DVDをISOに変換・作成するソフト9選!無料・有料の違いとWindows 11での方法
要約: DVDをISOに保存したいなら、まずディスクの種類を確認しましょう。自作DVDなどコピーガードのないディスクには無料のImgBurnやAnyBurnが使えます。Windows 11/10にはISOを開く・書き込む機能がありますが、DVDからISOを作成する標準機能はありません。 この記事ではDVDのISO化に使える9つのソフトを、無料範囲・対応用途・操作方法で比較します。市販・録画DVDの場合は、ソフトの技術的な対応と複製が法的に許可されるかを分けて確認してください。

- コピーガードなしの自作DVD: AnyBurn(無料・ポータブル版あり)、ImgBurn
- 条件付きで無料利用: DVDFab HD Decrypter(対応ディスク・機能に制限あり)
- コピーモードや圧縮も必要: DVDFab DVD コピー(有料・無料試用あり)
- CPRM付き録画DVD: 対応製品の仕様と、複製が認められる条件を先に確認
DVDをISOに作成・変換する前に知っておくべきこと

ISOは光ディスクの内容を一つのイメージファイルにまとめた形式です。DVD-Videoを正しくISO化すれば、VIDEO_TSやメニュー、音声・字幕などの構造を保持できます。一方、MP4は動画ファイルであり、DVDメニューをそのまま保存する形式ではありません。
| 保存形式 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| ISO | ディスクのファイル構造を1ファイルで保存 | DVD全体の保管・書き戻し |
| VIDEO_TS | DVD-Videoのフォルダ構造を保存 | フォルダ単位の保管 |
| MP4 | 映像を動画ファイルに変換 | スマホ・PCでの再生 |
「物理DVDを読み取る」「手元のVIDEO_TSをISOにまとめる」「MP4からDVD-Videoを作る」は異なる処理です。対応する入力方式を確認してからソフトを選びましょう。
また、データDVDを一つのISOファイルにする場合と、市販のDVD-Videoを保存する場合では、必要な読み取り機能が変わります。容量だけを基準に選ばず、ソフトが「ディスクからイメージ作成」に対応するか、出力したISOが再生機器で利用できるかまで確認しておくと、保存後の失敗を防ぎやすくなります。
Windows 11/10の標準機能でDVDからISOは作れる?
標準機能では既存ISOのマウントやDVDへのイメージ書き込みはできますが、光学ドライブ内のDVDをISOに吸い出す機能はありません。自作DVDのイメージ化にはImgBurnやAnyBurnなどのローカルソフトが必要です。
インストール不要のDVD ISO作成ソフトはある?
ブラウザだけで物理DVDを読み取ってISO化する方法は現実的ではありません。ただし、AnyBurnには公式のポータブル版があります。ダウンロードして展開すればインストールせずに使用でき、DVD→ISOにも対応します。第三者配布の古いZIP版ではなく、公式配布元から入手してください。
同じ「ISO作成ソフト」でも、フォルダからISOを組み立てる機能しか持たないものがあります。DVDドライブからそのままイメージを作るには、ディスク読み取り(Read/Copy disc to image)に対応したソフトを選びます。Free ISO Creatorなど古いツールを使う場合も、まず入力元の仕様を調べてください。
DVDをISOに変換・作成するメリット

ISOならDVDの構造をまとめて保存でき、対応ソフトで再生したり、あとでディスクへ書き戻したりできます。ただし、ISOにするだけでディスクの劣化が元に戻ったり、保存データが永久に保たれたりするわけではありません。別の保存先にも複製し、必要に応じて読み取れるか確認しましょう。
スマホなどで直接動画を再生したい場合は、ISOではなくMP4への変換が向いています。ディスクメニューを残すかどうかで保存形式を選びましょう。
1:1コピーでは元の映像・音声データを保持できますが、DVD-9をDVD-5に圧縮すると一般に再エンコードが必要です。画質は「ISO」という拡張子ではなく、保存時の処理によって変わります。
DVDをISOに変換する基本手順

