Power2Goの使い方完全ガイド

Power2Goとは?無料版とPlatinumの違い

Power2GoはCyberLinkのディスク書き込み・オーサリングソフトです。CD・DVD・Blu-rayへのデータ書き込みに加え、DVD・Blu-rayの映像ディスク作成、メニュー編集、メディア変換、バックアップ、ISOイメージ関連の機能などを備えています。

オーサリングとは、MP4などの動画をDVD-VideoやBlu-ray Videoとして再生できる構成に変換し、必要に応じてメニューやチャプターを付けて仕上げる作業です。「MP4をDVDに保存する」と「MP4からDVD-Videoを作る」は同じ操作ではありません。

Power2Goの起動画面でディスク作成機能を確認

Power2Go 13の主な機能

機能主な用途
データディスクファイルやフォルダーをCD・DVD・Blu-rayへそのまま保存
ビデオディスク動画からDVD・Blu-rayの映像ディスクを作成し、メニューやチャプターを設定
ミュージックディスク音楽CDやMP3・WMAなどを収めたディスクを作成
ディスクコピー読み取り・複製が認められたディスクをコピー
メディアコンバーター動画や音声を別のファイル形式へ変換
ユーティリティ仮想ドライブ、ISOイメージ、ディスク消去、システムリカバリーなどを扱う

EssentialとPlatinumの違い

Power2Go 13には、無料で利用できるEssentialと有料のPlatinumがあります。Essentialは「30日ですべて使えなくなる体験版」ではありません。無料機能は30日後も残りますが、一部のPremium機能は最初の30日間だけ利用できます。

項目Power2Go EssentialPower2Go Platinum
料金無料有料。購入時点の公式価格を確認
基本的なデータ書き込み30日後も利用できる機能あり対応
DVD・Blu-ray映像ディスク作成Premium機能として30日間試用対応
ISOイメージの作成・書き込みPremium機能として30日間試用対応
メディア変換Premium機能として30日間試用対応
H.265・HEIC・2K・4K入力非対応対応範囲あり

つまり、ファイルをディスクへ保存する用途だけならEssentialで足りる場合があります。一方、メニュー付きDVD・Blu-rayを継続して作る、ISOを扱う、動画変換を使うといった用途ではPlatinumが必要になります。

利用時のポイント
4K動画を入力できることと、UHD Blu-rayを作成できることは別です。入力動画の解像度と、完成するディスク規格を分けて確認してください。

動作環境で確認したいポイント

CyberLinkの現在の製品ページではWindows 11、10、8.1、8、7が掲載されています。一方、Power2Go 13のユーザーガイドではWindows 11、10が最小システム要件として記載されています。古いWindowsで利用する場合は、インストール前に現在の配布ページとインストーラー側の条件も確認しておくのが安全です。

OSWindows向け。現在の製品ページではWindows 11、10、8.1、8、7を掲載
メモリー2GB以上、4GB以上推奨
空き容量DVD書き込みは10GB以上、Blu-ray書き込みは25GB以上
光学ドライブ作成するメディアに対応するCD/DVD/Blu-ray書き込みドライブ
インターネット初回起動、ファイル形式の有効化、オンライン機能などで必要

最新の仕様はCyberLink公式の動作環境で確認できます。

Power2Goのダウンロード・インストール方法

無料版を試す場合は、CyberLinkのPower2Go Essential配布ページからインストーラーを入手します。画面や同時に案内される追加ソフトは配布時期によって変わることがあるため、表示内容を確認しながら進めてください。

Step1
Power2Go Essentialの配布ページからインストーラーをダウンロードします。

Power2Go Essentialのダウンロード画面

Step2
保存した.exeファイルを開き、インストーラーを起動します。追加ソフトの案内が表示された場合は、必要かどうかを確認して選択します。

Power2Goのインストール時に追加ソフトを確認する画面

Step3
言語とインストール先を確認し、ライセンス契約の内容を読んでインストールを進めます。

Power2Goのセットアップでインストールを開始する画面

Step4
Power2Goを起動し、CyberLinkアカウントへのサインインまたは登録を行います。

Power2Goの初回起動時にCyberLinkアカウントを設定する画面

CyberLink Power2Goの使い方

Power2Goで迷いやすいのは、「データディスク」と「ビデオディスク」の選択です。写真、文書、MP4などをファイルのまま保存するならデータディスク。家庭用DVD・Blu-rayプレーヤーで映像として見るならビデオディスクを選びます。

