MP3をDVDに書き込む方法とおすすめフリーソフト5選【手順と必要なものも紹介】
要約: MP3ファイルをDVDに書き込むことで、音楽を大容量で保存し、家庭用DVDプレーヤーでも楽しめるようになります。この記事では、MP3をDVDに書き込むためのおすすめフリーソフトと、その使用方法をステップバイステップで解説します。
私はよく車の中で音楽を楽しみますが、スマートフォンのストレージがすぐにいっぱいになり、プレイリスト作りに時間がかかるのが悩みでした。そこで思いついたのが、MP3ファイルをDVDに書き込む方法です。DVDなら大容量で多くの曲を保存でき、車や家庭用プレーヤーで手軽に再生できます。
この記事では、MP3をDVDに書き込む方法、便利なフリーソフト、そしてその手順を紹介します。これで音楽ライブラリを1枚のDVDにまとめて、もっと快適に音楽を楽しめるようになります。

MP3をDVDに焼く前に知っておきたい基本知識
「MP3の音楽をDVDに入れてみたけれど、うまく再生できない」という経験はありませんか?実は、CDとDVDでは容量や対応機器、書き込みの仕組みがまったく違うため、正しい方法を知っておくことが大切です。ここでは、CDとDVDの違い、そして再生できるDVDを作るためのポイントをわかりやすく解説します。
CDとDVDの違い
| 項目 | CD | DVD |
|---|---|---|
| 容量 | 約700MB(音楽CDなら約80分) MP3なら約100〜150曲ほど入る |
約4.7GB(片面1層) MP3なら数百〜1000曲近く保存可能 |
| 再生機器の対応 | ほとんどのCDプレーヤー、車載オーディオ、DVDプレーヤー、パソコンで再生できる | パソコンや一部のMP3対応DVDプレーヤーで再生可能 |
| 書き込み形式 | オーディオCD:非圧縮(WAV)で高い互換性 データCD:MP3をそのまま保存、対応機器で再生可 |
データDVD:大量のMP3を保存できるが、再生できる機器が限られる オーディオDVD:対応プレーヤーのみ再生可能 |
| 音質と圧縮 | 非圧縮(WAV)=高音質だが容量が大きい MP3=音質を保ちながら曲数を増やせる |
圧縮形式(MP3など)で長時間の音楽を収録できるが、対応機器を確認する必要あり |
まとめ:CDはどんな機器でも再生しやすい一方で、収録できる曲数が少なめ。DVDは大容量で大量の音楽を保存できますが、対応していない機器では再生できない点に注意が必要です。
書き込み形式の選び方(データDVD・DVD-Video・オーディオDVD)
データDVD
MP3ファイルをそのままDVDに入れる方式です。多くの曲を保存でき、パソコンやMP3対応のDVDプレーヤーで再生できます。
ただし、すべてのプレーヤーで再生できるわけではないため、対応機種かどうかを確認しましょう。
DVD-Video(映像付きの音楽DVD)
家庭用DVDプレーヤーで確実に再生したい場合は、この形式がおすすめです。この方法では、MP3音声をそのまま保存するのではなく、再生互換性を高めるためにAC3(Dolby Digital)やLPCMといった音声形式に変換してからDVDを作成します。映像(静止画や背景画像など)を合わせて作ることで、一般的な「映像DVD」と同じ構造になり、ほとんどのDVDプレーヤーで音楽を再生できます。
つまり、MP3を直接焼くのではなく、「映像付きの音声データ」に変換しているため、再生機器は「普通のDVD」として認識し、スムーズに再生できるのです。
オーディオDVD(DVD-Audio形式)
専用の書き込みソフトを使って、音楽CDのように作る方式です。高音質で再生できる規格ですが、対応プレーヤーが少なく、現在はあまり一般的ではありません。
DVD-Audio形式は専用プレーヤーでしか再生できないため、本記事ではより多くの機器で再生可能なデータDVDとDVD-Videoの作成方法を中心に紹介しています。
なぜ「MP3をDVDに焼いたのに再生できない」のか?
原因は主に次の3つです。
① ディスクの作り方が合っていない
MP3をそのまま入れただけだと、パソコンでは再生できても家庭用DVDプレーヤーでは読めないことがあります。これは音楽ファイルが「データ」として保存されているだけで、DVDプレーヤーが理解できる形式(音声データ)になっていないためです。
- • どの機器でも再生したい場合は、音声を変換してから書き込む(例:AC3やLPCM)。
- • パソコンや一部の車載プレーヤーなら、変換なしでも再生できることがあります。
② 再生機器の対応が違う
古いDVDプレーヤーは「映像付きのDVD」しか再生できない場合があります。焼く前に、自分の機器がどんな種類のディスクを読めるかを確認しましょう。
| 機器の種類 | 推奨方法 |
|---|---|
| 家庭用DVDプレーヤー | 音声を変換してから書き込むのが安心 |
| 車載プレーヤー | 一部データDVD対応、事前テストが安全 |
| パソコン | ほとんどの形式に対応 |
③ 曲が再生されないときのチェックポイント
- ファイル名を短くし、英数字のみで統一(特殊文字は避ける)
- 曲順をそろえたい場合は、数字をつける(例:01_song.mp3)
- 書き込み後は、再生したい機器でテストする
目的別おすすめ方法
| 目的 | おすすめの方法 |
|---|---|
| 手軽に大量のMP3を保存したい | ファイルをそのままDVDに入れる(データDVD) |
| 家庭用DVDプレーヤーで確実に再生したい | 音声を変換してから書き込む(DVD-Video方式) |
| 車やテレビでも聴きたい | USBメモリにMP3をコピーした方が簡単 |
MP3をDVDに書き込む形式と必要なもの
- PC
- 内蔵/外付けのDVDドライブ
- DVD-RまたはDVD-RW ディスク
- DVD書き込みソフト(例:Windows Media Player、iTunes、ImgBurn、BurnAwareなど)
MP3をDVDに書き込むおすすめのフリーソフト 5選
ここでは、MP3ファイルをDVDに保存し、データDVDとして再生できるようにするための無料ソフトを紹介します。これらのソフトを使えば、音楽ファイルを単にバックアップするだけでなく、家庭用DVDプレーヤーやパソコンでも楽しめる形で作成できます。
MP3をDVDに書き込みするソフトその1:BurnAware Free
🔹 対応OS: Windows
🔹 日本語対応: ◯(多言語対応)
🔹 対応形式: MP3、WAV、FLAC など(データとして)
🔹 特徴: 軽量・シンプル・初心者向け
BurnAware Freeは、初心者でも簡単に使える無料のディスク書き込みソフトです。データDVD、音楽CD、ISOイメージの作成など幅広い用途に対応しています。MP3ファイルをフォルダごとに整理して書き込むことも可能で、家庭用DVDプレイヤーや車載プレイヤーでの再生にも対応しやすいデータ形式での保存ができます。
シンプルな操作で、ファイルを選んで書き込むだけなので、特別な設定が必要ありません。
- インターフェースがシンプルでわかりやすい
- 無料版でも広告なしで快適
- MP3ファイルをドラッグ&ドロップで簡単に追加
- 書き込み速度やファイナライズ設定も可能
- オーディオDVDのような特殊形式には非対応
- メニュー画面の作成機能はなし
- 日本語表示は一部限定的
BurnAware FreeでMP3をデータDVDとして書き込む方法