- 1.DVDが読み取れる光学ドライブを接続し、ディスクを挿入する
- 2.DVDからのイメージ作成に対応したソフトでソースを選ぶ
- 3.出力形式をISO、保存先を十分な空き容量のある場所に設定する
- 4.作成後、ISO対応プレーヤーで映像・音声・メニューを確認する
4GBを超えるISOを保存する際は、保存先がFAT32ではないか注意してください。NTFSやexFATを使用する場合も、再生先の機器が対応しているか確認します。なお、WindowsでISOをマウントする操作と、DVD映像を再生する操作は別です。
作成後はファイルが保存されただけで成功とせず、対応プレーヤーで映像・音声・字幕を確認します。
DVDのISO作成ソフト7選:市販DVD対応・旧フリーソフト
以下の7製品には、有料ソフトや機能制限付き無料版、開発を終えた旧ソフトが含まれます。読み取り可能なディスクの種類と、実際に複製できる法的条件は別です。
1.DVDFab HD Decrypter:機能制限付き無料版
- 発売から1年以上経過した対応DVDなどを対象とする無料版
- Full Disc・Main Movieの2モードでISO/フォルダ出力
- 圧縮・新しい保護方式・出力プロファイルなどに制限
無料の範囲でDVDをISO化したい場合の候補です。ディスクが新しい場合や圧縮が必要な場合は有料版の機能を確認してください。より詳しくは HD Decrypterの解説を参照できます。
HD DecrypterはDVDFabと同じインストーラーに含まれる無料機能で、使用できるのはFull DiscとMain Movieなど限定されたモードです。DVD全体を残す必要があるのか、本編だけでよいのかを先に選ぶと、不要な容量を使わずに保存できます。無料ダウンロードと「すべての保護付きDVDを無料で扱える」は同じ意味ではありません。

DVDFab HD Decrypterの操作は、以下の動画でも確認できます。
2.DVDFab DVD コピー:ISO保存・1:1コピー・圧縮
- DVDディスク・フォルダ・ISOを扱える有料製品
- Full Disc・Main Movie・Clone/Burnなど6モード
- DVD-9→DVD-5圧縮と1:1コピーを使い分けられる
ディスク全体をISOで残すなら「フルディスク」、本編のみなら「メインムービー」、同容量で元データを保持したい場合は「クローン・ライティング」が選択肢です。30日間の無料体験では最大3枚まで処理でき、継続利用には有料ライセンスが必要です。操作画面は DVDFab DVD コピーの詳しい手順を参照してください。
ISO作成では、DVDを読み込んで「コピー」モードを選び、出力先をISOファイルに指定します。Clone/Burnは同容量の1:1保存に向き、DVD-9をDVD-5に収める場合は圧縮が必要です。圧縮すると、元データを保持する1:1コピーにはなりません。
3.VideoByte DVD コピー:3つのコピーモード

DVDをディスク・ISO・フォルダへ出力できる有料製品です。「フルコピー」「メインムービー」「カスタマイズ」の3モードがあり、無料体験版には制限があります。画面が比較的シンプルな一方、結合・分割などを重視する場合は機能を確認してください。
メニューや特典も残すならフルコピー、本編だけならメインムービー、必要なタイトルを絞りたいときはカスタマイズを使います。DVD-9をDVD-5に圧縮する場合は、1:1コピーと画質が異なる可能性があります。

VideoByte公式操作ガイドでは、ISO保存時のターゲット指定も説明されています。
4.DVDneXtCOPY DVDコピー:Windows向け

DVDディスク・ISO・フォルダへの出力に対応する有料ソフトです。1:1コピーとDVD-9→DVD-5圧縮のほか、DVDをBlu-ray形式へ変換する製品機能も案内されています。無料体験版には制限があり、Windows向けです。
ISO化の目的なら「DVD ブルーレイ 変換」機能は不要です。DVDをそのままISOにまとめる場合と、Blu-ray形式に組み替えて保存する場合では処理内容が異なります。初心者は目的に合うコピーモードだけを選べるかを確認するとよいでしょう。


5.Passkey for DVD:録画DVDの対応状況を確認
- Windows向けの常駐型ディスク読み取りツール
- 対応するDVDをISO・フォルダに保存する機能
- CPRM付き録画DVDにも対応するが、複製の可否は別途確認
技術的にはCPRMなどに対応していますが、対応と法的な複製許可は同じではありません。次の画面はソフト操作の説明です。許諾されたコンテンツに限って利用してください。
Passkey for DVDはディスクの読み取りを補助する常駐型の製品で、DVD コピーのような多彩なコピー・圧縮モードとは役割が異なります。録画DVDはディスク形式や保護の状態によって処理できない場合があるため、対応表と利用条件を確認してから検討してください。
PasskeyでDVDをISOに保存する操作




