【2025最新】DVDのリージョンコードを解除する4つの方法
要約: 海外で購入したDVDを日本で再生しようとしたら、「このディスクは再生できません」と表示され、困った経験はありませんか? これはDVDに設定されている「リージョンコード」が原因です。日本のDVDプレイヤーやPCドライブは通常リージョン「2」に固定されており、アメリカ(リージョン1)やヨーロッパ(リージョン2以外)のディスクは再生できない仕組みになっています。この記事では、DVDのリージョンコード解除方法や、DVDドライブをリージョンフリー化する具体的な手順を徹底解説します。
リージョンコードとは?リージョンコードの種類
リージョンコード (region codes)とは、DVD・Blu-ray ディスク、ゲームソフト、プレーヤーやレコーダーなどの販売地および利用できる地域を指定したコード番号です。
これは、ディスクと再生機器がそれぞれ対応するコードを持ち、一致していなければ再生不可とする仕組みです。日本はリージョンコード “2” に該当し、たとえばアメリカの “1” やヨーロッパの “0/ALL” などと違えば、標準設定のDVD プレイヤーでは再生できません。
- ディスク側コード:販売地域によって予め書き込まれている
- プレイヤー/ドライブ側コード:ユーザーが変更できる場合があるが、上限回数付き(通常5回)
この仕組みにより、地域ごとの販売権やコンテンツ展開を制御しています。
DVD リージョンコードの種類
世界中のDVDディスクやDVDプレーヤーは、発売地域ごとに1~6までのリージョンコード(地域番号)が割り当てられています。日本のリージョンコードは「2」で、映像方式はNTSCです。各リージョンコードと対応の地域は、以下のとおりです。
以下はすべでのリージョンコードのまとめ(Wikipediaより引用)
Blu-ray リージョンコードの種類
Blu-rayディスクもDVD-Videoに引き続きリージョンコードを導入しました。Blu-rayは4つのリージョンコードしかありません。
リージョンコードはどこで確認するのか?
ここでは、DVDリージョンコードは、具体的にどこでチェックできるのかを説明します。
通常、DVDパッケージの裏面には、リージョンコードの情報が記載されています。以下の画像をご覧ください。また、DVDの盤面にリージョンコードが記載されていることもあります。また、海外DVDはその国のネット通販サイトの商品詳細情報にリージョンコードが記載されています。
DVDディスクを購入やレンタルするとき、まず、リージョンコードを確認しましょう。
DVDのリージョンコードを解除する4つの方法
1. リッピングソフトでDVDリージョンコードを解除する
購入やレンタルした海外のDVDディスクは、通常日本国内のプレーヤーまたはレコーダーで再生できません。そいう場合は、特定のソフト(DVDFab、Passkey)を使用して、DVDディスクのリージョンコー��の制限を解除する必要があります。
Passkey for DVDは、市販やレンタルDVDのコピーガードやリージョンコードなどをすべて解除できるDVDコピーガード解除ソフトです。
また、地デジやBSデジタルを地デジ、BSデジタルをDVD-VRで録画した際に付加されるCPRMの解除も可能です。DVDディスクをISOファイルやフォルダにリッピングできるので、DVDバックアップツールとして使用できます。
- DVDのコピーガードやリージョンコードなどをすべて解除できる
- DVD-VRで録画した際に付加されるCPRMの解除も可能
- DVDディスクをISOファイルやフォルダにリッピング可能
- 他のさまざまなバックアップおよび再生ソフトと互換性がある
以下は、DVDFab Passkey for DVDを使用して、DVDリージョンコードを削除する方法です。
ステップ1:まず、DVDFab Passkeyの最新バージョンをダウンロードして、お使いのPCにインストールします。
ステップ2:成功にインストールした後、デスクトップにあるPasskeyのアイコンをダブルクリックして、ようこそ画面が表示されます。
DVDディスクをドライブに入れて、Passkeyは、自動的にDVDデータを読み取り、コピーガードを解除します。
緑のバーの進捗状況が100%になると、リージョンコードを含むDVDディスクに付いているコピーガードが成功に削除されたことを示します。右の「情報」ウインドウにドライブの情報および削除されたコピーガードの種類を確認できます。
ステップ3:リージョンコード制限が解除された後、ソースDVDをお使いのプレーヤーで再生できるようになります。
