【2025最新】DVD Flickの使い方と日本語化!Windows10/11で焼けない時の対処法
要約: DVD FlickはDVD作成フリーソフトとして、幅広いファイル形式に対応して��るほか多機能性が魅力的なので大勢の使用者が集めています。そこでDVD Flickを日本語化、使い方について詳しく解説していきます。また、DVD Flickがエラーが発生する時の代わりソフトも紹介します。
目次

DVD Flickとは?Windows10/11でも使える?
「DVD Flick」は、パソコン上の動画ファイルをDVDプレーヤーで再生可能な形式(DVD-Video)に変換し、ディスクに書き込むことができるフリーソフトです。完全無料で利用できるオープンソースソフトウェアであり、ロゴ(透かし)が入らないことから、長年にわたり多くのユーザーに愛用されてきました。
Windows 10やWindows 11でも使える?
結論から言うと、DVD Flick��Windows 10やWindows 11で動作はしますが、完全ではありません。
公式サイトの対応OSは「Windows 2000/XP/Vista/7」で止まっています。Windows 10/11環境でもインストールして起動することは可能ですが、「メニュー画面が崩れる」「書き込み中にエラーで落ちる」といった互換性の問題が報告されています。あくまで「自己責任で使う古いソフト」という認識が必要です。
DVD Flickの主な機能と対応フォーマット
DVD Flickは、シンプルながらもDVD作成に必要な基本的な機能を備えています。
- 動画変換:AVI, WMV, MP4, MKVなど、主要な動画ファイルをDVD形式(MPEG-2)に変換します。
- メニュー作成:数種類のテンプレートから、簡易的なDVDメニュー画面を追加できます。
- 字幕・音声追加:マルチトラック音声や、字幕ファイル(.srtなど)の埋め込みに対応しています。
- ライティング:付属の「ImgBurn」というソフトと連携して、変換したデータを空のDVDディスクに焼くことができます。
【重要】開発終了から10年以上…現在の安全性とリスク
DVD Flickを利用する上で、最も知っておくべき事実は「2009年で開発が完全に終了している」という点です。最終バージョン(1.3.0.7)は「ベータ版」のまま更新が止まっており、以下のようなリスクやデメリットが存在します。
⚠️ DVD Flickを今使うリスク
- • セキュリティリスク:10年以上更新されていないため、現代のセキュリティ基準に対応していません。
- • 処理が遅い:GPUアクセラレーションに対応していないため、DVD1枚を作るのに数時間かかることがあります。
- • バグが放置されている:「日本語のファイル名を使うとエラーになる」「特定の操作でフリーズする」といった既知のバグが修正される見込みがありません。
DVD Flickの評判・口コミまとめ
DVD Flickを使ったユーザーからは、下記のようなプラスの口コミが出ています。
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ー出典:freesoft100.com
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- 操作が楽なのは良い
- 簡単なメニュー画面も作れて便利
- 機能は少ないが簡単なDVD作成には役立つ
一方、下記のようなマイナスの口コミも。
- VOBへの変換の際にフレームずれが発生する事が多い
- 動画は50本までしか変換できない
- 保存先に日本語名が入っているとアウト
- MP4動画の映像がカクカクする、音声が途切れることもある

DVD Flickのダウンロード・インストールと日本語化の方法
DVD Flickは海外製のソフトなのでそのままだと英語表記となっています。そのため、ここからは通常のDVD Flickのダウンロード方法と共に、DVD Flickの日本語化する方法も紹介していきます。
DVD Flick公式サイトからのダウンロード






「猫科研究所」パッチを使って、DVD Flickを日本語化する方法
以前まではDVD Flickの日本語版と言われるソフトがありましたが、現在はダウンロードできない状況となっています。しかし日本語にする方法が全くないわけではありません。「日本語化パッチ」という外国語表記のプログラムを日本語に変更するソフトを使用することでDVD Flickが日本語表記に変更することができます。
ここでは「猫科研究所」というサイトのDVD Flickの日本語パッチを用いた方法を紹介しますが、DVD Flick公式の方法でないことはご了承ください。






