ImgDriveの使い方!日本語化できる?安全性やウイルスの有無についても解説
要約: ImgDriveはディスクイメージを仮想ドライブとしてマウントできるドライブ エミュレーターです。システムトレイに常駐し、必要なときにイメージファイルを仮想マシン上で認識できる形に処理してくれます。本記事では、そんなImgDriveの使い方、日本語化の方法などについてまとめました。さらに多くの仮想ドライブを構築でき、処理スピードが高速な代替ソフトも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ImgDriveとは?
ImgDriveでできること
ImgDriveはイメージファイルを読み込める仮想ドライブを構築して、手軽にマウントができるソフトです。マウントとは本来、PCに接続した外部デバイスをOSに認識させ、利用可能な状態にすることで、広義ではイメージファイルを仮想ドライブが認識することを指します。
Windows10/11ではパソコン起動時に自動的にマウントが行われ、特別な操作をすることなくイメージファイルの認識ができますが、それ以外のシーンでディスクのマウントを行うにはImgDriveのような仮想ドライブソフトが必要です。
ImgDriveを使えば、DVDやブルーレイなどのディスクをイメージファイル化したものをパソコンで認識できるようになります。ImgDriveはシンプルなインターフェースが特徴で、マウント化以外の余計な機能が搭載されていないため、初心者の方でも操作に迷うことがありません。ImgDriveはWindowsエクスプローラーに統合され、最大9つの仮想ドライブを同時にサポートします。
〈サポートされているファイル〉
.ccd、.cue、.iso、.isz、.mds、.nrg
ImgDriveのLite版とPro版の違い
ImgDriveには無料版の「ImgDrive Lite」と「ImgDrive」、有料版の「ImgDrive Pro」があります。無料版でもイメージファイルのマウントは行えますが、ディスクをイメージファイルにコピーしたりマウントしたファイルを商用利用したりすることはできません。
ImgDrive Lite | ImgDrive | ImgDrive Pro | |
ISOイメージのマウント | 〇 | 〇 | 〇 |
サポートドライブ数 | 4 | 4 | 9 |
フォルダからイメージを作成 | × | 〇 | 〇 |
フォルダをマウント | × | 〇 | 〇 |
商用利用 | × | × | |
Windowsエクスプローラーに統合 | × | 〇 | 〇 |
ファイルの関連付け | × | 〇 | 〇 |
AACS認証でBlu-rayドライブをエミュレートする | × | × | |
価格 | 無料 | 無料 |
9.9ドル(ライフタイムプラン) |
プロ版になるとASHDISCやCDIなどもマウントできるようになるほか、サポートドライブ数も最大9になります。また、取り扱えるファイルもASHDISCやCDI、PDI、BWT、B5T/B6Tなどが追加されます。
ImgDriveの安全性
ImgDriveは安全に使えるソフトです。インストール時ウイルスソフトに引っ掛かることもありませんし、無料版を使っていても広告は表示されません。有料版へのアップグレードをしつこく促されることもなく、安全かつ快適に使えるソフトだといえるでしょう。
ImgDriveの使い方
ImgDriveを使って仮想ドライブを構築することで、DVDやブルーレイを持ち歩くことなく、ディスクの中身を閲覧できるようになります。仮想ドライブがあればハードディスク上でイメージファイルを処理できるため、物理ディスクを読み込むよりも素早くディスクにアクセスできるようになります。
ここでは、ImgDriveの使い方や設定方法をみていきましょう。
ImgDriveを日本語化する方法
ImgDriveをインストールすると、ソフトがタスクトレイに常駐します。
ソフトを起動したら、歯車の設定アイコンをクリックしましょう。
言語のプルダウンをクリックするとJapanese(日本語)がありますので、選択してください。
ImgDriveの設定方法
設定の項目では、ImgDriveを起動するタイミングや仮想ドライブの自動起動の有無、マウントしていない仮想ドライブを非表示にするかどうかなどを設定できます。
ImgDriveではショートカットキーを設定することもできますので、より効率的に作業を行いたい方は設定してみてください。
