ISOファイルとは?DVDをISO化する方法・作成ソフト5選と使い方を解説
要約: ISOファイルとは、DVDやBlu-rayなどのディスク構成を1つのファイルとして保存するディスクイメージです。本記事ではISOとVIDEO_TS・MP4の違い、マウント方法、DVDからISOを作成するソフト5選、動画からISOを作る場合の違い、再生・MP4変換・DVD書き込みまで分かりやすく解説します。
目次

ISOファイルとは?
ISOファイルとは、CD・DVD・Blu-rayなどのディスク内容を、1つのファイルとして保存するためのディスクイメージです。「ISOイメージ」とも呼ばれ、拡張子は .iso です。
ここでいう「イメージ」は写真や映像という意味ではありません。ディスクのファイル構成や管理情報をまとめたデータを指します。そのため、拡張子が.isoだからといって、中身が必ず動画とは限りません。OSのインストールメディアやソフトウェア配布用のISOもあります。
- ディスク構成をまとめて保存できる:DVDのメニューやフォルダ構成などを保ったまま、1ファイルとして管理できます。
- バックアップに向いている:物理ディスクとは別の保存先に置けるため、ディスクの劣化や紛失に備えられます。
- マウントして内容を確認できる:Windows 10/11やmacOSでは、ISOを仮想ディスクとして開けます。
- ディスクへ書き戻せる:内容に合った方法でイメージを書き込めば、DVDやBlu-rayへ戻すこともできます。

ISOとVIDEO_TSフォルダ・MP4の違い
DVDをPCに保存するときは、ISO、VIDEO_TSフォルダ、MP4を同じものとして扱わないほうが分かりやすくなります。何を残したいかで選択が変わります。
| 保存形式 | 主に残すもの | 扱い方 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| ISO | ディスク構成 | 1ファイル | DVD構造をまとめて保管したい |
| VIDEO_TSフォルダ | DVD-Videoの構成 | フォルダ一式 | DVD構造をファイル単位で確認したい |
| MP4 | 選択した映像・音声 | 動画ファイル | PC・スマホなどで映像を再生したい |
DVDのメニューやチャプターを含めて保管するならISOまたはDVDフォルダ、映像だけを一般的な動画ファイルとして使うならMP4が向いています。DVDからISOへ保存する作業は「コピー」、DVD-VideoのISOからMP4へ変換する作業は「リッピング」と考えると区別しやすくなります。
ISOマウントとは?Windows・Macで開く方法
ISOマウントとは、ISOファイルを仮想ドライブとして読み込み、物理ディスクを挿入したような状態で内容へアクセスすることです。マウントは「中身を開く」機能であり、動画の再生やディスク形式の変換まで自動で行うものではありません。
- Windows 10・11:ISOファイルを右クリックして「マウント」を選択します。
- macOS:FinderでISOをダブルクリックすると、ディスクイメージとして開けます。
DVD-VideoのISOを映像として見るには、そのディスク構造や保護仕様に対応するプレーヤーが必要です。仮想ドライブが表示されたからといって、映像まで再生できるとは限りません。
ISOファイルの主な用途
- DVDやBlu-rayの内容をディスク構造ごと保管する
- 仮想ドライブへマウントして内容を確認する
- 後からDVDやBlu-rayへイメージとして書き込む
- OSやソフトウェアのインストールメディアを配布・保管する
この記事では、特に検索されることが多い「DVDからISOを作成する方法」を中心に説明します。動画ファイルからDVD-Video用ISOを作る場合はコピーではなくオーサリング、ISOからMP4へ変換する場合はリッピングです。
DVDからISOファイルを作成する方法5選
DVDからISOを作成するには、DVDを読み取れる光学ドライブとISO出力に対応したソフトを使います。どのソフトを選ぶかは、ディスクの種類、圧縮の必要性、現在のOSで使えるかどうかで判断すると失敗しにくくなります。
作業は、自作DVDや処理する権利のあるディスクなど、法令と利用条件で認められた範囲で行ってください。
| ソフト | 向いている用途 | ISO出力 | DVD圧縮 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| DVDFab DVD Copy | DVD構造を保ったバックアップ、1:1コピー、DVD-9→DVD-5 | ○ | ○ | 30日間の無料体験は最大3枚まで |
| Passkey for DVD | DVDをISO・フォルダとして保存 | ○ | × | Windows向け。容量圧縮は別機能 |
| ImgBurn | コピー保護のないDVDからISOを作る | ○ | × | 更新の止まった旧Windowsソフト |
| VideoByte DVDコピー | DVDをISOやフォルダへコピー | ○ | ○ | 体験版の条件は購入前に公式情報を確認 |
| DVD Shrink | 旧環境でのDVD圧縮・ISO作成 | ○ | ○ | 開発終了済みの旧Windowsソフト |
1. DVDFab DVD Copy
DVDFab DVD Copyは、DVDディスク・ISO・DVDフォルダを扱い、空のDVD、ISO、DVDフォルダへ出力できるコピーソフトです。DVDの構造をまとめてISOに残したい場合は「フルディスク」、本編を中心に残したい場合は「メインムービー」、同容量で1:1複製したい場合は「クローン/ライティング」を使い分けます。
DVD-9からDVD-5へ容量を縮める処理は1:1コピーではありません。DVD-5の容量に合わせて圧縮・再エンコードされるため、元データをそのまま残したい場合は同容量への出力を選びます。無料体験は30日間で、DVD Copyでは最大3枚まで処理できます。体験終了後はHD Decrypterの限定された無料機能が残ります。
- DVDをDVD・ISO・DVDフォルダへコピー
- フルディスク、メインムービーなど6つのコピーモード
- 同容量の1:1コピーとDVD-9→DVD-5圧縮を使い分け可能
DVDFabでDVDをISOにする手順

