web動画ダウンロード

Web動画ダウンロードについて

インターネット上に動画情報の流通拡大により、人々は多種多様な理由でその動画を一時または永久的にダウンロード・保存したいニーズが高まっています。Web動画ダウンロードについて、Web動画を埋め込む技術によってダウンロード方法が違ってきます。

教育やPRなどを目的とするサイトは、Web動画を直接ダウンロードできるように設計しています。通常のやり方は、サイトのMP4プレイヤーに埋め込みます。インターネット利用者は動画を再生する際、再生画面を右クリックして「名前を付けて動画を保存」を選択すれば、その埋め込み動画をPCにダウンロードできます。もしくは、再生画面の右下にあるダウンロードオプションで埋め込み動画を直接ダウンロードできます。非常に便利です。

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しかし、多数のWeb動画はコンテンツ保護などの観点に基づき、簡単にインターネット利用者にダウンロードさせないようにしています。普通の方々は動画配信サイトから動画をダウンロードできないことが当たり前だと思っています。しかし、YouTubeやFC動画などのサイトから動画をダウンロードするニーズをフォーカスして第三者のツール(及びソフト)を開発・提供しています。これらのツールは主にWeb動画ダウンロードサイト、ブラウザ拡張機能(アドオン)、動画ダウンローダー、画面録画ソフト(画面キャプチャー)、アプリの5つに大別できます。このうちアプリがスマホ用で、他のツールがPC向けです。

下記にてそれぞれ説明いたします。

動画ダウンローダーによるWeb動画ダウンロード

動画ダウンローダーはサイトから動画のオリジナルファイルをダウンロードします。メリットは高速に動画をダウンロードできます。デメリットは製品によってDRMなどの技術で保護された動画をダウンロードできない場合があります。「StreamFab YouTubeダウンローダーPro」「Freemake Video Downloader」「VideoSolo無料動画ダウンローダー」「WonderFox Free HD Video Converter」などは動画ダウンローダーの例です。

web動画ダウンロード StreamFab YouTubeダウンローダーPro」はDRMなどで保護された作品でもダウンロードできる、秀でているソフトです。その使い方は下記の通りです。
Step1
StreamFab体験版をダウンロードしてインストールします。

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Step2
ソフトを起動して、YouTubeを選択します。内蔵ブラウザにYouTubeのホームページが表示されます。

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Step3
保存したい動画を再生すると、自動的にURLを分析して、ダウンロード設定画面がポップアップされます。

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Step4
フォーマットは「動画」を選択してダウンロードすると、MP4に保存されます。ダウンロードが終われば、保存先でファイルを開いて動画の画質、音質を確認できます。
 

Web動画をダウンロードできるサイト

Web動画をダウンロードできるサイトは近年、その数が増えており、①offliberty、②ClipConberter.cc、③Dirpy、④Thxyoutube.com、⑤convert2mp3、⑥SaveFrom.net、⑦KEEPVIDなどが利用者数の多いサイトです。YouTubeなど多数の動画配信サイトから動画をダウンロードできます。

ここでofflibertyを例にしてYouTube動画を簡単にダウンロードする利用方法を以下のように紹介します。

Step1
Offlibertyの公式サイト(http://offliberty.io/)をアクセスします。
Step2
別のタブでYouTubeを開き、ダウンロードした動画を見つけてそのURLをコピーします。コピーしたYouTubeのURLをOfflibertyの検索欄に張り付けて「Off」ボタンをクリックします。

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Step3
OfflibertyをYouTubeの動画情報を分析し始めます。ダウンロード可能なら、「Right-click here and 'Save link as...'」のバーが表示されます。このバーを右クリックして「名前を付けて動画を保存」項目で動画、または音声のみでファイルを保存できます。

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Offlibertyは対応する動画ファイルがmp4、音声ファイルがmp3、動画解像度が720p、480p、360p、240p、144pです。

ブラウザ拡張機能によるWeb動画の保存

ブラウザ拡張機能は、動画ダウンローダーや画面録画ソフトの機能をブラウザで実現します。基本的に無料であるため、動画ダウンロードの可否、ダウンロードした動画の品質などが保証されません。「Video DownlodHelper」「Google Chrome用スクリーンレコーダー」「動画ゲッター」「ストリームレコーダー」などはよく知られている拡張機能です。

