DVD-RとDVD+R、DVD-RとDVD-RWの違いは何?種類ごとの使い分けやバックアップにおすすめのソフト
要約: 動画の保存に役立つDVDには色々な種類があり、その代表格となるのが「DVD-R」です。 さらに、それと似ているものに「DVD+R」というものがあります。DVD-RとDVD+Rは具体的に何が違い、どう使い分ければいいのか悩む方も多いはずです。そこで今回はDVD-RとDVD+Rの違いを解説します。DVDのバックアップに最適なおすすめソフトもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. DVD-R・DVD+R・DVD-RW・DVD+RW・DVD-RAMの特徴は?
DVDメディアの主な種類の特徴を見ていきましょう。
DVDメディアの種類 | 特徴 | 容量 | ファイナライズ処理 | 再生 |
DVD-R |
1度だけデータを記録できます。 1度書き込んでしまえば記録したデータの変更や削除はできません。 ファイナライズしていない状態かつ容量に空きがあればデータを追記できます。 価格が安価なので配布用にも適しています。 |
4.7GB、8.5GB | 必要 | DVDの中では再生に対応しているDVDプレーヤーが多いため、主流のメディアとも言えるでしょう。 |
DVD+R | 4.7GB、8.5GB | 必要ない | 再生できるDVDプレーヤーは多いので、配布用に向いています。 | |
DVD-RW |
おおよそ1,000回ものコピーや書き換えができます。 |
4.7GB | 必要 | DVD-RW対応の家庭用DVDプレーヤーなどで再生できますが、再生ができない機種があります。 |
DVD+RW | 4.7GB | 必要ない | DVD+RW対応の家庭用DVDプレーヤーなどで再生できますが、再生ができない機種があります。 | |
DVD-RAM |
10万回以上書き換えが可能 |
4.7GB、5.2GB | 必要ない | DVD-RAM対応のDVDレコーダーで再生できます。従来のDVDプレーヤーで再生できません。 |
2. DVDメディアを上手く使い分けよう
DVDは適当に選ぶのではなく、ディスクの特徴に合わせて使い分けると良いでしょう。
参考に使い分けの例をご紹介します。
2.1 映像や音楽ファイルを人に渡したい時は±R
DVD-RとDVD+Rは上書きできない特徴を持つので、動画や音楽などのデータを誰かに渡したい時に適しています。
価格も他の種類と比べて安いので、ディスクを複数枚配布したい時もコスト面の負担を軽減できます。記録したいデータの容量が大きい時は、片面1層よりも少し高くなりますが片面2層のディスクがおすすめです。
2.2 DVDを再利用したい時は±RWや-RAM
今後繰り返しディスクを使いたいのであれば、DVD-RWやDVD+RW、DVD-RAMを使いましょう。これらのディスクは既存のデータを削除して、新しいデータを繰り返し書き込むことが可能です。
例えば編集途中の動画を保存した場合も、完成後にディスク内に上書きできます。ディスクを余計に増やしたくない時に便利です。
しかし、無限にデータを書き込めるわけではありません。DVD-RWとDVD+RWでは、約1000回書き込み・書き換えが可能です。ダビングした機器以外で再生する場合はファイナライズが必要です。多くのDVDプレーヤーで対応しているDVDではありますが、DVD+RWは対応していない機器もあるので注意してください。
DVD-RAMは約10万回書き込み・書き換えができるので、ハードディスク感覚でデータのバックアップができます。なお、DVD-RAMはライティングソフトを使わずとも、ドラッグアンドドロップや右クリックメニューの「送る」で簡単に書き込み可能です。また、DVD-RAMを使う時は再生や録画に機器が対応していることを確認してください。
2.3.ビデオDVDとデータDVDにも要注意
DVDにはビデオ用とデータ用の2種類があるので、その点にも注意が必要です。ビデオDVDは名前のとおり映像を録画するためのディスクで、パソコン以外にDVDプレーヤーやレコーダーでも使えます。
