Macの無料ソフト「Burn」でDVDを焼く方法を、ダウンロードからDVD-Video作成、データDVD、ISO書き込み、ディスクコピーまで順に解説します。テレビで再生したい動画はDVD-Video形式で作成する必要があり、元のMP4ファイルなどを保存するデータDVDとは用途が異なります。書き込めないときの確認項目と、メニュー編集が必要な場合の選択肢も紹介します。

BurnアプリでMacの動画をDVDに書き込む方法

Burnとは?無料で使えるMac向け書き込みソフト

Burnで選べるDVD-Video、データDVD、ISO、ディスクコピーの用途

BurnはMac向けの無料書き込みアプリで、DVD-Video、データDVD、ISOイメージ、ディスクコピーの基本作業を一つの画面から進められます。

項目内容
料金無料・広告なし
公式配布元SourceForge
最新版Burn 3.1.9(2026年2月27日公開)
日本語UI配布元の対応言語一覧に日本語の記載あり。使用中の画面表示は要確認
主な用途DVD-Video、データDVD、ISO、ディスクコピー
利用者レビューSourceForgeのレビュー一覧

Burn 3.1.9は2026年2月27日に公開され、macOS 10.9でのクラッシュ修正が案内されています。SourceForgeの配布ページには日本語も対応言語として掲載されていますが、実際のメニュー表記やApple Silicon搭載Macでの動作は、利用する環境で確認してください。

Mac版Burnの公式ダウンロードとインストール

配布元は、現在も配布されている Burnの公式ダウンロードページ です。第三者配布ページを経由せず、ZIPファイルを展開してアプリケーションフォルダへ移動します。まずアプリが起動することを確かめてから、DVD作成の設定に進むと流れを追いやすくなります。

Step1
Burnの公式サイトを開き、「Download Burn」をクリックします。SourceForgeの配布一覧からも最新版を確認できます。

Burn Mac公式ダウンロードページのDownloadボタン

Step2
ダウンロードが始まったら、ブラウザの保存先にZIPファイルがあることを確認します。

Burn MacダウンロードでZIPファイルを取得する画面

Burn MacアプリのZIPファイル表示

Step3
ダウンロードしたZIPファイルをダブルクリックして展開します。
Step4
展開したフォルダ内の「Burn」アプリを確認します。初回はmacOSの案内に従い、安全性と配布元を確認してから開いてください。
Step5
「Move to Applications Folder」と表示された場合は選択してアプリケーションフォルダへ移動します。表示が異なる場合は、展開したアプリを手動で「アプリケーション」へ移します。

BurnでDVDを焼く・コピーする方法

家庭用DVDプレーヤーで再生したい場合は「DVD-Video」、MP4などの元ファイルを保管したい場合は「データDVD」を選びます。ISOイメージの書き込みやディスクの複製は「コピー」タブから操作します。いずれも書き込み対応の光学ドライブと空ディスクが必要です。

確認項目家庭用プレーヤー向けファイル保存向け
形式DVD-VideoデータDVD
映像方式NTSC元ファイルのまま
動画MPEG-2へ変換MP4などを保存
ディスク名英数字を推奨英数字が無難
準備書き込み対応ドライブと空DVD-R書き込み対応ドライブと空DVD

動画をDVD-Videoに焼く

Step1
Burnを起動し、「ビデオ」>「一般」を開いて、日本向けの映像方式を「NTSC」に変更します。

BurnでDVD-Video用のNTSCを選ぶ設定画面

Step2
「DVD」画面で「MPEG2エンコードを強制する」を選びます。複数の動画を入れる場合は「DVDテーマを使用」も設定します。

「DVDテーマを使用」は簡易的な選択画面の設定です。画面比率は動画や再生環境に合わせて16:9または4:3を選びます。高度な背景編集や細かなチャプター構成には向いていません。

BurnオーサリングでMPEG-2とDVDテーマを設定する画面

tips icon
動画の長さとディスク容量に合わせてビットレートを調整します。設定例として6000 kbit/sや9000 kbit/sがありますが、高くするほど必要容量が増えます。数値を上げれば必ず画質が良くなるわけではないため、短い動画で画質と再生結果を確認してください。
Step3
右下の「+」から動画ファイルを追加し、右側の形式で「DVD-Video」を選択します。

