映画や映像作品を最高画質で楽しむ手段として人気の「UHD Blu-ray(Ultra HD Blu-ray)」。しかし、ディスクのままだと再生機器の制限や保管の手間があります。そんなときに役立つのが「UHDリッピング」です。

UHDリッピングのメリット

💾 ディスクの劣化・破損リスクを回避
📱 スマホ・PC・NASなど多環境で視聴可能
✂️ 編集ソフトでの利用も可能
本記事では、初心者でも安全かつ簡単に始められるUHDリッピングの基本から必要なソフト・機材・具体的な手順までをわかりやすく解説します。

UHDリッピング

UHDリッピングとは?

UHD Blu-rayとは?通常のBlu-rayとの違い

UHD Blu-ray(Ultra HD Blu-ray)は、従来のBlu-rayよりも高解像度(最大3840×2160の4K画質)、HDR(ハイダイナミックレンジ)対応など、より臨場感のある映像体験を実現する次世代メディアです。

項目  通常のBlu-ray UHD Blu-ray
解像度 フルHD(1920×1080) 4K(3840×2160)、最大60fps対応
画質     SDR(標準ダイナミックレンジ)     HDR(High Dynamic Range)対応で明暗表現が豊か
色域 Rec.709(従来の色域)   Rec.2020(広色域対応、より自然な色彩表現)
 ディスク容量  25GB(片面1層)/50GB(片面2層) 66GB(2層)/100GB(3層)
音声規格   Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audio Dolby Atmos、DTS:Xなど立体音響フォーマット対応
プレーヤー互換性 一般的なBlu-rayプレーヤー  UHD Blu-ray対応プレーヤーが必要
主な用途 フルHD映像作品の視聴     4K/HDR映画や高品質なホームシアター体験

リッピングとは何か?コピーとの違い

リッピング:MP4やMKVなどに変換してPCやスマホで再生可能
コピー:ディスク→ディスクの完全複製(ISO含む)

リッピングとは、光ディスク(Blu-rayやDVDなど)に収録されている映像・音声データをパソコンに取り込み、MP4やMKVなどの動画ファイル形式へ変換することを指します。単なる「複製(コピー)」とは異なり、リッピングには データの変換処理 が含まれるのが特徴です。

例えば、UHD Blu-rayの映画をリッピングすると、元のディスクの映像データをパソコンに保存できるだけでなく、スマートフォンやタブレットでも再生できる形式に変換することが可能になります。これにより、持ち運びや編集、ストリーミング再生など、より柔軟にコンテンツを活用できます。

一方で コピー は、ディスクに収録されているデータをそのまま別のディスクやISOファイルに複製する行為を指します。変換は行われないため、ファイル形式や容量はオリジナルと同じです。コピーの目的は主に バックアップ や 予備ディスクの作成 となります。

UHDリッピングに必要なもの

  • UHD Blu-rayディスク(市販/レンタル/自作)
  • UHD対応のドライブ(例:LG WH16NS60、ASUS BW-16D1HTなど)
  • UHDリッピングソフト(DVDFab UHD リッピングなど)
  • 高スペックPC(Core i5以上、8GB以上のメモリ、HDD空き容量100GB以上)
  • ハードウェアアクセラレーションに対応したGPU(NVIDIA / Intelなど)
  • インターネット接続

おすすめのUHDリッピングソフト:DVDFab UHD リッピング

DVDFab UHD リッピングは、わずか15分で4K Ultra HD Blu-rayムービーをMP4/MKV形式に変換・保存できる強力なUHDリッピングソフトです。分かりやすい操作画面と多機能性を兼ね備えており、初心者から中級者に特におすすめです。

DVDFab UHD リッピング
  • 最新のAACS 2.xなどのコピーガードにも対応
  • UHD Blu-rayをMKV/M2TS/MP4形式にロスレスや高品質で変換可能
  • HDR10/Dolby Vision映像の品質をそのまま保持
  • トリミング、クロップ、字幕、エフェクト、ウォーターマーク、再生速度などの豊富な編集機能を搭載
  • GPUアクセラレーションにより50倍速を実現可能
動作環境
  • • Windows 11/10/8.1/8/7(64ビット)macOS 10.10 - 15.x
  • • 4K UHD ブルーレイドライブ
  • • 4GB以上のRAM
  • • 200GBのハードディスク空き容量
  • • ライブインターネット接続が必要

4K ハードウェアアクセラレーションを動作させるには、以下のものが必要:

NVIDIA GeForce GTX 1050 シリーズ以上のビデオカード;
またはIntel CPU Kaby Lake シリーズ以上のCPU

UHDをMP4/MKVなどの動画にリッピングする手順

以下は、DVDFab UHD リッピングを使用してUHD Blu-rayを動画ファイルに変換・保存する基本的な流れです。

ステップ1:「リッピング」を選択して、UHD Blu-rayを読み込む

公式サイトからDVDFabをダウンロードして、インストールした後、起動します。「リッピング」モジュールを選択します。対応ドライブにUHD Blu-rayディスクを挿入すると、DVDFabが自動的にディスク内容を読み込みます。UHD Blu-ray ISOファイルまたはフォルダを使用する場合は、「+」をクリックして、ソースを追加しましょう。

