ISOファイルとは

ISOファイル(イメージファイル)は、CDやDVDなどディスクの中身を1つのファイルに変換したデータのことです。

例えば、映像が収められたDVDがあったとすると、その中身丸ごと全てのデータを取り出したものがISOファイルです。CD/DVD/BD上などの全ファイルの内容だけでなく、メタデータ、ブートコード、構造、属性なども含まれます。

ISOファイルをUSBメモリに書き込むには、専用のソフトが必要になります。代表的なのが「DVDFab DVD コピー」、「ISO to USB」、「Rufus」、「AOMEI Partition Assistant Pro」、「USBWriter」の5種類です。

ISOファイルをUSBに書き込む方法 1:DVDFab DVD コピー

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  • 市販・レンタル・自作のDVD ISOに対応
  • ISOファイルのタイトル、チャプター、音声、字幕などを設定できる
  • ISOファイルの全体または一部をUSBに書き込む
  • ISOファイルを1:1または圧縮してからUSBに書き込む
  • 複数のタスクを同時に実行でき、高速な書き込み速度
  • 30日間すべての機能を無料体験

DVDFab DVD コピーでISOファイルをUSBに書き込む方法

Step1
DVDFabを起動して、左側のメニューから「コピー」を選択して、「コピーモード」を選択します。

Step2
「+」アイコンをクリックして、ISOファイルを追加します。

Step3
出力ファイルのタイトル、チャプター、オーディオ、字幕を設定します。

「詳細設定」でボリュームラベルも設定できます。

Step4
USBドライブをパソコンに挿入して、出力先のドロップダウンメニューからUSBを選択して、「開始」ボタンをクリックします。

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ISOファイルをUSBに書き込む方法 2:ISO to USB

ISO to USBは、USBメモリへの書き込みに特化したフリーのソフトウェアです。使いやすいのですが、日本語には対応していません。

ISO to USBでISOファイルをUSBに書き込む方法

Step1
[Browse]をクリックして、PC内のISOファイルを参照します。
Step2
書き込むUSBをPCに接続した後。キーボードのVボタンを押しますと、接続したUSB名が表示されます。
Step3
ファイルシステムではプルダウンメニューから「FAT32」を選択します。
Step4
BIOSで起動できるようにする場合には、「Bootable, only supports Windows bootable ISO image.」の横のチェックボックスにチェックを入れます。
Step5
[Burn]をクリックするとUSBメモリにISOファイルを書き込むことができます。

ISOファイルをUSBに書き込む方法 3:Rufus

Rufusは、日本語対応のフリーのソフトウェアで、ソフトウェアの容量が小さく、操作がシンプルで分かりやすいです。

RufusでISOファイルをUSBに書き込む方法

Step1
書き込むUSBメモリをPCに接続します。デバイスのところに認識されたUSBメディアの名前が表示されます。
Step2
[選択]をクリックして、PC内のISOファイルを参照します。
Step3
パーティション構成は[GPT]を選択します。
Step4
[スタート]をクリックするとUSBメモリにISOファイルを書き込むことができます。

ISOファイルをUSBに書き込む方法 4:AOMEI Partition Assistant Pro

AOMEI Partition Assistant Proは、有料のソフトウェアです。フリーのソフトウェアよりも幅広い機能を持っており、その幅広い機能の中に、ISOファイルをUSBに書き込む機能が含まれています。無料版もあるのですが、そちらではISOファイル書込みの機能は使えませんので注意してください。日本語に対応しています。

AOMEI Partition Assistant ProでISOファイルをUSBに書き込む方法

Step1
書き込むUSBメモリをPCに接続します。
Step2
ソフトウェアを起動後に左側メニューから[ブータブルCD/USBを作成]を選択します。
Step3
ブータブルCDを作成のウィンドウが出てきましたら[次へ]をクリックします。
Step4
ブータブルメディアの作成方法の選択画面で[USBブートデバイス]を選択します。
Step5
[続行]をクリックするとUSBメモリにISOファイルを書き込むことができます。

