DVDコピーは違法なのか?

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結論:
2012年の著作権法改正以来、個人的な使用であっても、技術的保護手段を回避してDVDをコピー・リッピングすることは違法とされています。

つまり、DVDのコピー自体は問題ありませんが、DVDコピーガードの解除が違法とされるのです。また、市販やレンタルのDVDをコピーして他人に販売することも違法であり、違反すると法律により罰則や罰金が科せられます。

DVDコピーガードとは?

コピーガード(英: Copy protection)とは、BDやDVDやVHSなど映像メディアや、CDやMDなどの音楽メディア、その他、パソコンソフトやゲームソフトなど各種メディアにおける無断複製を防止するため、著作権者が自ら、その著作物が複製出来なくなるように処理すること。
                                                                       ー出典:『コピーガード-Wikipedia

DVDコピーガード(著作権保護技術)は、DVDのコンテンツが無断でコピーされるのを防ぐために設計されています。

レンタルDVDをコピーするのは違法ですか?

市販のDVDやレンタルDVDには、CSS、APS、UOPs、ARccOS Protection、RipGuardなどのコピーガード(著作権保護技術)が施されています。著作権法により、これらのコピーガードを解除してDVDをコピー・リッピング(デジタル化)する行為は私的利用の範囲であっても違法とされています。

自分のDVDをコピーしても違法ですか?

コピーガードがかかっていないDVD(著作権フリーの映像や、自作のDVDなど)であれば、個人的な利用目的でコピーすることは問題ありません。

DVDコピーソフトの使用は合法?それとも違法?

DVDコピーソフトの使用については、多くの人が「これって違法なのでは?」と疑問に思うでしょう。
実際のところ、法律上はややグレーな位置にあります。DVDコピーソフトを購入・インストールすること自体は違法ではありませんしかし、コピーしたデータを他人に配布したり、販売目的で利用したりすると、著作権法に抵触する可能性があります。つまり、個人的なバックアップ用途ならセーフでも、商用や共有はアウトという線引きが存在します。

コピーしたDVDはバレる?罰則の可能性は?

では、個人でDVDをコピーした場合、それが発覚することはあるのでしょうか?

結論から言えば、家庭内での私的利用にとどまる限り、第三者に知られる可能性は極めて低いです。実際、レンタルや市販DVDをコピーする行為自体は違法ですが、これまでに一般ユーザーがそのことで摘発されたケースはほとんど報告されていません。

ただし、「バレにくいから大丈夫」という考え方は危険です。近年はデジタル著作権保護(DRM)の監視が強化されており、不正利用が明確な場合には法的措置を取られるリスクもあります。あくまで自己利用の範囲内にとどめることが、トラブルを避ける最善策と言えるでしょう。

DVDコピーが違法となるケース

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DVDのコピー行為は、状況によっては著作権法に違反する可能性があります。特に以下のようなケースでは注意が必要です。

  • レンタルDVDのコピー

レンタルショップで借りたディスクを個人のパソコンなどに複製する行為は、たとえ私的利用であっても違法です。

  • 購入したDVDの複製

市販されている映画やアニメのDVDをコピーガードを解除して複製することも、著作権を侵害する行為にあたります。

  • 友人から借りたコピーガード付きDVDのコピー

他人が所有するDVDを無断でコピーすることはもちろん、ガードを回避して行う複製も法律で禁じられています。

  • 不正コピーしたDVDの配布や販売

自分でコピーしたディスクを他人に渡したり、販売目的で流通させることは明確な違法行為です。

  • コピーした映像をインターネットで公開する

SNSや動画共有サイトにコピーしたDVDの内容を投稿・配信することも、著作権侵害とみなされます。

  • 違法アップロード作品のダウンロード

ネット上で不正に配布されているDVDデータをダウンロードすることも、違法行為にあたります。

これらの行為を著作権者の同意なしに行うことは法律違反となり、悪質な場合は罰則の対象になる可能性もあります。DVDのコピーを行う際は、著作権者の権利を尊重し、私的利用の範囲にとどめるよう十分注意しましょう。

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近年、DVDのデータを抽出し、インターネット上に公開するケースが増えていますが、このような行為はコピーDVDの譲渡と同様に違法とみなされます。また、個人で楽しむ目的で抽出したデータが誤って流出した場合でも、「データの譲渡」と見なされる可能性があります。

