DVD Shrink(シュリンク)のダウンロード、日本語化、使い方と使用できない場合の対処法【2024年版】
要約: DVD Shrinkは完全無料でDVDのリッピングが行えるため、開発終了となった今でもその人気は健在です。しかし、DVD Shrinkは英語表記であるため、初心者には扱いが難しく、インストールの段階で諦めてしまうという人もいることでしょう。そこで、本記事ではDVD Shrinkの使い方とDVD Shrink 日本語化工房で日本語化する方法や、メリット、デメリットについて詳しくご紹介します。後半では使えない場合の対処法などについても解説していきます。
DVD Shrink(シュリンク)について
DVD Shrink(DVD シュリンク)とは、DVDをコピー・圧縮するための便利なフリーソフトです。特に、DVDビデオをISOファイルでバックアップするために使用されることが多く、2000年代に非常に人気を集めました。
現在は公式のサポートが終了していますが、手軽さとシンプルな操作性で多くのユーザーに愛用されています。
DVD Shrinkの主な機能と特徴
DVD Shrinkには以下の機能があります。
- 片面2層式(8.5GB)のDVDを片面1層式(4.7GB)に圧縮する
- DVDのバックアップをISOファイルとして保存する
- CSSなどの簡易的なコピーガードを解除する
- 初心者でも直感的に操作できるシンプルなデザイン
DVD Shrinkはコピーガードの解除機能を搭載しています。また、現在開発が終了しているので最新のコピーガードではエラーが発生する恐れがあります。
特徴としては、リッピング以外にもディスクイメージの編集ができることが挙げられます。バックアップから編集までできるオールインワンソフトと言えるでしょう。自作したDVDのディスクイメージの加工・圧縮も可能となっています。
DVD Shrinkの評判
DVD Shrinkは使いやすい無料のソフトとして、一部のユーザーのニーズを満たすことができますが、まだいくつかの欠点があります。
- 完全無料で使用可能
- 初心者でも手軽に扱える操作性の高さ
- CSS、RC、RCEなどの一般的なコピーガードに対応
- 品質の損失を最小限に抑えながら、片面二層のDVDを片面一層分に圧縮してくれる
- Windowsのみ対応している
- 開発が停止しているため、新しいコピーガードや最新OSには対応していない
- 日本語化パッチのダウンロードが困難
- エンコードの速度が遅い
- DVD書き込み機能はない
- 最新のコピーガードを含め、ほとんど全てのDVDコピーガード(CSS、UOPs、APS、RC、DADC、Disney's Fake、AVコピーガードなど)に対応
- Windows・Macの両方に対応
- DVD-9からDVD-5へ圧縮と無劣化コピーの両方に対応
- タイトル、チャプター、字幕、音声、ボリュームラベルを設定できる
- 驚くほど高速なDVDコピー速度
DVD Shrinkを安全でダウンロードする方法
DVD Shirnk3.2 日本語版のダウンロードとインストール
DVD Shrink 日本語版(v3.2.0.16)のダウンロードサイト:http://dvdshrink32016200.blog33.fc2.com/blog-entry-1.html
画像引用元:http://dvdshrink32016200.blog33.fc2.com/blog-entry-1.html
DVD Shrinkの起動画面が日本語表示になっていればインストールは成功です。
DVD Shrink 英語版のダウンロードとインストール
DVD Shrinkは既に開発終了していますが、最終版が配布されているためダウンロードが可能です。以下からソフトをダウンロードしてインストールを行いましょう。
DVD Shrink v3.2本体(1.04MB)のダウンロードサイト:https://dvd-shrink.jp.uptodown.com/windows/download
英語版のDVD Shrinkが起動したらインストールは完了です。
DVD Shrink 3.2 日本語版の使い方(コピー、圧縮、DVDに焼く)
DVD Shrinkの使い方1:DVD Shrinkの設定方法
編集タブから「各種設定」を開いてください。
以下の5種類を設定できます。
- 各種設定
- プレビュー
- 出力ファイル(デフォルトでも可)
- ストリームの選択
- ファイルI/O