Power2Goの起動画面でデータディスクとビデオディスクを選択

Power2Goでデータディスクを作成する方法

データディスクは、ファイルをそのままディスクへ保存する方法です。MP4を書き込んでも、ファイルとして保存されるだけでDVD-Videoへ変換されるわけではありません。

Step1
起動画面から「データディスク」を選び、CD・DVD・Blu-rayなど使用するディスクを指定します。
Step2
保存したいファイルやフォルダーを「ディスク内容」へ追加します。

Power2Goでデータディスクに保存するファイルを追加

Step3
空のディスクをドライブへ入れ、容量バーと出力先ドライブを確認します。

Power2Goでデータディスクの容量と書き込み先を確認

Step4
必要な書き込み設定を確認し、「書き込み」を実行します。完了後は別のPCなどでもファイルを開けるか確認します。

Power2Goでデータディスクの書き込み設定を確認

Power2GoでDVD・Blu-rayのビデオディスクを作成する方法

家庭用プレーヤーで映像ディスクとして再生したい場合は「ビデオディスク」を使います。MP4などの動画を読み込み、DVD-VideoまたはBlu-ray Videoとしてオーサリングしてから書き込みます。

Step1
トップ画面で「ビデオディスク」を選び、再生機器に合わせてDVDまたはBlu-rayを指定します。
Step2
MP4などの動画を追加し、必要に応じてメニュー、チャプター、画質を設定します。
Step3
書き込み前にプレビューで映像、音声、メニューの動作を確認します。
Step4
書き込み先のドライブとディスク容量を確認して処理を開始し、完成後は実際に使用するプレーヤーでも再生を確認します。

Power2Goでビデオディスクのメニューと書き込みを設定

書き込み時のポイント
作り直しながら確認したい場合は、ドライブと再生機器の両方が対応していればDVD-RWやBD-REを使う方法もあります。ディスク容量だけでなく、完成後に使うプレーヤーがそのメディアに対応しているかも確認してください。

Power2Goの評判・メリットと注意点

Power2Goは、Windowsでデータ書き込みとDVD・Blu-rayの映像ディスク作成をまとめたい場合に使いやすい構成です。特に、同じソフト内でデータ保存とオーサリングを切り替えられる点は便利です。一方、Essentialでは30日後に使えなくなるPremium機能が多いため、無料版だけで何をしたいのかを先に決めておく必要があります。

メリット
  • データディスクとDVD・Blu-rayの映像ディスク作成を1本で扱える
  • ビデオディスクではメニュー、チャプター、プレビューを利用できる
  • ISOイメージ、メディア変換、バックアップなど周辺機能もまとめられる
注意点
  • Windows向けで、macOS版は用意されていない
  • Essentialでは映像ディスク作成、ISO関連、メディア変換などが30日後にロックされる
  • H.265・HEIC・2K・4K入力はEssentialでは利用できない

ネット上の口コミを見る場合は、CyberLinkという会社全体の評価とPower2Go個別製品の評価を分けてください。また、Power2GoはPCや光学ドライブに付属する版もあるため、レビューに書かれた機能が自分の版でも使えるとは限りません。

Power2Goの代替ソフトを検討するなら

Power2Goで必要な機能が使えない場合でも、目的がデータ保存なのか、DVD作成なのか、Blu-ray作成なのかで代替ソフトは変わります。撮影したMP4などからメニュー付きBlu-rayを作ることが主目的なら、DVDFab Blu-ray 作成も候補です。WindowsとMacに対応し、動画からBlu-rayディスク、ISO、フォルダーを作成できます。

用途Power2Go 13 PlatinumDVDFab Blu-ray 作成
データディスク対応対象外
DVD映像ディスク対応別製品のDVDFab DVD 作成
Blu-ray映像ディスク対応対応
OSWindowsWindows / Mac

Power2GoとDVDFab Blu-ray 作成を用途別に比較

Power2Goの使い方を探している段階であれば、まずPower2Go側の版と作成モードを確認するのが先です。Blu-rayオーサリング機能そのものを比較したい場合は、DVDFab Blu-ray 作成のレビューも参考にしてください。