MP3をDVDに書き込みするソフトその2:CDBurnerXP
🔹 対応OS: Windows(XP〜Windows 11対応)
🔹 日本語対応: ◯
🔹 対応形式: MP3、WMA、WAV、OGG など
CDBurnerXPは、使いやすい高機能のCD、DVD、Blu-ray作成ソフトです。クリーンなインターフェイスは、非常にわかりやすいです。MP3ファイルのデータDVD化はもちろん、音楽CDの作成にも対応しています。ファイルベースでの書き込みに加え、ISO作成やコピー機能もあり、音楽ファンにとって使い勝手のよいツールです。
- 安定性が高く動作が軽い
- MP3のID3タグやフォルダ構成を維持可能
- ISOファイルの作成・書き込みも可能
- インターフェースがやや古く感じる
- DVDメニューやビジュアル設定はできない
CDBurnerXPでMP3をデータDVDとして書き込む方法

MP3をDVDに書き込みするソフトその3:ImgBurn
🔹 対応OS: Windows
🔹 日本語対応: △(別途言語ファイルが必要)
🔹 対応形式: MP3(データとして)
ImgBurnは、Windows向けの無料ライティングソフトで、DVD、CD、Blu-ray DiscHD DVDを作成できます。MP3をDVDに書き込む際は、「Build」モードを使ってデータディスクとして作成します。数多くの強力で実用的な機能が備えて、動作が軽いなので、初心者からプロの業者まで人気があります。
ImgBurnでMP3をデータDVDとして書き込む方法

MP3をDVDに書き込みするソフトその4:AnyBurn
🔹 対応OS: Windows 2000~11
🔹 日本語対応:✖
🔹 対応形式: MP3、FLAC、APE、WAV、ISOなど
AnyBurnは、軽量かつ高速なディスク書き込みツールで、データDVD、オーディオCD、ISO作成などが簡単に行えます。mp3、m4a、ape、flac、wmaファイルから通常のCDプレーヤーで再生できるオーディオCDを作成します。
- 非常に軽く、インストールも速い
- MP3以外の音楽形式にも対応
- ISO変換機能も備える万能型
- メニュー機能なし
- 書き込みモードがややシンプルすぎる
AnyBurnでMP3をデータDVDとして書き込む方法