ISOファイルをUSBに書き込む方法 5:USBWriter

USBWriterは、フリーのソフトウェアで、簡単にISOファイルをUSBメモリに書き込むことができます。日本語化パッチをあてることで日本語に対応することができます。

USBWriterでISOファイルをUSBに書き込む方法

Step1
[Browse…]をクリックして、PC内のISOファイルを参照します。
Step2
書き込むUSBメモリをPCに接続してから「Target device」と書かれた場所で、キーボードのVボタンを押して、接続したUSB名が表示されます。
Step3
[Write]をクリックして、その後に表示されるダイアログで[はい]をクリックしますと、USBメモリにISOファイルを書き込むことができます。

ISOファイルをUSBに書き込めない時の原因と対処法

ISOファイルを書き込むUSBメモリによっては、書き込む時に下記のようなエラーが表示される場合があります。その時の対処法について紹介します。

イメージが大きすぎる

書き込むISOファイルの容量が、書き込もうとしたUSBメモリの容量より大きい場合に表示されます。その場合には、ISOファイルの容量よりも大きいUSBメモリを用意してください。

ダウンロードが必要

USBメモリに書き込むために必要なファイルが足りない場合に表示されます。メッセージ内容を確認して、[はい]をクリックしてください。

ハイブリッド ISO イメージの検出

USBメモリに書き込むモードが複数ある場合に表示されます。表示された場合は、[ISOイメージモード書き込む]を選択して[OK]をクリックしてください。

データ消去の確認

USBメモリ内にデータが入っていた場合に表示されます。そのデータを消去して問題なければ[OK]を、問題ある場合には[キャンセル]をクリックしてください。その後、USBメモリ内のデータを消去しても問題ないようにパソコン内に退避させるか、他のUSBメモリを接続してください。

ISOファイルをUSBに書き込むに関するよくある質問

Q:ISOファイルをUSBに書き込むと何ができるのですか?

A:USBにISOファイルを書き込むと、そのUSBドライブはブータブル(起動可能)になり、それを使用してパソコンを起動したり、新しいオペレーティングシステムをインストールしたりすることができます。

Q:USBイメージライタとは?

A:USBイメージライタとは、特定のソフトウェアイメージをUSBデバイスに書き込むためのツールのことを指します。ISOファイルなどのディスクイメージをUSBフラッシュドライブに書き込んでブータブル(起動可能な)USBを作成することができます。

これは、オペレーティングシステムのインストールメディアを作成する、または特定のツールキットやユーティリティをポータブル形式で持ち運ぶなど、さまざまな用途に利用できます。

一部のオペレーティングシステムでは、特定のUSBイメージライタツールが提供されています。例えば、Ubuntuでは「Startup Disk Creator」、Fedoraでは「Fedora Media Writer」がそれにあたります。また、WindowsやMacなどのオペレーティングシステムでも、EtcherやRufusなどのサードパーティ製のツールを使用してUSBイメージを書き込むことができます。

Q:どれくらいの大きさのUSBが必要ですか?

A:それは書き込むISOファイルの大きさによります。一般的に、4GB以上のUSBメモリが推奨されます。ただし、大規模なISOファイル(例えば、Windowsのインストールディスクなど)の場合は、それ以上の容量を持つUSBが必要になることもあります。

Q:USBに書き込んだ後、他のファイルを保存することはできますか?

A:一般的には可能ですが、ISOファイルを書き込んだ後の空き容量が少ない場合や、いくつかの特殊なケースでは、そのUSBデバイス上に他のファイルをコピーすることができない場合もあります。また、USBドライブはブータブルとして使用するために特定の形式(例えば、FAT32やNTFS)にフォーマットされ、そのフォーマットは常に他のデータと共存することができるわけではありません。

まとめ

今回紹介した5種類のソフトウェアは、どれも分かりやすく、操作しやすいです。一方で、日本語に対応していないものや、有料のソフトウェアがあります。DVDFab DVDコピーは、無料で使える多機能のISO書き込みソフトで日本語も対応しているのでお勧めします。ISOファイルをUSBメモリに書き込む時には、今回紹介したソフトウェアをぜひ利用してみてください。