DVDをISOファイルまたはフォルダにリッピングしたいなら、トレイに最小化されたPasskeyのアイコ���を右クリックして、「ハードディスクにリッピング」または「イメージファイルにリッピング」を選択して、次の画面で「ターゲット」で出力ファイルの保存先を設定して、「リッピング」ボタンを押します。
以上は、Passkeyを使用して、DVDのリージョンコードを解除する操作手順です。また、DVDFab DVDコピーは、DVDのリージョンコードなどのコピーガードを解除して、DVDをDVDディスク/フォルダ/ISOファイルにリッピングできます。DVDFab DVDリッピングは、DVDコピーガードをして、DVDをビデオやオーディオファイルに変換することができます。必要に応じて選択してください。
そこで一つの疑問がある:DVDのリージョンコードを解除することは違法なのか?通常、DVDリージョンコードを解除すると、コピーコードも解除されます。日本の著作権法により、DVDコピーコードの削除は違法行為ですが、市販されていない限りは処罰の対象にはなりません。ですから、私的利用するなら大丈夫だと思います。

- 30日間の無料期間が終了した後もPasskey for DVDを使い続けたい��合は、本記事を参考にしてください:DVDFab Passkey 無期限化の方法とは?無料で使い続ける手順と期限解除のポイント
2. リージョンフリーのDVD再生ソフトでリージョンコードを解除する
海外のDVDをよく観る方は、リージョンフリーの再生ソフトを使用するのをお勧めします。リージョンフリーのDVDプレーヤーを使用すれば、どのリージョンのDVDでも快適に視聴できます。安定で高機能なDVDリージョンフリー再生メディアプレーヤーをご紹介致します。
DVD、Blu-ray、録画したBDAV、さらに4K Ultra HD Blu-ray、ビデオ、オーディオの再生に役立つフル機能のメディアプレーヤーとして設計されています。
PCとTVの2つの再生モードでそれぞれの再生環境で最適な視聴体験を提供しています。プレーヤー自体には、リージョンコードを解除する機能が付いているので、別のリージョンコード解除ソフトを使用する必要がなく、DVDビデオを直接再生できます。
主な機能と特徴
- DVD/Blu-ray/4K UHDのナビゲーションメニューをサポート
- 録画したBDAV、3Dコンテンツ、動画や音楽の再生に対応
- ドルビーアトムとDTS:Xまでのハイレゾオーディオ出力のサポート
- ポスターウォールによるローカルメディアライブラリの整理と管理
- PCとTVの2つの再生モードでそれぞれの再生環境で最適な視聴体験を提供
- DVDおよびBlu-rayディスクをISOファイルとしてローカルメディアライブラリにインポート
- 調整可能なサムネイルによる迅速で正確なレビュー
- WindowsとmacOSで利用可能、無料トライアル
3. DVDドライブのリージョン変更
PCのDVDドライブはソフト経由でリージョンコードを変更できることが多いですが、5回までの変更回数制限があります。制限を超えると、最後に設定したリージョンに固定されます。
【Windows PCでのリージョンコード変更手順】
- エクスプローラー → DVDドライブを右クリック → プロパティ
- 「ハードウェア」タブ → ドライブ名 → プロパティ → 「DVD 地域」タブ
- 希望リージョンを選択して “OK” → 残り変更回数も確認可能
【Macでのリージョンコード変更手順】
- 異なるリージョンの DVDを挿入 → 自動でダイアログ表示
- 希望のリージョンをリストから選択(5回まで)
- システム環境設定 → ディスクユーティリティで確認可能
Macでも同様に、5回を超えると最後のリージョンに固定されます。
この方法はディスクをそのまま再生できる点が便利ですが、変更回数制限のリスクがあるため、頻繁にリージョンを切り替える利用にはリッピングや再生ソフト併用が推奨されます。
4. リージョンフリーのDVDドライブを使う
リージョンフリーのDVDドライブを使用する方法は、物理的な制限を回避して異なるリージョンコードのDVDを再生するための便利な手段です。通常のDVDドライブには再生可能なリージョンコードが設定されていますが、リージョンフリーのドライブはその制限を受けません。
おすすめのリージョンフリーDVDドライブ
日本国内ではリージョンフリーのDVDドライブは入手が難しい場合もありますが、海外通販や特定メーカーから購入できます。以下、人気のリージョンフリー対応ドライブを紹介します。
1. LG 外付けDVDドライブ GP65NB60 (リージョンフリー対応改造版)
