切り抜き動画の作り方とおすすめソフト・アプリ5選

切り抜き動画とは

切り抜き動画とは、ライブ配信や長い動画の一部分を切り抜き、配信者とは別の第三者が再編集して投稿した動画のことです。長いライブ配信や動画の中から、面白いまたは役に立つポイントのみを切り抜くことで、視聴者の時間を節約するというメリットがあります。

元々切り抜き動画がYouTube界隈で頻繁に利用されていましたが、最近ではYouTube以外にも広がり、ショート動画で配信されるケースも多くなってきています。

PCで切り抜き動画を作るソフト

DVDFab 動画変換

DVDFab 動画変換は、動画ファイルを任意のファイル形式に変換できるソフトウェアです。Wi-Fi環境で一度インストーラーをダウンロードしておくと、オフライン環境下で動画を自由に変換したり、動画を加工/編集したりすることができます。GPUアクセラレーション搭載で動画変換処理速度を50倍にアップし、バッチ機能で複数の動画変換プロセスを同時に行います。HD動画はもちろん、4K/8K/デジカメ動画/3Dデバイス用動画を変換することも可能なのでスムーズ且つ高品質で動画変換を行いたい人におすすめします。

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DVDFab 動画変換で切り抜き動画を作る方法

Step 1 DVDFab 動画変換の公式サイトを開いて、DVDFabをダウンロードしてインストールします。

Step 2 DVDFab 動画変換を起動し、動画をインポートします。

プログラムを起動し、オプションバーから「変換」を選択します。入力したいムービーを画面上にドラッグ&ドロップ後、「+」ボタンをクリックします。

Step 3動画編集パネルで必要な動画を切り抜きます。

動画編集(BGM設定&追加、テキスト&画像追加、字幕追加&設定、 トリミング、分割、結合、回転、カラーの調整、透かしの追加)を行う場合は、タイトルのツールアイコン「動画編集」ボタンをクリックします。アイコンをクリックして、赤い指針を移動して、動画の切り抜きしたい部分を選択します。赤いハートの中間の部分を削除することで、動画をカットします。

Step 4出力設定をします。

変換したいファイルを選択した後、プロファイルスイッチャーをクリックし、出力したいプロファイル / デバイスを選択します。出力ファイルのタイトル/オーディオトラック/ 字幕ストリームを設定します。

さらに「詳細設定」から、各種の設定を選ぶことができます。設定した後、「保存先」をクリックし、出力先を選択します。

Step 5動画変換を開始します。

各種設定が完了した後、下部の「フォルダ」アイコンをクリックして、ファイルの出力先を指定して、右下部の「開始」ボタンをクリックします。「開始」ボタンをクリックすると、変換が開始され詳細な進行状況が表示されます。また、全タスク終了後の挙動を指定できます。

動画変換が成功したら、「プロセスが完了しました!」画面が表示されます。

Lightworks

LightworksはLinux が開発・提供している動画編集ソフトで、動画のカット、結合、削除、テキスト追加、音楽追加、画像追加など、プロ並みの編集を行えます。タイムラインへドラッグ&ドロップして動画、画像、音楽を追加でき、タイムラインをドラッグして移動、動画の長さ調整、不要範囲の削除などを自在に調整できます。Windows/Mac/Linux のクロスプラットフォーム対応で、編集した動画はMP4形式で保存可能です。

使用するにはアカウントを作成する必要があります。アカウント作成しなくても使用できますが、7日間の制限があります。また、出力形式が MP4 に限られてしまいます。中級者以上向けのソフトですので、初心者は使いこなすのに少し時間がかかります。

Lightworksは簡単に動画のカットできます。動画をカットするには動画をタイムラインに挿入、動画の分割、不要部分の削除という3STEPで完了します。

DaVinci Resolve

DaVinci ResolveはBlackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフトで、Windows/macOS/Linuxをサポートするクロスプラットフォーム対応アプリです。様々なシーンをスムーズにカット、挿入、つなぎあわせ、豊富なトランジションの追加など豊富な機能を備えています。機能制限がある無料版とフル機能が使える有料版がありますが、無料版でも一部のエフェクトやプロ向けの機能以外の多くの機能が使用できます。

