1.    データ便とは

データ便

データ便は、ファイル転送ができるサービスです。こちらのサービスは、福岡県福岡市に本社を置く、株式会社ファルコという会社が開発し、運営しています。創立は2012年で、ASPサービスやITマーケティング、システム開発や導入支援を行っている会社が運営しているサービスということで、信頼して使っている人は少なくないようです。

ファイル転送サービスのデータ便は、いくつかのプランから自分に合ったものを選ぶことができます。一番手軽に使えるのが、登録不要で無料のライトプランです。1回あたり500MBまでのファイルを転送できます。もう少し大きいファイルを送りたい場合は、会員登録が必要であるものの無料で利用できるフリープランが向いています。会員登録とアンケートへの回答をすることで、1回に2GBまでのファイルを転送できます。

仕事で使いたい場合は、月額300円の税抜き価格で利用できるビジネスプランを利用すると、1回あたりのファイル転送容量が無制限となるほか、広告を非表示にすることができます。また、専用のサーバーを使用して、過去6か月間の送受信履歴を表示できるなど、ビジネスライクに使うにはもってこいの機能を利用できます。月額500円にすると、受取機能も使用できます。

2.    データ便を使うメリットやデメリット

データ便を使うことにはいくつものメリットがあります。まず一つとして、無料で使用できるプランが充実しているとともに、有料プランといっても格安で、コストを抑えた利用が可能だということが挙げられます。無料プランでは最大2GB、有料プランの場合は容量が無制限となっているということは、大容量のデータ転送に必要な設備を持っていることの表れと言えるでしょう。

データ便は、セキュリティ面でも信頼性があります。データ便のデータ転送には、SSLと言われる暗号化通信が使われています。また、有料のビジネスプランでは高機能のファイアーウォールを実装して運用している点も、安心感につながることでしょう。転送するファイルにパスワード設定をしておくこともできるので、送り先を間違えても、機密情報が洩れる心配を軽減できます。また、間違ってアップロードしたファイルを削除することもできることも使い勝手が良い点です。

データの受け渡しについても、データ便を使うメリットがあります。ファイル転送サービスを使う場合、相手がファイルをダウンロードしたかどうかの確認は手間がかかり、催促しているように感じるのがストレスという方も多いようです。その点、データ便にはダウンロード通知機能があり、送付先の相手がダウンロードを完了した時点で通知を受け取ることができます。相手にアプローチせずに確認ができる点が、データ便の利点と言えるでしょう。

データ便

データの受け渡しで気にする別の点は、ファイルの保管期間です。ビジネスの現場では、多忙や外出などで、受け渡し相手がファイルを長期間ダウンロードできないケースが見受けられます。データ便のビジネスプランを利用すると、最大で30日間データを保管できるので、確実にファイルを受け渡すのに役立つはずです。

一方、データ便のデメリットはあまり見受けられません。強いて言うなら、無料プランを使う場合、広告がたくさんあって見にくく感じたり、保存期間が短めであるということです。また、保存期間が無制限のプランがあればベスト、という意見もあります。

3.    データ便を使うときの注意点

データ便

データ便を使う場合には、使用環境に気を付けたいものです。データ便の利用は、データ容量が大きいファイルを送受信する場面であることが多いでしょう。そうなると、有線に比べて無線はデータ転送スピードが落ちるので、時間がかかることがあります。また、無線電波が安定しない環境で利用すると、電波が途切れて最初からやり直さなければならないなどの手間が発生します。

どのサービスでも言えることですが、サービスの提供側がいくら最新の注意を払って開発しても、悪意のある人が意図的にシステムを攻撃すると、情報漏洩などにつながります。データ便は前述のとおり、セキュリティ面で安心でき、さらに利用者側が安心の仕組みを付加して使うことができるようになっています。特にビジネス目的の利用者は、登録情報をなるべく少なくすることで、情報漏洩を防ぐことができるでしょう。また、シチュエーションによってはセキュリティ便を使うなどして、念には念を入れて利用できます。ファイルにパスワードを設定することも有効です。