ステップ2:出力フォーマットを選択する

画面右側にある▼をクリックして、「プロファイル」から希望の出力形式を選択します。

MKV Passthrough(無変換):画質を最大限保持
MP4(H.265 / H.264):再生互換性を重視
MKV 4K HDR10/DoblyVision:4Kテレビやホームシアター向け

※形式ごとに画質・ファイルサイズ・互換性が異なるため、用途に応じて選択しましょう。

ステップ3:出力動画を編集・設定する

必要なタイトルやチャプター、字幕・音声トラックを選択できます。

「詳細設定」で出力ビデオ、オーディオと字幕の細かい設定を行うことができます。

「動画編集」でクロップ、エフェクト、ウォーターマーク、字幕、オーディオ、字幕と再生速度などを調整することができます。

「トリム」で動画の不要な部分をカットすることができます。

ステップ4:保存先を指定して、「開始」クリックする

画面下部へ出力先を指定して、「開始」ボタンをクリックします。UHDリッピングが開始され、リアルタイムで進捗が表示されます。

処理時間はPCスペックやディスク容量により異なりますが、GPU使用で高速化可能です。保存先に指定したフォルダ内に、指定形式(MP4 / MKV)の動画ファイルが作成されていれば完了です。

UHDリッピングについてよくある質問(FAQ)

Q1. UHDリッピングは違法ですか?

A. 著作権保護されたUHD Blu-rayをリッピングする行為は、法律で制限されている場合があります。
日本では、コピーガードを回避する行為は違法とされており、たとえ個人利用でも著作権法に抵触する可能性があります。
ただし、コピーガードがない自作ディスクや権利がクリアされている素材については、リッピングは合法的に行えます。
使用前にはお住まいの国・地域の著作権法を必ず確認しましょう。

Q2. UHDリッピングに必要なドライブはありますか?

A. はい、UHDリッピングには「UHDフレンドリー(UHD Friendly)ドライブ」が必要です。
通常のBlu-rayドライブではAACS 2.0/2.1に対応しておらず、リッピングできません。

代表的な対応ドライブ:

LG WH16NS40(特定のファームウェアのみ)
LG BH16NS55
ASUS BW-16D1HT など
また、ドライブのファームウェアをダウングレードする必要がある場合もあります。

Q3. リッピングしたUHDはどの形式で保存できますか?

A. 多くのソフトでは以下の形式で保存できます:

MKV:高画質・高音質を保持したまま1ファイルで保存可能
MP4:汎用性が高く、スマホやタブレットでも再生しやすい
用途に応じて使い分けましょう。

Q4. リッピングしたUHD動画のファイルサイズはどのくらい?

A. 画質や設定によりますが、以下が目安です:

形式 画質設定 ファイルサイズ(目安)
MKV  可逆圧縮 20〜60GB
MP4 高圧縮    5〜15GB

ストレージ容量を考慮して保存形式を選ぶのがおすすめです。

Q5. Dolby VisionやHDR10はリッピング後も保持されますか?

A. 使用するソフトと設定次第で保持可能です。例えばDVDFabはDolby Vision(Profile 5)やHDR10を含めたリッピングに対応しています。

Q6. リッピング中にエラーが出たらどうすればいい?

A. 主な対処法:

  • ディスクの汚れを拭き取る
  • ドライブのファームウェアを確認
  • ソフトの最新版を使用
  • 他のリッピングソフトを試す(例:MakeMKV → DVDFab)

Q7. DVDFab UHD リッピングは無料で使えますか?

A. DVDFab UHD リッピングは30日間無料体験を提供して、その後はライセンス購入が必要です。

Q8. 映像がカクつく・音ズレが起きるのはなぜ?

A. UHDリッピング後に映像がカクついたり音ズレが起きる主な原因は、PCのスペック不足や再生プレイヤーの非対応、エンコード設定ミス(例:ビットレート不足・可変フレームレート使用)、ソースディスクの読み取りエラーなどが考えられます。対策としては、ハードウェアアクセラレーション対応のプレイヤーを使う、MKV形式でリッピングする、定数フレームレート(CFR)で出力する、ディスクの清掃や再リッピングを行うことで、多くの問題を解消できます。

まとめ

UHDリッピングは、Ultra HD Blu-rayディスクの映像や音声を高画質のままデジタルデータとして保存・活用するための非常に有効な手段です。通常のBlu-rayとの違いやリッピングの基本を理解し、必要な機材と適切なソフトを揃えることで、誰でも高品質な動画ファイルを作成できます。特にDVDFab UHD リッピングのような信頼性の高いソフトを使えば、MP4やMKV形式での変換もスムーズで、Dolby VisionやHDR10の保持にも対応しています。今すぐDVDFab UHD リッピングを無料ダウンロードして、体験しましょう。