16:9の画面サイズや解像度はどのくらい?アスペクト比の変換方法も解説
要約: 今回は16:9の基本知識と解像度、アスペクト比の変更も可能なDVDFab 動画変換についてご紹介します。
目次
画面の縦横比には色々な種類があり、現在スタンダードな比率は16:9です。そもそも16:9どれくらいの画面サイズになるのか、また解像度はどのくらいになるのか、あまりご存じない方もいるでしょう。そこで今回は16:9の基本知識と解像度、アスペクト比の変更も可能なDVDFab 動画変換についてご紹介します。
16:9とは何?
16:9は、数あるアスペクト比の1つです。まずは基本知識として、アスペクト比や16:9の登場背景、主な用途についてご紹介します。
アスペクト比(画面比率)について
アスペクト比は映像・画面の縦横比(横幅:高さ)のことを意味します。アスペクト比は数多くの種類がありますが、主流なのは「16:9(ワイド)」と「4:3(スタンダード)」の2つです。16:9であれば、横幅が16、高さ9の画像比率を意味します。
注意したいのは、アスペクト比=インチ(型)ではない点です。テレビやスクリーンのサイズは、一般的にインチ(型)で示します。インチとは表示部分の対角線での長さのことです。1インチあたり25.4mmとなるので、例えばリビング用テレビとして一般的なサイズである40型は対角線の長さが1016mmであることを意味します。
同じインチでも、アスペクト比が違えば実際のディスプレイモニターのサイズも異なります。40型のディスプレイモニターの場合、アスペクト比が4:3であれば画面のサイズは横幅813mm、高さ610mmになります。一方、16:9は横幅886mm、高さ498mmとなるので、4:3のモニターとは画面サイズが違うことが分かるでしょう。
16:9が登場した背景
19世紀末から20世紀初期頃に映画が誕生し、その時のアスペクト比は4:3でした。その後登場したアナログテレビは、古い映画を映せるようにサイズを4:3に合わせていたのです。また、縦横の長さの違いが大きいサイズでスムーズに映像を映すのは、当時の技術的に難しかったという説もあります。
映画とテレビは同じアスペクト比が採用されていましたが、映画はテレビと差別化を図らなければなりませんでした。より臨場感のある映像を再現できるように技術開発が進み、ワイドスクリーンの映画が作られるようになります。それに合わせて1:1.37や1:2.59など色々な規格が登場しました。
ワイドな映画が増えたことで、テレビ側もワイド化を考え始めます。しかし、縦長気味のテレビが唐突に横長になってしまうと、今まで4:3で作っていた映像を流した時、画面の左右に大きな余白が生じ、見る人に違和感を与えることが課題となっていました。そこで、米国でハイビジョンテレビが計画される際に、妥協案として16:9の比率が提案されます。
16:9は、既存アスペクト比の中間にあたる比率でした。そのため、どの比率の映像でも、左右の余白を最小限に抑えて映すことができました。また、ストレスなく画面が見られるサイズであったことも、採用された理由の1つと言われています。
16:9に適した主な用途
16:9のテレビ・スクリーンが適している主な用途は、以下のとおりです。
- DVDやBlu-ray、ストリーミング動画サイトなどホームシアターを楽しむ時
- 野球やサッカーなどのスポーツ観戦
- アーティストのライブ映像やミュージックビデオの視聴
- デジカメで撮影した写真や動画の再生 など
16:9の解像度一覧
16:9の規格はテレビやPCモニターだけではなく、スマートフォン、カーナビなど様々なディスプレイモニターに採用されています。同じ16:9のディスプレイモニターごとに解像度は異なるので、一覧にまとめてご紹介します。
画面の通称 |
解像度(横×縦mm) |
画素数 |
ワンセグ |
320×180 |
57,600 |
FWVGA(フルワイドVGA) |
854×480 |
409,920 |
FWXGA(フルワイドXGA) |
1336×768 |
1,049,088 |
DVD(NTSC480i) |
720×480 |
345,600 |
WSVGA(ワイドSVGA) |
1024×576 |
589,824 |
iPhone5シリーズ、iPhone SE |
1136×640 |
727,040 |
HDTV(720p) |
1280×720 |
921,600 |
フルハイビジョン(フルHD・1080i・1080p) |
1920×1080 |
2,073,600 |
QWUXGA(Quad-Wide-XGA) |
2048×1152 |
2,359,296 |
WQHD(Wide-Quad-HD) |
2560×1440 |
3,686,400 |
WQHD+ (Wide-Quad-HD+) |
3200×1800 |
5,760,000 |
4K UHDTV、4KフルHD(2160i・2160p) |
3840×2160 |
8,294,400 |
スーパーハイビジョン(SHV) |
7680×4320 |
33,177,600 |
DVDFab 動画変換でアスペクト比を変更する方法
動画のアスペクト比と再生先のデバイスのアスペクト比が合わないと、画面に黒い空白が生じます。見づらいと感じたら、動画のアスペクト比の変更が必要です。アスペクト比の変更は動画変換ソフトを使って行います。ここで、おすすめのソフトとしてDVDFab 動画変換をご紹介します。
DVDFab 動画変換とは
DVDFab 動画変換は、動画や音楽を様々なデバイスで再生できるようにフォーマットを変換できるソフトです。動画を別のビデオフォーマットに変更するだけではなく、オーディオファイルに変換・保存することもできます。まずはDVDFab 動画変換の特徴・機能を見ていきましょう。
・出力設定を自由に編集できる