各種設定タブでは圧縮時のサイズをDVD-5(4.7GB)・DVD-9(8.5GB)・Customから選択してください。プレビュー機能を使いたい場合はプレビュータブの「ビデオと音声のプレビューを有効にする」にチェックを入れましょう。そしてお使いの環境に応じて音声プレビュー
モードとDirectX Video Rendererの選択を行なってください。
ストリームの選択タブでは、DVDを開いた時のストリーム設定ができます。音声言語と音声形式は「全ての言語」「AC3またはLPCM」を、字幕言語は「全ての言語」を選択してください。「メニューと強制出画のストリームを除いて、全ての字幕を無効にする」のチェックは外した方が良いでしょう。ファイルI/Oは基本的に好みで構いません。
DVD Shrinkの使い方2:DVDコピー・圧縮方法
コピーが始まりました。
DVD Shrinkの使い方3:DVDに焼く方法
ライティング機能はDVD シュリンク単体で行なえないので、ライティング機能がある別のツールを併用する必要があります。しかしWindowsにはその機能が標準装備されているので、それを用いても良いでしょう。
DVD Shrinkがエラー出る原因と対策
1. DVDディスクの損傷や汚れ
DVDディスクに傷や汚れがあると、データの読み取りにエラーが発生することがあります。特に、ディスクの表面に深い傷や目立つ汚れがある場合、エラーの原因となります。
対策: ディスクを柔らかい布で丁寧に拭いて、汚れを取り除きましょう。傷が深い場合は、ディスク修復サービスを利用するか、別のディスクを使用することを検討してください。
2. ソフトウェアの設定の問題
DVD Shrink(シュリンク)の設定が正しくない場合、エラーが発生することがあります。特に、圧縮率の設定や保存先のドライブに問題があると、処理が途中で止まることがあります。
対策: ソフトウェアの設定を見直し、適切な圧縮率や保存先を選び直すことが重要です。また、ディスクの圧縮を避け、ISOファイルとして保存する方法も検討してみてください。
3. 互換性の問題
DVD Shrink(DVD シュリンク)は最新のWindowsや他のOSで動作が不安定になることがあります。特に、Windows 10や11で互換性の問題が発生することが知られています。
対策: 互換モードでソフトを実行するか、互換性のある代替ソフトウェアを使用することを検討してください。
4. ハードディスク容量の確認
「DVD Shrink」では、メモリ不足やハードドライブの空き容量が少ないによって、最後までプログラムが走らずエラーを起こす可能性があります。
対策: メモリやディスクの空き容量を確認し、必要に応じて増設や整理を行ってください。また、不要なプログラムを終了させてリソースを確保することも効果的です。また、「DVD Shrink」には、ファイルが圧縮できる機能が搭載されているため、前述した手順とおりに進めればエラーが発生することなく処理が可能。
5. コピーガードの問題
市販されているDVDやブルーレイディスクには、コピーガード(プロテクト)が施されています。そして一般的には、このようなコピーガード(プロテクト)を解除するには、専用のDVDコピーツールもしくはブルーレイディスク対応のコピーツールを準備しなければなりません。
しかし、DVD Shrinkは古いソフトウェアであり、最新のコピーガード技術に対応していない場合があります。このため、一部のDVDのコピーができないことがあります。
対策: 最新のコピーガードを解除できる別のソフトウェアを使用するのが最善の方法です。例えば、DVDFab DVD コピー、Passkey for DVDなどのツールを使うことで、コピーガードを解除し、その後DVD Shrinkで処理することが可能になります。
バックアップコピーができないことでエラーと認識しがちですが、実際はコピーガード(プロテクト)が原因かもしれないため、よく確認しましょう。
DVD Shrinkでリッピングできない時のおすすめ代替ソフト
DVD Shrinkにはいくつかの不安定な要素があり、安定して利用するのは難しいと言えます。そこで、今回はDVD Shrinkの代替として、強力なツールである「DVDFab DVD コピー」をご紹介します。
DVDFab DVD コピーは、CSS、UOPs、APS、RC、DADC、Disney's Fake、さらにはアダルトDVDに採用されるコピーガードにも対応しています。そのため、現在販売されているほぼすべてのDVDをコピーすることが可能です。