DVDと言えば、一般的にビデオDVDが連想されるでしょう。データ用DVDは主にパソコンで使用するディスクで、映像以外にも画像や他のデジタルコンテンツのバックアップを取るのにも使えます。使い方が異なるため、用途に合わせてビデオ用とデータ用を使い分けると良いでしょう。
3. DVD-RとDVD+Rの違い
DVD-RとDVD+Rはどちらも仕様や構造に違いはありません。唯一違いがあると言えば、規格団体が異なることです。
DVD-Rを含む「-」表記のディスクは、「DVDフォーラム」という団体が規定を定めています。DVD+Rを含む「+」表記のディスクの規定は、「DVD+RWアライアンス」という団体によって定められています。
国内では日本企業が多く関わったDVD-Rが主流ですが、海外ではDVD+Rを使う国が多いです。そのため、デバイスによってはDVD+Rが使えません。
しかし、最近のDVDプレーヤーやパソコンなどはスーパーマルチドライブが採用されているので、よほど古いデバイスでない限りどちらの規格でも読み書きは可能です。
DVDのディスクには記録層というものが形成されており、DVD-RとDVD+Rにはそれぞれ片面1層(DVD-5)と片面2層(DVD-9)の2種類が存在します。片面1層や片面2層とは、ディスクの片面に記録層が1層または2層あることを意味します。
一般的にDVD-RやDVD+Rと呼ばれるディスクが指すのは、片面1層のことです。一方、片面2層のディスクはDVD-R DL、DVD+R DLと呼ばれています。片面1層の容量は約4.7GBに対して、片面2層は約2倍の8.5GBのデータの記録が可能です。
ただし、データの安定性を踏まえると最大値での保存は難しいため、実際の容量は片面1層なら4.37GB、片面2層なら7.95GB程度になります。保存したいデータに合わせて、片面1層か片面2層のディスクを選びましょう。
DVD-R DL、DVD+R DLは比較的新しい規格であるため、古いDVDプレーヤー・ドライブでは再生できない場合があるので注意してください。
なお、DVD-9をDVD-5に圧縮して保存する方法にご興味のある方は、DVD 圧縮 フリーソフトを紹介する記事を参考にしてみてください。
4. DVD-RとDVD-RWの違いは?
このようにDVD-RとDVD-RWはどちらも記録、コピーをおこなってデータを移することによって使用DVDディスクです。この点においては、非常によく似ていることがわかります。そういったDVD-RとDVD-RWに、違う点はどこにあるのでしょうか。
それはコピーや書き込みが1回しかできないか、それとも何度も書き換えが可能かの違いとなっています。
DVD-Rが、ディスクに1回だけしか書き込みできません。 書き換えすなわち、上書きはできません。 これに対してDVD-RWは、一度書き込んだデータを削除して繰り返し書き込んで、上書き行うといった作業が可能です。
DVD-RWの方がやり直しもきくので、最近ではDVD-WよりもDVD-RWの方が好んで用いられることが増えていきました。具体的にはいったんDVDに移したデータに、後から追加してデータを入れたい時や、別のデータに差し替えたい時など活用できます。後で上書きしたい場合などに、DVD-RWは便利といえるでしょう。
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5. DVDのバックアップに便利なDVDFab DVDコピー
「お気に入りのDVDのバックアップを取りたい」、「家族や友人にも共有したい」と思った時、DVDの複製ができると便利です。自作の動画であればバックアップは簡単ですが、市販やレンタルDVDとなると難易度は上がります。
しかし、DVDFab DVDコピーを使えば誰でも簡単にDVDのバックアップが可能です。ここからはDVDFab DVDコピーの特徴や機能、使い方について解説します。
5.1 DVDFab DVDコピーの特徴・機能について
DVDFab DVDコピーは、WindowsとMacの両方に対応しているDVDコピー・圧縮ソフトです。有料ソフトですが、ダウンロード数は1億以上、世界8000万ユーザーが利用する人気ソフトになります。 |
