AviUtlでMP4出力する方法!旧版とAviUtl2の書き出し手順を解説

AviUtlで編集した動画をMP4に書き出したいのに、「x264guiEx」「かんたんMP4出力」「MP4 Exporter」など似た役割のプラグインが複数あり、どれを使えばよいのか迷うことがあります。現在は従来のAviUtl 1.10に加え、64bit化された後継版のAviUtl ExEdit2も公開されているため、まず使用している本体を確認することが大切です。

旧AviUtlならx264guiExやかんたんMP4出力、AviUtl ExEdit2ならMP4 ExporterやAviUtl2対応版のx264guiExを利用できます。また、MP4そのものを読み込めない場合は、出力プラグインではなくL-SMASH Worksなどの入力プラグインを確認する必要があります。

本記事では、動画の読み込みからプラグインの導入、MP4の画質設定と書き出しまで、旧AviUtlとAviUtl ExEdit2の違いを分けながら解説します。

1.まず旧AviUtlとAviUtl ExEdit2のどちらを使っているか確認

現在、AviUtlには従来のAviUtl 1.10と、AviUtlおよび拡張編集を新しく作り直した64bit版のAviUtl ExEdit2があります。本記事では分かりやすくするため、前者を「旧AviUtl」、後者を「AviUtl2」と表記します。

項目旧AviUtlAviUtl ExEdit2
現在のバージョン1.102.1.7a
公開日2019年10月3日2026年8月31日
構成32bit版AviUtl+必要に応じて拡張編集Plugin64bit版。編集機能を含めて新しく設計
MP4出力の主な選択肢x264guiEx、かんたんMP4出力MP4 Exporter、AviUtl2対応版x264guiExなど
向いている人既存の環境やプラグインを引き続き利用したい人64bit環境で新しく編集環境を構築したい人

AviUtl ExEdit2はWindows 10 64bit以降に対応し、AVX2対応CPU、DirectX 11.3以上などの動作条件があります。旧版とはプラグインのファイルや配置先が異なる場合があるため、配布ファイル名に「Aviutl」と「Aviutl2」のどちらが含まれているかも確認してください。

2.AviUtlで動画ファイルを読み込む方法

動画を読み込む方法は、本体ウィンドウで直接開く方法と、拡張編集のタイムラインへ配置する方法があります。簡単な確認だけなら本体、複数の素材や字幕を使って編集するなら拡張編集を使うと分かりやすいでしょう。

2.1旧AviUtl本体で動画を読み込む

旧AviUtl本体で動画ファイルを開く画面

  1. 「ファイル」から「開く」を選びます。
  2. 読み込みたい動画ファイルを指定して「開く」をクリックします。
  3. 読み込みが完了したら、再生位置を動かして映像と音声を確認します。

動画をAviUtl本体のウィンドウへドラッグ&ドロップして読み込むこともできます。複数素材を配置したり字幕や画像を重ねたりする場合は、次の拡張編集を使用します。

2.2拡張編集で動画を読み込む

旧AviUtl拡張編集のタイムラインへ動画を配置

旧AviUtlで複数の素材を重ねたり字幕を追加したりする場合は、拡張編集のタイムラインを使用します。

  1. すでに本体で素材を開いている場合は、「ファイル」から「閉じる」を選びます。
  2. 「設定」から「拡張編集」を選び、タイムラインを表示します。
  3. 「Layer」と表示されている場所へ動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
  4. 「新規プロジェクトファイルの作成」が表示されたら、「読み込むファイルに合わせる」を選び、「OK」をクリックします。
  5. レイヤー上に素材が表示されたら、映像と音声を再生して確認します。

2.3MP4を読み込めない場合はL-SMASH Worksを確認

MP4ファイルをドラッグ&ドロップしても読み込めない、映像だけ表示されない、音声が認識されないといった場合は、出力プラグインではなく入力プラグインを確認します。

L-SMASH Worksは、MP4をはじめ幅広い動画・音声形式をAviUtlで読み込めるようにする入力プラグインです。旧AviUtl向けの「lwinput.aui」とAviUtl2向けの「lwinput.aui2」では配置するファイルが異なるため、使用している本体に合うものを選んでください。

