DVD Shrinkで容量を調整する画面

先に確認したいこと:DVD Shrinkで収まらないときは5つの原因を切り分ける

DVD Shrinkでサイズが収まらないときや、もう一度処理しても改善しないときは、まずは、下記の5点を順番に確認するのが近道です。

  • ①圧縮設定
  • ②不要な音声・字幕
  • ③再処理の要否
  • ④コピーガード
  • ⑤保存先やディスク容量

軽いサイズ超過なら設定の見直しで解決することがあり、ISOやVIDEO_TSを読み直す方法が効く場合もあります。一方で、市販DVDやレンタルDVDで容量表示が不自然なときは、DVD Shrink単体では対処しにくい保護処理が原因になっていることがあります。

本記事では、圧縮がうまく進まない原因、二層DVDを一層メディアに収めたいときの考え方、書き込み前に確認したい現実的な対処順を、問題解決に必要な範囲に絞って整理しました。なお、DVD Shrinkのダウンロード・日本語化・基本的な使い方を知りたい場合は、DVD Shrink 3.2のダウンロード、日本語化、使い方と使用できない場合の対処法を参照してください。

まず試す順番
  • 設定を見直す:メインムービーのみを残し、不要な音声・字幕を外す
  • 再圧縮する:ISOまたはVIDEO_TSをもう一度読み込んで圧縮する
  • コピーガードを疑う:容量偽装やCSS / ARccOSがあるとDVD Shrink単体では失敗しやすい
  • 代替ソフトに切り替える:最新DVDや大容量DVDはDVDFab DVD コピーの方が安定しやすい
  • 保存先容量を確認する:DVD-5 / DVD-9の容量差とPCの空き容量も見落とさない

DVD Shrinkは今でも使える?

DVD Shrinkは、DVD-9をDVD-5に収めたいときや、不要な音声・字幕を削ってバックアップしたいときに今でも名前が挙がる定番ソフトです。ただし、開発はすでに終了しているため、最新のDVDタイトルやコピーガード付きディスクでは、読み込みエラーや容量オーバーが出やすくなっています。

DVD Shrink(ディーブイディー シュリンク)はDVD-Videoの作成を容易にするフリーウェアである。Windows上で動作する。......開発は事実上終了しており、作者は現在Nero AGのNero Recodeの開発を行っている。また、開発が終了しているため、DVDの最新タイトルをリッピングした場合、エラーとなるケースもある
Wikipedia DVD Shrink より>>

そのため、このページでは一般的な使い方よりも、「なぜ容量オーバーになるのか」「まず何を試すべきか」 に集中して解説します。

DVD Shrinkで容量オーバーが発生する主な原因

DVD Shrinkで圧縮しきれないときは、ソフト自体の不具合よりも、ディスクの中身・圧縮設定・コピーガード・保存先条件に原因があることがほとんどです。特に次の5パターンは、サイズが収まらないときによく当たる代表例です。

1. コピーガードや容量偽装によるDVDシュリンク圧縮エラー

一部の市販DVDには、容量偽装というコピーガードが施されています。これは実際の容量を超えるダミーデータを埋め込むことで、DVD Shrinkに「容量オーバー」と誤認識させる仕組みです。例えば、実際は8GBしかないディスクを60GBに見せかけ、圧縮処理を妨げます。こうしたコピーガードは、DVD Shrinkが対応していないためエラーが発生します。

2. 圧縮率の設定が適切でない

サイズが収まらない場合、圧縮設定の選び方が原因になっていることがあります。DVD Shrinkは自動で最適化してくれるわけではないため、圧縮率を自分で見直す必要があります。映像の圧縮率が甘かったり、特典映像を残したままだったりすると、処理後も出力サイズが大きくなり、もう一度かけても改善しにくくなります。

対策方法
  • 「メインムービーのみを選択」「音声・字幕を削除」など、必要最低限のデータのみを残して圧縮設定を見直しましょう。

3. 音声データが大きすぎてDVD圧縮できない

ライブ映像やコンサートDVDなどは、映像よりも音声が占める割合が大きく、DVD Shrinkでは音声を圧縮できません。そのため、圧縮しても十分にサイズが減らず、結果としてDVD容量オーバーが発生します。

