仮想ドライブ系ソフトならAlcohol 52%!エラー時の対処法もご紹介
要約: 仮想ドライブとイメージ作成を一つで済ませたい方におすすめなのが、Alcohol 52%です。Alcohol 52%を使えば、CDやDVDのデータをそのまま保存ができるので、大切なデータをバックアップしたい時にも役立ちます。今回は、Alcohol 52%の特徴やダウンロード方法、使い方についてご紹介していきます。
1. Alcohol 52%とは
Alcohol Softが開発した「Alcohol 52%」は、CDとDVDのイメージ作成とディスクドライブの仮想化ソフトです。Alcohol 52%はAlcohol 120%のサブセットで、無料でダウンロードができます。
Alcohol 52%はハードディスク上にイメージファイル変換・保存し、マウントすることで仮想ドライブとして読み取りが可能です。まずは具体的な機能やダウンロード方法、使用方法などについてご紹介していきます。
1.1 Alcohol 52%の機能と特徴
Alcohol 52%は、DVDやCDのデータをそのままパソコン上に作成し、仮想ドライブとして利用が可能です。仮装ドライブとしてマウントすることで、今あるCD・DVDドライブよりも高速で読み込みが完了します。
また、ディスクの破損や紛失で映像が見られなくなるリスクを避けるために、バックアップとして活用する方も多いです。日本語を含む25言語以上に対応しており、最大6つまでの仮想ドライブが作成可能です。
また、最新Blu-RayフォーマットやHDDVDなど幅広く対応しています。対応OSは、Windows7/8/10/11となっています。
1.2 Alcohol 52%のダウンロード・インストール方法
Alcohol52%は公式サイトからダウンロードが可能です。では、ダウンロード方法とインストール方法についてそれぞれ解説してきます。
ダウンロード方法
①公式サイトの下にある「ALCOHOL 52%」のダウンロードアイコンをクリックします。②別のサイトへ移動したら、右側にある緑の「ダウンロード」ボタンをクリックし、保存先を選んでからダウンロードを開始します
以上でダウンロードは完了です。
インストール方法
続いて、インストール方法です。
インストールのポップアップはすべて英語表記ですが、ゆっくり手順を踏めばスムーズに行えるでしょう。
- 保存した「Alcohol52_FE_X.X.X.exe」をクリックしてセットアップを始めます。
- ライセンス使用承諾契約の確認画面が表示されるので、「I Agree」で同意しましょう。
- 「Not for Business Use」の画面にはチェック欄が二つありますが、どちらもチェックは外しておきます。
- 「Browse・・・」からインストール先を指定して、「install」をクリックします。
- インストールが完了すると、「Completing the Alcohol 52% Setup Wizard」の画面が表示されます。
Alcohol 52%のインストールと同時に、連動するSmart File Advisorがインストールされます。Smart File Advisorをアンインストールすれば、Alcohol 52%も一緒に削除されてしまいます。
どうしてもSmart File Advisorのインストールを避けたい場合には、インストールの設定の前にインターネット接続を切断しましょう。切断してからインストールすることで、Smart File Advisorはプラグインされません。
2. Alcohol 52%の使用方法
続いて、イメージファイルの作成とマウント方法についてそれぞれ解説していきます。
2.1 Alcohol 52%でイメージファイルの作成
マウントする前に、まずはイメージファイルの作成から始めましょう。
- マウントしたいCD・DVDをドライブへ挿入します。
- Alcohol 52%を展開し、左側の「イメージ作成ウィザード」をクリックします。
- 「イメージ作成ヴィザードへようこそ」の画面が出たら、CD/DVDドライブ(D)でディスクを入れたドライブを選択します。
- 「進む」を押すと、「保存先フォルダの選択」画面が表示されます。保存先の指定やファイル名、フォーマット形式などを選びましょう。
- 最後に右下の「開始」ボタンをクリックすると作成が開始されます。
2.2 Alcohol 52%でマウント方法
続いてご紹介するのが、イメージファイルのマウント方法です。
- Alcohol 52%を起動し、左上にある「表示」をクリックしてオプションを開きます。
- 左の欄にある「拡張子関連付け」をクリックし、「標準ISOイメージ」といった関連付けをしたい拡張子を選択し、一度Alcohol 52%を閉じます。
- その後に仮想ドライブに入れたいファイルを右クリックして、「イメージの追加」、「イメージをマウント」の順に進みましょう。
以上でマウントが完了です。
正しい手順を踏んでいれば、仮想ドライブにイメージファイルがマウントされた状態になっているはずです。
3. Alcohol 52%の評価
実際にAlcohol 52%を使用するユーザーの評価をいくつかご紹介していきます。
“素晴らしいもの!。このプログラムはとても便利です!仮想DVDおよびCDドライブは、ビデオゲームエミュレーターで驚異的に機能します。”(引用元:https://alcohol-120.en.softonic.com/comments)
仮装ドライブは様々な活用方法がありますが、その中でも精度が求められるビデオゲームで使用しているようです。
