DVDからブルーレイにダビングする方法!複数のDVDをBlu-rayにまとめるもOK
要約: 片面1層で4.7GBのDVDに対して片面1層で25GBのブルーレイ。大容量なので複数のDVDを1枚のブルーレイにまとめたいと考える方も多いでしょう。本記事では、DVDからブルーレイにダビングする方法を解説します。コピーガードを解除できる最強ソフトDVDFab ブルーレイ DVD 変換についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
DVDからブルーレイにダビングするソフト3選
DVDFab DVD ブルーレイ 変換
DVDFab DVD ブルーレイ 変換は、DVDを標準的なブルーレイビデオに変換できるソフトです。複数のDVDを1枚のブルーレイディスクにまとめたり、ISOファイル/フォルダに変換したりできます。
DVDFab 13に統合されている総合型ソフトウェアで、モジュールの一つとして動作します。高度な圧縮技術を搭載しているため、圧倒的な出力品質を実現。同社が開発するDVDFab Enlarger AI と連携することで、DVDを1080pの高音質ブルーレイに変換できます。
入力形式 | DVDディスク/ISOファイル/フォルダ |
出力形式 | BD25/BD50/DVD5/DVD9ディスク/フォルダ/ISOファイル |
主な機能 | 複数のDVDを1枚のブルーレイにまとめる ブルーレイメニューを作成 豊富な詳細設定オプション |
無料体験 | あり(30日間) |
連携AIソフト | DVDFab Enlarger AI |
ハードウェアアクセラレーション | Intel Quick Sync、Nvidia CUDA、AMD Accelerationなど |
〈DVDFab DVD ブルーレイ 変換で複数のDVDを1枚のブルーレイにまとめる方法〉
1.DVDFab を起動して「コピー」を選択し、矢印アイコンをタップして「DVD ブルールイ変換」を選択します。
2.ドライブにDVDを挿入します。DVDフォルダまたはISOファイルを使用する場合は、「+」をクリックして、ソースを追加します。複数のファイルを同時に追加できます。
※複数の物理DVDを1枚のブルーレイにまとめる場合は、ISOファイルやDVDフォルダとしてデータ化してから作業してください。
3.必要であれば、タイトル、チャプター、字幕と音声を設定してください。
*市販のDVDをブルーレイに変換する場合は、プロモーション部分をカットしてメインムービータイトルだけをダビングするようにしましょう。
「詳細設定」を開いて、ボリュームラベル、出力サイズ、処理モード、ビデオ画質と再生モードを設定する
出力はBD50、BD25、BD9、BD5から選択できます。BD9/BD5を選択すると、DVD9/DVD5に出力されます。ただし、出力ファイルはブルーレイビデオに変換されるため、再生にはブルーレイプレーヤーが必要となります。
続いてメニュー画面を設定します。「メニュー設定」をクリックしてください。
1番左のアイコンをタップすると、ローカルから画像をアップロードして背景として使用できます。
「参照」から読み込みましょう。
メニュー画面のBGMをインポートすることもできます。
ウィジェットやテキストも自由に追加できます。
4.ディスクなどに書き込む、ISOを作成する、フォルダを作成する、の3つから出力先を設定できます。
「出力先」のドロップダウンリストから「BD-ROM」光学ドライブを選択すれば、出力ファイルは空のディスクに書き込まれます。ISOまたはフォルダのアイコンをクリックして、保存先を指定すれば、出力ファイルはPCのHDDに保存されます。
「開始」ボタンをクリックすると、DVDからブルーレイへのダビングが始まります。
- ブルーレイからブルーレイへダビング ☛ブルーレイ ダビング
- Blu-rayからDVDへダビング ☛ブルーレイからDVDへダビング
multiAVCHD
multiAVCHDは、ブルーレイおよび AVCHD ディスク用のビデオ オーサリングソフトです。複数のビデオ ファイルを 1 つのディスクに結合し、メニューやチャプターを追加するために使用できます。 特にメニュー画面の作成機能は、テンプレートをベースに、自由にデザインを編集できたり、背景画像、ボタン、タイトル、チャプターリストなどを自由に配置できたりと大変高機能です。
一方、multiAVCHDは2017年に開発が終了しており、最新バージョンのリリースは2016年である点はデメリットだといえるでしょう。また、ソフト言語は英語で文字も細々としているため、英語が苦手な方には使いづらいかもしれません。