重要なのは、コピーしたDVDが第三者の手に渡ったという事実そのものが問題視される点です。そのため、コピーの品質や流通した枚数は関係ありません。たとえ画質や音質が悪かったり、コピーしたDVDが1枚だけであったりしても、違法行為と判断される可能性が高いので注意が必要です。

DVDコピーが違法ではないケース

  • コピーガードが施されていないDVDを個人使用のためにコピーする
  • 自分でDVDレコーダーで録画し作成した自作DVDをコピーする
  • 自分で撮影・作成したDVD(子どもの成長記録、結婚式の映像など)をコピーし、友人や家族に配布する
  • 著作権フリーのDVD/著作権者の許可を得た場合、その許可の範囲内でDVDをコピーする
  • 教育目的や批評、レビューのために必要な範囲でコピーを行う
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購入や譲渡を受けてコピーDVDを入手する行為自体は、原則として違法ではありません。購入行為そのものには著作権を直接侵害する要素がないためです。しかし、入手したコピーDVDを第三者に販売・譲渡する行為は著作権の侵害となり違法です。営利目的での再配布は民事上の損害賠償や刑事罰の対象になる可能性があるため、流通経路や権利関係が不明なメディアの再販売・譲渡は避け、正規品の購入や権利者の許諾を確認することを強くおすすめします。

DVDを合法的にコピー、楽しむための方法:DVDFab DVD コピー

DVDFab DVD コピーは、高性能なDVDコピーソフトで、著作権保護されたDVDや自作のDVDを含むほぼすべてのDVDに対応しています。このソフトを使用して、DVDコンテンツをオリジナルの品質を維持したままコピーすることができます。

DVDFab DVD コピー
DVDFab DVD コピー【30日間無料体験】
  • 市販やレンタルのDVDに掛けられたコピーガードを簡単に解除
  • DVDを1:1無劣化でコピー、DVD-9をDVD-5に圧縮できる
  • 6つのコピーモードでさまざまなニーズに対応
  • DVDを空のDVDディスク/ISOファイル/フォルダにコピー
  • ISOファイルやフォルダからDVDへの書き込み可能
  • タイトルやチャプター、音声、字幕とボリュームラベルを設定できる

DVDFab DVD コピーは、高度なコピー機能を備えたツールであり、技術的には市販・レンタルDVDに施されたコピーガードの検出・処理を行う機能を持っています。しかし、コピーガードを解除して著作権で保護されたコンテンツを複製することは、多くの国で法的に制限・禁止されています。日本でも権利者の保護技術を不正に回避する行為は問題となるため、利用にあたっては必ず法令や権利者の許諾を確認してください。

一方で、自作のDVDや権利者から明確に許可を得たコンテンツのバックアップなど、合法的に扱える用途ではDVDFabは非常に有用です。オリジナル品質を保った1:1コピー、DVD-9からDVD-5への圧縮、ISO/フォルダへの保存や書き戻し、チャプター・音声・字幕の選択など、柔軟なコピーモードを備えています。これにより、物理ディスクの劣化対策や、自分で制作した映像の長期保存・複製が安全かつ簡単に行えます。

DVDFab DVD コピーを使用して、DVDをコピーする手順

Step1
DVDFabを起動して、「コピー」機能を選択して、上側にある青いボタンをクリックして、必要なコピーモードを選択します。ここでは、「フルディスク」モードを使用します。

Step2
コピーしたいジブリのDVDをドライブに挿入します。DVD ISOファイルまたはフォルダを使用する場合は、「+」をクリックして、ソースを追加してください。

Step3
出力DVDをDVD5またはDVD9に指定します。「詳細設定」でボリュームラベルも編集できます。

Step4
最後には、画面の下部へ「出力先」を指定して、DVDコピーを開始します。完了まで待つだけです。

まとめ

この記事では、DVDコピーに関する法律上の位置づけや注意点について整理しました。基本的に、自分で購入したDVDを個人的な視聴やバックアップ目的でコピーすることは問題ない場合がありますが、他人への配布や販売といった営利を伴う行為は、著作権法に抵触するおそれがあります。

また、コピーソフトの利用そのものは違法ではありませんが、その使い方次第で法に触れるケースもあるため、常に慎重な判断が必要です。法律や技術は年々変化しており、「昔は大丈夫だった」では済まされない状況も増えています。今後も最新の情報を確認しつつ、著作権を尊重した形でDVDコピーを楽しむことが大切です。