ダビングしたブルーレイが再生できないときの原因 9選

ブルーレイレコーダーでブルーレイを再生するには、ドライブの問題やHDCPに対応しているかどうか、AACSをサポートしているかなど、さまざまな必要条件があります。ここでは、ダビングしたブルーレイが再生できないときの原因を解説していきます。

ブルーレイディスクにコピーガードが掛けられている

ダビングしたブルーレイにはAACSやCSSなどのコピーガードが掛けられています。AACSとは市販のブルーレイや地上波・BS・CS放送などをダビングしたブルーレイに掛けられるコピーガードで、AACS対応プレーヤーでディスクを再生する必要があります。一般的にBSやCS放送番組をダビングした場合、そのディスクはダビングしたレコーダー以外で再生できません。

ブルーレイディスクに傷や汚れがある

ブルーレイの保護層は約0.1mmと非常に薄く、傷に非常に弱いという欠点があります。小さな傷でも再生に影響を与えてしまいますので、保管には厳重な注意が必要です。また、ディスクに汚れがあるとデータを正常に読み込めなくなることがあります。また、ブルーレイレコーダーの読み取り口に汚れが付着していても、不具合の原因となります。

ディスクがフォーマットされていない

新品のブルーレイディスクに映像をダビングする場合、フォーマットと呼ばれる初期化作業が必要です。ディスクがフォーマットされていないとコンテンツを再生することができません。

ブルーレイレコーダーがディスクの規格をサポートしていない

ブルーレイレコーダーには、サポートしているディスクの規格があります。BD-R、BD-REなど、どのようなディスクに対応しているのか事前に確認しましょう。機種によってはAVCREC型式のディスクが再生できない場合もあります。

ブルーレイレコーダーのバージョンが最新でない

ブルーレイレコーダーのソフトウェアは日々アップデートされています。古いバージョンのまま使っていると動作不良を起こすだけでなく、セキュリティの脆弱性を高めることにもつながってしまいます。

ブルーレイダビング時の編集によりエラーが発生している

ブルーレイのチャプターを編集したり、メニュー画面にオーディオを追加したりしていると、エラーの原因になることがあります。

ブルーレイレコーダーの接続不良

ブルーレイレコーダーの接続不良が起きている場合、ディスクを再生することができません。オーディオ機器を経由してレコーダーとテレビを接続している場合は、それぞれのデバイスがきちんと接続されており、すべてのデバイスの電源がオンになっているか確認しましょう。HDMIケーブルを使っている場合は、抜き差ししてみるのも効果的です。

データが消失している

さまざまな対処法を試しても再生ができない場合は、データが消失している可能性があります。ブルーレイのような書き込みディスクには、常にデータの消失というリスクが伴います。保管環境の温度や湿度が原因でピットが劣化してしまうこともありますので注意しましょう。

特定の再生環境でしか再生ができないケースも

例えばスカパー!では、スカパー!プレミアムサービスの番組をホームネットワークに接続された機器で録画できる機能を提供しています。対応チューナーと対応ブルーレイレコーダーをホームネットワークに接続することで番組をハイビジョン画質で録画できるというものですが、この対応チューナーからダビングしたブルーレイは、同サービスに対応したレコーダーでしか再生ができません。

ダビングしたブルーレイが再生できない時の解決法 9選

ダビングしたブルーレイを再生できるようにするには、ディスク側のアプローチと再生機器側のアプローチが必要です。ここでは、ダビングしたブルーレイが再生できないときに試したい解決法について解説します。

AACSを解除してから再生する

ブルーレイに掛けられたAACSを解除してMP4やMKVなどの動画形式にリッピングすれば、パソコンやスマホでダビングしたブルーレイの映像を視聴することができます。ダビングしたブルーレイのBDAVを復号化するソフトを使えば、専門知識がなくても簡単にダビングしたブルーレイを変換することが可能です。おすすめのAACS解除ソフトは「DVDFab Blu-ray レコーダーリッピング」。詳細は下記項目で解説していますので、そちらでご確認ください。

