DVDドライブがディスクを読み込まないときの原因と対処法!特定のものだけ?新品もだめ?
要約: 「DVDをパソコンのドライブにセットしたのに映像が再生されない…壊れているのはDVD?それともドライブ?」こんなふうに混乱してしまったときは、問題がパソコンにあるのか、DVDにあるのか、ドライブにあるのかを特定することが大切です。本記事では、パソコンでDVDを再生したい方に向けて、DVDドライブがディスクを読み込まないときの原因と対処法を解説します。特定のDVDを読み込まない、新品なのに読み込まない、そんな方はぜひ参考にしてください。

修理の前に確認:原因はドライブ故障?それともディスク側の問題?
DVDドライブがディスクを読み込まない場合、原因は大きく次の2つに分けられます。
① PC側の問題(ドライブやドライバの故障)
② ディスク側の問題(コピーガードやリージョン制限)
原因を早く正しく見極めるために、まずは自作DVDやCDなど、保護のかかっていない別のディスクを入れてみてください。結果によって、おおよその原因が分かります。
パターンA:どのディスクも読み込まない
→ ドライブ機器またはWindows側の不具合の可能性が高い
自作ディスクも市販ディスクも全く認識しない場合は、機器トラブルの可能性が高く、PC 側の確認が必要になります。
パターンB:自作ディスクは読めるのに、市販DVDだけ読み込まない
→ ドライブは正常で、原因はコピーガードやリージョンコードの制限
市販DVDには、PCでの読み込みを制限する保護技術が使われているものがあり、標準環境では正常に読み込めない場合があります。これは故障ではなく、ディスク側の仕様によるものです。
必要な対応は、このあと紹介する 原因別の詳しい解決方法 で順番に確認できます。ドライブの故障が疑われる場合と、ディスク側のコピーガードが原因の場合では対処手順が大きく異なるため、まずはご自身がどちらのケースに当てはまるのかを把握し、該当する項目から進めてみてください。
パターンA:自作DVDも市販DVDも「全部読めない」場合(ハードウェア/システム側の問題)
どのディスクを入れてもまったく反応しない、あるいはディスクの種類に関係なく読み込めない場合は、ディスクではなくPC側(ドライブ本体やWindowsの設定)のトラブルである可能性が高くなります。この場合は、次の順番で原因を切り分けていきましょう。
1. エクスプローラーとデバイスマネージャーで「ドライブ自体」が見えているか確認する
まずは、WindowsがそもそもDVDドライブを認識できているかを確認します。タスクバーの「エクスプローラー」を開き、左メニューから「PC」を選択して、「デバイスとドライブ」にDVDドライブが表示されるか確認します。
ここでドライブ自体が表示されない場合は、さらに「デバイスマネージャー」を開き、「DVD/CD-ROMドライブ」が正しく表示されているかも確認してください。黄色い「!」マークや×印が付いている場合は、ドライバーの不具合やシステム側のトラブルが疑われます。
2. 内蔵か外付けかで「接続まわり」をチェックする
外付けDVDドライブの場合
USBケーブルが緩んでいないか、別のUSBポートに挿し直してみてください。消費電力が大きいドライブでは、バスパワー不足でうまく動作しないこともあるため、可能であればセルフパワー式のUSBハブや別のPCでの動作確認も有効です。
内蔵ドライブの場合
デスクトップPCであれば、ケース内部のSATAケーブルや電源ケーブルの抜け・緩みが原因のこともあります。自分で分解するのが不安な場合は、無理に開けずメーカーや修理業者に相談した方が安全です。
3. ドライバーの更新・再インストールを試す
ドライブ自体は認識されているのに、どのディスクも読み込めない場合は、デバイスドライバーが正しく動作していない可能性があります。次の手順でドライバーを修復してみましょう。

