ブルーレイのダビング方法!自宅で焼き増しできる?再生できないときの対処法も解説
要約: 近年では、DVDだけでなくブルーレイでさまざまな映像を楽しんでいる方も多いでしょう。中には、録画した番組や撮影した映像を、ブルーレイディスクにダビングしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ブルーレイのダビング方法について解説します。おすすめのソフトについても紹介しているので、ご参考になれば幸いです。
ブルーレイをダビングする前にチェックすべきポイント
1. ブルーレイの種類を確認する
ブルーレイは、データ用とビデオ用という2種類に分れています。データを書き込んで映像を見たい場合は、データ用を使いましょう!さらに、容量や繰り返し録画ができるかどうかによって、細かく分類されています。
ディスクタイプ | 容量 | 特徴 |
BD-RE | 25GB | 記録したデータを消去して再度書き込める |
BD-R | 25GB | 消去や上書きができない |
BD-ROM | 25GB | 市販の再生専用ソフトに使われる |
BR-RE XL | 100GB | なおかつ繰り返し録画が可能 |
例えば繰り返しダビングを行いたい場合は、書き換え可能なブルーレイディスクを選ぶ必要があります。特にこだわりがない場合は、「BD-RE」もしくは「BD-R」を選んでおけば間違いないでしょう。カートリッジ付きのBDディスクは使用できませんので注意してください。また、レイヤー数によって分けると、ブルーレイはBD50とBD25に分けられます。BD50 BD25 違いについてこちらまでご覧ください。
2. ブルーレイのダビング方法を確認する
録画ブルーレイのダビング | ブルーレイディスクからブルーレイへのダビング | 8ミリカメラの映像をブルーレイにダビング | |
方法例 | レコーダーを使う | コピーソフトを使う | パソコンとカメラを接続してダビングする |
メリット | HDDの容量を節約できる | 無劣化で簡単にブルーレイをコピーできる | 再生デバイスの選択肢が広がる |
デメリット | MPEG-4 AVC/H.264エンコードでダビングできる | 有料ソフトの場合購入の必要がある | 専用のケーブルが必要 |
【状況1】HDDに録画した番組をブルーレイにダビングする
ブルーレイディスクレコーダーのHDDに録画した番組をブルーレイにダビングする場合は、ブルーレイレコーダーを使うと簡単です。ブルーレイレコーダーでのダビング方法はメーカーや型番によって異なります。
ソニー(Sony)
1. ブルーレイディスクレコーダーのディスクトレイにBD-REまたはBD-Rディスクを入れます。新品のBDディスクをセットすると、ディスクの「初期化」が自動的に始まります。操作が可能になるまでお待ちください。
一度だけ録画する場合は「BD-R」を選択
2. リモコンの「ホーム」ボタンを押し、「ビデオ」から「ディスクダビング」を選び、リモコンの「決定」ボタンを押します。
3. 「HDD→BD/DVDダビング」を選び、リモコンの「決定」を押します。
4. ダビングしたいタイトルを選び、リモコンの「決定」を押します。
5. 「実行」を選び、リモコンの「決定」を押します。
6. 表示された確認画面で「はい」を選び、リモコンの「決定」押すと、ブルーレイダビングが開始されます。
シャープ(SHARP)
1. ブルーレイディスクレコーダーのディスクトレイにBD-REまたはBD-Rディスクを入れます。ディスクの「初期化」が完了するまでお待ちください。
お使いの機種によって、利用可能なBD-REやBD-Rのタイプやバージョンが異なる場合があります。詳細については、使用可能なBDディスクの種類についてのページをご確認ください。
2. 「ホーム」ボタンを押し、「ディスクダビング」を選び、リモコンの「決定」ボタンを押します。
3.「HDD」を選び、リモコンの「決定」ボタンを押します。
4. 「放送番組」の「HDD ➡ BD/DVD」を選び、「決定」を押します。
5. ダビングしたいタイトルを選び、リモコンの「決定」押します。
6. 自動調整の確認画面で「次に進む」を選び、「決定」を押します。
7. 「すぐにダビング」を選び、「決定」を押します。ダビングが始まり、終了すると自動停止します。
パナソニック(Panasonic)
ブルーレイレコーダーに録画していた番組をBD-Rにダビングするには、「かんたんダビング」というボタンにより簡単に実現できます。
1.テレビとディーガの電源を入れ、ブルーレイディスクを入れてください。
2.すると、画面に「かんたんダビング」と表示されます。[上][下]で「かんたんダビング」を選び、[決定]ボタンを押します。