Burn DVD-Videoへ動画ファイルを追加する画面

tips icon
ディスク名は英数字にしておくと、文字化けによる問題を避けやすくなります。DVD-Video形式で作成するとBurnが動画をDVD-Video用の構造に変換します。ただし、すべての家庭用プレーヤーでの再生を保証するものではありません。
Step4
互換性のない動画を追加すると「mpgにそのファイルを変換しますか?」と表示されます。「変換」を選び、変換ファイルの保存先を指定します。

Burnで動画をMPEGへ変換する確認画面

Step5
空DVDをドライブへ入れ、「ディスク作成」をクリックします。再生できない場合は、形式と再生機器の組み合わせを見直します。

BurnでDVD書き込みを開始するディスク作成画面

データDVDを作成する

元の動画ファイルを保存したい場合は、Burnの「データ」タブからデータDVDを作成します。UDF形式を選んでも家庭用DVDプレーヤー向けのDVD-Videoにはならないため、再生用と保管用で使い分けてください。

  1. Burnを起動し、「データ」タブを開きます。
  2. 右側の形式から「DVD(UDF)」を選びます。
  3. 左下の「+」で保存するファイルを追加します。

    BurnでMacの動画をデータDVDへ追加する画面

  4. 空ディスクをセットし、「ディスク作成」をクリックします。

書き込み後はMacでファイルを開けるか確認しましょう。家庭用DVDプレーヤーで見る場合は「DVD-Video」で作成してください。

ISOをDVDに書き込む

ISOファイルをDVDに書き込むには、「コピー」タブでディスクイメージとして指定します。ファイルを展開して「データ」タブへ追加する操作とは異なり、ISOの内容をもとにディスクを書き込みます。

  1. Burnを起動して「コピー」タブを開きます。
  2. 「開く…」をクリックし、書き込むISOファイルを選択します。

    BurnでISOイメージをDVDへ書き込む画面

  3. 空DVDを挿入し、「ディスク作成」をクリックします。

ディスクをコピーする

Burnのディスクコピーは、保護されていないDVDやCDを複製するための機能です。元ディスクを正常に読み込めるか確認し、書き込み時は空ディスクと入れ替えます。保護された市販・レンタルディスクをそのまま複製する機能ではありません。

  1. 元のDVDまたはCDをMacへ挿入し、「コピー」タブを開きます。

    Burnでコピー元DVDをスキャンする画面

  2. 「スキャン」をクリックして対象ディスクを選びます。
  3. 追加されたディスクを選び、「ディスク作成」をクリックして一時イメージを作ります。
  4. 元ディスクを取り出して空ディスクへ交換し、書き込みを開始します。
!
Burnは市販・レンタルDVDなどのコピーガード付きディスクの複製には対応していません。複製・保存は利用権限のある素材に限り、著作権や技術的保護手段に関する法令・利用条件を確認してください。

この手順は、保護されていないディスクを個人用途で複製し、元ディスクを問題なく読める場合に限ります。

Burnのメリット・デメリットと評判

Burnの再生不良、字幕欠落、途中停止を症状別に切り分ける確認手順

Burnでは、短いDVD-Videoを使って再生できるかを先に確認します。再生できない、字幕が欠ける、書き込みが途中で止まる場合は、本番用の家族動画で設定を変え続けず、ディスク、再生機器、ファイル形式などの原因を切り分けます。

Burnのメリットと制限

  • 無料で利用できる
  • 画面構成がシンプルで操作を追いやすい
  • 動画をDVD-Video用へ変換できる
  • データDVD、ISO、ディスクコピーを扱える
  • CDとDVDの基本的な書き込みを一つのアプリで行える
  • 日本語の画面表記は利用するバージョンと環境で確認が必要
  • Apple Silicon搭載Macでは書き込みまでの動作確認を推奨
  • DVDメニューの編集範囲が限られる
  • 動画編集や複数タスクの管理には向かない
  • BDXLの書き込み失敗がSourceForgeで個別に報告されている
  • 入力形式によってはMPEG-2への変換が必要

SourceForgeの評判・口コミ

レビューは設定の正解ではなく、家庭の再生環境で起こり得る差を見るための材料です。SourceForgeに掲載された各投稿は、投稿日ごとの個別体験です。使う機器、字幕、媒体の条件が近い投稿を判断材料にします。

