【初心者向け】コピーガードも解除可能!おすすめのブルーレイリッピングソフト10選
要約: ブルーレイは一般的なDVDとは異なり、1080pの高画質で映像を見られることから現在もDVDと共に生産されているメディアです。ただし、ディスクの損傷や紛失によってせっかくの高画質映像も見られなくなってしまう恐れがあります。そんな時に便利なのがブルーレイリッピングソフトです。今回はコピーガードの解除も可能なおすすめのブルーレイリッピングソフトを10個ご紹介します。
ブルーレイに保存されているデータを抽出し、保管しておきたいと考える方も多いですがそもそもコピーガードによって著作権保護がかけられており、すぐにデータを抽出できるわけではありません。ただし、コピーガード対応のブルーレイリッピングソフトさえあればこのような問題も解決できます。
おすすめのブルーレイリッピングソフト10選
まずは、注目のブルーレイ リッピングソフトを10本まとめてみましたので、比較して見てください。
ブルーレイ リッピングソフト | コピーガード解除 | 使いやすさ | 日本語対応 | おすすめ度 |
DVDFab Blu-ray リッピング | 強い | 高い | 可能 | ★★★★★ |
Handbrake | 弱い | 高い | 不可 | ★★★ |
Leawo Blu-ray変換 | 中等 | 普通 | 可能 | ★★★ |
VideoByte BD-DVDリッピング | 強い | 普通 | 可能 | ★★★ |
EaseFab Blu-ray Ripper | 中等 | 普通 | 不可 | ★★★ |
4videosoft ブルーレイコピー | 弱い | 普通 | 可能 | ★★★ |
Blue-Cloner | 中等 | 普通 | 不可 | ★★★ |
MakeMKV | 中等 | 低い | 可能 | ★★★ |
BurnAware | 中等 | 普通 | 日本語化の仕方が複雑 | ★★★ |
Passkey for ブルーレイ | 強い | 高い | 可能 | ★★★★ |
では、おすすめのブルーレイリッピングソフトウェア製品とそれぞれの特徴と評価を説明します。
DVDFab Blu-ray リッピング
ブルーレイのデータをリッピングする場合、主にデータサイズやPCのスペック、リッピング設定の影響を受けて完了する時間が異なります。一般的なブルーレイディスクをリッピングする場合、10~30分も掛かってしまうものです。しかし、DVDFab Blu-ray リッピングは最新のハードウェアアクセラレーションを搭載しており、リッピング処理を素早く完了させることも可能です。他にも動画編集機能や4種類の字幕出力モードなども備わっています。
メリット
- WindowsとMacOS両方に対応
- 市販・レンタルBlu-rayに対応
- ほとんどのBDコピーガードに対応、最新のコピーガードにも対応可能
- 変換スピードがNo.1
- リージョンコード地域制限を解除
- Blu-ray・ブルーレイデータ(ISO・フォルダー)を読み取れる
- DVD(最新なら別料金)・DVDデータを別形式に変換できる
- 別のツールと連携してCinavia保護を削除できる
- 品質を落とさずにBlu-rayを様々な動画・音声形式に変換
- AI機能と連携して動画品質を上げる
- トリミングなど基本的な編集ができる
- Blu-rayメタ情報がつく
デメリット
- 暗号化された録画Blu-rayに非対応
- 無料版は制限あり
使い方も非常にシンプルで、詳しくは本記事の2章をご覧ください。
Handbrake
引用元:https://handbrake.fr/
Handbrakeは、Windows10対応の無料リッピングソフトです。コピーしたい動画ファイルの圧縮機能もあり、動画の容量を少なくしながらブルーレイへ保存することも可能です。他のリッピングソフトに比べて圧縮をかけるとどうしても画質が悪くなってしまうものの、高性能なコーデックを使用することで画質劣化を最低限にまで抑えてくれています。
Handbrakeは公式サイトを見てわかるように、日本語には対応していません。操作自体は難しくないものの英語が苦手だと操作をするのに一苦労してしまうかもしれません。また、日本語でのサポートが受けられないのも欠点と言える部分です。Handbrakeを日本語化することは可能ですが、使いこなせるか不安な人は日本語対応のリッピングソフトを選んだ方が良いでしょう。
- 無料
- DVD・Blu-ray対応
- 日本語非対応
- 暗号化されたDVD・Blu-rayに非対応