3.[上][下]でダビングする番組を選び、[青]ボタンを押します。
4.ダビングしたい番組を選択完了したら、[上][下]で「ダビング開始」を選び、[決定]ボタンを押します。
その後は、ブルーレイダビングが終わるまで、お待ちください。
【状況2】録画したBDAVからブルーレイにダビングする
録画したブルーレイ(BDAV)ファイルからブルーレイにダビングすると、高画質で使いやすいブルーレイ(BDMV形式)を作成します。BDMV形式は一般的な再生機器でサポートされているため、変換後のファイルを多くの機器で再生することができます。これにより、録画した映像を自宅のテレビやパソコンで簡単に再生することができます。
- BDAVを空のBlu-rayディスク/ISOファイル/フォルダにダビング
- 3つのコピーモードでディスク全体または一部をバックアップ
- 1:1の無劣化コピーと高品質の圧縮の両方ができる
- 多彩なメニューテンプレートを使用して、メニューを簡単に作成
DVDFab Blu-ray レコーダーコピーを使用して、BDAVをブルーレイにダビングする方法
メニューの背景、ウィジェット、テキスト、オーディオと字幕の言語を自由に設定できます。
画像のアイコンをクリックして、画像またはビデオクリップをアップロードして、メニューの背景として使用できます。
左から3番目のアイコンをクリックして、ウィジェットを追加できます。
「T」のアイコンをクリックして、テキストを追加して編集できます。
「>」をクリックして、ブルーレイムービーのメタ情報をチェックできます。
続いて「>」をクリックして、オーディオと字幕を設定したりすることができます。
【状況3】市販やレンタルのブルーレイからブルーレイにダビングする
ブルーレイディスクをそのままブルーレイディスクにコピーしたいときは、ブルーレイコピーソフトを使用します。ここでは、無損失でブルーレイをコピーできる、処理スピードも高速なDVDFab Blu-rayコピーを紹介します。
開発実績20年以上の老舗ソフトウェアメーカーDVDFabによるソフトです。搭載されている技術力は業界トップレベルですし、ウイルスやマルウェアの心配も一切ありませんので安心して使用できます。
- ブルーレイのコピーガードを数秒で解除
- BD-25/BD-50を1:1無劣化コピー
- BD-50からBD-25/DVD-9/DVD-5に圧縮
- Blu-rayディスク/フォルダ/ISOファイルに出力
- フォルダ/ISOファイルからBlu-rayディスクに書き込み
- 5つのコピーモードで自由にコピー
- バッチ処理やGPUハードウェアアクセラレーションで高速コピー
DVDFab Blu-ray コピーを使用して、ブルーレイをダビングする手順
1. DVDFabを起動して「コピー」を選択して、青いボタンをクリックしてコピーモードを選択します。
2. ドライブにブルーレイをセットして、ソースを読み込みます。
3. 出力、オーディオと字幕を選択します。
「詳細設定」でボリュームラベル、出力、ビデオ画質などを設定します。
4. 空のブルーレイをドライブにセットして出力先として指定して「開始」をクリックします。
ISOファイルやフォルダのアイコンをクリックして、出力ディレクトリを指定すれば、ブルーレイをISOファイルやフォルダとしてPCに保存します。
ちなみに「プレビュー」でコピー内容を事前に確認することもできます。
【状況4】ビデオカメラ/ビデオテープ/8ミリカメラの映像をブルーレイにダビングする
ビデオカメラや8ミリカメラの映像をダビングする場合は、機器をレコーダーもしくはパソコンに接続してダビングを行います。その際、デバイスに適合した専用ケーブルが必要です。
1.ビデオカメラや8ミリカメラを専用ケーブルでレコーダーもしくはパソコンに接続する
2.レコーダーやBlu-ray コピーソフトのやり方に沿ってダビングを行う
専用ケーブルを持っていなければ、購入する必要もあります。ダビングができたとしても、画質が変わったりするかもしれません。そのため、個人で行うのが不安な場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
ダビングしたブルーレイが再生できない・見れない原因と対処法
ブルーレイディスクが汚れている/再生できないディスクを使用している
ブルーレイディスクに汚れが付着していると、読み取りエラーが発生して再生できなくなる可能性があります。汚れがある場合は、マイクロファイバークロスなどの柔らかい布で、汚れを優しく拭き取りましょう。円を描くように拭き取るのではなく、中心から外側に向かって直線状に拭き取ると、ディスクが傷がつきにくくなります。
