ブルーレイとDVDの両方が見れるレコーダーの選び方とおすすめ機種
要約: テレビの録画などによく利用されてきたDVDですが、近年はブルーレイが主流となっています。以前にとった映像もみたいし、これからもテレビ録画にディスクを使いたい方は、ブルーレイとDVD両方が見れるレコーダーを購入した方がよいでしょう。こちらでは、ブルーレイとDVDにはどんな違いがあるのかを理解したうえで、両方が見れるレコーダーの選び方、おすすめの機種、使い勝手の良いメディアプレーヤーについても取り上げます。
ブルーレイとDVDの違いを理解してレコーダー選びに生かす
ブルーレイとDVDは、一見するとあまり違いが見受けられません。そのため、意識せずにふれーやーを購入してしまい、見られないメディアがあることに後から気づくケースもあります。こちらでは、ブルーレイとDVDそれぞれの特徴を、異なっている点だけでなく似ている部分を含めながら取り上げます。
外観
DVDもブルーレイも、ディスクのサイズや形状はほとんど変わりませんが、色味は若干異なります。読み取り面が金色に近いのがDVDで、紫がかった色のものがブルーレイです。
録画・再生方法
DVD・ブルーレイともに、それぞれの規格に対応した機器でないと録画・再生はできません。それでも、ほとんどのブルーレイ対応のレコーダーでは、DVDの録画・再生ができます。
再生品質
DVDとブルーレイの大きな違いの一つが、再生品質です。DVDが35万画素であるのに対し、ブルーレイは207万画素です。同じ映像をDVDとブルーレイで比較した場合、画質の差が歴然としています。
記憶容量
容量の点で、DVDとブルーレイには大きな差があります。DVDの片面1層の容量が最大4.7GB、片面2層が8.5GBであるのに対し、ブルーレイは片面1層が25GB、片面2層が50GBです。両者で5倍から6倍の開きがある点は、大きいといえるでしょう。
価格
以前はブルーレイディスクの値段の高さが目立ちましたが、近年ではDVDとブルーレイの価格格差はほとんどなくなっています。記憶容量を考えると、ブルーレイの方がコストパフォーマンスが良いと考えることができます。
耐久性
耐久性に関しては、今のところ、DVDに軍配が上がる状況です。ディスクサイズに差はないのに、記憶容量に違いがあるということは、読み取りスポットの大きさが異なることを意味します。DVDは、光の波長が長く、読み取りスポットが大きいので、ディスク表面にできたキズの影響を受けにくい特性があります。
一方、ブルーレイは、読み取る光の波長が短く、読み取りスポットも小さいため、キズの影響を受けやすいのがデメリットです。それぞれのディスク自体に差があるわけではなく、どちらのディスクの寿命も10年から100年といわれ、理論的には半永久的にデータを保持できます。それぞれのディスクの長所・短所を生かした使い方をすると、ストレスを感じることなく映像を楽しめるに違いありません。
ブルーレイとDVDの両方が見れるレコーダーの選び方
ブルーレイとDVDの両方が見れるレコーダーであれば、ディスクの種類を選ばずに映像コンテンツを楽しめるメリットがあります。両方の規格を見れることを重視するなら、ブルーレイレコーダーがおすすめです。では、どんな点を重視して選ぶとよいでしょうか。
容量
ブルーレイレコーダーは、容量により録画できる時間が異なってきます。例えば、1TBのものだと、地デジ放送を130時間録画できます。連続ドラマやアニメ放送、映画などを撮りたい方は、1TB以上を選ぶのがおすすめです。
2番組以上を同時録画できる
2つ以上の番組を同時に録画する機能があれば、ゴールデンタイムに見たい番組が重なっても安心です。同時録画機能は、チューナーの数に依存します。年末年始や季節の変わり目の特番を録画することが多い方は、3チューナー以上のモデルを選ぶとよいでしょう。
複数の端末で視聴できる
録画した番組を別の部屋のテレビやスマホで視聴できるブルーレイレコーダーもあります。家族それぞれが自室で好みの録画映像を楽しんだり、外出先で視聴したい場合は、複数端末との連動機能を重視するのがおすすめです。
4Kチューナーがあるかどうかは環境次第
テレビ番組を高画質で録画したい場合は、4Kチューナーが内蔵されたレコーダーを選ぶとよいですが、テレビも4K対応になっていないと、せっかくの高画質映像が見られないことになります。テレビが4Kに対応しているかを事前に確認するか、レコーダーと同時に4Kテレビを購入するとよいかもしれません。
ブルーレイとDVDの両方が見れるレコーダー8選
こちらでは、ブルーレイとDVDの両方が見れるレコーダーの特徴や評価を、2022年10月時点でのビックカメラの売上ランキング順にご紹介します。
パナソニックDIGA(ディーガ) DMR-2W201
容量が2TBで、撮りためた番組をスマホで見たり、見たい番組を別の部屋のテレビに転送して視聴できる機能があります。2番組を同時に録画する機能もあり、番組表の使い勝手が良いのが特徴です。なお、こちらは4K/8Kチューナーはついていません。大容量であることやコンパクトなつくり、使い勝手の良さを評価する人が多いようです。
パナソニックDIGA(ディーガ) DMR-2W51
前述のDMR-2W201と同様の機能が搭載されていますが、容量が500GBと少なめのレコーダーです。シンプルな使い心地、コストパフォーマンス重視の方に評価されています。
パナソニックDIGA(ディーガ) DMR-2W101
前述の2機種と同等の機能があり、容量が1TBと程よいサイズのレコーダーです。以前からブルーレイレコーダーを愛用していて、買い替える方を中心に高い評価を得ています。特に、同じパナソニックのレコーダーを使っていた方は、違和感なく操作できることに好印象を持っています。
パナソニックDIGA(ディーガ) DMR-4W202