対策方法
  • 不要な音声トラック(例:英語音声・解説トラックなど)を削除し、必要な音声だけを残すことで圧縮効果を高めましょう。

4. コピーガード(CSS・リージョンコード・ARccOS)による制限

DVDには、CSS(Content Scrambling System)リージョンコード など、複数のコピーガード技術が施されています。DVD Shrinkは既に開発終了である為、これらのコピーガードに非対応、コピーガード付きDVDを読み取れず圧縮が失敗することがあります。特に最新映画DVDやアニメ作品などではこの傾向が強く、エラーやフリーズが発生しやすくなっています。

対策方法
  • コピーガード解除に対応したソフト(例:Passkey for DVDなど)を併用することで、エラーを防ぎスムーズに圧縮できます。

5. DVDディスクやPCの容量不足によるエラー

DVDの容量が足りないという場合、単純にハードウェア容量が不足しているケースもあります。

  • 空のDVDディスクの容量が、コピー元ディスクより小さい
  • PCのローカルディスクの空き容量が不足している

これらの条件が揃うと、DVD Shrinkの作業領域が確保できず、容量オーバーエラーが表示されます。

対策方法
  • 作業前にPCの空き容量を確認し、必要に応じて一時ファイルや不要データを削除しておきましょう。

対処法1:圧縮設定を正しく見直す

軽い容量オーバーなら、まずDVD Shrink側の設定見直しから始めてください。ここで重要なのは、本編以外を削ることと、出力サイズをDVD-5に収まる範囲まで調整することです。最初にここを詰めるだけで解決するケースは少なくありません。

まずDVDをDVD Shrinkに追加すると、画面は以下のように表示されます。

DVD Shrinkで容量を調整する画面

圧縮率を調整:

メインムービーだけを選択し、特典映像や不要な音声・字幕を外します。容量オーバーを防ぐには、音声と字幕をそれぞれ必要なものだけ残すのが基本です。

出力サイズを変更:

「圧縮設定」→「ビデオ」で「カスタム」を選び、出力サイズを小さく設定します(例:4300MB)。赤いバーが出ないよう、緑のバーが上限に近づく手前で調整してください。

対処法2:ISOやVIDEO_TSを読み直して再処理する

設定を見直しても収まらない場合は、一度出力したISOファイルまたはVIDEO_TSフォルダを再度読み込んで、もう一度サイズを詰めます。昔から使われている回避策ですが、画質はそのぶん落ちやすくなるため、必要なときだけ使うのが無難です。

1. ISOファイルを読み直してサイズを詰める

  • STEP1:DVD ShrinkでDVDディスクをバックアップします。
  • STEP2:バックアップしたものはISOファイルとして出てきます。「ディスクイメージを開く」をクリック、先ほどのISOファイルを選択します。

ISOイメージの再圧縮手順を詳しく確認したい場合は、DVD Shrink ISO圧縮の解説 も参考になります。

2. VIDEO_TSフォルダを読み直してサイズを詰める

  • STEP1:出力先デバイスをISOファイルではなくハードディスクフォルダに設定してバックアップします。
  • STEP2:VIDEO_TSというフォルダは出力先に指示したフォルダーに現れます。
  • STEP3:DVD Shrinkで「ファイルを開く」ボタンを押すとVIDEO_TSを指定して圧縮します。

対処法3:別のDVD圧縮ソフトに切り替える

何度再圧縮しても改善しない場合や、容量表示が不自然に大きい場合は、コピーガードや容量偽装によりDVD Shrink単体では処理しにくい状態の可能性があります。その場合は、問題解決を優先して、最新DVDに対応しやすい代替ソフトへ切り替えた方が早いです。