無料の Passkey Liteは一部機能のみ利用できます。
6.DVD Decrypter:開発終了した旧ツール

最終版3.5.4.0が2005年に公開されたWindows向け旧ソフトです。ISO読み取り・書き込み機能を備えますが、最新OSでの動作保証や新しいディスク形式への対応を期待すべきではありません。コピーガードのない自作DVDを古い環境で扱う場合に限って候補としてください。
「ISO Read」はディスクからISOを保存する操作、「ISO Write」は既存ISOをディスクへ書き込む操作です。似た名前でも方向が逆なので注意してください。新しいPCへのインストールは、古い配布ファイルの安全性と互換性の面から積極的には勧められません。
ISOを作成する際は「Mode」→「ISO」→「Read」を選び、保存先を指定して実行します。詳しくは DVD Decrypterの使い方をご覧ください。
7.DVD Shrink:DVD-9からDVD-5への圧縮

古いWindows環境で利用されてきたDVD圧縮・バックアップソフトです。DVD-9→DVD-5の圧縮、タイトル・音声の選択、ISO出力に対応しますが、開発は終了しており、Windows 11での安定動作は保証できません。圧縮を行う場合は1:1の無劣化コピーとは異なります。
DVD Shrinkの長所は、映像本編を残して不要な音声や特典を省くなど、容量を調整しやすいことです。ただし、この編集や圧縮は元ディスクの構成を完全に保持するクローン作成とは異なります。メニューや全チャプターをそのまま残したい場合は、コピー範囲をよく確認してください。

旧版の注意点や導入方法は DVD Shrinkの解説記事で確認してください。
自作DVDをISOに変換する無料ソフト2選
コピーガードのない自作DVDなら、次の2つが候補です。どちらも物理ディスクからISOを作成する機能を持っています。
8.ImgBurn:無料のDVDイメージ作成

ImgBurnはディスクからISOを作る「Read」モードと、ファイル・フォルダからISOを構築する「Build」モードを備えています。古いソフトのため配布元やセキュリティを確認し、コピーガードのないDVDで利用してください。
「Create image file from disc」は物理DVDからISOを作るモードで、既存のVIDEO_TSフォルダからISOを構築するときは「Create image file from files/folders」を使います。コピーガード付きのディスクを処理する機能はなく、特殊なマルチトラック構成のDVDでは読み取りに失敗する場合もあります。

画面の項目名は ImgBurn公式サポートの読み取り手順にも掲載されています。
9.AnyBurn:Windows 11対応・ポータブル版あり
AnyBurnは、DVDを直接読み込んでISOイメージに保存できる無料ソフトです。公式サイトにはインストール不要のポータブル版もあり、Windows 11に対応しています。保護のない自作DVDをISO化したい場合に特に選びやすい候補です。
2026年7月には6.9版が公開されました。ポータブル版も機能が利用できると公式サイトに記載されており、ソフトを追加インストールしたくない人に適しています。
AnyBurn公式ダウンロード / 公式DVD→ISO作成ガイド
ISO化後はファイルサイズと内容を確認しましょう。読み取りエラーが出る場合、まず別のDVDでドライブの状態を切り分けます。
DVD ISO作成ソフト9選の比較表
「無料かどうか」と「物理DVDからISOを作れるか」は別です。下の比較は、必要な機能を見分けるための早見表です。保護付きディスクへの対応は実際の複製許可を意味しません。
| ソフト | 利用形態 | DVD→ISO | Windows 11 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| DVDFab HD Decrypter | 機能制限付き無料版 | 対応ディスクで可 | 対応 | 新しいディスク・圧縮に制限 |
| DVDFab DVD コピー | 有料/試用あり | 可 | 対応 | 30日・最大3枚の体験 |
| VideoByte DVD コピー | 有料/試用あり | 可 | 公式の動作環境を確認 | 3コピーモード |
| DVDneXtCOPY DVDコピー | 有料/試用あり | 可 | 公式の動作環境を確認 | Windows専用 |
| Passkey for DVD | 有料/試用あり | 対応ディスクで可 | 対応 | CPRM等の複製可否は別途確認 |
| DVD Decrypter | 旧無料ソフト | 可 | 動作保証なし | 開発終了 |
| DVD Shrink | 旧無料ソフト | 可 | 動作保証なし | 圧縮と1:1保存は別 |
| ImgBurn | 無料 | 保護なしのDVDで可 | 動作保証なし | 旧ソフト・配布元に注意 |
| AnyBurn | 無料(ポータブルあり) | 保護なしのDVDで可 | 対応 | 公式版を入手 |
無料を最優先するなら、コピーガードなしの自作DVDではAnyBurnが扱いやすく、旧来の操作に慣れているならImgBurnも候補です。DVDのメニューやコピー範囲を細かく指定したい場合はDVDFab DVD コピーなどの有料製品が向いています。
DVDをISO化できないときの対処法