- サポートする出力形式が少ない
MakeMKV
引用元:https://www.makemkv.com/
MakeMKVは、ブルーレイやDVDをMKVに変換・リッピングするためのソフトです。WindowsやMacの他に、Linux OSにも対応しており、様々なPCからブルーレイをリッピングできます。半永久無料で利用できることから、お金をなるべくかけたくない方にもおすすめです。ただし、数ヶ月に一度公認コードの更新が必要です。完全無料と言えません。
ただし、注意しておきたいのは変換する動画ファイルはMKVに限られてしまう点です。MKVはハイビジョンなどにも利用されることが多い動画ファイルであり、高画質な映像を残しておくことも可能です。また、コーデックもMKVファイルの方がカバーしている数が多いなどのメリットが見られます。しかし、MKVファイルに対応する端末は非常に少なく汎用性がないこと、MP4と比べた時同じ動画・同じビットレートでもMKVの方が容量サイズも大きくなってしまうことはデメリットと言えます。
- Windows、Mac、Linux OSに対応
- DVD・Blu-ray同時に対応
- Blu-ray Decrypterフリーウェアの優れたオプション
- 公認コードを使うと半永久的に無料で使える
- 処理スピードは有料ソフト並み
- 出力はMKVのみ、必要となる容量が大きくなる
- 長期的に使うにはMakeMKV公認のコードが必要、有料
- 保存データはスマホやタブレットでは再生できない
- 無料で利用するために数ヶ月に一度コードを入力する必要がある
Passkey for ブルーレイ
DVDFab Passkey for ブルーレイを他のソフトと連携すれば、ブルーレイをコピーガードがかかっていない動画形式ファイルに変換・作業ができます。例えばブルーレイコピーガードを解除したブルーレイをコピーしたり、リッピングしたり、空のディスクに書き込んだり。 |
もう気づいたかもしれませんが、またDVDFab製品。DVDFab製品はコピーガード解除能力と処理速度上で強いですから、おすすめのBlu-rayリッピングソフト一覧なら必ず上位に上がります。
DVDFab Passkey for ブルーレイは機能上でDVDFab Blu-rayリッピングとほぼ同じですが、両者には少々違いがあります。Blu-rayリッピングには圧縮機能が入っていますが、Passkeyはコピーガードを解除することを目的とします。最新のBD+ / 3D BD+ / AACS MKB v 26 / AACSバス暗号化 / リージョンコード / BD-Live / UOP(Cinaviaを除く)など、ほぼ全てのコピーガードを素早く解除して、互換性のあるフォルダまたはISOイメージファイルを作成できます。
- コピーガード解除能力が強い
- リッピングされたBlu-rayデータについてコピーガードが付くかつかないかを選択できる
- Windowsのみ対応
- 有料
Leawo Blu-ray変換
引用元:https://www.leawo.org/jp/blu-ray-ripper/
Leawo Blu-ray変換は、多岐にわたるブルーレイ・DVDディスク、ISOファイルを4KやHD動画、音声形式などに変換できるソフトです。せっかく抽出できたのにデータが劣化していて画質が悪くなってしまうケースもありますが、Leawo Blu-ray変換ではオリジナル画質をそのまま劣化させずに他のファイル形式へ変換できます。なお、画像ピクセルの解像度やアスペクト比、フレームレートなどのソースを保存・出力することも可能です。
他にもブルーレイをより楽しく感じられるよう、Leawo Blu-ray変換には編集機能も追加されています。動画データの結合やカット、切り抜き、画像・テキストの透かし効果、効果の長さ調整、3D動画への変換などが簡単に行えるのです。ブルーレイに保存された動画データをまとめて保存したい、編集して自分好みの映像にしたい場合は編集機能も活用してみましょう。
メリット
- 市販・レンタルのBlu-rayをリッピングできる
- DVDも変換できる
- 3つの変換モード
- 基本的な動画編集機能
デメリット
- 録画Blu-rayに非対応
- 有料
VideoByte BD-DVDリッピング
引用元:https://videobyte.jp/bd-dvd-ripper/