DVDFab DVD コピーでDVD-9をDVD-5に自動で圧縮する

DVDFab DVD コピーは、DVD-9をDVD-5へ自動圧縮しやすく、不要部分の削除やコピーガード対応もまとめて進められます。サイズ超過で何度も詰まりたくない場合に向いています。

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DVDFab DVD コピー30日間無料体験
  • CSS、APS、RCE、偽装容量などの全てのコピーガードを解除できる
  • DVD-9をDVD-5に自動で圧縮する
  • DVDを1:1無劣化でバックアップできる
  • 6つのコピーモードでDVD全体または一部を自由にコピー
  • タイトルやチャプター、字幕、音声、ボリュームラベルなどを自由に設定
  • DVDを空のDVDディスク/フォルダ/ISOファイルにコピー
  • 高速なコピースピードと高画質な出力の両方が実現できる
オススメ度 ★★★★★
日本語対応 ◯(年中無休オンラインカスタマーサポート)
対応OS Windows 11/10/8.1/8/7(32/64 bit) Mac OS 10.10-14
対応DVDコピーガード CSS、RC、APS、UOPs、ARccOS、DADC、RipGuard、Cinaviaなどのほぼ全てのコピーガード
入力ファイル形式 DVDディスク、フォルダ、ISO イメージファイル
出力ファイル形式 DVDディスク (DVD-5、DVD-9) 、フォルダ、ISO イメージファイル
推奨ユーザー 初心者~プロ

次に、大容量のDVD-9をDVD-5に圧縮してコピーする方法を説明します。

Step1
公式サイトからDVDFab DVDコピーをダウンロード、インストールします。
Step2
DVDFabを起動し、上部のツールバーから「コピー」を選択します。 次に、コピーしたいDVDディスクをオプティカルドライブに挿入します。 DVDフォルダ/ISOファイルを使用する場合は、インターフェイスに直接ドラッグアンドドロップします。

DVD Shrinkで容量を調整する画面

Step3
メインインターフェイスの左上にあるモードスイッチに入り、必要なコピーモードを選択します。

DVD Shrinkで容量を調整する画面

6つのコピーモードに関する豆知識
  • フルディスク:DVDディスクに収録されている全てのコンテンツをコピーします。DVD-9からDVD-5への圧縮もできます。ただし、このモードでDVDをコピーする時、出力ビデオのオーディオ、字幕を選択することができません。
  • メインムービー:本編のみをコピーします。出力ビデオのオーディオ、字幕��選択することができます。
  • カスタマイズ:タイトル / チャプターを自由に選択してコピーできます。
  • 結合:複数のDVDビデオを1つのディスクにまとめます。
  • 分割:1つのDVD-9を2つのDVD-5に分割します。
  • クローン/ライティング:DVDビデオを1:1比例で無劣化コピーします。
Step4
DVDFabメイン画面でチャプター、オーディオトラック、字幕を選択します。 詳細設定パネルで、出力サイズをDVD-5として選択します。

DVD Shrinkで容量を調整する画面

DVD Shrinkで容量を調整する画面

Step5
画面下部に希望の「出力先」を設定します。例え:空のディスク/ISOファイル/ローカルドライブに保存。すべての設定が完了したら、「開始」ボタンをクリックしてコピーを始めます。「処理中」で進捗状況が見られます。

DVD Shrinkで容量を調整する画面

DVD Shrinkで容量を調整する画面

DVD DecrypterとDVD Shrinkを併用する方法は今でも使える?

DVD DecrypterとDVD Shrinkを組み合わせる方法は、古くから知られている回避策です。ただし、DVD Decrypter自体には圧縮機能がなく、現在は公式サイトも閉鎖しているため、今から新しく試す方法としては優先度が高くありません。すでに使い慣れている場合のみ、ISOを書き出してから再処理する補助策として考える程度で十分です。

関連手順を確認したい場合は、DVD Shrink ISO圧縮の解説 や、DVD Decrypterを使ってVOBファイル結合する方法 を参照してください。

対処法4:コピーガードを先に解除する

DVD Shrinkは古いソフトウェアのため、最新のコピーガードには対応していません。そのため、DVDFab Passkey for DVDのようなコピーガード解除ツールを併用することで、偽装容量やリージョンコードなどによるエラーを回避できます。

