【結論】IMGファイルが開けない?まず試すべき対処と、安全にISOへ変換する方法

IMGファイルは、そのままダブルクリックすればマウントできることがほとんどですが、「開けない」「中身が見えない」「ソフトが対応していない」といったトラブルも珍しくありません。これはIMG自体が単なるディスクイメージの容器(コンテナ)であり、中身の形式がISO互換とは限らないためです。

結論として、IMGファイルを扱うときの最短ルートは次のとおりです:

おすすめルート
  • • まずOS標準機能でマウントできるか試す(Win/Mac)
  • • 開けない場合は、圧縮解凍ソフトで中身を確認
  • • それでも使いにくい場合は、ISO形式に変換する(互換性が最も高い)

ISOは光学ディスク用に標準化された形式なので、仮想ドライブ、DVD/Blu-rayツール、リッピングソフトなど幅広いソフトで確実に扱えます。本記事では、IMGが開けない原因のチェック方法から、Windows / Macでの開き方、さらに安全にISOへ変換する手順まで、初心者でも迷わず進めるよう分かりやすく解説します。

IMGファイルとは?ISOと混同されやすい理由

IMGファイルは、CD・DVD・HDD・SDカードなどの中身を丸ごと1つのファイルにまとめたディスクイメージです。拡張子こそ同じ「.img」でも、その中身の形式は統一されておらず、

tips icon
  • RAWデータとして丸ごと吸い出したもの
  • Mac向けインストーラー形式
  • 光学ディスクのISO互換データ

など、用途によって中身がまったく異なるのが特徴です。このため、AのIMGは開けるのに、BのIMGは開けないという状況が普通に起こります。特に次のようなケースはエラーが出やすくなります:

!
  • IMGの中身がISO形式ではない
  • ダウンロード途中で壊れたIMG
  • Mac専用イメージをWindowsで開こうとしている
  • セキュリティソフトがブロックしている

つまり、IMG=ISOの完全互換ではなく、「ISOっぽいものもあれば、まったく別物のIMGもある」というのが実態です。だからこそ、まずは中身を正しく確認し、必要に応じてISOへ変換することが大切になります。

IMGファイル(.img)を開く方法3選【Windows / Mac 対応】

IMGファイルはISOと似たディスクイメージ形式ですが、内容によってはそのまま開けるものもあれば、専用ツールが必要な場合もあります。ここでは、Windows・Macで使える4つの定番の開き方を、手順付きで分かりやすく紹介します。自分の環境に合った方法を試してみてください。

.imgを開く方法①:標準機能でマウントして開く

Windows 10/11 なら IMG を右クリック →「マウント」で仮想ドライブとして読み込めます。
Mac なら IMG を「ディスクユーティリティ」または Finder で開くだけでOKです。

マウントできた場合:
→ IMG は ISO 互換形式で、そのまま中身を閲覧・利用できます。

マウントできなかった場合:
→ RAW形式・macOS専用形式・破損ファイルなどの可能性があり、次の方法へ進みます。

.imgを開く方法②:圧縮ファイルとして展開してみる

IMGファイルといっても、その正体はすべてが「ディスクイメージ形式」であるとは限りません。中にはZIPや7zに近い圧縮アーカイブとして作られたIMGファイルもあり、これらはマウントせずとも解凍するだけで中身を確認できる場合があります。特に、古いソフトが作成したIMGや、Webからダウンロードした配布用ファイルはこのケースが多いです。Windowsは「7-Zip」、「WinRAR」などの高性能無料解凍ソフト、macOSなら「The Unarchiver」が定番です。

Step1
IMGファイルを右クリックする
 
 
 
 
Step2
「WinZip」にカーソルを合わせ、メニューを表示させる
Step3
メニューから「展開先…」をクリックし、保存先を選ぶ
Step4
「展開」をクリックする

.imgを開く方法③:仮想ドライブ環境を使って開く方法

今回はフリーソフト「ImgDrive」で仮想ドライブ環境を作る方法をご紹介します。

事前にYubsoft公式サイトからImgDriveをダウンロードしておきましょう。

Step1
インストーラーをダウンロードしたら、ライセンス契約書に同意し、インストールします。
Step2
ImgDrive起動後、上部にある「マウント」をクリックする 
Step3

