【完全ガイド】DVD Shrink 3.2のダウンロード、日本語化、使い方と使用できない場合の対処法を解説
要約: DVD Shrinkは完全無料でDVDのリッピングが行えるため、開発終了となった今でもその人気は健在です。しかし、DVD Shrinkは英語表記であるため、初心者には扱いが難しく、インストールの段階で諦めてしまうという人もいることでしょう。そこで、本記事ではDVD Shrinkの使い方とDVD Shrink 日本語化工房で日本語化する方法や、メリット、デメリットについて詳しくご紹介します。後半では使えない場合の対処法などについても解説していきます。

DVD Shrink(シュリンク)の主な機能
DVD Shrinkは、二層式DVD(8.5GB)を片面一層式(4.7GB)に圧縮したり、ISOファイルやVIDEO_TSフォルダとしてパソコンにバックアップできる無料ソフトです。
最大の特徴は、「詳細な分析(Deep Analysis)」機能を搭載している点です。これにより、ディスク全体を時間をかけて解析・再配分することで、容量を圧縮しつつも画質劣化を最小限に抑えることができます。また、直感的な操作で不要な音声や字幕を削除(ストリップ)して容量を調整したり、メニュー画面を残したまま効率よく保存することも可能です。CSSなど一部の古いコピー保護にも対応しており、自作映像や旧作タイトルの保存にも役立ちます。初心者でも分かりやすい設計と、低スペックなPCでも軽快に動作する点が、長年支持され続ける理由です。

DVD Shrinkを使う際の注意点と現在の利用状況
DVD Shrinkは長年多くのユーザーに利用されてきた定番のDVDバックアップソフトですが、2005年以降は開発が終了しており、最新のDVDタイトルやWindows環境では動作が不安定になる場合があります。基本機能は今でも利用可能で、特に自作DVDの圧縮やバックアップには便利です。
ただし、最新のコピーガードには対応していないため、近年の市販DVDを扱う際は注意が必要です。また、公式版は英語のみ対応しており、日本語化を行う場合は非公式の日本語バージョンを利用することになります。信頼できる配布元から入手するようにしましょう。
DVD Shrink 3.2 日本語版を安全でダウンロードとインストール方法
DVD Shrinkの最終バージョンが3.2.0.16であることが確認されています。日本語版については、国内での配布が公式には継続されておらず、いわゆる「日本語化ビルド」や第三者によるミラー配布が主流となっています。
そのため、配布元の信頼性の確認が極めて重要です。実際、2014〜15年には「DVD Shrink日本語版」を無断で配布していたサイトの運営者が著作権法違反で警告を受けた記録もあります。ダウンロード・インストールを行う際は、次の点にご注意ください:
- • 正式なサイトでは最新版の配布を終了しており、非公式経路からの入手はマルウェアが混入している可能性があります
- • 日本語版の名称を騙った「DVD Shrink 2010」などのバージョンには詐欺版・改ざん版の可能性が高い
- • 最新OS(Windows 10/11)対応についても不安定な報告があるため、代替ソフトの検討もすべきです
DVD Shirnk 日本語版のダウンロードとインストール方法【最新のv3.2】
下記のリンクは筆者自身が実際にダウンロード・動作確認を行い、ウイルスやマルウェアが検出されなかった安全な配布先です。安心して利用できますが、念のためインストール時にはご自身の環境でもウイルススキャンを行うことをおすすめします。
DVD Shrink日本語版(v3.2.0.16)のダウンロードリンク