しかし、ハリウッドで使用されるだけあっての高機能でプロ向けのソフトであるため、高機能すぎて、初心者や中級者には使いこなすのに時間がかかってしまいます。また、高機能のソフトを動かすためには高スペックなPCが必要で、普通の PC でフル機能を使うと処理速度が遅くなるという欠点もあります。

ちなみに、PCでYouTube切り抜き動画を作る方、YouTubeから動画をダウンロードしたいなら、StreamFab YouTube ダウンローダーというソフトは超高速で高画質動画をダウンロードできるので一番おすすめします。

スマホで切り抜き動画を作るアプリ(iPhone/Android)

iMovie

iMovie はiPhoneやiPad、MacBookなどのApple製品で利用可能な動画編集アプリです。スマートフォンやデジタルカメラで撮影した動画を手軽に編集できるので、動画編集の初心者にも利用しやすいです。インターフェイスと高性能を兼ね備えた上で、全に無料で利用できます。その原因で、動画を編集をする YouTuber の間で人気があります。

デメリットとしては、iMovieはWindowsやAndroidでは利用できないという点は注意すべきです。そのため、スマホやPCがApple製品で統一されていない場合は、iMovieの強みであるデバイス間の連携機能が利用できません。また、iMovieには文字を画面上に挿入する機能があるものの、形式に制限があるため自由な場所に文字を配置できないということも不便です。

KineMaster

KineMasterは、iOSとAndroidデバイス両方で使える、スマホ&タブレット用動画編集アプリです。動画編集機能が豊富で、数回タップ操作するだけで動画の切り取り、マージ、エフェクト追加、イメージ・音楽・テキストを追加できて、素晴らしい動画を簡単に作成できます。

KineMasterを使うとvlog、スライドショー、ビデオコラージュ及びグリーンスクリーン動画をこれまで以上に簡単に作成できるようになります。さらに、音楽、効果音、ステッカーおよびビデオテンプレートなど豊富な動画素材を提供しているため、初心者でもYouTube、Instagram、Facebook、TikTokで使えるプロ級の動画が作成できます。

ただ、透かし(ウォーターマーク)を消すためにお金がかかる、高機能であるがゆえに、やや動作が重いという欠点があります。

豆知識

YouTube切り抜き動画に関する著作権

切り抜き動画をYouTubeに投稿する行為は著作物について、著作権法上の「利用行為」をすることになりますので、動画を投稿する前に元動画を制作したYouTuberやMCN(マルチチャンネルネットワーク有資格事業者)の許可を取ることが必要です。本家配信者に無許可の場合、第三者の通報から全て動画が削除されてしまったり、著作権法違反で訴えられてしまったりする可能性もあります。

切り抜き動画を収益化する方法

YouTube切り抜き動画を収益化することができます。収益化するには「チャンネル登録者1000人」「直近12ヶ月の総再生時間4000時間以上」「18歳以上である事」などの条件があります。その条件を達成したら、収益化の申請が出来ます。

切り抜き動画の収益分配について元動画の著作権者と事前に合意する必要があります。収益の分配率は著作権者が決めております。MCNに所属されているYouTuberの場合、MCNとの収益分配を行うケースもあります。

まとめ

今回の記事では、切り抜き動画について紹介し、また切り抜き動画の作り方とおすすめソフト・アプリ5選を紹介しました。切り抜き動画は先に言及している通り、すでに存在する動画の一部分を切り抜いて再編集したコンテンツです。ライブ配信や長い動画のエッセンスを抽出して、視聴者に大人気がありますね。紹介されたソフト・アプリを利用して、収益化できる切り抜き動画を作ってみましょう