 

IMGファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
 
 

IMGファイルをISOファイルに変換する方法

ここまでご紹介したように、IMGファイルには「そのままマウントできるもの」と「専用ソフトでないと扱いにくいもの」があります。もし標準機能や解凍ソフトでもうまく開けない場合、IMGをより汎用性の高い ISO 形式へ変換するのが確実な解決策です。

ISOは多くのOS、仮想ドライブソフト、そして書き込みツールが正式にサポートしているため、IMGよりも 扱いやすさ・互換性が圧倒的に高い というメリットがあります。ここでは、IMGファイルを ISO に変換する最も簡単な方法をご紹介します。

方法①:拡張子「.img」を「.iso」に変換する

Step1
IMGファイルにカーソルを合わせ、右クリックをする
Step2
「名前の変更(M)」を選択する
Step3
「img」の部分を「iso」に書き換えて、Enterキーを押す

 

方法②:WinISOを使用して、IMGファイルをISOファイルに変換する

Step1
WinISOをインストールして起動して、メニューの「変換」ボタンをクリックします。
Step2
「参照」をクリックして、IMGファイルを開きます。
Step3
出力フォーマットをISOに設定します。
Step4
保存先を指定して、「OK」ボタンをクリックして、IMGからISOへの変換を開始します。

DVDをISOファイルに変換する方法

IMGファイルからISOファイルに変換できることや、DVDの保存にはISOファイルが適していることについては理解できますが、実際にDVDをISOファイルとして保存するにはどうすればよいのでしょうか。ここでおすすめしたいのが「DVDFab DVD コピー」です。

product image
DVDFab DVD コピー【30日間無料体験を提供】
  • 市販/レンタルのDVDをDVDディスク/ISOファイル/フォルダにコピー
  • フォルダやISOファイルからDVDに書き込むこともできる
  • 6つのコピーモードを使って、ディスク全体または一部をコピーできる
  • DVDの無劣化コピーや、DVD9からDVD5への圧縮も可能
  • タイトルやチャプター、字幕、音声、ボリュームラベルなどを自由に設定

DVDFab DVD コピーでDVDをISOファイルとして保存する手順

Step1
DVDFabを起動し、左のメニューから「コピー」を選択して、上側の青いボタンをクリックして、コピーモードを選択します。
Step2
保存したいDVDを挿入して読み込ませます。
Step3
 
 
出力サイズ、オーディオ、字幕を選択できます。「詳細設定」でボリュームラベルも編集できます。
Step4
画面下部で出力先をISOに指定し、「開始」ボタンをクリックします。
 

DVDFab DVD コピーのメリット

ご覧いただくと分かる通り、4ステップでDVDをISOファイルとして保存できるため、パソコンが苦手という方でも簡単に操作できます。最新のDVDでも問題なくコピーできる他、そのままの品質を維持しながら保存できるのも魅力です。

DVDをISOファイルとして保存する時、ソフトによっては品質が下がってしまうことも少なくありません。いつでもクオリティの高い映像を楽しみたいという方には欠かせないソフトと言えるでしょう。

ISOファイルはディスクリーダーがなくてもDVDなどが見られるなどのメリットがあるため、DVDのディスクを増やしたくないという方にとっても便利です。手元にあるDVDをISOファイルとして保存したい方は、ぜひチェックしてみてください。

もっと詳しい使用方法は下記のビデオにてご参照してください:

まとめ

今回は、IMGファイル(.img)の開き方やISOファイル(.iso)との違いをご紹介しました。IMGファイルは大容量データのバックアップとして有効で、多くの人に使われています。マルウェア感染時にも役立つことから、覚えておきたい知識の1つと言えるでしょう。

また、用途によってはISOファイルを活用することも検討するのがおすすめです。.imgファイルから.isoファイルへは簡単に変換できるため、必要に応じて試してみてください。特にDVDなどのデータを保存する時は、ISOファイルの使用をおすすめします。DVDをISOとして保存したい場合は、DVDFab DVD コピーをご活用ください。

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