MP3をDVDに書き込みするソフトその5:Windows Media Player
🔹 対応OS: Windows 10 / 11(標準搭載)
🔹 日本語対応: ○
🔹 対応形式: MP3、WMA、WAV など
🔹 書き込み方式: 音楽CD / データCD/DVD
Windows Media Playerは、Windowsに標準で搭載されているメディア再生ソフトですが、MP3ファイルをデータCD/DVDとして書き込む機能も備えています。追加ソフトのインストールが不要で、初心者でも簡単に使えるのが大きな魅力です。特に家庭用PCで音楽コレクションをDVDにバックアップしたい方におすすめです。
- 標準搭載なのでインストール不要
- 操作がシンプルで初心者向け
- 書き込み前にプレイリストで管理できる
- 書き込み設定が少ない
- 対応するDVDプレイヤーはMP3再生対応機種に限られる
- 書き込み速度やファイナライズ設定の調整ができない
Windows Media PlayerでMP3をデータDVDとして書き込む方法
書き込みが終了したら、ディスクを取り出し、PCや対応機器で再生できるかを確認してください。
- 互換性: データDVDはMP3ファイル形式のまま書き込まれるため、PCや一部のMP3対応DVDプレーヤーでしか再生できない場合があります。
-
書き込み速度: 安定した書き込みのため、書き込み速度は「自動」または「低速」に設定するとエラーが少なくなります。
この方法で、Windows Media Playerを使ってMP3ファイルをデータDVDに書き込むことができます。
MP3をDVDに書き込むソフリーソフトを比較
| ソフト名 | 対応OS | 日本語対応 | メニュー作成 | 書き込み方式 | 特徴・補足 |
|---|---|---|---|---|---|
| BurnAware Free | Windows |
◯ |
✖ | データDVD、音楽CD、ISO | シンプルなUIで初心者に最適。軽快で安定動作。 |
| CDBurnerXP | Windows XP〜11 | ◯ | ✖ | データDVD、音楽CD、ISO | 安定性が高く、昔から根強い人気。ISO機能も◎。 |
| ImgBurn | Windows | △(別途導入) | ✖ | データDVD、ISO | 上級者向け。書き込み設定が細かくカスタム可。 |
| AnyBurn | Windows | ✖ | ✖ | データDVD、音楽CD、ISO | 軽量&高速。機能が必要最低限でわかりやすい。 |
| Windows Media Player |
Windows 10/11 |
◯ | ✖ | データDVD、音楽CD(簡易) | Windows標準搭載。手軽だが細かい設定は不可。 |
映像付きの音楽ファイルをDVD-Video形式で作成して再生する方法
MP3の音楽を家庭用DVDプレーヤーで再生したい場合は、単にファイルをそのままディスクに保存するのではなく、映像付きのDVD-Video形式として作成するのが最も確実です。
DVDFabなどのDVD作成ソフトを使うと、MP3音声をそのまま書き込むのではなく、AC3(Dolby Digital)やLPCMといったDVD対応の音声形式に自動変換し、静止画や背景画像を加えて映像付きの音楽DVDを作ることができます。
このようにして作成されたディスクは、一般的なDVDプレーヤーでも「映像付きDVD」として認識され、音楽を問題なく再生できます。
- MP4、MKVなどの200以上の動画ファイル形式に対応
- 多彩なメニューテンプレートを提供している
- メニューの背景、フレーム、テキストなどを自由に設定
- 通常の50倍以上のスピードで作業
- DVDディスク以外、ISOファイルやフォルダとして保存可能
DVDFab DVD 作成でMP3をDVD書き込む方法

「詳細設定」のオプションをクリックし、出力DVDを設定できます。

「メニューの設定」ボタンをクリックし、このオーディオDVD作成ソフトのさまざまなオプションから、メニューのテンプレートをひとつ選びます。メニューの背景、ボタン、サムネイル、フレーム、テキストの色にサイズやフォントなどを自由に設定できます。

カスタマイズが完了したら、「OK」をクリックします。変換されたMP4をDVDに焼くとき、ファイルを編集するのはとても簡単です。

これはDVDFab DVD 作成ソフトを利用して、DVDビデオを作成する方法です。 DVDメーカーはあらゆるビデオフォーマットからDVDを作成することができます。上記のステップに従って、作成してください。
まとめ
この記事では、MP3をDVDに書き込む方法について、必要な形式や専用ソフトを詳しく紹介しました。MP3をDVDに焼くことで、車載オーディオDVDを簡単に作成でき、音楽ライブラリを1枚のDVDにまとめて持ち運べる便利な方法です。
MP3をDVDに書き込むための最適なツールとして、BurnAware FreeやImgBurnなどのソフトが非常に有効です。これらのツールを使用すれば、簡単にMP3をDVDに焼くことができ、音質を損なうことなく高品質な音楽DVDを作成できます。
さらに、MP4をDVDに変換する方法に興味がある方は、DVDFab DVD 作成ソフトを活用することをお勧めします。豊富なメニュー作成機能と高速度で、MP4ファイルをDVDに簡単に書き込むことができます。