DVD Shrinkの起動画面が日本語表示になっていれば、インストールは成功です。

かつて「DVD Shrink」を日本語で利用するための日本語化パッチは、有志によって運営されていた「日本語化工房」などのサイトで配布されていました。これらのパッチを導入することで、英語版のDVD Shrinkを日本語環境で使用することが可能でした。
しかし、著作権法の改正(2012年以降のリッピング関連規制強化)により、DVDのリッピング機能を持つソフトウェアやその改変物(日本語化版を含む)を公開・配布する行為が著作権侵害に該当する可能性が高いと判断されるようになりました。そのため、「日本語化工房」をはじめとする複数の配布サイトでは、日本語化パッチの配布をすでに終了しています。
この結果、現在は公式英語版をそのまま利用する以外に、日本語化して使用する正規の手段は存在しません。インターネット上には、非公式に再配布されている日本語版や日本語化済みインストーラーも存在しますが、それらは配布元の安全性や法的な正当性が確認できない場合があります。利用する際は、十分に注意し、自己責任のもとで行うようにしてください。
DVD Shrink 日本語版の使い方(コピー、圧縮、DVDに焼く)
DVD Shrinkの使い方1:DVD Shrinkの設定方法
編集タブから「各種設定」を開いてください。

以下の5種類を設定できます。
- 各種設定
- プレビュー
- 出力ファイル(デフォルトでも可)
- ストリームの選択
- ファイルI/O
各種設定タブでは圧縮時のサイズをDVD-5(4.7GB)・DVD-9(8.5GB)・Customから選択してください。プレビュー機能を使いたい場合はプレビュータブの「ビデオと音声のプレビューを有効にする」にチェックを入れましょう。そしてお使いの環境に応じて音声プレビュー
モードとDirectX Video Rendererの選択を行なってください。
ストリームの選択タブでは、DVDを開いた時のストリーム設定ができます。音声言語と音声形式は「全ての言語」「AC3またはLPCM」を、字幕言語は「全ての言語」を選択してください。「メニューと強制出画のストリームを除いて、全ての字幕を無効にする」のチェックは外した方が良いでしょう。ファイルI/Oは基本的に好みで構いません。
DVD Shrinkの使い方2:DVDコピー・圧縮方法




コピーが始まりました。

DVD Shrinkの使い方3:DVDに焼く方法
ライティング機能はDVD シュリンク単体で行なえないので、ライティング機能がある別のツールを併用する必要があります。しかしWindowsにはその機能が標準装備されているので、それを用いても良いでしょう。




DVD Shrinkがエラー出る原因と対策
1. DVDディスクの損傷や汚れ
DVDディスクに傷や汚れがあると、データの読み取りにエラーが発生することがあります。特に、ディスクの表面に深い傷や目立つ汚れがある場合、エラーの原因となります。
対策: ディスクを柔らかい布で丁寧に拭いて、汚れを取り除きましょう。傷が深い場合は、ディスク修復サービスを利用するか、別のディスクを使用することを検討してください。
2. ソフトウェアの設定の問題
DVD Shrink(シュリンク)の設定が正しくない場合、エラーが発生することがあります。特に、圧縮率の設定や保存先のドライブに問題があると、処理が途中で止まることがあります。
対策: ソフトウェアの設定を見直し、適切な圧縮率や保存先を選び直すことが重要です。また、ディスクの圧縮を避け、ISOファイルとして保存する方法も検討してみてください。
3. 互換性の問題
DVD Shrinkは2005年で開発停止。Windows XP世代向けの設計のため、Windows 10/11では起動不可・挙動不審・読み込み失敗などの報告が珍しくありません。
対策: 互換モードでソフトを実行するか、互換性のある代替ソフトウェアを使用することを検討してください。
4. ハードディスク容量の確認
「DVD Shrink」では、メモリ不足やハードドライブの空き容量が少ないによって、最後までプログラムが走らずエラーを起こす可能性があります。
対策: メモリやディスクの空き容量を確認し、必要に応じて増設や整理を行ってください。また、不要なプログラムを終了させてリソースを確保することも効果的です。また、「DVD Shrink」には、ファイルが圧縮できる機能が搭載されているため、前述した手順とおりに進めればエラーが発生することなく処理が可能。

