CPRM Decrypterのダウンロード、使い方と解除できない時の代替ソフトを解説!地デジのCPRMを簡単に解除!
要約: DVDレコーダーでDVDに録画した地デジなどの番組を、他のプレーヤーやPCで視聴しようとしたら、「視聴できなかった」こともあるでしょう。そういった場合は別途「CPRM対応プレーヤー」で視聴するか、「CPRM」を解除して他のプレーヤーでも視聴できるようにする方法の、どちらかからを選択する必要があります。 そこで今回の記事では「CPRM」を解除できるフリーソフト、「CPRM Decrypter」の使い方について解説していきましょう。また後半では代わりになるソフトなどもご紹介します。
CPRM Decrypterとは
CPRM Decrypterは、コンテンツ保護のためのCPRM(Content Protection for Recordable Media)という技術を解除するためのツールです。CPRMとは、デジタル放送の「1回のみ録画可(コピーワンス)」映像をDVDに録画した後再び他のメディアに複製できなくような著作権保護技術です。CPRM Decrypterを使用すると、CPRMによって保護されたメディアからコピーを作成したり、コンテンツを再生したりすることが可能になります。
パソコンへの負荷が小さくて使いやすいですが、CPRM解除以外の機能は搭載されていないため、DVD視聴やDVDコピー・リッピングに関しては別途ソフトが必要です。完全無料で利用できるため、解除だけしたいという人におすすめといえるでしょう。
CPRM Decrypterの基本情報
- 対応OS:Windows7以降
- 対応言語:日本語
- 対応ディスク:DVD、Blu-rayディスク
- 出力形式:「.vro形式」
- 品質:高画質、高品質
- 価格:完全無料
CPRM Decrypterの安全性
CPRM Decrypterの安全性は、提供元や信頼性、セキュリティ対策などによって異なります。一般的に、信頼できる開発元から提供され、ウイルスやマルウェアから保護されている場合、CPRM Decrypterは安全であると言えます。
ダウンロードする前に、CPRM Decrypterの追加的なマルウェアやスパイウェアが含まれていないか、出典が明確で信頼できるかどうかを確認することが重要です。
CPRM Decrypterのダウンロード方法
CPRM Decrypterをダウンロードする手順
「ダウンロード」ボタンを押した時点で利用規約に同意するとみなされます。
※ インストール作業はありません。別途CPRM Decrypter.exeを右クリックでショートカットを作成し、デスクトップに貼り付け、フォルダをプログラムファイルに格納も可能です。
CPRM Decrypterの使い方-Windows 11/10で地デジDVDのCPRMを解除する
インストール作業が完了したら、実際にCPRM Decrypterを使ってみましょう。
※ 事前に保存するフォルダを作成しておくのがおすすめです。今回は「CPRM Decrypter」のフォルダを作成しています。
- 映像制御情報[R値]を除去する
- 画像比[W値]を9にする
- 音声制御情報[C値]を除去する
※ 赤枠内で、現在の進行状況を確認可能です。
- ポイント
使用しているPCによっては「指定されたプログラムを実行できません」と表示されることがあります。その場合は以下より、「Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable Package」をダウンロードしてください。
※ DVDコピー・リッピングを行う場合はここから別途ツールを使って、動画ファイルを変換します。
CPRM Decrypterが解凍できない・CPRM解除できない時の対策
CPRM Decrypterは無料で使用できるものの、環境によっては安定性に欠ける場合が多々あります。たとえば、ダウンロードプロセスが正常に進まなかったり、ドライブを認識できなかったり、zipファイルの解凍に失敗するなど、途中でエラーが発生するケースがよく見られます。
また、relCPRM、AutoUnCPRM、VR2FREEといった他の無料のCPRM解除ソフトも存在しますが、初期設定や操作方法がやや複雑で、初心者にはあまり向いていません。そこで、使いやすいCPRM Decrypterの代替ソフトをご紹介します。
Passkey for DVDは、CPRM、 RCA、APS、UOPs、ARccOS、RipGuardなどのほぼ全てのコピーガードやリージョンコードを解除できる強力なDVDコピーガード解除ソフトです。Passkey for DVDを使用すると、ほぼすべてのDVDを自由に観ることができます。
- CPRM以外にも、市販やレンタルDVDに施されたコピーガードに対応
- ドライブにディスクをセットするだけで、コピーガードを自動的に解除
- 無劣化でDVDをHDDまたはISOファイルとしてリッピング可能
- DVDFab DVD コピー、PowerDVD、ImgBurnなどのソフトウェアと連携して使用できる
- 再生順の変更やPGCの除去など、多彩な設定項目を提供
元々有料ソフトですが、30日間の無料体験が提供されるため、一時的に無料ソフトとして利用できます。一度購入すると永続的にアップデートでき、常に最新のDVDコピーガードを解除できます。