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入力と出力のプラグインは役割が違います。
L-SMASH WorksはMP4などを「読み込む」ための入力プラグイン、x264guiExやMP4 Exporterは編集後の動画をMP4へ「書き出す」ための出力プラグインです。MP4が開けない場合にx264guiExだけを入れても解決しません。

DVD由来の動画を編集する場合は、自分で作成したディスクや利用権限のある素材を動画ファイルとして準備してからAviUtlへ読み込みます。DVDのデータを扱いやすい動画にする方法は、DVDリッピングソフトの比較も参考にしてください。

3.x264guiExを使ってMP4を書き出す方法

x264guiExは、H.264/AVCでMP4を書き出し、画質やビットレート、音声などを細かく調整したい場合に向いている出力プラグインです。

2026年8月4日にx264guiEx 4.12が公開されており、現在は旧AviUtl用とAviUtl2用の両方が用意されています。ここでは既存画像に合わせて旧AviUtlでの操作を中心に説明し、AviUtl2での利用については後半で補足します。

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x264guiExとx265guiExは別の出力プラグインです。
H.264/AVCでMP4を書き出す場合はx264guiEx、HEVC/H.265を扱う場合はx265guiExを使用します。本記事では再生互換性の高いH.264 MP4を中心に、x264guiExの手順を紹介します。

3.1x264guiExをインストールする

x264guiExは、rigaya氏の配布ページまたは配布先のGitHub Releasesから入手できます。旧AviUtlを使用する場合はAviUtl用、AviUtl2を使用する場合はAviUtl2用のファイルを選んでください。

旧AviUtl用x264guiExの配布ファイルを選ぶ画面

  1. 旧AviUtl用の配布ファイルをダウンロードして展開します。
  2. フォルダー内のセットアップファイルを起動します。
  3. AviUtl本体があるフォルダーを指定し、インストールを進めます。
  4. インストール後にAviUtlを再起動します。
  5. 「その他」から「出力プラグイン情報」を開き、x264guiExが表示されることを確認します。

旧AviUtlでx264guiEx出力プラグインを確認する画面

3.2出力範囲と画質を設定してMP4を保存

MP4を書き出す前に、出力範囲、解像度、映像圧縮、音声設定、保存先の順に確認します。特にタイムラインの出力範囲を先に確認しておくと、必要な場面が途中で切れてしまうミスを防ぎやすくなります。

旧AviUtlのx264guiExでMP4の映像圧縮と画質を設定する画面

  1. タイムラインで出力する開始位置と終了位置を確認します。
  2. 「ファイル」→「プラグイン出力」→「拡張x264出力(GUI) Ex」の順に選択します。
  3. 「ビデオ圧縮」を開き、映像の画質、ビットレート、プロファイルなどを確認します。
  4. 音声も必要な場合は音声出力が有効になっているか確認します。
  5. 保存先とファイル名を指定し、「保存」をクリックしてエンコードを開始します。
  6. 完成したMP4を再生し、映像の範囲、音声、画質を確認します。

画質設定に万能な数値はありません。高画質で残したい動画では圧縮を抑え、共有用や保存容量を小さくしたい動画ではファイルサイズとのバランスを取りながら調整しましょう。

4.かんたんMP4出力で手早く保存する方法

AviUtlで利用できる主なMP4出力プラグインの違い

かんたんMP4出力は、細かなエンコード項目を一つずつ設定するより、少ない設定でMP4を書き出したい場合に便利なプラグインです。本記事では、既存の操作画面に合わせて旧AviUtlでの利用方法を紹介します。