また、再生できないディスクを使用している可能性もあります。ディスクのパッケージや表面などに記載されている種類を確認して、必要に応じて種類を変更しましょう。
ブルーレイレコーダーの不具合
ブルーレイレコーダー自体に不具合が生じている可能性もあります。テレビとの接続ケーブルを接続し直したり、テレビの入力設定を確認したりして、不具合の原因を確認してみましょう。それでも再生できなければ、別のデバイスでの再生を試してみましょう。レコーダーが壊れている場合は、修理に出す必要があります。
ブルーレイディスクとプレーヤーに互換性がない
ブルーレイディスクにコピーガードが掛けられており、そのコピーガードをプレーヤーがサポートしていない場合はディスクの再生ができない場合があります。例えばディスクのリージョンコードとプレーヤーのリージョンコードが一致していない場合は、ダビングや再生ができません。
ブルーレイのダビングに関するQ&A
ブルーレイレコーダーを使用する場合は、読み込みソースとして外付けHDDを指定しましょう。ちなみに機種によってはHDDに保存されているDVDのダビングができないものがあります。
テレビで視聴する場合は1080pがおすすめです。パソコンやスマホで視聴する場合は720pで十分クリアに映るでしょう。また、レコーダーによっては「SXP」「XP」「SP」などで画質を表しているものもあります。高画質になればなるほど容量も大きくなりますので、ストレージを考慮して検討してみてください。
価格で選ぶなら、DVDの方がブルーレイよりも安価で購入できます。また、ブルーレイプレーヤーではDVDもブルーレイも再生できますが、DVDプレーヤーでブルーレイを再生することはできません。最低限のポイントをチェックしたら、画質やメディアの長さなどで比較してみましょう。
DVD | ブルーレイ | |
画質 | SD | HDもしくは4K |
メディアの長さ | 1枚あたり約120分 (片面1層) または 240分 (片面2層) | 1枚あたり約25GB (片面1層) または 50GB (片面2層) |
その他 | 傷や汚れに比較的強い | 傷や汚れに比較的弱い |
ブルーレイをDVDにダビンしたいなら、「ブルーレイからDVDにダビング」をご覧ください。
映像の種類などによっては、そもそもダビングができないこともあります。たとえば市販やレンタルのブルーレイには、コピーガードというものがかかっています。コピーガードというのは、著作物を無断で複製できないようにするための信号のことです。ブルーレイだけではなく、DVDやゲームソフトなどにもかけられていることがあります。
コピーガードの種類はさまざまです。たとえば「リージョンコード」は、プレイヤーとディスクのコードが一致しているかどうかを判断するためのコピーガードです。そうすることで、コードが一致しない国ではブルーレイを再生することができなくなります。他にも、「AACS」や「Cinavia」、「CCI」などの種類があります。
では、コピーガードがかけられているブルーレイは、絶対にダビングできないかというと、そういうわけではありません。DVDFab Blu-ray コピーを使ってコピーガードを解除すれば、ダビングできるようになる可能性があります。ただし、著作物にかけられているコピーガードを無断で解除して、コピーしたものを販売したり配布したりすることは禁止されています。そのため、あくまでも法律の範囲内で行う必要があるのです。
可能です。例えばカメラのキタムラであれば、ブルーレイからブルーレイ(ビデオ用)のダビングは当日仕上げで1枚3,300円となっています。(料金は目安です。詳しくは最寄りの店舗にお問い合わせください)
ファイナライズとはダビングしたディスクをダビングデバイス以外でも再生できるよう変換すること。ブルーレイの場合は必要ありません。ブルーレイはファイナライズ処理を行うことなく、読み取り専用型メディアとして認識できるUDFと呼ばれる単一のファイルシステムで構成されているためです。
まとめ
今回はブルーレイのダビング方法について解説しました。動画フォーマットの進化と共に保存メディアも着々と進化し、高画質かつ大容量のブルーレイが現在も根強い人気を誇っています。ブルーレイディスクからブルーレイディスクにダビングするには、メディアをコピーするためのソフトウェアが必要です。DVDFabはインターフェースもシンプルで初心者の方でも数クリックでコピーができますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。DVDをダビングする場合は、「DVD コピー」記事をご覧ください。