- DVDが認識されない: 別のディスクでドライブを試し、接続・給電・傷や汚れを確認します。
- 保存に失敗する: 空き容量、書き込み権限、FAT32の4GB制限、保存先ドライブの状態を確認します。
- 読み取り途中で停止する: ディスクとドライブの組み合わせを切り分け、ソフトのログを確認します。
- 対応していないディスク: 録画DVDのCPRMやコピーガードなどの仕様を調べ、法令・利用許諾の範囲内で対応方法を判断します。
途中停止の原因がディスク自体にあるのか、PCや保存先にあるのかを切り分けるのが先です。例えば複数のディスクで失敗するならドライブ接続・アプリを疑い、特定の1枚だけならディスクの傷や記録状態を確認します。書き込み先を変更しても失敗する場合はログに記録された読み取りエラーを確認してください。
DVDをISOに変換することは違法になりますか?

自分で制作した映像など、複製する権利のあるDVDを保存する場合と、著作権保護付きの市販・録画DVDを複製する場合は区別が必要です。日本では、技術的保護手段の回避によって行う複製は、私的使用目的でも原則として私的複製の例外対象になりません。ディスクを持っていることだけでコピーの許可を得たことにはならないため、権利者の許諾や利用条件を確認してください。
保護のない自作DVDであっても、家族や第三者が権利を持つ映像・音楽を収録している場合は、その利用条件にも注意が必要です。ISOを作成した後の無断公開や配布も避けてください。
DVD ISO作成によくある質問
Windows 11でDVDからISOファイルを作るには?
Windowsの標準機能にはDVDをISOへ読み取る機能がありません。コピーガードのない自作DVDならAnyBurnやImgBurnなどを使います。
ISO作成を無料で行うならどのソフト?
自作DVDならAnyBurnやImgBurnが候補です。DVDFab HD Decrypterも対応ディスクでは無料で利用できますが、対象と機能に制限があります。
インストール不要でDVDをISO化できる?
AnyBurnの公式ポータブル版は、解凍して利用できます。オンラインサイトだけで物理DVDを直接読み取る方法は一般的ではありません。
ISOをWindows Media Playerでそのまま再生できる?
ISOはディスクイメージです。WindowsでマウントしてもDVD映像が自動再生できるとは限りません。DVD-Video/ISO対応の再生ソフトを使ってください。
ISOをDVDに焼けば家庭用DVDプレーヤーで再生できる?
DVD-Videoとして作成したISOをイメージ書き込みすれば再生できる場合があります。ISOファイル自体をデータDVDへコピーする方法とは異なります。
DVD-9をDVD-5へISO化すると画質は落ちる?
容量を縮める処理では通常再エンコードが必要です。元の映像・音声を保持したい場合は同容量の1:1コピーを選びます。
コピーガード付きDVDもISO化できる?
ソフトの技術的な対応と法律上の複製許可は別です。日本では保護手段の回避を伴う複製に制限があるため、権利・法令・利用条件を確認してください。
VIDEO_TSフォルダからISOを作ることもできる?
はい。ImgBurnのBuildモードやAnyBurnのファイル・フォルダからのイメージ作成機能が使えます。ただし、物理DVDを直接読み取る操作とは異なるため、DVD-Videoとして必要な構造を保っているか確認してください。
まとめ
DVD→ISOは、ディスクの種類とソフトの対応範囲を確認してから行いましょう。自作DVDなら無料でポータブル版もあるAnyBurnやImgBurn、機能制限付きの無料版ならDVDFab HD Decrypter、詳細なコピー設定が必要ならDVDFab DVD コピーが候補です。作成後はISOが正しく読み取れるか確認し、必要に応じて別の場所にも保存してください。