4.1かんたんMP4出力を導入する

旧AviUtl向けかんたんMP4出力の配布ファイルを確認する画面

かんたんMP4出力は、プラグイン配布ページからZIPファイルをダウンロードし、展開したファイルを旧AviUtlの「Plugins」フォルダーへ配置します。

  1. 配布ページからZIPファイルをダウンロードします。
  2. ZIPを展開し、プラグインファイルを「Plugins」フォルダーへ移動します。
  3. AviUtlを再起動します。
  4. 「ファイル」→「プラグイン出力」を開き、「かんたんMP4出力」が表示されるか確認します。

4.2かんたんMP4出力でMP4を保存

旧AviUtlのかんたんMP4出力メニューを確認する画面

  1. タイムラインで出力範囲を確認します。
  2. 「ファイル」→「プラグイン出力」→「かんたんMP4出力」を選択します。
  3. 必要に応じて画質などの設定を変更します。
  4. 保存先とファイル名を指定して「保存」をクリックします。
  5. 出力が完了したらMP4を再生し、映像と音声が最後まで入っているか確認します。

旧AviUtlのかんたんMP4出力で保存先を指定する画面

5.AviUtl2でMP4を書き出す方法

AviUtl ExEdit2は、2026年8月31日にversion 2.1.7aが公開されています。旧AviUtlとはプラグイン構成や保存場所が異なるため、AviUtl2専用の出力プラグインを使うと分かりやすいでしょう。

MP4出力では、設定項目を絞って使いやすくしたMP4 Exporterと、より細かなH.264エンコード設定ができるAviUtl2対応版x264guiExが代表的な選択肢です。

5.1MP4 Exporterを導入する

MP4 ExporterはAviUtl2用のMP4出力プラグインです。画質を1~100の範囲で設定できるほか、音声ビットレート、目標ファイルサイズ、フレームレートなどを指定できます。

  1. MP4 Exporterの配布ページからZIPファイルをダウンロードします。
  2. ZIP内の「MP4Exporter.auo2」をC:\ProgramData\aviutl2\Pluginへ配置します。
  3. AviUtl2を再起動します。
  4. 「その他」→「プラグイン情報」を開き、MP4 Exporterが表示されれば導入完了です。
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ProgramDataはWindowsでは初期状態で隠しフォルダーになっています。見つからない場合は、エクスプローラーのアドレス欄へC:\ProgramData\aviutl2\Pluginと直接入力すると開けます。

5.2MP4 Exporterで動画を保存する

  1. AviUtl2で編集を完了し、必要な出力範囲を確認します。
  2. 「ファイル」→「ファイル出力」→「MP4 Exporter」を選択します。
  3. 右下の「設定」から画質、音声ビットレート、目標サイズ、フレームレートなどを必要に応じて調整します。
  4. ファイル名と保存先を指定し、「保存」をクリックします。
  5. 出力後のMP4を再生し、映像と音声を確認します。

MP4 Exporterは設定項目が比較的分かりやすいため、AviUtl2で手早くH.264 MP4を書き出したい場合に使いやすい選択肢です。

5.3AviUtl2でもx264guiExを利用できる

画質、レート制御、音声などを細かく調整したい場合は、AviUtl2対応版のx264guiExも利用できます。現在の配布パッケージにはAviUtl2向けのインストーラーが用意されているため、旧AviUtl用ファイルと取り違えないようにしてください。

導入後は「ファイル」からx264guiExの出力項目を選び、基本的には旧AviUtlと同様に出力条件を設定してH.264 MP4を作成できます。

旧AviUtlとAviUtl2のMP4出力方法を比較

出力方法主な対象設定項目導入方法向いている用途
x264guiEx旧AviUtl/AviUtl2多い対応するインストーラーを使用H.264の画質や圧縮を細かく調整
かんたんMP4出力本記事では旧AviUtlで解説少なめプラグインファイルを配置少ない設定で手早くMP4保存
MP4 ExporterAviUtl2シンプル.auo2をAviUtl2のPluginフォルダーへ配置AviUtl2で簡単にH.264 MP4を出力

6.AviUtlで編集した動画をDVDにする場合

AviUtlのMP4出力からDVD-Video作成までの工程

AviUtlで書き出したMP4を家庭用DVDプレーヤーで再生したい場合は、MP4をそのままDVD-Rへコピーするのではなく、DVD-Videoとしてオーサリングする必要があります。