Passkey for DVDは、CSS、リージョンコード、容量偽装など多様なコピーガードを自動で解除できる常駐型ソフトです。DVDをドライブに挿入すると即座に解析を開始し、保護を解除した状態でディスクをそのまま再生することが可能です。さらに、解除後のディスクをISOファイルDVDフォルダ形式に変換して保存できるため、DVD Shrinkや他のコピーソフトで再圧縮・バックアップを行う際にも非常に便利です。

passkey for dvd
  • CSS、リージョンコード、偽装容量などのコピーガードを除去する
  • ドライブにDVDディスクを挿入すると、自動的に解読する
  • コピーガードを解除した後のDVDディスクを直接再生できる
  • DVDをISOファイル/フォルダにリッピングできる
  • ほかのソフト(DVDFab、PowerDVDなど)と連携して使用できる

書き込み先の容量も見直す

二層DVDを一層メディアに無理に収めようとしている場合は、ソフト設定だけでなく、そもそも書き込み先メディアの容量が足りているかも確認してください。状況によっては、DVD-9メディアを使った方が早いこともあります。

DVDメディアには主に 片面単層(DVD-5/約4.7GB)片面二層(DVD-9/約8.5GB) の2種類があります。DVD-9はDVD-5よりも容量が大きく、高画質な映像を収録できる一方で、価格はやや高めです。映画や長時間の映像作品などには、一般的にDVD-9が使用されています。

もしディスクの容量が不足している場合は、容量の大きいDVD-9ディスク を用意することで、書き込みエラーや圧縮の手間を減らすことができます。

また、PCのディスク容量が不足している場合は、まず不要なデータや一時ファイルを削除して空き容量を確保しましょう。
さらに、外付けハードディスクやUSBメモリ、SDカード などの外部ストレージ、またはクラウドストレージにデータを移動すれば、作業スペースを大幅に確保できます。

よくある質問(FAQ)

DVD Shrinkでサイズ不足の警告が出るのはなぜですか?

主な原因は、圧縮設定が合っていない、不要な音声・字幕が残っている、音声容量が大きい、コピーガードの影響を受けている、または保存先容量が不足している、の5つです。まずは設定と不要データの見直しから始めると効率的です。

一度出力したデータをもう一度処理するには?

一度出力したISOファイルやVIDEO_TSフォルダを、DVD Shrinkで再度開いてもう一度圧縮します。再圧縮は有効なことがありますが、画質は落ちやすくなるため、設定見直しで足りないときの次の手段として考えてください。

二層ディスクを一層メディアに収める方法はありますか?

DVD-9をDVD-5に収めたい場合は、まずDVD Shrinkで本編のみ・不要音声削除・再圧縮を試します。それでも難しい場合は、DVD-9メディアを使うか、DVDFab DVD コピーのように自動圧縮とコピーガード対応をまとめて行えるソフトへ切り替える方が安定しやすいです。

何を試しても収まらないときはどうすればいいですか?

最新の市販DVDやレンタルDVDでは、容量偽装やCSS / ARccOSなどのコピーガードが原因で、DVD Shrink単体では処理しきれないことがあります。その場合は、Passkey for DVDで先に保護を解除するか、DVDFab DVD コピーのような代替ソフトを使う方が現実的です。

まとめ

DVD Shrinkでサイズが収まらないときは、設定の見直し → 再処理 → コピーガード確認 → 代替ソフトの検討 → 容量不足の確認 の順で切り分けると、遠回りしにくくなります。軽いサイズ超過なら設定調整だけで足りることもありますが、最新DVDや容量偽装ディスクでは限界があります。自力で収まらない場合は、DVDFab DVD コピーやPasskey for DVDを使って、より安定した方法に切り替えてください。

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DVD圧縮ソフトをより詳しく知りたい方は、DVD圧縮ソフトランキング Top5 の記事をご覧ください。