録画した番組をスマホに保存する方法!無料で取り込んでアプリで視聴するには?
要約: テレビ番組を録画したけれど観る時間がない…スマホに転送して移動中に観れる?本記事では、こんな疑問に答えていきます。自宅で録画しておいたテレビ番組を外出先で気軽にスマホを使って楽しめたらと思いませんか?本記事では、録画した番組をスマホで再生&保存する方法を解説します。 録画した番組をMP4にリッピングできる便利なソフトも紹介しますので、「テレビをスマホで録画する方法はある?」「iPhoneやAndroidにテレビ番組を保存できる?」という方はぜひご覧ください。
録画したテレビ番組をスマホに保存する方法
録画したテレビ番組にはコピーガードが掛けられているため、単純にデータを転送しただけではスマホで再生できません。
レコーダーのメーカーが開発している純正アプリを使えば宅外で録画番組を視聴することはできるものの、コピーガードの関係で厳密に言えば録画番組をスマホに保存することはできないケースがほとんど。
ここでは、この点を踏まえて録画したテレビ番組をスマホで再生する方法を解説していきます。
レコーダーにネットワーク経由でアクセスし録画番組を視聴する
レコーダーの機種によっては、専用アプリが用意されていて、レコーダーのHDDに録画したテレビ番組にネットワーク経由でリモートからアクセスできます。
(SONYヘルプガイドより)
この方法は事前に外出先からレコーダーの番組にアクセスするための設定が必要です。また、スマホdeレグザで転送した番組は、スマホdeレグザ用に暗号化されており、どこでもディーガで転送した番組はどこでもディーガ用に暗号化されていますので、それぞれのレコーダーに対応したアプリでしか使用できません。
ちなみにアプリによっては、外出先からテレビ番組の録画予約ができるタイプもあります。
SONY製レコーダーでスマホから録画番組にアクセスする方法は下記の通りです。こちらの処理は外出先ではなく自宅のホームネットワーク環境下で行いましょう。
- 専用アプリVideo & TV SideViewの設定アイコンをタップする
- 「機器登録・設定」を選択する
- ホーム機器を選択する
- 「外出先機能」をオンにする
- 録画メニューから「録画番組」を選択する
- 視聴したい録画番組を再生する
レコーダーにホームネットワーク経由で録画番組を転送する
レコーダーに保存された録画番組をネットワーク経由で転送し、スマホ内蔵メモリーにデータをダウンロードする方法もあります。
転送する際はSONY製レコーダーなら「Video & TV SideView」という専用アプリ、パナソニック製(ディーガ)レコーダーなら「メディアアクセス」と「どこでもディーガ」という専用アプリなど、各社が用意している専用アプリを使います。
例えばSONY製レコーダーでモバイル機器に録画番組を転送する方法は下記の通りです。事前にVideo & TV SideViewにホーム機器を登録しておきましょう。ホーム機器とスマホを同じネットワークに接続して作業をしていきます。
- 専用アプリVideo & TV SideViewの録画メニューより「録画番組」を選択する
- 転送したいテレビ番組を選択する
- 「おでかけ転送」をクリックする
- 「この番組を転送しますか?」と表示されるので「OK」をクリックする
- 再度録画メニューを開いて「おでかけ転送済み番組」をクリックする
- 「モバイル視聴」より再生する
ちなみにこの方法はスマホのストレージにデータをダウンロードしているため、レコーダーからテレビ番組を削除してもアプリからは削除されません。
テレビチューナーの録画機能を使う
テレビチューナーとは、テレビ放送を受信するための機器のことで、モバイル端末に対応したモデルも販売されています。テレビチューナーを内蔵したスマホもありますが、一般的ではないためワイヤレスで接続できるタイプのものを用意するのがおすすめです。
リアルタイムでテレビ番組を視聴できる点はメリットであるものの、通信量とバッテリーを激しく消費する点がデメリット。ちなみにワイヤレスのテレビチューナーは数千円〜1万円ほどで購入できます。