“自家製のCDやDVDにエラーがあったとしても、使いやすさはうまく機能します。古いバージョンと新しいバージョンを使用しましたが、エラーが発生したDVDでもうまく機能し、別のプログラムでコピーできるようになりました。 優れたプログラム”(引用元:https://download.cnet.com/Alcohol-120/3000-2646_4-10158124.html)
エラーが発生したDVDでも使用できたようです。再生できないと思ったものでも読み込んでくれることからも、性能の高さが伺えます。
このように多くのユーザーから好評を得ているソフトです。中には、他の人にもダウンロードを進めたいという声も挙がっています。無料で利用できるので、ぜひ興味のある方はチェックしてみてください。
4. Windows10のAlcohol52/120%で仮想ドライブが作れない時の対処法
Alcohol52%とAlcohol120%は便利なソフトでありますが、中には仮想ドライブの作成ができないケースもあります。そのような時の対処法についてご紹介していきましょう。
4.1 コピーガードがかかってないかを確認する
Alcohol52とAlcohol120%は、コピーガードがかかっているメディアから仮想ドライブの作成はできません。イメージファイルの作成前に、使用したいCD・DVDがコピーできるかを確認してみましょう。別のCD・DVDがあれば試してみて、ソフトの問題かメディア側の問題かを調べてみるのも良いです。
4.2 ドライバーを再インストールする
光学ドライブのドライバー側にエラーが出ているケースもあります。デバイスマネージャーからDVD/CD-ROMドライブとIDE-ATA/ATAPIコントローラーを展開し、光学ドライブとIDE/ATAPIのドライバーを削除してみましょう。
削除後に再起動すると、自動的に各ドライバーが再インストールされます。再インストールが完了したら、再び仮想ドライブを作成してみてください。
4.3 最新版のAlcohol52%を再インストールする
仮想ドライブが作成できない時は、最新版を再インストールしてみましょう。今あるAlcohol52%をアンインストールした後に、公式サイトのダウンロードページに行きます。ページ下部にある「Free Edition」アイコンをクリックして、最新版をダウンロードしましょう。
エラーが出て仮想ドライブが作成できない時におすすめのソフト
Alcohol52%で仮想ドライブの生成ができないと悩んでいる方におすすめなのが、完全無料のExplorerFabです。どのようなソフトなのかを詳しくご紹介していきます。
5.1 Alcohol 52%の最強代替案ExplorerFabの特徴
ExplorerFabは、仮想ドライブのマウントに便利なソフトウェアです。いくつかの仮想ドライブの同時マウントが可能で、最大18個の仮想ドライブをエミュレートができます。 |
無料ダウンロード Windowsのみ
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エミュレート処理に対応しているのはBlu-ray、DVD、Ultra HD Blu-rayのISOファイルです。仮想ドライブのエミュレーションに加え、ディスクの書き込みやファイル抽出機能など多くの機能が搭載されています。
ExplorerFabの良さは数え切れませんが、その中でも「シンプルさ」が魅力的です。仮想ドライブやマウントの知識がなくても使いやすく、指示に従うだけで簡単に利用できます。多くの機能が搭載されているので、このソフト一つあれば動画視聴がもっと身近になるでしょう。
5.2 ExplorerFabの使い方
ダウンロードは、ExplorerFabの公式サイト内にある「無料ダウンロード」から行えます。
Windows11/10/8.1/8/7に対応しています。実際に使用する際の流れをご紹介していきましょう。
- ① ExplorerFabをダウンロードし、上にあるアイコンの一番左「エクスプローラ」をクリックします。
- ② エクスプローラでは指定ファイルやフォルダからISOファイルの作成が可能です。まず、「新しい」の横にある▼をクリックして、「ISO」を選択します。
- ③ 指定ファイルやフォルダをExplorerFabにドロップし、「出力」から「イメージ出力」をクリックします。
中央に表示の「場所」で、保存するファイルを指定して左下の青い「ライティング」を押すと完了です。
エクスプローラの横にある「ライティング」のアイコンをクリックすれば、ディスクへの書き込みやファイル抽出も可能です。また、ドライブアイコンでは仮想ドライブをエミュレートやDVDやBlu-rayのイメージファイルの管理もできます。
ExplorerFabこれまで1億回以上ダウンロードされてきた人気で、100%安全なソフトです。体験版の配信もされているので、実際に使ってみたい方は利用してみましょう。
6. まとめ
今回は、Alcohol 52%についてご紹介してきました。使い方がシンプルで、さらに無料で利用できるとても便利なソフトです。しかし、中にはエラーが発生してしまい上手く仮想ドライブが作成できないケースもあります。
対処法を試してみてもダメだった場合には、別のソフトを試してみるのが良いでしょう。
今回ご紹介したExplorerFabは、仮想ドライブとイメージ作成の他にも多くの機能が搭載されています。
機能ごとにソフトを使い分けるよりも、多くの機能が利用できるソフトを一つ持っている方が便利です。気になる方はぜひExplorerFabの公式サイトから体験版をダウンロードしてみてください。