「Video DownlodHelper」は録画タイプのブラウザ拡張機能です。これを使ってYouTubeから動画を録画する操作方法は下記の通りです。

Step1
先ず、「Video DownlodHelper」を公式サイトからダウンロードしてFirefoxブラウザにインストールします。
Step2
成功裏にインストールした場合、Firefoxブラウザの右上に「Video DownlodHelper」のアイコンが表示されます。

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Step3
FirefoxでYouTubeなどの動画サイトを開き、保存した動画のページで「Video DownlodHelper」のアイコンがアクティブ状態であれば(グレイアウトではない)、当該ページにある動画を録画できます。

画面録画ソフトによるWeb動画の保存

画面録画ソフトは文字通りでパソコン上の再生画面、ミーティング画面、モニタリング画面などを録画します。メリットは、パソコンで再生されるものをほぼ録画できます。しかし、DRMなどのコンテンツ保護技術がかかった動画を録画する際、入手したファイルは音声が聞こえますが、画面が真っ黒になるケースがありました。

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上図は「AnyMP4スクリーンレコーダー」のメイン画面です。画面録画ソフトの使い方は通常、保存したい動画をブラウザで再生して画面録画モードをフルスクリーンかその一部かに指定すれば、録画が始まります。

 

録画ソフトのデメリット
  • 録画時間が長いです。画面録画ソフトは動画を最初から最後までフル再生する時間が必要とされます。複数の動画をダウンロードするためには、時間がかさみます。
  • 動画のダウンロードと比較すれば、保存した動画の画質、音質が若干落ちます。

アプリによるWeb動画ダウンロード

iPhoneとAndroidベースのスマホはそれぞれOS機能として「画面収録」「スクリーンレコード」機能があり、再生する動画を録画できます。第三者アプリとして「Clipbox」があります。

iPhoneで録画で埋め込み動画を保存する操作手順は、以下の通りです。

Step1
iPhoneで「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」の順で、「画面収録」の横にある「+」をタップします。これで、画面収録のボタンをコントロールセンターに追加します。
Step2
埋め込み動画のあるページを開き、コントロールセンターを表示します。
Step3
「画面収録」ボタンを押せば、ボタンに3、2、1のカウントダウンが表示されたあと、「ピー」の音がしてから録画がスタートします。
Step4
コントロールセンターから録画アイコンを停止するか、または画面上の赤いステータスバーの部分をタップすることで録画を停止します。

最新のAndroidなら、標準機能として「スクリーンレコード」が実装されます。操作手順は、以下の通りです。

Step1
「スクリーンレコード」をタップし、録画の設定が表示されます。「開始」をタップすれば3秒のカウントダウン後に録画がスタートします。通知バーを開いて「タップして中止」をタップすれば録画を終了します。
Step2
「Clipbox」はニコニコ動画、ひまわり動画、FC2動画、Anitube、Instagramなどの動画配信サイトに対応しています。

 

ブラウザ機能による動画ダウンロード

ついでにこれまで広く使われたブラウザ機能による動画ダウンロードを言及してみます。その操作方法は、動画再生画面でキーボードの「F12」キーを押してデバッグモードを起動し、「Network」パネルで下部の[Filter]入力欄で「m3u8」を入力します。m3u8ファイルが表示さます。httpsで始まってm3u8で終わる部分が動画のURLになります。このURLを「新しいタブで開く」とすれば、埋め込み動画が新しいタブで再生されます。しかし、このやり方が現在、各動画サイトの保護技術の強化に伴って効かなくなるため、詳しい紹介をやめます。

まとめ

本記事はWeb動画ダウンロードのツールとしてダウンロードサイト、ブラウザ拡張機能、動画ダウンローダー、画面録画ソフト、アプリを紹介いたしました。動画配信サイトがコンテンツを保護する視点から動画をダウンロードさせないようにDRMなどの技術で動画の保護を強化しつつあります。一方、動画をダウンロードしたいインターネット利用者のニーズを満たすため、第三者ツールの提供者は動画配信サイトの技術強化に対して何らかの対策を取り続けています。Web動画をスムーズにダウンロードするため、利用者が第三者ツールを知ったうえ、できる限り最新のツールで臨みましょう。