Power2Goで書き込みできないときの確認方法

Power2Goで書き込みできない場合の確認順序

「書き込みに失敗した」という症状だけでは原因を1つに決められません。利用中の版、作成モード、入力ファイル、ドライブ、メディア、容量の順に切り分けると確認しやすくなります。

症状先に確認する項目次の操作
機能を選べないEssential/Platinum/付属版、30日試用の状態版名と利用可能な機能を確認
ドライブが表示されないWindows側の認識、接続状態OSでドライブが見えるか確認し、接続を見直す
書き込み途中で止まるエラー文、空き容量、ディスク容量エラー内容を記録し、容量とメディア規格を照合
動画を追加できない入力形式、Essentialの入力制限元動画の形式・解像度と利用中の版を確認
メニュー・チャプターがおかしい書き込み前のプレビュープレビューで再現するか確認して設定を見直す
書き込み後に再生できないデータディスクかビデオディスクか、再生機器の対応作成モードとプレーヤーの対応メディアを確認
ISOを書き込めないISOの内容、書き込み方法、Essentialの機能制限ISOをイメージとして書き込む操作と利用可能機能を確認

解決しない場合は、「Power2Goの版名」「Windowsのバージョン」「ドライブ名」「使用したディスク」「作成モード」「エラー文」「止まった段階」をまとめてCyberLinkサポートへ伝えると、状況を切り分けやすくなります。

Power2Goのよくある質問

Q

Power2Goは無料で使えますか?

Power2Go Essentialは無料で利用できます。ただし、DVD・Blu-ray映像ディスク作成、ISOイメージの作成・書き込み、メディア変換など一部のPremium機能は30日間の試用後にロックされます。無料機能まで30日で全部使えなくなるわけではありません。

A

Q

Power2GoでMP4をDVDに書き込めばDVDプレーヤーで再生できますか?

データディスクとしてMP4をコピーしただけではDVD-Videoにはなりません。一般的なDVDプレーヤーで再生する目的なら「ビデオディスク」からDVDを作成し、DVD-Videoとしてオーサリングします。

A

Q

Power2Goで保存したP2Gファイルは動画として再生できますか?

P2GはPower2Goの作業内容を保存するプロジェクトファイルで、MP4のような動画ファイルではありません。作業を再開するために使い、再生用ディスクを作る場合はPower2Goで書き込み処理を完了させます。

A

Q

「選択したディレクトリはDVDフォルダではありません」と表示されるのはなぜですか?

「DVDフォルダーの書き込み」は、すでにDVD-Video形式で作成されたフォルダーを扱う機能です。MP4を入れただけの一般フォルダーはDVDフォルダーではありません。MP4からDVDを作る場合は「ビデオディスク」から動画を追加します。

A

Q

パソコンに付属していたPower2Goでも同じ機能が使えますか?

付属版と市販のEssential・Platinumでは機能構成が異なる場合があります。Power2Goの製品情報で版名を確認し、PCや光学ドライブの説明書に記載された対応機能と照合してください。

A

Q

Power2GoでCD・DVD・Blu-rayを書き込めないときは何を確認しますか?

まず作成モードと利用中の版を確認し、次にWindowsがドライブを認識しているか、ディスク規格と容量が合っているかを確認します。エラーが出た場合はメッセージと止まった段階も記録してください。

A

まとめ

Power2Goは、Windowsでデータ書き込みとDVD・Blu-rayの映像ディスク作成をまとめて行いたい人に向いています。使い方で迷ったら、まず「ファイルをそのまま残すデータディスク」か「家庭用プレーヤーで見るビデオディスク」かを決めてください。

無料のPower2Go Essentialは30日後も一部機能を使えますが、映像ディスク作成、ISO関連、メディア変換などのPremium機能は30日でロックされます。無料版を試す場合も、最終的に使いたい機能がEssentialで継続利用できるかを先に確認しておくと判断しやすくなります。

撮影した動画からメニュー付きBlu-rayを作ることだけが目的で、Mac対応やBlu-rayオーサリング機能を重視する場合は、DVDFab Blu-ray 作成のような専用ソフトも比較対象になります。