インストールが完了しました。

必要なソフト「ImgBurn」の連携設定
DVD Flick自体には「ディスクに焼く機能」はなく、データをDVD-Video形式に変換する機能しかありません。実際にディスクに焼き付けるために、裏側で「ImgBurn」というライティングソフトを動かす仕組みになっています。
本体と一緒にインストールした場合:
DVD Flickのインストール時に「ImgBurn」も一緒にインストールしていれば、自動的に連携されます。特に設定は不要です。
ImgBurnが入っていない場合:
もし「書き込み設定」でドライブが認識されない場合、別途ImgBurnをインストールする必要があります。
DVD Flickのメニューから「環境設定(Project Settings)」>「書き込み設定(Burning)」を開き、「ISOイメージを作成する」ではなく「プロジェクトをディスクに書き込む(Burn project to disc)」にチェックが入っているか確認してください。
DVD Flickの使い方完全ガイド:MP4をDVDに焼く手順
DVDに動画ファイルを焼くDVDFlickの使い方は以下の通りです。
- ファイルをソフトに取り込む
- 「プロジェクト設定」で各種設定を行なう
- 必要であればメニュー、チャプター等を追加する
- 「DVDを作成」で書き込み作業を開始する
今回はDVD Flickを使ってMP4をDVDに焼く方法を解説します。

1本のファイルでも複数のファイルでもOKです。動画の順番は自由に変更できますので、「上へ」「下へ」をクリックして変更をしましょう。
追加ファイルを間違えた場合は「タイトルを削除」をクリックしてください。ちなみに左端にあるバーはDVDの空き容量なので、確認しつつ追加していきましょう。

一般:タイトル、録画メディアの容量、変換の優先順位を選択してください。優先順位は「Avobe Normal」にすると高速になりますが、画質が落ちる可能性があるので「Nomal」がおすすめです。
ビデオ:「フォーマット」は日本のテレビ信号である「NTSC」を選択してください(日本向けでない場合はその限りではありません)。「プロファイル」は変換速度と画質のバランスです。ここも「Nomal」で問題ないでしょう。

書き込み:他のライティングソフトで焼きたい場合は「書き込み」で「ISOイメージファイルを作成」にチェックを、そのままDVD Flickで焼きたい場合は「ディスクに書き込み」にチェックを入れます。最後に「完了」をクリックして画面を閉じて保存しましょう。