DVDShrinkの完璧な代替案:DVDFab DVD コピー
- ほぼすべてのDVDコピーガード解除(最新のプロテクトに対応)
- DVDを1:1無劣化でコピー
- 2層ディスクを1層に圧縮してリッピング・コピー
- 出力ビデオのタイトルやチャプター、字幕、音声、サイズ、ボリュームラベルを設定できる
- 空のディスク/ISOファイル/DVDフォルダの3種類の出力フォーマット
DVDFab DVD コピーでDVDをバックアップする方法
DVDFabを起動し、「コピー」機能をクリックしして、必要に応じてコピーモードを選択します。
光学ドライブにDVDディスクを挿入します。DVD ISOファイルまたはフォルダを使用する場合は、ソースファイルをインターフェースにドラッグ&ドロップして追加できます。
その後、出力サイズ(DVD-9/5)を選択します。ボリュームラベルを定義し、他のコピーオプションを変更することもできます。
出力先をドライブ、ISOファイルまたはフォルダに指定します。「開始」ボタンをクリックすると、DVDコピーが始まります。いつでもプロセスをキャンセルしたり、PCを自動的にシャットダウンしたり、休止状態にしたり、プログラムを終了したり、プロセスの最後に何もしないように設定したりできます。
DVD Shrink(シュリンク)に関するよくある質問
A7.2012年10月の著作権法改正により、個人使用の範囲内であっても、DVDのコピーガードを解除してリッピングする行為は違法となりました。
また、DVD Shrinkの日本語版にはコピーガード解除機能が含まれているため、法律上使用が禁止されています。
Q2. DVD Shrinkはまだ使えますか?
A2.【結論】DVD Shrinkは、古いコピーガードが施されたDVDを個人用にバックアップする場合にはまだ使用可能です。ただし、最新のDVDやOS環境での使用には制限があるため、安定した動作や幅広い対応を求める場合には、最新の代替ソフトを検討することをおすすめします。
DVD Shrinkは開発が2005年に終了しており、公式の更新やサポートは提供されていません。そのため、最新のOS(Windows 10/11など)での動作が保証されておらず、不安定な挙動を示す場合があります。
また、DVD Shrinkは古い世代のコピーガード(CSSなど)を解除することができますが、最新のDVDに搭載されている高度なコピーガード(CPRM、Disney's Fake、ARccOSなど)には対応していません。そのため、最新のDVDをコピーしたい場合、別のツールが必要です。
Q3. DVD Shrinkの保存先は?
A3. DVDShrinkで作成したファイルは基本的にローカルディスク(C)に保存されます。エクスプローラーの「PC」をクリックすると表示されるのでチェックしてみてください。
Q4. DVD Shrinkで抽出したISOファイルが分割されてしまいます…
A4. DVD Shrink ISOファイルが分かれてしまう場合は各種設定の出力ファイルタブの設定で改善できます。「VOBファイルを1GB単位で分割する(推奨)」のチェックを外し、再度抽出を行なってください。
A5. 圧縮設定をした後、「バックアップ」を押して表示される「DVDのバックアップ」の品質設定タブで設定を行ないましょう。2つ目の「高品質適応性エラー保障機能を使用してビデオを圧縮を実行する」にチェックを入れ「OK」をクリックしてください。
A6. DVD ShrinkにはMP4への変換機能はありません。DVDをMP4に変換したい場合は専門的なソフト「DVDFab DVD リッピング」をご利用ください。
まとめ
DVD Shrink(シュリンク)の使い方と日本語にする方法、使えない場合の対処法について解説させて頂きました。
今回の記事をまとめると以下のことが言えます。
- DVD Shrinkは強力なフリーソフトだが、開発終了に伴いリッピングできるDVDが少ない
- 法律改正に伴い日本語パッチの配布が終了してしまったので、日本語版の入手が難しい
- 最新のDVDをコピーしたいなら「DVDFab DVDコピー」がおすすめ
開発終了から10年経っているため、以前は最強だったDVDShrinkも世代交代の時期にきています。これからもDVDコピーを行いたい場合は、別のツールを利用することを検討したほうがよいでしょう。