【2024年10月最新】iPhoneでMP4動画が再生出来ない場合の対処法
要約: iPhoneでは、汎用性の高い動画形式「MP4」をサポートしています。そのため、MP4形式であればiPhoneやiPadで再生出来ないということはほとんどありません。 しかし、実際にはMP4ファイルなのに再生できないということもあり、iPhoneでは再生できるMP4と出来ないMP4が存在するのでは?といった情報が流れていることもあります。 そこで、本記事では、iPhoneでMP4が再生出来ない場合の解決策と対処法について、詳しく解説したいと思います。
目次
iPhoneではMP4、M4V、MOVの動画再生に対応しており、特別な操作や変換などを行わなくても、理論上はMP4を再生することが可能です。そこで、ここではiPhoneでMP4を再生する方法と、再生出来ない理由について詳しく見ていきたいと思います。
iPhoneでMP4動画を再生する方法
iPhoneでMP4動画を再生する方法はふたつあります。1つ目は純正アプリ「AppleTV」アプリを使った方法で、2つ目は、Apple Storeで配信されているアプリを利用して再生する方法です。一つずつ解説していきます。
AppleTVを使う方法
AppleTVで動画を再生する場合は、MAC、PCからMP4データを移す必要があります。WindowsであればiTunes、Macなら「ミュージック」アプリを使ってデータを移行します。
※以前は「ビデオ」アプリで行いましたが、その機能がAppleTVに統合されたため、こちらで再生します。
- Macより「ミュージック」アプリを起動し、再生したいMP4動画をアプリ上にドラッグ&ドロップします。
- 画面左の「ホームビデオ」欄に動画が追加されます。
- iPhoneをMacに接続して同期します。(通常は有線、後からWi-Fi接続も可能)
4. iPhoneの「AppleTV」アプリを起動し、「ホームビデオ」の項目から同期した動画を再生します。
※ Windowsの場合は「iTunes」アプリで同様の操作を行います。
Apple Storeにある動画プレーヤーを使って再生する
数ある動画再生プレーヤーの中で、今回はVLCを使った方法をご紹介したいと思います。
- iPhoneに「VLC」アプリをインストールする(https://apps.apple.com/jp/app/vlc-for-mobile/id650377962)
- 動画をクラウドに保存しておく(iCloud、Googleドライブ、Oneドライブ、Dropbox)
- アプリから任意のクラウドサービスにアクセスして、動画ファイルをダウンロードします。
4. 動画をダウンロードしたら、アプリ内で再生します。
iPhoneでMP4動画が再生できない原因
MP4動画が再生出来ない原因はいくつかあるため、一つ一つ確認していく必要があります。今回は先程紹介した方法で再生できない理由について、原因を追求していきたいと思います。
原因1 動画のコーデックが合っていない、サポートされていない
iPhoneで対応しているコーデックは「HEVC」「H.264」「MPEG-4」なので、これ以外のコーデックでエンコードされたファイルに関しては認識されない可能性があります。たとえば、圧縮率の高く新しいコーデックである「H.265」はiPhoneで対応しておらず、MP4であっても再生することが出来ません。
動画をダウンロード、エンコードする際には、iPhoneが対応しているコーデックで行う必要があります。
原因2 動画ファイルが壊れている
動画データをエンコードする際や、同期、ダウンロードする際にエラーを起こしてしまい、ファイルが壊れている可能性があります。この場合は、修復ツールを使ってファイルを復元するか、再度正常な動画ファイルのダウンロードをおこなう必要があります。
原因3 iPhone、OSのバージョンが古い
iOSは一年ごとにメジャーアップデートしており、新機能の追加やバグ修正、旧機能の排除など、様々な変更が行われています。性能の低い旧バージョンのiPhoneや、旧iOSを利用していると、正常なファイルでもプログラム系統でバグが起こり、再生できないといった不具合が発生することが考えられます。
古いiPhoneを使っている場合は、OSのクリーンインストール、本体の初期化などを行って対策をしてみると良いかも知れません。
iPhoneで確実に再生出来るMP4動画を作成する方法