出力したい動画や音声の設定は自由に編集できます。動画1本を丸ごと別のフォーマットに変更するのはもちろん、一部シーンだけを出力したり、オーディオ・字幕ストリームを選択したりと、目的に合わせて動画・音声ファイルの変換が可能です。
・対応フォーマットが豊富
DVDFab 動画変換が対応している入力フォーマット・出力フォーマットは以下の通りです。
入力フォーマット |
3GP、ASF、AVI、FLV、M2TS、MOV、MP4、M4V、MPEG、DAT、MKV、RMVB、RM、TS、VOB、WMVなど |
出力フォーマット |
H.265、4K MP4、4K MKV、MPEG-4、MP4、MKV、MP4、FLV、MKV、AVI、WMV、M2TS、TSなど |
このように幅広いフォーマットに対応しています。動画は4Kや8K、音声はHEVC/H.265、H.264など高品質のフォーマットに変換することも可能です。
・動画編集機能がついている
DVDFab 動画変換にはちょっとした動画編集機能があります。具体的に使える機能は、BGMやSEの設定や追加、テキスト・画像の追加、字幕の追加・設定、トリミング、映像の分割、結合、回転、カラー調整、透かしの追加です。
不要なシーンをカットしたり、オープニングやエンドロールを追加したり、ビデオエフェクトを追加するなどの編集した上で、動画変換はできます。また、DVDFab リモート アプリというスマホアプリがあります。
このアプリをスマホに入れておけば、ワイヤレスでDVDFab 動画変換と連携が可能です。スマホに保存している動画を読み込んで加工・編集した後は、出力した動画をアプリ経由でスマホへ簡単に転送できます。
・高画質動画も高速で変換
高画質の動画はファイルサイズが大きいため、動画変換フリーサイトでは時間がかかったり、変換自体失敗したりするケースが多いです。しかし、DVDFab 動画変換は変換処理能力が高く、比較的短い時間で動画変換を実現できます。高画質・高音質の動画変換をしたい場合に最適なソフトです。
・解像度をスケールアップできる
DVDFab 動画変換は別売りのEnlarger AIと連携できます。Enlarger AIは、AIを活用して動画の解像度をアップできるツールです。本来、解像度を上げるとなると無理やり拡大させることになるので、画像が粗くなります。
しかし、Enlarger AIの超解像度復元技術を使うことで画像の粗さを防ぎながら、480pから1080p、1080pから4Kという風に解像度をアップできます。
・無料・有料
無料版と有料版両方あり、いずれも複数の動画を一括変換しれくれます。ただhし、無料版を使うと、出力フォーマットはMP4とMKVに限定され、出力動画の解像度も720pまでです。しかし、有料版は8kまでの動画に対応しており、出力オーディオチャンネルなども制限ありません。
なお、DVDFab 動画変換の購入を考えている方にはDVDFab 動画変換Proのほうが大変おすすめです。ProはDVDFab 動画変換と「DVDFab動画変換」「ToolKit」「VideoCruise」の3つのアプリがセットになっている動画編集総合ソフトで、これ1つで動画や音声に関する編集すべてに対応しています。何より無期限版は価格上ではずいぶん安い、各単品の無期限版より安いです。セールキャンペーンも不定期的に行われるため、詳しくはhttps://dvdfab.org/promotion.htmへ!
DVDFab 動画変換でアスペクト比を変更する方法
ここからはDVDFab 動画変換を使ってアスペクト比の変更する方法をご紹介します。
1. 次のボタンをクリックしてDVDFabをダウンロードします。
そして起動して動画を読み込む
DVDFabのダウンロード・インストールを完了させてソフトを起動し、上部メニューの【変換】に移動します。【+】ボタンをクリックして、アスペクト比を変換したい動画を読み込みましょう。
2.変換したい動画形式を選択
動画を読み込むと、現在のフォーマットを確認できます。【モバイル機器】のドロップダウンから【他のプロファイルを選択】をクリックします。すると、出力する動画形式が表示されるので、任意の形式を選んでください。
各フォーマットのサムネイル画像がカスタム可能です。
3.クロップ編集からアスペクト比を選択
動画のアスペクト比は動画編集から行います。ペンアイコンをクリックして編集ウィンドウを開いてください。次に、ツールバーの【クリップ機能】をクリックします。クロップアイコンをクリックすると、クロップ下のドロップダウンリストからアスペクト比を変換できます。16:9にしたい時は、【16:9】を選択しましょう。
また、プルダウンリストに変換したいアスペクト比がない場合は、カスタマイズで自由に比率を設定することが可能です。右上ではプレビュー画面があるので、リアルタイム再生で確認し、適切なアスペクト比となっていれば右上のプレビュー画面の【✓】ボタンをクリックしてください。
4.動画編集画面を閉じてアスペクト比の変換開始
下部に表示される【はい】ボタンを押すと、動画編集画面が閉じられます。メイン画面に戻り、右下にある【開始】ボタンを押すと、編集後の動画の変換が始まります。アスペクト比の変換処理が完了するまで少しかかるので、待ちましょう。詳細な進行状況が表示されるので、ステータスが100%になれば、変換の終了です。
今回は16:9についてと、解像度一覧をご紹介しました。現在は16:9のワイド画面が主流ですが、古い動画は4:3がスタンダードです。また、アスペクト比には色々な種類があるので、同じワイド画面でも微妙に比率が異なるケースもあります。再生したいデバイスに合わない時は、動画編集ソフトを用いてアスペクト比を変更してみましょう。
DVDFab 動画変換は無料体験版を用意しています。ソフトの全機能が使える体験版もあるので、まずは使ってみてください。