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そんなDVDFab DVDコピーの主な特徴をご紹介します。
市販・レンタルのDVDもバックアップ可能
市販・レンタルのDVDにはコピーガードが掛けられていて、簡単にコピーできません。
しかし、DVDFab DVDコピーはCSS、UOPs、APS、RC、DADC、Disney's Fakeなど様々なコピーガードに対応しているので、問題なくDVDのバックアップが取れます。
コピーしたデータが空のDVDディスクに直接保存できるほか、ISOイメージファイル・フォルダとしてローカルHDDに保存することも可能です。
コピーガードだけではなく、コピーワンスの番組を録画する時に使用されるCPRMも解除できます。また、別途で売られているDVD Cinavia 除去を併用することで、ディスクに埋め込まれたCinavia透かしも解除可能です。
品質を損なわずにDVD-9ファイルを作成できる
画質を下げることなく長時間の動画をDVDに保存したい時は、片面2層(DVD-9)がおすすめです。DVDFab DVDコピーでは、DVDの映像を1:1の比率で品質を劣化させずにDVD-9ファイルとして複製できます。複製後は様々なメディアプレーヤーで、高画質の映像を楽しめます。
片面2層DVDを片面1層DVDに圧縮できる
片面2層DVDを片面1層DVDに格納したい場合、データを圧縮させる必要があります。
DVDFab DVDコピーは出力を設定するだけで、簡単にDVDの圧縮が可能です。
様々なコピーモードが使える
DVDFab DVDコピーにはフルディスク、メインムービー、クローン/ライティング、結合、分割、カスタマイズの6つのコピーモードが利用できます。
- フルディスク:DVDをそのままコピー、または2層DVDを1層DVDに圧縮コピー
- メインムービー:本編だけをコピー
- クローン/ライティング:1:1の比率で劣化させずにDVDをコピー
- 結合:複数のDVDビデオを1枚のDVDに結合
- 分割:1枚の二層ビデオを2枚の一層DVDに出力
- カスタマイズ:複数のタイトルまたはキャプチャーを選んでコピー
5.2 DVDFab DVDコピーを使ってDVDをバックアップする方法
DVDFab DVDコピーは操作を覚えれば、初心者も簡単にお気に入りのDVDのバックアップが取れるようになります。
まずは下記のボタンで全機能を無料で体験しましょう!
では、DVDFab DVDコピーでDVDのバックアップを取る方法をご紹介しましょう。
① トップメニューの「コピー」を選択
② 好みに合わせてコピーモードを選択(今回はフルディスクを例にします。)
③ ディスクトレイにDVDを挿入して自動的に読み込む、または「+」ボタンをクリックしてDVDファイルを追加する
④ 出力先にダビング用の光学ドライブ、ムービーフォルダまたはISOイメージファイルのいずれかを選択
⑤ 「開始」ボタンを押し、コピー完了まで待機
DVDを読み込むと詳細設定や出力サイズなどのオプションが表示されますが、基本的に初期設定のままで良いです。
また、空のDVDディスクに保存する場合は、開始ボタンを押すと途中で光学ドライブを挿入するように指示が出ます。そのタイミングで空のDVDディスクを入れると、ダビングが続きます。
まとめ
今回はDVD-RとDVD+R、DVD-RWとDVD-Rの違いについてご紹介しました。主な違いは規格を定めている団体であり、DVDの仕様に大きな違いはありません。そのため、DVDプレーヤーなど対応しているか確認した上で好きな方を使いましょう。
お気に入りのDVDのバックアップをDVD-RやDVD+Rに格納したい時は、DVDFab DVDコピーを使ってみてください。DVDFab DVDコピーの公式サイトでは、無料体験版が配布されています。使える機能は制限されますが、フルディスクモードやメインムービーモード、サードパーティ焼き込みエンジン、DVD9への無劣化コピーといった機能を使えます。
購入には不安がある人は、無料版から試してみてください。ぜひDC50のクーポンコードを使って期間限定50%OFFを楽しめましょうね!