイズプロファイルの取得をクリックします。
上図の下の赤枠内の部分が気になっている人に簡単に解説しておきます。
ノイズ低減(dB)(N):数値が大きくなるほど選んだノイズ音声が大きく除去されます。しかし、大きいほど元の音声への影響も大きい。
感度(S):上と似ていますが、数値を大きくすると、その分はしっかりと除去することができます。
周波数平滑化:音声を滑らかにする。数値を高めると、音声が安定になる。
※これらの数値をあまり調整したら変になる可能性があるので、ご注意ください。
ステップ4.ノイズカットしたい範囲を選択します。もう一度「エフェクト →ノイズの低減」を選んでOKボタンを押します。
こうして、ノイズ除去が完了しました。下図はノイズ除去を行う前後の波形の対照です。
Audacityで「カチっ」というクリックノイズを除去する方法
ノイズ除去の手順をまとめると、以下になります。
① 除去したいノイズ部分を選択
② エフェクト → クリックノイズの除去
③ 感度を設定しOK
ステップ1.除去したいノイズ部分を選択します。
ステップ2.メニューの「エフェクト」から「クリックノイズの除去」をクリックします。
ステップ3.感度を設定してOKボタンを押します。
以上はAudacityでノイズを除去する方法です。日本語版とはいえ、まだ英語の操作が多いのは不便な所ですね。専門的なソフトですが、操作は簡単ではありません。プロの方にはおすすめです。では続いて、もう一つもっと一般の方におすすめしたいノイズ除去ソフトを説明します。
Audacityの代わりとなるソフトーUniFabでノイズを除去する方法
UniFabは、好きな動画や音声ファイルをさまざまなフォーマットに変換できるソフトです。変換できる形式は、MP4、MKVはもちろん、AVIやWMVなどの形式も含まれます。合計1000以上の動画形式に対応できます。また、変換できる形式が多様なうえ、高品質で動画変換が行えます。変換できるだけではなく、動画と音声の編集もできます。
主な機能と特徴:
- 操作しやすくノイズを除去
- 字幕・サウンドエフェクトをカスタマイズ
- 好きなサイズに動画をクロップ
- フィルタ―が自由に選べる
- 高速変換なうえ複数変換も可能
- 動画の変換・圧縮・編集を同時に複数並行
対応OS:Windows 11/10/8.1/8/7 (32/64 bit)
UniFabのダウンロード・インストール方法
ステップ1:まず以下のボタンをクリックして、UniFabをダウンロードしてインストールします。
ステップ2:保存したファイルをダブルクリックして、そして「クイックインストール」をクリックしてください。
ステップ3:インストールファイルがダウンロードされます。ダウンロードが完成したらインストールが自動的に始まります。
インストールが終わったら右「試用」ボタンをクリックして、作業を始めましょう。
UniFabでノイズを除去する方法
ステップ1:UniFabを起動して、左のメニューから「変換」を選択してください。そして「ビデオ」をクリックして、作業したい動画を追加してください。
ステップ2:動画の追加が終わったら、画面下の「効果」を選択して、メニューから「音声」を選択してください。そして、下の「ノイズ除去する」を選択してください。ほかに編集したい項目があったら、ほかの操作もできます。
ステップ3:出力する動画のフォーマットや品質の設定もできます。動画編集の設定が終わったら、下の「ok」をクリックして、保存先を選択して、「開始」をクリックします。
ここでノイズ除去が完了します。超簡単!
まとめ
以上ではノイズ除去する方法を詳しく説明してきます。Audacityのダウンロード方法や、使い方などを紹介しました。Audacityは本格的な動画編集ソフトで、日本語版とはいえ、まだ英語の操作が多いのは不便なところです。操作は簡単とは言えませんから、プロの方にはおすすめです。
そして、もっと操作しやすい方法も一つ紹介しました。UniFabは好きな動画や音声ファイルをさまざまなフォーマットに変換できるソフトで、編集機能もついていて、簡単でノイズを除去することができます。ほかにも、動画速度の変更、字幕編集など高度な編集も可能です。操作もより簡単で試用版もあります!自分でノイズを除去したい方、動画編集をチャレンジしたい方にはぜひ使ってみましょう!