ブルーレイディスクの汚れを拭き取る

もしディスクに汚れが確認できる場合は、メガネ拭きのような柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。汚れが強い場合は水を湿らせた布を使用し、ディスクの中心から外周に向かって直線的に拭き取ってください。

ブルーレイディスクを初期化する

「ブルーレイのフォーマットが必要です」といったエラーが表示される場合は、ディスクを初期化する必要があります。初期化の方法は機種によって異なりますが、大抵はレコーダーの設定画面から行えます。例えばシャープの場合は、設定>ディスク管理>BD/DVD>初期化からフォーマットできます。

ブルーレイレコーダーのソフトウェアやファームウェアを最新にする

ブルーレイレコーダーのアップデートを行うのも有効です。ほとんどの場合「設定」に「ソフトウェアの更新」といった項目がありますので、そこからソフトウェアやファームウェアを最新状態にしてください。

コンテンツを編集せずに再度ダビングしてみる

コンテンツの過度な編集は、再生時のエラーを引き起こす可能性があります。チャプターをカットしたり結合したりするとエラーの原因となりますので、編集しない状態でそのままダビングしてみましょう。

ブルーレイレコーダーの接続を確認する

ダビングしたブルーレイが再生できないときは、プラグを抜き差ししてみたり、デバイスの電源を切り替えてみたりして、ブルーレイレコーダーの接続を確認しましょう。

ブルーレイレコーダーを再起動する

読み込みエラーや処理エラーの場合は、ブルーレイレコーダーを再起動することで不安定になっていたハードウェアによる問題を解決することができます。再起動するというのは単純な解決法のようにも思えますが、実は非常に有効な方法なのです。

電力が十分な状態で試す

ブルーレイを再生するには、ドライブを正常に動作させるための電力供給が必要です。特にUSB経由でドライブを接続している場合は電力不足の影響を受けやすいため注意しましょう。また、タコ足配線の場合も電力が不安定になりやすく、動作不良の原因となります。ダビングしたブルーレイが再生できないときは、配線の状態も確認してみましょう。

ブルーレイレコーダーを修理に出す

ダビングしたブルーレイだけでなく、市販のブルーレイやDVDも再生できない場合、レコーダーが故障している可能性があります。その場合はブルーレイレコーダーを修理に出すしかないでしょう。現在海外ではほとんどブルーレイレコーダーが流通していないため、国内の業者に修理を依頼する必要があります。

【簡単】ダビングしたブルーレイをMP4に変換する方法

DVDFab Blu-ray レコーダーリッピングとは

product image
  • 録画したBlu-rayをMP4、MKV、MP3など500以上の動画や音声フォーマットにリッピングできる
  • AACSやRCなどのあらゆるコピーガードを解除できる
  • リッピングすればパソコンのHDDやスマホのストレージに保存できる
  • 動画編集機能が搭載されており、出力映像をカスタマイズできる
  • GPUハードウェアアクセラレーション搭載なので、1時間ほどの番組を数分で変換できる

DVDFab Blu-ray レコーダーリッピングの使い方

Step1
ソフトを起動したらメニューバーで「リッピング」を選択しドライブにダビングしたブルーレイをセットします。

Step2
出力プロファイルや詳細設定を行って、必要であれば動画編集をします。

Step3
出力先フォルダを設定して、「開始」をクリックします。

まとめ

今回はダビングしたブルーレイが再生できないときの対処法を解説しました。ダビングしたブルーレイは、コピーガードやフォーマット、ディスク本体の問題などさまざまな原因により再生ができないことがあります。録画した番組をパソコンやスマホなどのデバイスで気軽に楽しみたい方は、ぜひ本記事で紹介したDVDFab Blu-ray レコーダーリッピングを使ってみてくださいね!データとして地上波・BS・CS放送などを保存できますので、番組をより自由に楽しむことができるようになります。