4K/BS/CSチューナーを内蔵した、2TBのレコーダーです。3チューナーを有していて、4Kであれば2番組同時に、その他は3番組同時に録画できます。見たい番組をスマホや別室のテレビで見るなど、DIGA標準の機能に加え、対応のビエラに接続すると、AIが最適な画質や音質で再生したり、番組で紹介された飲食店を地図表示する機能が備わっています。他社の同等製品と比べてコストパフォーマンスが良いことや、4K映像の美しさを評価する声が多くありました。
シャープAQUOSブルーレイ 4B-C40DT3
4TBと大容量で、地デジであっても4K並みの美しい映像を楽しめるといった、画質に定評があるシャープならではの機能が盛り込まれたレコーダーです。画質の劣化を抑えてダビングができる高画質圧縮技術を用いているほか、録画リストを選ぶと番組内容を1分で概観できる「タイトルプレビュー」を備えるなど、使いやすさにもこだわっています。ハイスペックなレコーダーが欲しかった方、美しい映像を楽しみたい方から高評価を得ました。
シャープAQUOS(アクオス) 2B-C10EW2
1TBで、連続ドラマを自動で録画したり、人名やジャンル・好みのワードに関連する番組を選んで録画する機能などが搭載され、手間いらずで操作できるレコーダーといえます。HDD/BD双方を保護する仕組みもついているので、ディスク使用が多い方は安心でしょう。スペックとしては標準的ですが、ボディが薄手で扱いやすく、色味を選べる点を評価した方が多かったようです。
パナソニックDIGA(ディーガ) DMR-2X602
売れ筋ベスト10の中では最も容量が大きい6TBのレコーダーです。設定したチャンネルをすべて全自動で録画できますが、大容量なので安心感があります。録画した番組を自動で整理する機能も備わっています。全自動録画機能に惹かれて購入する方が多く、約2週間分を録画できる便利さが評価されています。
パナソニックDIGA(ディーガ) DMR-2X202
前述の機種の容量が2TBのレコーダーです。価格が、6TBと比べて10万円近く、3TBよりも2万円以上安くなることから、全自動録画機能とコストとのバランスを考慮して購入している方が多いと考えられます。
ブルーレイレコーダーでDVDが再生できない時の対処法
DVD、ブルーレイの両方に対応するメディアプレイヤーを使う
テレビで録画した映像やブルーレイ・DVDに加え、ネット配信のストリーミングも合わせて楽しんでいる方もたくさんいるに違いありません。そのような方が好んで利用しているのが、PlayerFabです。PlayerFabの大きな特徴の一つが、ストリーミング動画の広告を自動的に消せることです。あらゆる動画形式に対応しているPlayerFabであれば、ブルーレイレコーダーで再生できない動画を見ることも可能です。
PlayerFabは、パソコンなどにインストールして利用します。PlayerFabを起動するとPCモードとTVモードが選べるようになっています。特に支障がなければ、早送りモードが選べるPCモードにして使うとよいかもしれません。いつもPCモードを選ぶ場合は、画面左下の「私の選択を記録する」にチェックを入れてPCモードを選ぶと、毎回同じモードで利用できるようになります。
ディスクを再生する場合は、見たいディスクをドライブに入れてから再生ボタンを押下します。PlayerFabの特徴は、再生スピードを調整できることです。右向きまたは左向き三角が2つ重なったボタンを押すと、再生スビートを早くしたり遅くしたりできます。
なお、PlayerFabの初期設定では、システム起動時に自動起動するようになっていますが、画面右上のメニューから「設定」を選択し、「一般」の中でその機能のチェックを外すことで解除できます。PlayerFabでは、動画を4つのカテゴリにライブラリとして保存できるので、カテゴライズしておけば、探す手間が省けるに違いありません。
DVDをブルーレイに変換してからブルーレイレコーダーで再生する
ブルーレイレコーダーでDVDが再生できない時、DVDをブルーレイに変換してからブルーレイレコーダーで再生するのも解決策の1つとなります。その時、DVDFab DVD ブルーレイ 変換はお役に立てます。
DVDFab DVD ブルーレイ 変換は、専門のDVD ブルーレイ 変換ソフトとして、DVDを標準的なディスク/フォルダ/ISOイメージファイルに変換することができます。複数のDVDを1つのブルーレイに結合するのをサポートしています。DVDFab Enlarger AI(別売り)と一緒に使用すれば、出力ブルーレイビデオの画質を1080pレベルに向上できます。
出力ビデオのオーディオトラックと字幕を選択したり、メニューを作成したりすることができます。。再生メニューのスタイル、カバー、テキスト及びフォントを柔軟に設定できます。
以下のボタンを押して、DVDFabの最新バージョンを無料ダウンロードして、インストールしてから、30日間無料体験できます。
保存されたファイルをダブルクリックして、次に「クイックインストール」をクリックします。
インストールファイルにアクセスしてから、インストールしプロセスが自動的に始まります。数秒後、インストールが完了できます。
【DVDFab DVD ブルーレイ 変換でDVDをブルーレイに変換する方法】
ブルーレイとDVDの両方が見れるレコーダーを上手に選ぶには
ブルーレイとDVD両方を見れるのは、ブルーレイレコーダーです。どんな映像を見たいのか、どれほど録画したいのかにより、容量やチューナーの種類、録画機能の充実度などで選択すると、満足いく機種を購入できるに違いありません。あらゆる種類の動画形式に対応するPlayerFabも合わせて使うと、ブルーレイやDVDに加え、ネット配信のストリーミング配信、IPテレビなどもストレスなく見ることができるでしょう。