特徴: スリムで軽量なデザイン
接続: USBポート対応
メリット: リージョンフリーに改造されたモデルが一部通販サイトで販売されています
💡 ポイント: 安定した書き込み・読み取り性能で評価が高い
2. Pioneer BDR-XD08 (リージョンフリー版)
特徴: Blu-rayにも対応した高性能モデル
接続: USB 3.0
メリット: 海外通販でリージョンフリー仕様版を入手可能
💡 ポイント: コンパクトで持ち運びに便利
3. Asus ZenDrive U9M
特徴: シンプルでスタイリッシュなデザイン
接続: USB-C対応で最新デバイスとも互換性あり
メリット: 一部リージョンフリー化されたカスタム版が入手可能
💡 ポイント: Macでも動作可能
リージョンコード解除方法ごとのメリット・デメリット比較表
解除方法 | メリット | デメリット |
リッピングソフト | 永続的に再生可能。どんな再生環境でも対応できる | 手間がかかる。変換ソフトが必要。法律面の注意あり |
再生ソフト | ディスクのまま手軽に再生。操作が簡単 | ライセンス料必要。体験版は機能制限あり |
ドライブのリージョン変更 | ディスクそのまま再生。機器のみで完結 | 変更回数制限あり。5回でロック。手順ミスのリスクあり |
外付けリージョンフリードライブ | リージョン制限なし。差し替え不要 | 初期費用高い。改造の場合、保証・法的リスクあり |
DVDリージョンコード解除時の注意点
リージョンコード変更回数上限(5回)について
通常、ドライブのリージョン変更は最大5回まで許可されています。5回を超えると最後に設定したリージョンに固定され、変更不可となります。
対策として、外付けドライブを併用するか、リッピングソフトによる解除と組み合わせるのがおすすめです。
映像方式(NTSC / PAL)の違いと再生問題
DVDにはリージョンだけでなく映像方式の違い(NTSC / PAL / SECAM)もあります。日本はNTSC方式ですが、一部地域ではPALやSECAM。たとえリージョン解除できても、形式が異なる場合は再生不可のことがあります。
解決策は、リッピング時にNTSCに変換する設定を使うことです。
コピーガード(CSS / ARccOS 等)との兼ね合い
DVDにはリージョン以外にもコピーガード(CSS、ARccOS、RCE、UOPs など)が施されていることがあります。解除しない状態ではリッピングや再生がうまくいかない場合もあります。
DVDFab Passkeyなどのツールは、主要なコピーガードに対応しており、より確実な解除が可能です。
リージョンコード解除に関するよくある質問(FAQ)
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Q1. リージョンコード ALL(0)とは?
- リージョン制限なしで全地域で再生可能なDVD。リージョンフリーとも呼ばれます。
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Q2. 市販DVDのリージョンコードを解除して、変換したら違法になる?
- 日本の著作権法では、コピーガード解除や複製は原則違法です。個人利用でも法的グレーゾーンのため、慎重にご利用ください。
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Q3. 一度リージョン変更すると元に戻せないの?
- 変更回数(最大5回)以内なら変更可能ですが、上限を超えると最後に設定したリージョンでロックされ、変更不可になります。
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Q4. プレイヤーではなくドライブだけ変更すればよいの?
- はい、PC ではドライブのみのリージョン変更で再生できる場合があります。家庭用プレイヤーでは変更不可のケースもあるため、ソフトプレイヤーとの併用がおすすめです。
まとめ
以上では、リージョンコードの種類、DVDリージョンコードの解除方法、DVDリージョンコードを解除する方法及びリージョンフリーの再生ソフトをご紹介しました。
DVDプレーヤーやDVDディスクには、流通地域ごとに再生可能なリージョンコードが割り当てられています。再生するディスクのリージョンコードがプレーヤーのリージョンコードと異なる場合は、再生できません。海外のディスクを再生したい場合、専用ソフトPasskey for DVDでリージョンコードを解除できます。リージョンコードにかかわらず、DVDディスクを直接再生したいなら、PlayerFab DVD プレーヤーをご利用ください。