2. Passkey for DVD
Passkey for DVDはWindows向けのDVD処理ツールで、対応するDVDをISOイメージまたはフォルダとして保存できます。DVDを読み込んだあと、ISOとして保存する用途には使えますが、DVD-9をDVD-5へ縮めるような容量圧縮はDVD Copy側の役割です。

3. ImgBurn
ImgBurnは、ディスクからイメージファイルを作成したり、ISOをディスクへ書き込んだりできるWindows向けの旧ソフトです。コピー保護のない自作DVDなどをISOにしたい場合には使えますが、現在も継続的に更新されているソフトではありません。

現行環境で新しくDVDのISO化手段を選ぶ場合は、対応OSやディスクの種類を確認してから使いましょう。詳しい操作はImgBurnの使い方で解説しています。
4. VideoByte DVDコピー
VideoByte DVDコピーは、DVDを別のDVD、ISO、フォルダへコピーするためのソフトです。ディスク全体、本編中心、必要な内容を選ぶコピーなどを使い分けられます。DVDFab以外の有料DVDコピーソフトも比較したい場合の候補になります。

体験版の処理枚数や対応OSなどは変更されることがあるため、利用前に公式の最新条件を確認してください。詳しくはVideoByte DVDコピーのレビューを参照してください。
5. DVD Shrink
DVD Shrinkは、DVDの圧縮やISO作成に使われてきたWindows向けの旧ソフトです。現在は開発が終了しているため、新しい環境で最初に選ぶソフトというより、古いDVDや既存環境で使う選択肢として考えるほうが現実的です。

読み込みエラーが出た場合は、ソフトだけでなくディスクの傷や汚れ、光学ドライブ、保存先も切り分けて確認してください。操作方法はDVD Shrinkの使い方で説明しています。
動画からISOファイルを作成する方法
MP4やMKVなどの動画から、家庭用DVDプレーヤーで使うDVD-Video形式のISOを作りたい場合は、DVDコピーではなくDVD作成(オーサリング)機能を使います。動画を単純に.isoへ名前変更したり、ファイルをそのままISOへまとめたりするだけではDVD-Videoにはなりません。

DVDFab DVD 作成では、動画を読み込んでDVD-Videoの構成へオーサリングし、空のDVD、ISO、DVDフォルダとして出力できます。
- DVDFabの「作成」を開き、作成モードを「DVD作成」にします。
- MP4やMKVなどの動画を読み込み、必要に応じてメニューや出力サイズを設定します。
- ISOアイコンを選んで保存先を指定し、「開始」をクリックします。