  • 成功例(2022年10月22日):MPEGスライドショーを家庭用プレーヤーで再生できるDVDにした投稿があります。
  • 成功例(2021年7月8日):Big Sur環境でNTSCを選び、MP4から作ったDVDがプレーヤーで良好に再生できたと報告されています。
  • 失敗例(2026年2月22日):BDXLへの書き込みが通知なく終了し、データが記録されなかったという投稿があります。
  • 字幕についての注意(2022年7月3日編集):VIDEO_TSからの処理で字幕が失われたとする個別報告があります。投稿者はISOイメージを「コピー」タブ��書き込む場合との違いにも触れています。

SourceForgeには「DVDプレーヤーで正常に再生できた」という投稿がある一方、字幕を保持できなかった例やBDXLへの書き込みが途中で終わった例もあります。古い投稿と最近の投稿が混在するため、評価点だけで決めず、macOSのバージョン、ディスク種類、字幕の有無など自分の条件と照らし合わせましょう。SourceForgeの投稿原文も確認できます。

以下はSourceForgeに掲載されたレビュー画面の参考画像です。画像は投稿時点の内容であり、最新版3.1.9の動作を示すテスト結果ではありません。

Burn for Macの操作画面Burn for Macの操作画面Burn for Macの操作画面Burn for Macの操作画面Burn for Macの操作画面

見るべきなのは投稿の評価の高さではなく、使う機器や字幕など、自分の条件に近い事例があるかです。

MacのBurnでDVDが焼けない・再生できないときの対処法

エラーが出た場合は、設定を何度も変える前に、動画ファイル、書き込みドライブ、空ディスク、再生機器を順に確認してください。原因を絞るため、短い動画と新しい空ディスクで試すと切り分けやすくなります。

「Authoring failed」や動画変換で止まる場合

オーサリング中に「Authoring failed」が表示されたり、MP4からMPEGへの変換が進まなかったりする場合は、元動画の形式、空き容量、エンコード設定を確認します。ビットレート設定が高い場合は動画の長さとDVD容量に合わせて下げて試しますが、必ずしもそれが原因とは限りません。特殊なコーデックが疑われる場合は、短い一般的な動画を使って同じ操作ができるか確認してください。

書き込み途中で止まる場合

  • DVDドライブが書き込みに対応しているか、空ディスクの種類と合っているか確認する
  • 空ディスクの傷や汚れを確認し、別のディスクでも試す
  • Macの保存先に変換用の空き容量があるか確かめる
  • 書き込み速度の設定を変更できる場合は下げて試す
  • それでも解決しない場合はBurnのバージョンを確認し、別の書き込み方法も検討する

Macでは開けるのにテレビ・DVDプレーヤーで再生できない場合

家庭用プレーヤー向けにはデータDVDではなくDVD-Video形式を選びます。映像方式、DVD-Video構造、メディアの種類、プレーヤーの対応状況を確認してください。ファイルを入れただけのデータDVDは、MacでMP4を開けても通常のDVDプレーヤーでは再生できない場合があります。

複数素材やメニュー制作が必要な場合の選択肢

単一素材はBurn、複数素材とメニュー制作はDVDFab DVD Creatorという選び方

短い動画をDVD-Videoへ書き込み、簡易的なメニューを使うだけならBurnで足ります。複数の素材をまとめたり、メニューの背景や文字、再生順などを整えたりしたい場合は、DVDFab DVD 作成 for Macと機能を比べてみてください。用途の違いを次の表にまとめました。

BurnとDVDFab DVD Creatorの違い

比較項目Burn 3.1.9DVDFab DVD Creator
料金・試用無料有料(無料体験あり。条件は公式で確認)
対応OSmacOSWindows 11/10(64-bit)、macOS 12以降
出力DVD、ISOイメージDVD-5/DVD-9、ISO、DVDフォルダ
DVDメニュー簡易テーマを利用テンプレート、背景、文字などを編集
制作機能簡易テーマと書き込み動画の並び替え・基本編集・メニュー設定
向いている用途単一素材の基本作成複数素材とメニューの制作

DVDFab DVD Creatorが向くケース

DVDFab DVD 作成 for Macは、MP4、MOV、MKVなどの動画からDVD-Videoを制作するソフトです。複数の動画を一枚にまとめ、DVDメニューの背景や文字を調整し、DVDディスク・ISO・フォルダへ出力できます。コピーガード付きのDVDを複製するための製品でも、Blu-rayディスクを作成する製品でもありません。