4.    データ便を使ったファイル転送方法

データ便を使ったファイル転送は、比較的簡単に行うことができます。こちらでは、会員登録をせずに使えるフリープランを例に説明します。まず、データ便のトップページを開きます。トップ画面では、特に設定しなくても会員登録をせずに無料で使える「ライトプラン」のタブが選ばれているはずです。その画面で「データをここにドロップしてください」という白枠が表示されるので、転送したいファイルをドラッグアンドドロップします。

次に「参照してファイルを選ぶ」をクリックし、参照ボタンをクリックしてアップロードしたいファイルを選びます。さらに、有効期限、パスワード設定やダウンロード通知の有無などを必要に応じて設定します。最後に「利用規約に同意します」にチェックを入れ、「アップロード」ボタンを選択します。ファイルの容量などにより時間がかかる場合がありますが、「ファイルのアップロード完了」の文字が出たら、「宛先入力画面へ」を選択します。

データ便

宛先入力画面で、アップロードしたファイルの内容に間違いがないことを確認し、送信者と受信者の情報を入力します。なお、受信者は最大3名まで設定できます。言語設定は、通常は日本語のままでよいと思います。また、メモの本文には、必要に応じて、相手へのメッセージを入力します。そして、「内容を確認する」のボタンをクリックします。そうすると確認画面が出てくるので、問題なければ「メールを送信する」を選択するとファイル転送作業は終了です。ファイル送信が完了すると、「データ便-ファイル送信完了」という表題のメールが届きます。

5.    DVDにデータを保存したり転送する方法

データ便でやり取りしたファイルは、バックアップを取っておきたいと思う人は多いことでしょう。データ容量が大きいファイルをバックアップする際、DVDを使うと便利です。その際、「DVDFab DVD作成」を利用すると、簡単にバックアップできますし、別件で転送する場合も重宝します。

「DVDFab DVD作成」はあらゆるの動画や音声などを高品質保持なままDVDに作成してくれる業界最高のDVDオーサリングソフトの一つになります。高速でDVDに作成できる点や多様なテンプレートが利用され自分なりのDVDにカスタマイズできる点は最大の特徴です。
 

それに、無料でダウンロードできますし、30日間返金保証が付いた製品版を使うこともできます。早速下記のボタンを押して気軽にデータをDVDに作成してみましょう!

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DVDの作成方法ですが、まずダウンロードした「DVDFab DVD作成」を起動して、表示された画面のオプションバーから「作成」を選択します。そして、左側の「作成モードスイッチャー」をクリックして、作成モードを「DVD作成」にします。画面中央の「+」ボタンをクリックしてDVDに入れたいデータを選択するか、ファイルをドラッグアンドドロップします。そして、出力先でDVDを指定し、「開始」ボタンをクリックするとデータのバックアップが始まります。

なお、「DVDFab DVD作成」を使うと、無料フォーマットなどを利用して質の高いファイルを作成できます。そして、作成したDVDのデータは、データ便を使って転送することが可能です。やり方はデータ便のトップページを開き、転送したいファイルをアップロードして、送信先や受信元のメールアドレスを設定するという従来の方法です。ですが、「DVDFab DVD作成」でカスタマイズしたデータは、容量が大きくなっていることもあるため、場合によってはライトプランではなく、上位プランを利用する必要があるかもしれません。

6.    データ便を使ったファイル転送とDVDにデータをバックアップする方法のまとめ

データ便は、使い勝手がよくセキュリティに配慮されたファイル転送サービスです。無料プランであっても容量が大きいデータをやり取りできますし、有料プランではビジネスに使う要素が盛り込まれています。ファイルのドラッグアンドドロップや送信先・受信元の指定で簡単に行えるのがメリットです。データ便で扱うデータをDVDにバックアップする場合は、「DVDFab DVD作成」を使うと便利です。