Windows 11/10でPasskey for DVDを使用して、地デジのCPRMを解除する方法
「設定」画面の右側には、ドライブの情報、ディスクの情報、削除されたコピーガードの詳細情報などが表示されます。DVDのCPRM保護が成功に解除されたため、自由に再生できるようになりました。DVDをISOファイル/フォルダにリッピングしたい場合は、次のStep4~Step5を参考にしてください。
小さな四角形「□」が緑色であると、コピーガードの解除が成功したことを示します。「□」が灰色である場合、ディスクに付いたコピーガードが成功に解除されない可能性があります。
表示されるメニューから「ハードディスクにリンピング(H)...」または「イメージファイルにリッピング(I)...」を選択します。
設定が終わったら、下部の「リッピング」ボタンをクリックしてDVDFab PasskeyはDVDからフォルダへのリッピングが始まります。処理中、進行状況、経過時間と残り時間などの情報が提供されます。
CPRM Decrypterに関するよくある質問
2012年の著作権法改正によって、CPRMを含むコピーガードを解除する行為は、著作権違法となっています。そのためCPRM Decrypterを使ってCPRMを解除すると「違法行為」として罪に問われる可能性があるので十分に注意してください。なおCPRMを含む、コピーガード解除機能を備えたツールの購入、保持に関して違法性はありません。
CPRM Decrypterで変換されたファイルが再生できない原因はいくつか考えられます:
1. コピー保護の解除が不完全: CPRM Decrypterがコピー保護を完全に解除できていない場合、再生時に問題が発生する可能性があります。この場合、別の解除ツールを試すか、CPRM Decrypterの設定を調整する必要があります。
2. ファイルの損傷: CPRM Decrypterで変換されたファイルが正しく生成されていない場合、再生時に問題が発生する可能性があります。ファイルが損傷している場合は、再度変換を試みるか、元のディスクからファイルを取得する必要があります。
3. 再生プレーヤーの互換性の問題: 一部の再生プレーヤーは、特定のファイル形式やコーデックをサポートしていない場合があります。変換されたファイルが再生できない場合は、別の再生プレーヤーを試してみるか、必要に応じてファイルを適切な形式に変換する必要があります。
CPRM(Content Protection for Recordable Media)対応のディスクとは、記録されたデジタルコンテンツの複製を制御するための技術が適用されたディスクのことを指します。
CPRM対応ディスクの見分け方には以下の方法があります。
1. パッケージに記載:パッケージの表面や裏面に「CPRM対応」や「CPRM」の文字が記載されていることが多いので、まずはパッケージをよく確認しましょう。
2. ディスクに記載:ディスク自体にも「CPRM」や「CPRM対応」などの印字がある場合があります。
3. 製品の説明書または製品仕様を確認:メーカーのウェブサイトや製品のカタログ、説明書などにCPRM対応ディスクであることが明記されていることがあります。
なお、CPRM対応ディスクは主にDVD-Rなどの書き込み可能なディスクに適用されており、CDRやDVD+R、DVD+RWなどのディスクにはCPRM対応のものはありません。
AVCRECとは、Blu-rayディスクの技術を応用してHD動画を従来のDVDのディスクに録画可能にするフォーマットのひとつ、従来のDVD規格と互換性はありません。
パソコンでAVCRECで録画したDVDディスクを再生するためには、H.264やMPEG-4 AVC などAVCREC方式に対応したDVD再生ソフトが必要です。また録画したデジタル放送のAVCRECディスクは、グラフィックカード・ディスプレイ・ディスプレイケーブルのいずれもCPRM対応が必要です。
Windows Media PlayerではAVCRECで録画したCPRM DVDを再生できません。
AVCHDとAVCREC
AVCRECはレコーダーでハイビジョン動画を録画するが、AVCHDはビデオカメラでハイビジョン動画を録画します。AVCRECはCPRM対応で地上波デジタルを録画できるが、AVCHDは地上波デジタルを録画できません。
AVCREC方式のDVDは、DVD-RAM(CPRM対応)、DVD-R(CPRM対応)、DVD-R DL(CPRM対応)が挙げられます。一方、AVCHDフォーマットを適用できるのは、DVD-R / DVD-RWだけではなく、SD カード、メモリースティック、外部ハードディスクなどの記憶装置もあります。
まとめ
今回の記事ではCPRM Decrypterのインストール方法と使い方、使えない場合の対処法について解説いたしました。今回の記事をまとめると、以下の通りとなります。
- CPRMを解除するだけならCPRM Decrypterを使うのがコスト的にもおすすめ
- CPRM以外のコピーガード解除、リッピングならDVDFab Passkey for DVDなどの有料ソフトがおすすめ
CPRM Decrypterは無料で手軽にCPRMを解除できます。録画したDVDをただ視聴したいだけなら、おすすめのソフトと言えるでしょう。録画DVD以外に、市販・レンタルDVDのコピー・リッピングもしたいという場合には、有料ソフトの検討が必要になるでしょう。