ダビングしたブルーレイが再生できない原因と解決策

ブルーレイレコーダーで録画番組を保存し、外付けHDDに移してからブルーレイディスクへダビングすることはよく行われています。しかし、いざ再生しようとすると「ディスクが読み込めない」「エラーが出て先に進まない」といったトラブルに遭遇することも少なくありません。本記事では、ダビングしたブルーレイが再生できない主な原因と、その対処法について分かりやすく解説します。

ダビングしたブルーレイが再生できない主な原因 4選

ブルーレイが再生できない理由は、大きく分けて「暗号化・コピーガード」「ディスクの状態」「リージョンコードの違い」と「再生環境や互換性」の4つです。

暗号化・コピーガードの影響

録画番組にはB-CASカードやCPRMといった暗号化技術が使用されています。これは著作権保護のための仕組みで、録画した機器以外では再生できないケースがあります。たとえば、リビングのテレビで録画した番組を別の部屋のテレビに移しても、暗号鍵が異なるため再生できないことがあります。

ディスクの物理的な問題

ブルーレイは大容量データを高密度で記録しているため、表面のわずかな傷や指紋、ホコリが原因で読み取りエラーが起きやすい媒体です。また、保存環境が悪く、湿気や高温で反りや変形が生じると、プレーヤーが正常に読み込めなくなります。

リージョンコードの違い

ブルーレイディスクには「リージョンコード」という地域制限があります。日本のプレーヤーは「リージョンA」に対応していますが、海外で購入したディスクは再生できない場合があります。

再生機器との互換性

メーカーによって録画やダビング時の方式が微妙に異なるため、他社製のプレーヤーでは再生できないことがあります。特に、パナソニック製レコーダーで作成したディスクをソニー製プレーヤーで再生しようとすると、認識しないといったケースがあります。

ダビングしたブルーレイが再生できない解決策と対処方法

考えられる原因が複数ある以上、解決のためには段階を踏んで一つずつ試していく必要があります。

ディスクの状態を確認する

まずはディスクの表面に汚れや傷がないかを確認しましょう。指紋やホコリは柔らかい布で中心から外側に向かってやさしく拭き取ります。硬い布やティッシュは逆に傷をつけてしまうので避けてください。深い傷がある場合は市販の修復キットを使うか、専門業者に依頼するのも一つの方法です。

再生機器の設定を見直す

プレーヤーやPS5などで再生できない場合、まずシステムソフトウェアを最新のバージョンに更新してください。古いバージョンのままだと、最新のブルーレイ規格や暗号化に対応できず再生できないことがあります。また、HDCP設定が無効になっていると市販のディスクが再生できないため、必ず有効に戻しておきましょう。

リージョンコードを確認する

日本国内で購入したPS5やBlu-rayプレーヤーはリージョンコード「A」に対応しています。もし再生したいディスクが「B」や「C」だった場合は、その機器では再生できません。購入前にディスクのパッケージに記載されているコードを必ず確認しましょう。「ALL」と書かれているディスクであれば、地域を問わず再生可能です。

互換性のある機器を使う

同じメーカーのレコーダーやプレーヤーを利用すると、互換性の問題で再生できないリスクを減らせます。録画した機器と同じメーカー製品で再生を試すのがおすすめです。

根本的な解決法:ダビングしたブルーレイを動画ファイルに変換する

物理的な原因や機器の互換性問題を完全に避けるのは難しいため、より確実な方法としてブルーレイを汎用的な動画形式に変換して保存しておくことが有効です。これにより、PS5やPC、スマートフォン、タブレットといった幅広いデバイスで再生できるようになります。

ここで役立つのが「DVDFab Blu-ray Ripper」です。このソフトを使えば、市販やレンタルディスクにかかっているコピーガードを解除し、MP4やMKVなど1,000以上のフォーマットに変換可能です。画質や音質を保ったまま高速で処理できるため、大切な番組や映画を安全に残しておく方法として最適です。

DVDFab Blu-ray レコーダーリッピングとは

product image
  • 録画したBlu-rayをMP4、MKV、MP3など500以上の動画や音声フォーマットにリッピングできる
  • AACSやRCなどのあらゆるコピーガードを解除できる
  • リッピングすればパソコンのHDDやスマホのストレージに保存できる
  • 動画編集機能が搭載されており、出力映像をカスタマイズできる
  • GPUハードウェアアクセラレーション搭載なので、1時間ほどの番組を数分で変換できる

DVDFab Blu-ray レコーダーリッピングの使い方

Step1
ソフトを起動したらメニューバーで「リッピング」を選択しドライブにダビングしたブルーレイをセットします。

Step2
出力プロファイルや詳細設定を行って、必要であれば動画編集をします。

Step3
出力先フォルダを設定して、「開始」をクリックします。

まとめ

今回は、ダビングしたブルーレイが再生できないときに考えられる原因と、その解決方法について解説しました。コピーガードや記録方式、ディスクの状態など、さまざまな要因で再生できなくなるケースがありますが、基本的な確認や設定の見直しで解決できることも少なくありません。

もしそれでも再生が難しい場合は、専用ソフトを使ってデータ化してしまうのが確実です。DVDFab Blu-ray レコーダーリッピングを使えば、地上波・BS・CSで録画した番組をMP4やMKVといった動画ファイルに変換して保存でき、パソコンやスマホなど幅広いデバイスで楽しめます。

大切な番組をもっと自由に、そして安心して視聴したい方は、ぜひ一度試してみてください。