5. コピーガードの問題
市販されているDVDやブルーレイディスクには、コピーガード(プロテクト)が施されています。そして一般的には、このようなコピーガード(プロテクト)を解除するには、専用のDVDコピーツールもしくはブルーレイディスク対応のコピーツールを準備しなければなりません。
しかし、DVD Shrinkは古いソフトウェアであり、最新のコピーガード技術に対応していない場合があります。このため、一部のDVDのコピーができないことがあります。
対策: 最新のコピーガードを解除できる別のソフトウェアを使用するのが最善の方法です。例えば、DVDFab DVD コピー、Passkey for DVDなどのツールを使うことで、コピーガードを解除し、その後DVD Shrinkで処理することが可能になります。
バックアップコピーができないことでエラーと認識しがちですが、実際はコピーガード(プロテクト)が原因かもしれないため、よく確認しましょう。
DVD Shrinkはもう限界?最新ディスクを扱うための現実的な選択肢
DVD Shrinkが長年にわたり日本のユーザーから“神ソフト”として支持されてきた最大の理由は、やはり伝説的な機能とされる「詳細な分析(Deep Analysis)」にあります。この機能はディスク全体を二度にわたって丹念にスキャンし、映像データの配分を最適化することで、8.5GB(片面2層)→4.7GB(片面1層)という大幅な圧縮時でも、可能な限りオリジナルに近い画質を保つよう設計されていました。当時としては非常に革新的な技術であり、多くのユーザーに愛され続けたのも納得できるところです。

「詳細な分析」機能
とはいえ、改めて考えると、このアルゴリズムは「2004年当時の映像技術」を前提に作られたものです。近年の映画やライブ映像のように、情報量が多く、動きの激しいシーンが増えたコンテンツでは、20年前の圧縮エンジンでは対応しきれず、ブロックノイズ(モザイク状の乱れ)が発生してしまうケースが避けられません。
そこで注目したいのがDVDFabです。DVDFabは、DVD Shrinkが持っていた「不要な音声・字幕を整理し、本編のために容量を確保する」という賢いアプローチを継承しつつ、さらに2025年最新のVBR(可変ビットレート)制御エンジンを搭載しています。DVDFabが行うのは、単なる容量削減ではありません。AI技術が映像の質感や動きを解析し、視覚的に重要な部分へビットレートを重点的に割り当てることで、より自然でクリアな画質を実現します。
もし「DVD Shrinkの画質が好きだった」という記憶をお持ちであれば、DVDFabはきっとその記憶を超える品質を提供してくれるはずです。最新技術ならではの進化を、ぜひ体感してみてください。
DVDShrink最適な代替案:DVDFab DVD コピー
DVDFab DVD コピーは、CSSやリージョンコード(RC)だけでなく、UOPs、APS、DADC、Disney’s Fake、さらには一部のアダルトDVDに採用されている特殊なコピーガードまで幅広く対応しています。これにより、現在流通しているほぼすべてのDVDを確実にコピーできる高い互換性を備えています。
さらにDVDFabは、単なるコピーではなく、最新のVBR(可変ビットレート)制御エンジンを採用している点も大きな特徴です。このエンジンは映像の動きやディテールを自動解析し、必要な場面にビットレートを重点配分することで、DVD Shrinkでは難しかった高画質維持を実現します。

- 最新のプロテクトまですべてのDVDコピーガードを解除
- DVDを1:1無劣化で空のディスク/フォルダ/ISOに出力
- 2層ディスクを1層に圧縮してリッピング・コピー
- 出力ビデオのタイトルやチャプター、字幕、音声、サイズ、ボリュームラベルを自由に設定できる
なぜDVDShrinkよりDVDFabがおすすめ?
簡単にまとめると、DVDShrinkは無料ソフトとして、Windows 8以前のシステムでのDVDのコピーと圧縮をサポートしていますが、コピーガード解除能力、出力品質、処理速度、アフターサービスなどでは、有料ソフトのDVDFab DVD コピーに大きく劣ります。ディスク業界で最も権威のある企業であるDVDFabの製品として、5000円ぐらいの価格は非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
| DVDShrink | DVDFab DVD コピー | |
| ユーザー評価 | ![]() |
![]() |
| 対応os | Windows 95/98/2000/XP/Vista/7/8/8.1 |
|
| 日本語対応 | 別に日本語化ファイルをダウンロードする必要 | ✅(日本語を含む数十種類言語対応) |
| 料金 | 無料(公式サイトからダウンロードする場合寄付金が必要) |
|
| コピーガード解除力 | CSS、RCのみ。開発終了、最新のコピーガードに対応しない | 続いて更新しており、CSS、RC、UOPs、APSなど最新のコピーガードをいつも対応 |
| コピーモード | フルディスクのみ | 6つ(フルディスク、メインムービー、カスタマイズなど) |
| コピー・圧縮品質 | 少し劣化 | ロスレス |
| 処理速度 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| メタデータを保存 | ❌ | ✅ |
| 更新頻度 | 開発終了 | 継続的に更新中 |
| アフターサービス | ❌ | サービスチームが12時間以内に対応 |
さらに、DVDFab XI プレミアムは第32回Vectorプロレジ大賞のライティング部門賞を受賞しました。DVDFab強力な機能は、公式と一般ユーザーの両方から認められていたのでしょう。