VideoByte BD-DVDリッピングは、日本で初めてDVDとブルーレイの両方に同時対応できるリッピングソフトです。一般的にはブルーレイにはブルーレイ専用のリッピングソフトが必要でしたが、VideoByte BD-DVDリッピングは1台でブルーレイやDVDのリッピングやコピーに対応しています。ハードウェアの加速技術によって高速リッピングを可能にしており、しかも無劣化で幅広い動画・音声形式に変換することが可能です。
また、動画ファイルのタイトルやチャプター、字幕などのメタデータ情報を編集することも可能です。あらかじめコーデックやビットレート、フレームレートなどのパラメータも定義でき、iPhoneやiPad、Androidスマホ、タブレットなどそれぞれの最西端末に適したファイル設定をプロファイル化できます。
メリット
- セル・レンタル・録画のDVD・Blu-ray同時に対応
- 対応できるコピーガードの種類が多い
- サポートする出力形式が300種類以上
- 基本的な動画編集機能
デメリット
- Mac版は少々弱い
- 試した見たらスピード上では少々残念、2時間以下の映画ソースをロードするだけで6分以上かかる
- 無料お試し動画の長さは5分だけ
EaseFab Blu-ray Ripper
引用元:https://www.easefab.com/blu-ray-ripper/
EaseFab Blu-ray Ripperは無料で使えるブルーレイ複合化機能が搭載されたリッピングソフトです。ブルーレイディスクがロードできたら、あとは出力形式を決めるだけで自動的にコピーガードを解除しデータを抽出できます。Windowsに互換性があるものの、Macでは使えないので注意してください。
また、NVIDIA®CUDATMテクノロジーによって変換をNVIDIAのGPUで処理されるため、素早くリッピングが行えるようになっています。しかも素早いだけでなく、フルHDの1080pやUHD4Kの画質を維持しながら変換されます。ただし、ビデオをデバイスに変換する際にハードウェア制限によって低い解像度・ビットレートが適用されてしまう可能性もあるため、あらかじめデバイスで保存できる解像度やビットレートの上限を確認しておきましょう。
メリット
- Windowsと互換性がある
- AACS、BD +、MKVなどの多数のブルーレイコピーガードを解除できる
- 幅広いビデオ形式とオーディオ形式を出力できる
デメリット
- 日本語非対応
4videosoft ブルーレイコピー
引用元:https://www.4videosoft.jp/blu-ray-copy/
4videosoft ブルーレイコピーは手軽に自製・暗号化なしのブルーレイを他のブルーレイディスクやフォルダ、ISOファイルにコピーできるソフトです。BD-RからBD-RE、BD-DL、BD-RE DLなど、様々なフォーマットを読み取ることができます。特にISOファイルに変換しておけば、手元に空白のディスクがない場合でもあとでブルーレイディスクが用意できた時にすぐ保存できるようになっています。
誰でも使いやすいインターフェースになっており、使用手順も比較的簡単なので初心者でも気軽にコピーができます。また、4videosoft ブルーレイコピーには様々な機能が搭載されており、IISOファイルへの書き込みや1:1比率でのコピー、さらに出力字幕と音声トラックを複製することも可能です。
メリット
- Blu-rayをコピー
- 4つのコピーモード
デメリット
- コピーガード解除能力は少々弱い
Blue-Cloner
引用元:https://www.blue-cloner.com/blue-cloner.html
Blue-Clonerは、Open Clonerという企業によって開発されたブルーレイのリッピングソフトです。最新技術が搭載されていることから素早く高品質のコピーを作ることが可能です。また、マルチCPUとNVIDIA CUDA技術のサポートによってコピーにかかるスピードは非常に早いものとなっています。
インターフェースは2つ搭載されており、初心者でも簡単に使用できるモードと詳細機能をすべて活用できるモードに切り替えることも可能です。自分の使いやすいモードに設定しておきましょう。ただし、輝度やコントラストを変えるための設定は備わっていないため、変更することはできません。
メリット
- 暗号化されたBlu-rayでも手軽にコピー
- 2つのインターフェース、シンプルモードと詳細機能を活用できるモード
デメリット
- 編集機能がない
- 出力はBlu-ray、ISO、フォルダーに限定
BurnAware
引用元:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/burnaware/