改善しない場合は、同じメニューから「デバイスのアンインストール」を選択し、PCを再起動すると、Windows がドライバーを自動的に再インストールします。上記の操作によってドライブの認識が正常に戻ることがあります。
4. 自動再生や常駐ソフトなど、ソフトウェア側の設定を確認
ディスクを入れても反応がないように見えて、実はドライブ自体は正常に認識されている場合があります。たとえば自動再生がオフの設定になっているだけだと、画面に何も表示されず気づきにくいことがあります。この場合は、エクスプローラーを開いてドライブを選択すると、ちゃんと内容が見えることがあります。
また、バックグラウンドで多くのアプリが動いていると、PCの動作が重くなり、ディスクの読み込みが遅くなることもあります。いったんPCを再起動したり、不要な常駐アプリを終了させるだけで改善するケースも少なくありません。
なお、「エクスプローラーではディスクの中身が見えるのに、動画だけ再生できない」という場合は、再生ソフトやコーデックが原因のことがほとんどです。その場合は、VLCなどのDVD再生に対応したソフトをインストールすることで、すぐに再生できるようになります。
5. レンズクリーナーで読み取りレンズの汚れを疑う
ドライブ自体は認識されていても、内部のピックアップレンズが汚れていると、どのディスクも正常に読み取れなくなることがあります。市販のDVDレンズクリーナーを使えば、分解せずにレンズ清掃が行えるので、物理的な分解清掃より安全です。それでも改善しない場合は、レンズ自体の劣化や駆動部の故障が考えられます。
6. ここまで試しても改善しない場合は「ドライブの寿命」を疑う
エクスプローラーにも表示されない、異音がする、ディスクが回転しない、といった症状が続く場合は、ドライブ本体の故障・経年劣化が強く疑われます。ノートPCの場合は 外付けDVDドライブを新しく購入して接続する のがもっとも簡単で、安全な解決策です。デスクトップPCなら、内蔵ドライブの交換を検討してもよいでしょう。
パターンB:自作ディスクは読めるのに、市販DVDだけ読み込まない場合
自作DVDやCDは問題なく読めるのに、市販DVDだけが認識されない場合、ドライブの故障ではなくディスク側のコピーガードやリージョンコードが原因です。市販DVDには読み込みを制限する保護が施されており、PCがエラーとして処理してしまうことがあります。このため、ドライブを買い替えても改善せず、必要なのはディスクの保護を適切に扱える環境を整えることです。
リージョンコードを解除できるソフトを使う
「海外で新品のDVDを購入したけど、再生できない…」こんなときは、おそらくリージョンコードが原因でしょう。実はリージョンコードはソフトを使って簡単に解除することができます。
確実に海外製DVDを再生したいなら、Passkey for DVDがおすすめ。
- リージョンコードとコピーガードを解除できるWindows用の最強ソフト
- DVDをISOファイルやフォルダにリッピングできる
- 地デジ番組を録画したDVDに付加されるCPRMも解除できる
- DVDFabやPowerDVDなどのソフトと連携して使用できる
- 豊富な設定項目を用意している
使い方は簡単。ソフトをインストールすると、タスクトレイにソフトが常駐するようになります。DVDをドライブにセットするとソフトが起動して自動的に解析を始めますので、あとはリージョンコードが解除されるのを待つだけです。
<Passkey for DVDの使い方>




よくある質問
原因はさまざまですが、よくあるのはディスクの傷や汚れ、ドライブの故障、リージョンコードの違い、またはドライバソフトの不具合などです。まずはディスク表面を柔らかい布で拭き、別のDVDで再生できるかを確認してみましょう。
新作DVDの場合、最新のコピーガードが施されていることがあります。古いドライブやソフトウェアでは対応できないこともあるため、再生ソフトやドライブのファームウェアをアップデートしてみましょう。もしそれでも難しい場合は、「DVDFab DVD リッピング」などのツールを使ってコピーガードを解除し、パソコンでスムーズに再生できるようにする方法もあります。
新作DVDではない、傷のないDVDが再生できない場合もありますので、このような問題が持っている方は是非チェックしてください。
まとめ
今回はDVDドライブがディスクを読み込まないときの原因と対処法を解説しました。DVDがドライブに認識されないときは、OS・DVDドライブ・DVDディスクのどれかに原因がある可能性が高いです。ディスクの物理的破損以外はたいてい解決が可能ですので、ぜひ本記事を参考に対処してみてください。リージョンコードでお困りの場合は、ぜひPasskey for DVDをお使いください!