その際〈元々DVD内に入っていたデータが消えてしまいますよ〉といった警告が表示されるので、問題なければ「はい」を押してください。

すると変換作業と書き込み作業が続けて行なわれます。これで作業は完了です。

DVD Flickでよくあるエラーと対処法
DVD Flickを使っていて、「書き込みが始まらない」「完成したDVDの音がズレている」といったトラブルに直面していませんか?開発が止まっているDVD Flickは、特にWindows 10/11環境においてエラーが出やすい傾向にあります。ここでは、頻発するエラーの原因と解決策をまとめました。
「Project destination folder」エラーの原因と直し方
「Project destination folder must be ascii only...」という英語のエラーメッセージが出て、書き込みが開始できないケースです。
- 原因:保存先のフォルダ名やファイルパスに「日本語(全角文字)」が含まれているためです。DVD Flickは古いソフトなので、日本語のフォルダ名を認識できません。
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解決策:
- 保存先フォルダを「デスクトップ(Desktop)」や「ドキュメント」ではなく、Cドライブ直下(例:C:\DVD_Work)などに変更してください。
- ユーザー名が日本語の場合、デスクトップに保存するだけでエラーになります。
- 動画のファイル名も「douga.mp4」のように半角英数字に変更してから読み込んでください。
変換後の動画が「音ズレ」してしまう場合の対策
プレビューでは問題ないのに、焼いたDVDを再生すると「口の動きと声が合っていない(音ズレ)」現象が起きることがあります。
- 原因:スマホ動画などに多い「可変フレームレート(VFR)」や、最新の音声コーデックをDVD Flickが正しく処理しきれないことが原因です。
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解決策:
- メニューの「オーディオ設定(Audio settings)」を開き、「音ズレを無視する(Ignore audio delay)」のチェックを入れてみてください。軽微なズレならこれで直る場合があります。
- それでも直らない場合、動画編集ソフトを使って、素材自体を一度「固定フレームレート(CFR)」のAVI形式などに変換してから、再度DVD Flickに読み込ませる必要があります。
アスペクト比(4:3 / 16:9)がおかしくなる時の設定
「映像が縦に伸びている」「横に黒帯が入ってしまう」場合は、プロジェクト設定を見直しましょう。
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解決策:
- 画面上部の「プロジェクト設定(Project settings)」をクリックします。
- 左側の「ビデオ(Video)」を選択します。
- 「ターゲットのアスペクト比」で、今のテレビに合わせて「ワイドスクリーン (16:9)」を選択してください。昔のブラウン管テレビ用なら「標準 (4:3)」を選びます。
処理が途中で止まる・落ちる時の確認事項
エンコード(変換)中や、ImgBurnへの受け渡し時にソフトが強制終了してしまう場合のチェックリストです。
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CPUの優先度を下げる:
「プロジェクト設定」>「一般」で、プロセスの優先度を「Normal」から「Below Normal」に下げると、PCへの負荷が減り、安定することがあります。 -
空き容量の確認:
DVD作成には一時ファイルとして、完成サイズの2倍以上(約10GB〜)の空き容量がCドライブに必要です。容量不足だと途中で停止します。 -
動画形式の限界:
素材が「H.265/HEVC」や「4K動画」ではありませんか?DVD Flickはこれらの新しい高圧縮フォーマットに対応していません。読み込めたとしても、処理中にエラーで落ちる確率が非常に高いです。
MP4が読み込めない / 追加できない
「ファイルを読み込めません」「追加してもリストに出ない」追加できたのにプレビューが真っ黒/音が出ない場合は、以下の方法ではかなり解消します。
対処法
- いったん一般的なMP4に再変換��てから読み込む
例:H.264(AVC)動画 + AAC音声、フレームレート一定(CFR)
- 解像度をフルHD以下に落とす(4K素材は特に)
- ファイル名を半角英数字に変更し、短いパスのフォルダへ移動
例:C:\DVDFlick\movie.mp4
書き込み途中で失敗する / DVDに焼けない
「Burn failed」「書き込みに失敗しました」最後の数%で止まる、ディスクが完成しない場合は、以下の方法をお試しください。
対処法
- DVD-5(4.7GB)に収まらないなら分割 or DVD-9へ
- 書き込み速度を低めに設定(4x〜8x目安)
- 安価なディスクを避け、DVD-R新品を使う
- いったんISO/フォルダ出力→別ソフトで書き込み
DVD Flick単体の書き込みが不安定なら、ISOを作って他のライティングソフトで焼くと成功しやすいです。
画質が荒い/ブロックノイズが出る
DVDにしたらガビガビ・暗部がつぶれる場合は、以下の方法をお試しください。
対処法
- 長時間なら分割 or DVD-9
- プロジェクト設定で画質(ビットレート)を高めに
どうしても画質重視なら、DVD Flick以外の高画質オーサリングソフトを検討
Windows11で起動しない/起動時にエラー表示が出る
症状
- 起動時に「Startup error」「DLL error」等が出て開かない
- 起動直後に落ちる
対処法(定番の効く順)
- 一度アンインストール→再起動→再インストール
- 管理者権限で起動(右クリック→管理者として実行)
- 他の常駐ソフトを止めてから起動
エラーなしで安定!DVD Flickの代替ソフトおすすめ
DVD Flickを使う時、常に不明のエラーが発生することがあります。その原因は様々です。DVD Flickの日本語バージョンは公式バージョンではない、DVD Flick開発と更新がストップ、アップデートしたパソコンの環境に対応できないなど、もしく、DVD Flickはエラーが発生するのが正常です。
今なら、開発と更新がストップし、日本語にも対応しない、エラーがよく生じDVD Flickより、ほかDVD作成ソフトをお勧めします。
DVDFab DVD 作成とは?
- 動画からDVDディスク/ ISOファイル /フォルダを作成する
- AVI、MP4、MKVなどの200以上の動画ファイル形式に対応
- DVD Flickよりも対応形式が豊富で、メニューテンプレートも用意される
- 詳細設定とメニューのカスタマイズオプションを提供している
- 作成したDVDを家庭用DVDプレーヤー、PS5、Xboxなどで再生できる
DVDFab DVD 作成は、デフォルトで日本語に対応し、ハウツー記事やユーザーの評価など情報も豊富にあるため、使い方に迷いません。お気に入りの動画を高品質・高音質でDVDに焼くことが可能です。しかも、複数のファイルを同時に処理できるようになっているため、かなりの高速で書き込みが終わります。30日間全機能無料体験を提供していますので、有料版のすべての機能を無料で使用することも可能です。無料体験の場合も登録は一切必要ありませんので安心してください。
DVDFab DVD 作成とDVD Flickの比較
| 項目 | DVDFab DVD 作成 | DVD Flick |
|---|---|---|
| 対応OS | Win 11 / 10 / 8.1 / 7 macOSにも対応 |
Win 7/XP(Win10/11は動作不安定) |
| 対応形式 | 200種類以上 | 約45種類(スマホ動画に弱い) |
| DVDへの書き込み | 〇 | 〇 |
| ブルーレイへの書き込み | 〇(別ソフト連携で対応) | ✕ |
| メニュー画面テンプレート | 豊富でカスタマイズ可 | △(種類が少ない) |
| 動画編集機能 | トリミング・字幕・BGM追加など対応 | △(限定的) |
| 書き込み機能 |
ライティングエンジン内蔵 ソフト1本で完結 |
ImgBurnが別途必要 (連携エラー多発) |
| 書き込み速度 | 高速(最大50倍速) | 普通 |
| GPUハードウェアアクセラレーション | 〇 | ✕ |
| .nfoファイルの取得 | 〇 | ✕ |
| 使いやすさ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| おすすめポイント | 高速・高画質・初心者でも簡単に作成可能 | 無料で基本的なDVD作成が可能 |
結論:本格的にDVDを作りたいならDVDFab一択!
「DVD Flick」は確かに無料で使える点が魅力ですが、開発がすでに停止しており、Windows 11での動作不安定や、対応形式の少なさがネックです。 動画の途中でエラーが発生したり、家庭用DVDプレーヤーで再生できないケースも少なくありません。
一方、DVDFab DVD 作成は、200種類以上の動画形式を高画質でDVDに変換でき、GPU加速による高速処理にも対応。 さらに、メニューのデザインや字幕追加、音声トラック編集など、DVD Flickではできない高度な設定も簡単です。
しかも30日間の全機能無料体験ができ、登録も不要。 試すだけなら完全無料なので、まずはDVDFabでプロ級のDVDを作ってみましょう。
DVDFab DVD 作成を使用して、動画からを作成する方法