BurnAwareは、CDやDVD、ブルーレイのコピーが可能なソフトです。コピーしたいブルーレイからデータを抽出し、ISOファイルに変換したらディスクへ書き込むまでの機能が搭載されています。一度ISOファイルに変換する手間がかかってしまうものの、対応メディアの豊富さや使い勝手の良いインターフェースなどのメリットも目立ちます。
注意したいのはBD50をBD25に圧縮させる機能は備わっていません。そのため、ブルーレイをリッピングした後にデータを圧縮させてDVDに保存させられないのです。また、BurnAwareには無料版と標準版、プロ版の3つがありますが、無料版はコピーよりも書き込みを得意としていて、ブルーレイディスクへのダビングは難しくなっています。そのため、ブルーレイをコピーするなら標準版またはプロ版を選択しましょう。
メリット
- CD/DVD/Blu-ray ディスクのデータディスク作成
デメリット
- 無料版はエラが多い
- 日本語化の仕方が複雑
Blu-rayをMP4ファイルにリッピング・変換する手順
今回は、DVDFab Blu-rayリッピングを例にしてBlu-rayをリッピングする手順をご紹介していきます。
1.次のボタンをクリックしてDVDFab Blu-rayリッピングを無料ダウンロードし、インストールしてください。
インストーラーファイルをダブルクリックし、「クリックしてインストール」ボタンをクリックすると、しばらくしてソフトウェアがダウンロードされ、自動的にインストールされます。
2.起動して「リッピング」タグを選択して、「+」をクリックしてBlu-ray・Blu-rayデータを読み込みます。Blu-rayが既にドライブに設定された場合は自動的に読み込みます。
3.Blu-rayのタイトルやチャプター、字幕、サウンドチャンネルなどを自在設定・選択しても良い。
レンチアイコンをクリックして、「詳細設定」画面でコーデック、画質、解像度、字幕、音量…といった設定を行えます。
ペインアイコンをクリックして、動画のトリミングやクロップ、アスペクト比変更、透かし追加…といった基本的な編集はできます。
4.出力で「他のタイトルを選択」の右のボタンのドロップダウンリストから「他のプロファイルを選択」をクリックします。
そしてポップアップ表示される画面でフォーマット>ビデオ/オーデイオをクリックしていろいろな形式からMP4・MP3など必要な形式を選びます。
5.すべての設定が終わったら、左下で出力先を指定して右下の「開始」ボタンを押します。You TubeにアップロードしてもOKですが、著作権侵害については要注意しましょう。
Blu-rayコピー・リッピング時の注意事項
暗号化されたBlu-rayのコピー・リッピングは違法となる
著作権法によってリッピングは違法とされています。コピーガードを解除して行う複製は、たとえ「私的使用」が目的であっても違法となります。ただし、貴重なデータがDVD・Blu-rayの中にだけしか保管されておらず、データ化して純粋にPCに保存しておきたい場合など、私的利用なら違法となりますが、今のところ刑罰はありません。
それでも、Blu-rayリッピングソフトは慎重に利用してください。
市販・レンタルBlu-rayのコピー・リッピングはばれない
Blu-rayコピー・リッピングソフトを使ってBlu-rayをバックアップする場合は、技術的上でそのコピーガードを回避してデータを複製する行為なので、元のBlu-rayに何の影響もないし、ばれることもありません。
ブルーレイディスク・Blu-rayコピーガードの種類
ブルーレイディスクの種類
- BD-R:1回記録/1層25GB(180分)
- BD-R DL:1回記録/2層50GB(360分)
- BD-R XL:1回記録/3層100GB(720分)
- BD-RE:繰り返し記録/1層25GB(180分)
- BD-RE DL:繰り返し記録/2層50GB(360分)
- BD-RE XL:繰り返し記録/3層25GB(720分)
ブルーレイコピーガードの種類
- AACS
- BD-ROM Mark
- BD+
- BD-Live™
- Cinavia
- RC
まとめ
今回は、おすすめのブルーレイリッピングソフトを10選ご紹介してきました。どれも似たようなソフトと思えてしまうかもしれませんが、実際にはソフトによって様々な特徴や機能が備わっています。もしブルーレイリッピングソフトをどれにしようか悩んでいる方は、今回紹介してきた内容を参考に、自分にピッタリなブルーレイリッピングソフトを探してみてください。