DVDFab DVD 作成 for Mac
  • メニューテンプレートを使い、背景、サムネイル、テキストを調整して、見たい場面へ進みやすい入口を作れる
  • 異なるフォーマットの複数動画を1つのDVDにまとめ、再生順を整え、必要に応じて基本編集や字幕の追加を行える
  • 完成後の再生を想定し、出力前にメニューや画面比率をプレビューできる
  • GPUアクセラレーションに対応し、実際の処理速度はMacの性能や出力設定によって変わる
  • 無料体験の内容や制限は、ダウンロード前に公式の最新案内をご確認ください

DVDFab DVD 作成 for Macでメニュー付きDVDを作る手順

ここからは複数の動画をまとめたい場合の手順です。画面の表記はアプリのバージョンによって異なることがあります。

Step1
DVDFabを起動し、左側の「作成」から「DVD 作成」モードを選択します。
Step2
「+」ボタンまたはドラッグ&ドロップでDVDに収録する動画ファイルを追加します。

DVDFab DVD 作成 for Macで動画を追加する画面

Step3
出力サイズをDVD-5(約4.7 GB、通常は片面1層)またはDVD-9(約8.5 GB、通常は片面2層)から選び、必要な音声や字幕を確認します。

DVDFab DVD 作成のDVD-5・DVD-9出力設定画面

「詳細設定」では、ボリュームラベル、画質、画面比率、再生モードなどを調整できます。

DVDFab DVD 作成の詳細設定画面

Step4
「メニュー設定」を開き、テンプレートを選びます。背景、文字、サムネイルなどは必要に応じて調整し、完成イメージを確認します。

DVDFab DVD 作成 for MacのDVDメニュー編集画面

Step5
出力先に光学ドライブ、ISO、DVDフォルダのいずれかを指定し、「開始」をクリックします。DVDへ直接書き込む場合は対応ドライブと空ディスクを用意してください。

DVDFab DVD 作成でDVDディスク・ISO・フォルダの出力先を選ぶ画面

処理中は進行状況を確認できます。完了後は、実際に使うDVDプレーヤーでメニュー、映像、字幕を試しましょう。

DVDFab DVD 作成の進行状況を確認する画面

Mac版Burnのよくある質問

Q

MacでBurnを使うには外付けDVDドライブが必要ですか?

DVDを書き込める光学ドライブがMacにない場合は、書き込み対応の外付けDVDドライブが必要です。読み込み専用ではないことと、DVD-R/DVD±R DLなど使いたいメディアに対応していることを確認してください。

A

Q

BurnでBlu-rayやBDXLへ書き込めますか?

Blu-rayやBDXLについては、Burnのバージョン、ドライブ、メディアの組み合わせによって動作確認が必要です。SourceForgeにはBDXL書き込みに失敗した個別報告があり、DVDと同じ成功率を前提にしないでください。重要なデータには、用途と対応メディアが明示されたソフトも比較しましょう。

A

Q

Burnで書き込みが途中で止まるときは何を確認しますか?

まず書き込み対応ドライブと空ディスクの規格、ディスクの傷、Macの空き容量を確認します。短い動画と別の空ディスクで再試行し、同じ段階で止まるかを比べてください。「Authoring failed」の場合は動画形式やMPEG-2への変換設定も調べます。

A

Q

Macでは再生できるのにDVDプレーヤーで再生できないのはなぜですか?

家庭用DVDプレーヤーでは、MP4を保存しただけのデータDVDを再生できない場合があります。「DVD-Video」を選び、映像方式とメディアの対応を確認してください。書き込み後は家庭用プレーヤーで再生テストを行います。

A

Q

Burnで字幕やDVDメニューをそのまま使えますか?

Burnには簡易的なDVDテーマ機能がありますが、細かなメニュー編集や字幕の保持には制限があります。SourceForgeには、VIDEO_TSからの作成で字幕が失われたという報告もあるため、完成後に字幕とメニューを確認してください。

A

まとめ

MacでDVDを焼くなら、まず完成したディスクを何に使うかを決めてください。家庭用プレーヤーで再生するDVD-Video、元ファイルを保管するデータDVD、ISOの書き込みでは操作が異なります。Burnは基本的な作業に適していますが、複数動画の編集や細かいメニュー制作が必要な場合はDVDFab DVD 作成 for Macを候補にできます。

著作権や利用条件を確認し、自分が作成した動画など複製・保存を認められた素材を使用してください。関連する手順はMacでDVDを焼く方法と動画をDVDに焼く方法でも紹介しています。