DVDFab DVD 作成なら、AviUtlから書き出したMP4を読み込み、家庭用DVDプレーヤーで再生できるDVD-Videoを作成できます。AVI、MP4、MKV、MOVなど200種類以上の動画形式に対応し、空のDVDディスクだけでなくISOファイルやDVDフォルダとして保存することもできます。

DVDFab DVD 作成
  • AVI、MP4、MKV、MOVなど200種類以上の動画形式からDVD-Videoを作成
  • DVDディスク、ISOファイル、DVDフォルダへ出力
  • テンプレートを使ってDVDメニューを作成・カスタマイズ
  • 字幕、音声、チャプター、画質やビットレートなどを設定
  • クロップ、回転、トリミング、ウォーターマークなどの簡易編集
  • 対応環境ではGPUアクセラレーションを利用可能

メニュー付きのDVDを作りたい場合は、メニューテンプレートを選び、背景、タイトル、ボタン、チャプターなどを調整してから出力できます。DVDに直接書き込む前にISOとして保存し、再生状態を確認してから本番ディスクへ書き込む方法もあります。

ISOをDVDへ書き込む方法については、ISOファイルをDVDに書き込む方法も参考にしてください。

7.AviUtlでMP4を読み込み・出力できないときのFAQ

Q

MP4をAviUtlに読み込めないのはなぜですか?

MP4のコンテナや内部の映像・音声形式をAviUtl側で読み込めていない可能性があります。旧AviUtlではL-SMASH Worksなどの入力プラグインを導入し、入力プラグインの優先度や設定を確認してください。AviUtl2を使う場合はAviUtl2対応版の入力プラグインを使用します。出力用のx264guiExを追加しただけではMP4の読み込み問題は解決しません。

A

Q

出力プラグインを入れたのにメニューへ表示されない場合は?

まず旧AviUtl用とAviUtl2用のファイルを取り違えていないか確認してください。旧AviUtlではPluginsフォルダーやセットアップ先、AviUtl2ではC:\ProgramData\aviutl2\Pluginなど、プラグインごとに指定された配置先を使用します。導入後はAviUtlを再起動し、「プラグイン情報」や「出力プラグイン情報」に名前が表示されるか確認してください。

A

Q

iPhoneで撮影した動画のMP4出力に失敗するのはなぜですか?

iPhoneで撮影した素材には可変フレームレートが使われることがあり、読み込み方法やプロジェクト設定によっては音ズレや出力エラーにつながることがあります。入力プラグインで正しく読み込めているか確認し、問題が続く場合は固定フレームレートへ変換した素材で切り分ける方法があります。

A

Q

出力したMP4をスマホやテレビで再生できない場合は?

MP4はコンテナ形式なので、拡張子が.mp4でも内部の映像・音声コーデックによって再生互換性は変わります。幅広い端末での再生を優先する場合は、まずH.264/AVC映像+AAC音声の組み合わせを試し、解像度やフレームレートも再生機器の仕様に合わせてください。

A

8.まとめ

AviUtlでMP4を書き出すときは、最初に使用している本体を確認するとプラグイン選びで迷いにくくなります。旧AviUtlではx264guiExやかんたんMP4出力、AviUtl2ではMP4 ExporterやAviUtl2対応版x264guiExを利用できます。

MP4を読み込めない場合はL-SMASH Worksなどの入力プラグイン、MP4を書き出せない場合は出力プラグインの種類、配置先、設定を分けて確認するのがポイントです。細かなH.264設定を調整するならx264guiEx、AviUtl2でシンプルに保存したいならMP4 Exporterが分かりやすいでしょう。

編集したMP4を家庭用DVDプレーヤーで見たい場合は、MP4をそのままDVDへコピーするのではなくDVD-Videoとして作成します。DVDFab DVD 作成を使えば、AviUtlから書き出したMP4を読み込み、メニュー付きDVD、ISO、DVDフォルダとして保存できます。

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