ImgDriveでISOをマウントする方法
ツール>ドライブ数の設定から、仮想ドライブの数を設定してください。無料プランの場合は4つまで指定できます。
エクスプローラーを開いて作成された仮想ドライブを確認してみましょう。
続いてImgDriveに戻り、作成した仮想ドライブの上で右クリックをします。イメージをマウントという項目がありますので、クリックしてマウントしたいイメージファイルを選択してください。
選択した仮想ドライブにイメージファイルがマウントされました。あとは一般的なディスクのようにイメージファイルを扱うことができます。
ImgDriveの代替ソフト
ExplorerFabは、最大18もの仮想ドライブを構築できるフリーソフトです。以前は「DVDFab 仮想ドライブ」というソフトとして提供されていましたが、現在はExplorerFabというソフトにモジュールが統合されました。
ExplorerFabでは仮想ドライブ作成機能だけでなく、YouTube動画のダウンロード機能やファイルの圧縮や解凍、ISOイメージファイルの作成などさまざまな機能が利用できます。完全無料で使えるフリーソフトですので、購入プランによって機能が制限されてしまうこともありません。
DVDやブルーレイのISOイメージファイルを直接マウントできるため、PC上でディスクに直接アクセスしたいときに便利です。また、ExplorerFabは同社が開発するDVDFabシリーズソフトと連携してISOをDVDに書き込んだり、MP4やMKVなどにリッピングしたりすることもできます。
ExplorerFab | ImgDrive | |
対応OS | Windows 11/10/8.1/8/7 (32/64 bit) | Windows 2000/XP/Vista/7/8/10 |
対応形式 | .bin / .ccd / .dvd / .img / .iso / .miniso / .nrg / .udf | .ccd / .cue / .iso / .isz / .mds / .nrg |
イメージファイルの作成 | 〇 | × |
一括アンマウント機能 | 〇 | 〇 |
処理速度 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
日本語対応 | 〇 | 〇 |
エラー発生率 | 少ない | 多い |
ExplorerFabもImgDriveも、どちらもWindowsをサポートしていますが、ExplorerFabがWindows 11をサポートしているのに対し、ImgDriveはWindows 10までしかサポートしていません。
ExplorerFabにはイメージファイルの作成機能や動画ダウンロード機能、ファイル圧縮/解凍機能などさまざまな機能がありますが、ImgDriveではイメージファイルのマウント機能のみとなっています。
また、ImgDriveはドライバーがインストールできず、ソフトのインストール時にエラーが発生することがあります。セキュリティ設定を変更すればインストールすることができるようになりますが、ImgDriveをインストールするためにセキュリティが甘くなるのは嫌ですよね。
一方、ExplorerFabはエラー発生率が非常に少なく、インストールから仮想ドライブ作成まで処理が非常にスムーズです。「マウントできない」なんてこともほとんどありませんので、必要な時に必要な処理が素早く行えます。
ExplorerFabを今すぐダウンロードして、試してみましょう!
ISOをDVDに書き込む方法
<DVDFab DVD コピーでISOをDVDに書き込む方法>
「メインムービー」モードを選択した場合は、タイトル、チャプター、音声と字幕も設定できます。
まとめ
今回はImgDriveの使い方や、より多くの仮想ドライブを構築できる代替ソフトについて解説しました。ImgDriveは仮想ドライブを作成してイメージファイルをマウントできるWindows向けソフト。一度やり方を覚えておくと、ISOといったイメージファイルが扱いやすくなります。ImgDriveはccdやmdsといったマルチセッション ディスク イメージ もサポートしていますが、無料版では4つまでしか仮想ドライブを構築できず、エラーが発生することがあります。より強力な仮想ドライブソフトを選びたい方はExplorerFabを使ってくださいね!ISOをDVDに書き込みなら、DVDFab DVD コピーを利用できます。