DVDFab DVD コピーでDVDをバックアップする方法
DVDFabを起動し、「コピー」機能をクリックしして、必要に応じてコピーモードを選択します。

- • フルディスク:ディスク/ISO/フォルダの全編がコピーされます。(メニューをコピー)
- • メインムービー:DVDの本編のみをコピーします。
- • クローン/書き込み:1:1の比率でDVDをクローンします。(メニューをコピー)
- • カスタマイズ:ディスク/ISO/フォルダに含まれた一部のコンテンツがコピーされます。
- • 分割:1枚のDVD9が2枚のDVD5に分割されます。
- • 結合:複数のDVDビデオを1つのDVDに結合します。
光学ドライブにDVDディスクを挿入します。DVD ISOファイルまたはフォルダを使用する場合は、ソースファイルをインターフェースにドラッグ&ドロップして追加できます。
その後、出力サイズ(DVD-9/5)を選択します。ボリュームラベルを定義し、他のコピーオプションを変更することもできます。

出力先をドライブ、ISOファイルまたはフォルダに指定します。「開始」ボタンをクリックすると、DVDコピーが始まります。いつでもプロセスをキャンセルしたり、PCを自動的にシャットダウンしたり、休止状態にしたり、プログラムを終了したり、プロセスの最後に何もしないように設定したりできます。

DVDFab DVD コピーの動画ガイドは下記に確認しましょう。👇

DVD Shrink(シュリンク)に関するよくある質問
A1.2012年10月の著作権法改正により、個人使用の範囲内であっても、DVDのコピーガードを解除してリッピングする行為は違法となりました。
また、DVD Shrinkの日本語版にはコピーガード解除機能が含まれているため、法律上使用が禁止されています。

A5. 圧縮設定をした後、「バックアップ」を押して表示される「DVDのバックアップ」の品質設定タブで設定を行ないましょう。2つ目の「高品質適応性エラー保障機能を使用してビデオを圧縮を実行する」にチェックを入れ「OK」をクリックしてください。
A6. DVD ShrinkにはMP4への変換機能はありません。DVDをMP4に変換したい場合は専門的なソフト「DVDFab DVD リッピング」をご利用ください。

A7. DVD Shrinkが対応しているのは1層もしくは2層式のDVDです。1層式はそのままデータを複製できるので問題ありませんが、注意しなければ行けないケースが2層式の場合。2層式DVDは容量が大きく、DVD Shrinkを使ってバックアップを取る場合、圧縮して1層でコピーできるようにします。そのため、データ容量が半分になり、画質・音質が下がってしまいます。したがって、基本的には1層式DVDのリッピングに使うのが良いでしょう。
まとめ
DVD Shrink(シュリンク)の安全なダウンロード方法、使い方と日本語にする方法、使えない場合の対処法について解説させて頂きました。
今回の記事をまとめると以下のことが言えます。
- DVD Shrinkは強力なフリーソフトだが、開発終了に伴いリッピングできるDVDが少ない
- 法律改正に伴い日本語パッチの配布が終了してしまったので、日本語版の入手が難しい
- 最新のDVDをコピーしたいなら「DVDFab DVDコピー」がおすすめ
開発終了から20年以上経っているため、以前は最強だったDVDShrinkも世代交代の時期にきています。これからもDVDコピーを行いたい場合は、別のツールを利用することを検討したほうがよいでしょう。