DVDtoBD Express
(DVDlogic公式サイトより)
DVDtoBD Express は、DVD をブルーレイにコピーするためのソフトです。シンプルで使いやすいインターフェースを備えており、初心者でも簡単に操作できます。有料ソフトですが無料版でもDVDからブルーレイへのダビングは行えます。
ちなみに本ソフトはDVDをブルーレイに変換できますが、複数のDVDを1枚のブルーレイにまとめることはできません。DVDtoBD Expressは日本語の情報が少ないため、使い方をマスターするには、英語を理解できる方が有利です。
DVDからブルーレイに変換するソフトを比較
DVDFab DVD ブルーレイ 変換 | multiAVCHD | DVDtoBD Express | |
対応OS | Windows、Mac 10.10 - 14 | Windows 2000/XP/Vista/7 | Windows |
無料利用 |
〇(30日間無料体験) |
〇(フリーソフト) |
〇(フリーソフト) |
出力形式 | ブルーレイ ディスク/フォルダ/ISOファイル | ブルーレイデータ/AVCHDフォルダ | ブルーレイ ディスク/フォルダ/ISOファイル |
メニュー作成 | 〇 | 〇 | × |
メニューテンプレートの種類 | 〇 | △ | ー |
ソフトの安定性 | 〇 | 〇 | 〇 |
日本語対応 | 〇 | × | × |
プレビュー機能 | あり | あり | なし |
変換速度 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
multiAVCHDとDVDtoBD ExpressはWindowsでしか動作しませんが、DVDFab DVD ブルーレイ 変換はWindowsだけでなくMacでも動作します。また、DVDFab DVD ブルーレイ 変換はメニューテンプレートも豊富でソフトも安定しており、変換速度も高速です。
DVDからブルーレイにダビングしたい方向けのQ&A
DVDフォルダとISOフォルダの違いは下記の通りです。
DVDフォルダ | ISOファイル | |
構造 | VIDEO_TSとAUDIO_TS | 1つのファイルにディスク全体の内容をイメージ化 |
ファイル形式 | .VOB、.IFO、.BUPなど | .ISO |
用途 | DVDプレーヤーで直接再生可能 | 書き込みソフトを使ってDVDに書き込み |
編集 | × | イメージ化ソフトを使えば可能 |
メリット |
ほとんどのDVDプレーヤーで直接再生できる |
ディスクの完全なバックアップ |
デメリット | ストレージスペースを大量に消費 分割や編集が難しい 一部のポータブルデバイスでは直接再生できない |
ファイルサイズが大きい |
DVDからブルーレイにダビングしてもDVDの画質は向上しません。ただしAIによるアップスケーリングソフトを使って、DVDの映像をHD画質に引き上げることができます。例えばDVDFab Enlarger AIはDVDFabの独自AI技術で、品質を480pから1080pまで引き上げることができます。
DVDからブルーレイにダビングに変換する際は、記録容量に気をつけましょう。DVDの記録容量は4.7GBまたは8.5GBです。ブルーレイの記録容量は25GBまたは50GB。DVDの容量がブルーレイの記録容量を超える場合は、複数のディスクに分割してダビングする必要があります。
依頼できます。DVDからブルーレイへのダビングを業者に頼めば、自分で変換ソフトを準備したり設定したりする必要がない、メニュー画面やチャプターメニューを作成してもらえる、などのメリットがあります。しかし、DVDFab DVD ブルーレイ 変換のようなソフトを使えばダビングもメニュー作成も簡単に行えるため、わざわざ費用を支払って依頼する必要があるのかは意見が分かれるところでしょう。
まとめ
今回はDVDをブルーレイに変換できるソフトやその方法について解説しました。BD50の場合、およそ10枚分のDVDデータをダビングすることができます。本記事で紹介したDVDFab DVD ブルーレイ 変換はソフトの動作も安定しており、クラッシュも最小限である業界トップレベルのソフトです。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのDVDをブルーレイにスッキリまとめてみてくださいね。
DVDからDVDにダビングしたい方は、「DVDからDVD ダビング 方法」までご参照ください。