【対処法10選】今まで見れていたDVDが見れなくなった!傷なしなのにDVD R/RWが再生できない?
要約: DVDにダビングをしたのに再生できない、とお困りではないでしょうか。その理由は何通りも考えられますが、もしかするとファイナライズが未処理のままかもしれません。この記事ではダビングしたDVDが再生できない原因と対処法を10点ご紹介。そして後半ではファイナライズに着目し、確認・処理方法などについても解説していきます。
ダビングしたDVDが再生できない時の原因と対処法10選
それでは早速、ダビングしたDVDが再生できない時の原因と対処法を10点解説していきます。
1. DVDのダビングに失敗している
1つ目に、ダビング自体がうまくいっていない可能性があります。理由はいくつかありますが、安価なディスクを使用していると不具合が起きやすいようです。価格が抑えられている分精度が低いものもあるため、適切に書き込みができないこともあります。安さだけでなく性能も考慮して商品を選ぶようにしましょう。
2. DVDに傷や汚れが付いている
ディスクに傷が付いた状態でダビングをすると、その箇所に記録が適切にされない恐れがあります。また、ダビング後に傷や汚れが付いてしまっても再生できなくなることがあるのでご注意ください。汚れの場合、眼鏡拭きなどのような柔らかい布で中央から外側に向かって放射状に拭き取りましょう。
3. レーベル面に保護シールが貼られている
汚れやこすれ防止のために保護シールを貼っている場合もあるかもしれませんが、それによってディスクが反ってしまうというデメリットも。ディスクが反ることで重心がずれてしまい、適切に回転しなくなっている可能性があります。
4. CPRMによるブロックがかかっている
CPRM(著作権保護技術)が使われているデータでは、規定回数以上のダビングができません。あるいはディスクがCPRM非対応の場合もあります。購入時に「録画用 DVD」や「DVD for VIDEO」といった表記がされているか確認してください。
5. ファイナライズがされていない
ダビングをした機器でなら再生できるという場合、ファイナライズされていない可能性があります。ファイナライズとは、ディスクを読み取り専用状態にする処理のことです。これによってダビングを行なった機器以外でも再生できるようになります。ブルーレイはこの操作が不要ですが、DVDでは必要なので忘れないようにしましょう。
6. 再生機器が使用しているDVDの記録形式に対応していない
DVDの記録形式には「VRフォーマット」と「ビデオフォーマット」の2種類があります。VRフォーマットはCPRMに対応しているため地上波やBSの番組をダビングできる一方、対応する再生機器がビデオフォーマットほど多くありません。このように機器によって再生できない記録形式があるので、ダビング前に確認するようにしましょう。
7. 再生機器がDVDの種類に対応していない
記録形式以前にDVD自体が対応していない可能性もあります。1度だけ書き込みができるDVD‐Rが最も汎用性が高く、DVD-RWやDVD+RW(約1,000回書き込み可能)、DVD-RAM(約10万回書き込み可能)は再生機器の範囲が狭まるのでご注意ください。
8. 再生機器をリセットする
一時的な不具合であれば、再生機器を再起動することで再生できるようになる場合があります。取扱説明書を確認の上、強制終了及び再起動を行なってみましょう。
9. DVDが経年劣化or古い可能性も
丈夫そうに見えるDVDですが、他の多くの製品と同じく経年劣化していきます。保存状況によって耐久年数は異なるものの、DVD-Rは25℃で最低15年、30℃で最低9年という結果が出ているそうです(2006年、財団法人デジタルコンテンツ協会)。新しくダビングする際は、なるべく新品のディスクを使うようにしましょう。
10. DVD Rが見れないのはドライブの寿命がきているからかも
長年使っているドライブの場合、寿命を迎えている可能性があります。他のディスクでも再生できないか、あるいはディスクを他の再生機器に入れた時に再生できるかを確認しましょう。そのドライブでのみ再生できなかった場合は修理や購入をご検討ください。
ファイナライズとは?ファイナライズ処理が必要なDVDの種類
ファイナライズとは、ダビングをした機器以外でも再生できるようにするために必要な処理です。具体的にはディスク内の情報を確定させるというもので、これによってデータが整理され、様々な機器で読み取り可能となります。ファイナライズが必要なDVDは以下の通りです。
DVD-R/DVD+R | ・ごく一般的なディスク ・書き込みは1回限り ・ファイナライズ後は書き込み不可 |
DVD-RW/DVD+RW | ・約1,000回書き込み可能 ・ファイナライズ解除ができ、解除することで書き込みし直しができる ・DVD-R/DVD+Rよりも若干高値。 |
ファイナライズ処理されたDVDかどうかを確認する方法は?
他のレコーダーに挿入してみて実際に再生されるかチェックするという方法もありますが、今回はパソコン(Windows)でディスク情報を見て確認する方法を紹介します。
- ディスクを挿入する
- エクスプローラーを開き、ディスクのドライブ名を右クリックする
- 「プロパティ」を選択する
- 「全般」タブの「空き容量」を確認する
DVDの容量が0バイトになっていれば、ファイナライズされている可能性が高いです。
DVDをファイナライズする方法【傷なしなのに見れない方へ】
ここでは実際にファイナライズを行う方法を解説していきます。
ファイナライズをDVDレコーダーで行う方法
ファイナライズ方法は各レコーダーによって少しずつ異なっていきます。詳しくはお使いのレコーダーの取扱説明書を確認してください。今回はシャープ製のレコーダーでのファイナライズ方法を紹介します。
- ディスクを挿入する
- リモコンの「ホーム」ボタンを押す
- 「ディスク管理」から「ファイナライズ」を選択する
- 「ファイナライズ実行」を選択する
- 「する」を選択する
- 「確認」を選択する
- 「終了」ボタンを押す
ファイナライズをライティングソフトで行う方法
ファイナライズはDVDライティングソフトを使うことでも行えます。特におすすめなのが、業界でも最高レベルの技術が搭載されているDVDFab DVD コピー。
DVDFab DVD コピーはダビングしたDVDや市販・レンタルのコピーガードを解除してDVDを無劣化でコピーできます。コピーしたデータはダビングした機器でも再生できますので、結果的にファイナライズと同じ処理が行えることになります。
DVDディスクをクローンすることもできますし、ISOファイルとして保存してPCで再生することも可能です。メインムービーだけコピーする、コピーするチャプターを選択する、などコピー範囲も細かく指定できます。見れないDVDを見れるようにするだけでなく、大切なDVDデータのバックアップとしても活用できるでしょう。
このソフトは30日間無料体験期間が提供されています。体験期間中、全ての機能を無料で無制限に使用できます。
以下のボタンをクリックして、DVDFabの最新版をダウンロードして試用してみましょう。
ファイナライズされてないDVDを見る方法はある?
ファイナライズされていない状態では、基本的にダビングをした機器でしか見ることができません。もしもそのレコーダーが現在手元にない場合、新しい同一機種か、その機器で使われていたのと同じドライブを搭載した機種を用意する必要があります。ソフトでは「ReadDVDR」というのがファイナライズ処理に有効でしたが、現在はサービスを終了しているそうです。
まとめ
今回は、ダビングしたDVDを再生するための方法等について解説していきました。ディスク自体の問題であることも考えられますが、意外とファイナライズ処理を忘れてしまっている場合も多いのではないかと思います。ダビングと同時に処理してくれるレコーダー等もありますが、されていなかったとしても後から行なえるのでご安心ください。ただし基本的にダビングをしたレコーダーでないとファイナライズができないので、なるべくダビングと同時に行ないましょう。