ISOを再生・変換・DVDに書き込む方法
ISOを作成した後の作業は、「そのまま再生したい」「MP4にしたい」「DVDへ戻したい」で方法が分かれます。ここでは違いだけを押さえ、詳しい操作は各ガイドへ分けます。

ISOファイルを再生する
マウントして中身を見るだけならOSの標準機能を利用できますが、DVD-VideoやBlu-rayのISOをメニュー付きで再生したい場合は、ISO再生に対応するプレーヤーが必要です。PlayerFabのようなISO対応プレーヤーでは、保存したISOを選んで再生できます。

ISOをMP4などの動画ファイルに変換する
DVD-VideoのISOをMP4へ変換する場合は、ISO内の映像・音声を読み出して動画ファイルとして出力するリッピングを行います。拡張子を.isoから.mp4へ変更するだけでは変換できません。詳しい手順はISOからMP4へ変換する方法で確認してください。
ISOをDVDに書き込む
DVD-Videoを収めたISOをDVDへ戻す場合は、記録可能な空のDVDとDVD書き込み対応ドライブを用意し、ISOを「イメージ」として書き込みます。.isoファイル自体をデータファイルとしてDVDへコピーしても、一般的なDVDプレーヤー用のDVD-Videoにはなりません。
- DVD書き込みに対応したソフトでISOを読み込みます。
- 空の書き込み可能なDVDをドライブに入れ、書き込み先に指定します。
- 書き込み後、実際に使うDVDプレーヤーで映像やメニューを確認します。
ISO書き込み専用ソフトを比較したい場合は、ISOをDVDに書き込むソフトも参考にしてください。
ISOファイルのよくある質問
Q
ISOファイルはZIPのような圧縮ファイルですか?
同じものではありません。ISOはディスク構成を1つのイメージファイルとして保存する形式です。DVD-9をDVD-5へ収めるような圧縮は、ISOという形式そのものとは別の処理です。
A
Q
Windows 10・11の標準機能だけでDVDからISOを作成できますか?
Windows 10・11にはISOのマウントやディスクイメージを書き込む機能がありますが、一般的なDVDを読み取ってISOとして保存するためのGUI機能は用意されていません。DVDからISOを作る場合は、ISO出力に対応したDVDコピーソフトなどを使います。
A
Q
ISOファイルをUSBメモリーに保存できないのはなぜですか?
保存先がFAT32の場合、4GBを超える単一ファイルを保存できません。大きなISOを保存する場合は、用途に合えばNTFSやexFATなど4GB超のファイルを扱えるファイルシステムを使います。フォーマットすると保存済みデータが消えるため、必要なデータを先に退避してください。
A
Q
ISOファイルの拡張子をMP4に変えれば動画になりますか?
なりません。拡張子を変更しても内部データは変わらないため、DVD-VideoのISOから映像・音声を読み出し、MP4として出力する変換処理が必要です。
A
Q
ISOをDVDに書き込めば、家庭用DVDプレーヤーで再生できますか?
元のISOがDVD-Videoの構成を持ち、対応する方法でイメージとしてDVDへ書き込まれていれば再生できる可能性があります。単なるデータISOや、.isoファイルをデータとしてDVDへコピーしただけではDVD-Videoにはなりません。
A
Q
ISOを作成したら元のDVDは処分してもよいですか?
元のDVDは保管しておくほうが安全です。ISOが正常に作成できても保存ドライブの故障やファイル破損は起こり得るため、重要なデータは元ディスクと別の保存先を併用してください。
A
まとめ
ISOは、ディスク構成を1つのファイルとして保管したいときに便利な形式です。DVDのメニューや構造を残したいならISO、映像だけをPCやスマホで使いたいならMP4というように、保存後の使い方から形式を選ぶと迷いにくくなります。
DVDからISOを作る場合はDVDコピー、動画からDVD-Video用ISOを作る場合はDVD作成、DVD-VideoのISOからMP4へ変換する場合はDVDリッピングを使います。同じ「ISOを作る・使う」作業でも処理は別なので、入力と出力を確認してからツールを選んでください。
DVDのバックアップや変換は、自作ディスクや処理する権利のある内容など、利用する地域の法令と利用条件で認められた範囲で行い、作成したデータを無断で配布・販売しないでください。