「詳細設定」をクリックして、ボリュームラベル、出力(DVD5/DVD9)、テレビ画質、アスペクト比、再生モードを設定できます。


メニューのテキスト、背景、ウェジット、枠などをカスタマイズできます。メニューの設定を完了したら、「OK」ボタンをクリックします。

「開始」ボタンをクリックすると、DVDの作成が開始されます。

もっと詳細な手順は下記のビデオにてご参照ください。
DVD Flickに関するよくある質問(Q&A)
DVD Flickでチャプターを追加したい場合は、「タイトルを編集」より左側のメニューにある「Chapters」をクリックします。

画面に3つの選択肢が表示されるので、自分の好みに応じて選択していきましょう。

DVD Flickで字幕をつけるには、既にある字幕ファイルを組み込むという操作となります。つまり別ソフトでSRTといった字幕ファイルを作る必要があるのでご注意ください。
まずはメニュー画面の「タイトルを編集」より「Subtitle tracks」をクリックします。次に右端の「Add(追加)」をクリックして字幕ファイルを選択しましょう。

するとリストに加えられるのでそれを選択して「Edit(編集)」を押すと編集画面に移ります。

フォントやサイズ、太さなど各種設定を終えて「Accept(完了)」を押して完了です。

FlickでMP4が読み込めない場合、例えば以下の原因が考えられます。
- ファイル名に問題がある
- DVD Flickのバージョンが最新でない
- ファイル内の映像・音声データが読み込めない
ファイル名は何でも良いわけではなく、半角英数字でないと読み込めません。ひらがなや全角英数字を使用していた場合はファイル名を変更しましょう。
映像・音声データが読み込めない場合はDVD Flickが読み込める形式に変換する必要があります。つまりMP4動画内に含まれている読み込めなかったエンコーダを変換し、読み込み可能なMP4動画にするということです。任意の変換ソフトでエンコードし、再び読み込み作業を行なってください。
DVD Flickの対応字幕形式はASS、SSA、SRTの3つです。
5. DVD Flickで作成したDVDに「透かし(ロゴ)」は入りますか?
いいえ、ロゴは入りません。
DVD Flickは完全無料のオープンソースソフトウェアであるため、メーカー製ソフトの無料体験版のような「ブランドロゴ(ウォーターマーク)」が映像に強制挿入されることはありません。これがDVD Flickが長年愛されてきた最大の理由ですが、その代わり画質調整機能が弱く、エンコード速度も非常に遅いというデメリットがあります。
6. DVD Flickでメニューやチャプターは作れますか?
はい、簡易メニューとチャプター作成に対応しています。
テンプレートベースのメニュー作成や、任意位置でのチャプター追加が可能です。ただし高度な動的メニューや細かいデザインには限界があります。
まとめ
今回はDVD Flickの使い方を解説しました。DVD Flickはメニュー画面を簡単に作成したり独自の字幕を追加したりできる便利なソフトです。一方、対応形式がそこまで多くない、開発がストップしているためエラーが生じやすい、作成したDVDが家庭用のDVDプレー���ーで再生できないなどのデメリットもあります。
そんなときはぜひDVDFab DVD 作成を代替ソフトとしてお使いください!200以上のフォーマットをサポートし、DVDプレーヤーで再生できるDVDを数クリックで作成できます。




ー出典:x.com