SeeQVault対応のSDカードに転送して番組を持ち出す
レコーダー、SeeQVault対応SDカード、USBケーブルを使って番組を外出先に持ち出すこともできます。SeeQVaultとはデジタル放送の著作権保護技術の名称。
SeeQVault対応レコーダーでテレビ番組をSeeQVault対応のSDカードに録画してスマホに接続し、SeeQVault対応のアプリで再生することで録画番組を視聴できます。ただしiPhoneの場合はSDカードのスロットが搭載されていないため、別途SDカードリーダーが必要です。
サードパーティ製の持ち出しアプリに録画番組を転送する
サードパーティ製のアプリでも、自宅のレコーダーに保存した録画番組を外出先で視聴できます。メーカー独自のアプリではなくPanasonicやSHARP、TOSHIBAなどメーカーの垣根を超えて対応していますので、レコーダーが純正アプリに非対応…といった場合にも役立ちます。
見逃し配信に対応している動画配信アプリを利用するのもアリ
代替案にはなりますが、TverやParavi、FODなどテレビ番組を見逃し配信しているアプリを使う方法もあります。有料のサービスもありますが、TverやTBS FREE、ネットもテレ東など完全無料で利用できるアプリも多いです。
録画した番組をスマホで見るアプリ
複数のメーカーに対応した、録画番組を視聴できるアプリは多くありません。以前はドコモの「Twonky Beamアプリ」やauの「Remote TV」など通信会社からアプリがリリースされていましたが、2024年現在はアプリの提供が終了しています。
そんな中、録画した番組をスマホで見ることができるのが、DiXiM Playです。
DiXiM Playは、Panasonic DIGAやTOSHIBA REGZA、SHARP AQUOSなどさまざまなメーカーのレコーダーで録画した番組をスマホで視聴できるアプリ。
HDDレコーダーで録画した番組を持ち出し用に作成し、アプリの「サーバー」メニューからレコーダー機器と録画番組を選択することで視聴ができるようになります。
番組を録画したブルーレイをスマホで見る方法
録画ブルーレイにはBDAVという規格が採用されており、一般的なブルーレイ再生機器では再生ができません。DVDFab Blu-ray レコーダーリッピングを使えば自宅のレコーダーで録画したBDAVに掛けられているコピーガードを解除してMP4やMP3に変換できるため、文字通り本当に録画した番組をスマホに保存できます。
- BDAVをMP4やMKVなどの一般的なフォーマットにリッピングできる
- アートワークや番組タイトルなどを含むメタデータの取得
- 簡単な動画編集機能付きで、チャプターの編集も行える
- 高品質エンコーディング技術によりオリジナルと限りなく近い品質で出力
- ハードウェアアクセラレーション技術により高速リッピング
- 30日間の無料体験を提供している
コピーガードフリーなので、もちろんiPhoneのカメラロールに保存することも、Androidのファイルアプリに保存することも、SDカードやUSBに移すことも可能です。フォーマットとの互換性があれば、スマホだけでなくPCやタブレット、ゲーム機、スマートスピーカーなどさまざまなデバイスで再生できます。
*ちなみに同社が開発する「DVDFab 4K レコーダーリッピング」を使えば、ブルーレイに録画した4K放送をMP4やMKVにリッピングすることもできます。
テレビ番組を録画したブルーレイをMP4に変換する方法
パソコンにドライブが内蔵されていない場合は、外付けのブルーレイ対応ドライブを準備しましょう。
まとめ
今回は録画した番組をスマホに保存する方法を解説しました。レコーダーを使用する場合は機種によって利用できる機能が異なりますので、詳しくはメーカーのWebサイトをご確認ください。録画番組を収録したブルーレイのリッピングをしたい方には、DVDFab Blu-ray レコーダー リッピングがおすすめ。BDAVは比較的新しい規格なので対応していないPCも多いですが、本ソフトを使えばスマホだけでなくパソコンにも録画番組を無料で取り込むことができますよ!