動画のエンコードソフトやダウンロードソフトによっては、正常なファイルでも再生出来ないというトラブルが発生することもあります。そこで、ここではiPhoneで確実に再生出来るMP4動画作成ツールをご紹介したいと思います。
DVDFab 動画変換を使ってMP4動画を作成する
DVDFab 動画変換は動画サイトからダウンロードしたファイルやデジカメ、DVDからリッピングしたデータなど、様々なファイルからMP4、MKV、FLVといった主要ファイルに変換出来る便利ツールです。DVD/ブルーレイリッピングで有名なDVDFab社が販売しているので、その機能と実績は確かです。
また、初心者でも簡単に利用できるよう、使いやすいUIを採用しているので、操作に困る心配はありません。
「特徴」
・動画ファイル、カメラ動画、3D動画、ダウンロードした動画、オーディオファイルの変換
・動画ファイルから音声のみを抽出してMP3に変換
・入力された動画のメタデータを自動で取得(番組名、タイトル、シーズンなど)
・4K、8K動画の再生、変換に対応
・GPUアクセラレーションによる50倍高速なエンコード
・AIによるアップスケーリング(最大1080P)
・30日間機能制限なしの体験版あり
「動作環境」
対応言語:日本語
対応OS:Windows7(32/64bit)以降11対応:MacOS10.13以降
公式サイト:https://dvdfab.org/video-converter.htm
価格:1ヶ月3539円 永久ライセンス:7669円(30日間返金保証あり)
DVDFab 動画変換のダウンロード・インストール方法
1. 公式サイトまたは以下のボタンより「DVDFab 動画変換」をダウンロードし、インストールします。
※ 30日間はすべての機能が無料で利用できるため、すぐ購入する必要はありません。
2. ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックして、表示された画面で「クイックインストール」を押します。
3. インストールファイルのダウンロードが完了したら、インストールプロセスが自動的に開始します。数秒お待ちください。
DVDFab 動画変換の使い方
1. DVDFab動画変換を起動したら、画面上部の「変換」をクリックして、画面中央の赤枠内に変換したい動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
2. ファイルが読み込まれたら、プロファイルスイッチャーをクリックして、変換したいファイルを選択します。iPhoneの場合は、MP4 mobileを選んでおきましょう。
※ お好みに応じて「詳細設定」から、ビデオのフォーマット、ビットレート、音声ファイルの設定を行ってください。
また、「動画編集」で動画のトリミング、回転、クロップ、字幕、音楽や水透しの追加、映像の明るさと彩度などの調整ができます。
3.画面左下のアイコンから保存先を指定して、「開始」をクリックします。エンコードが完了するまで待ちます。
4.エンコードが完了したら、先程紹介した方法でiPhoneに動画を転送し、再生できるか確認して終了です。
DVDFab 動画変換を使う時のポイント
壊れたファイルや、iPhoneで再生できないMP4ファイルをDVDFab動画変換で再エンコードすると、再生出来る用になる場合があります。iPhoneで再生出来ないファイルは、一度DVDFab再エンコードしてみましょう。
まとめ
今回はiPhoneでMP4動画が再生されない理由と、再生するための対処法について解説させていただきました。記事をまとめると以下のようになります。
・コーデックが対応していなければ、MP4でもiPhoneで再生できない
・使用用途や使うアプリによって、MP4ファイルが再生出来ない原因は増える(使い方を限定したほうが安定しやすい)
・iPhoneで確実に再生出来るMP4ファイルを作成するならDVDFab動画変換がおすすめ
・壊れたファイル、再生出来ないファイルをDVDFabで再エンコードすることで再生できることもある
iPhoneでMP4が再生できない原因で多いものは、エンコード時にエラーの起きたファイルを利用することや、ネット上にアップロードされた不正なデータの再生です。どんなファイルでもエラーが起きていると読み込み不良になります。また、ネット上にアップロードされたファイルはデータを改ざんしたものや、ウイルスが含まれたものもあるため、再生できないだけでなく、iPhone自体が使えなくなってしまう危険性もあります。
MP4ファイルを作成する場合は、正確なエンコードが可能なツールを使用することをおすすめします。