【2025最新】DVDを焼くのは違法?知らないと危ない4つのケースと安全なやり方
要約: 市販DVDや配信作品、テレビ録画、YouTube動画を扱う際、どのような状況でdvdを焼く違法と見なされるのかをやさしく解説します。違法になりやすいパターンと、安心してDVDを作成するための注意点、さらに安全な作成方法までを初心者向けにまとめています。

DVDをパソコンやレコーダーで焼くのは、今や特別なことではありません。NetflixやAmazonプライムのような配信サービス、YouTube、テレビ録画など、映像コンテンツに触れる機会が増えたぶん、「手元に残しておきたい」と感じる場面も多くなりました。
その一方で、どこまでならセーフで、どこからが法律的にアウトなのかは、意外と知られていません。なんとなく不安を抱えたまま、「みんなやっていそうだし大丈夫だろう」と曖昧なままにしている人も少なくないはずです。
この記事では、DVDを焼く行為が違法になりやすい代表的なケースと、反対に安心してDVDを作成できるケース、そして具体的な手順までを、できるだけ平易な言葉で整理します。ここで扱う内容は、日本の著作権法にもとづいた一般的な情報であり、個別のケースに対する法律相談ではない点もあらかじめご理解ください。
結論:DVDを焼く行為が「違法」になりやすい4つのパターン
先に結論からおさえておきましょう。DVDを書き込む行為が問題になりやすいのは、だいたい次の4パターンです。
- 市販DVD・レンタルDVDのコピーガードを外して複製し、別のDVDに焼く場合
- NetflixやAmazonプライムビデオなどの配信作品を録画・ダウンロードしてDVDに保存する場合
- テレビ番組を録画したものを、家庭内を超えて複製・配布する場合
- YouTube動画を無断でダウンロードしてDVDに焼く場合(特に違法アップロード動画)
日本の著作権法には、「個人的・家庭内で楽しむためなら複製を認める」という私的複製という考え方があります。
ただし、これは万能な免罪符ではなく、
- コピーガードやDRMなどの技術的保護手段を回避して行う複製
- 違法アップロードされたコンテンツをダウンロードして保存する行為
といったものは、私的複製の対象から外れてしまい、違法と判断される可能性が高くなります。
一方で、
- 自分で撮影・制作した動画
- 利用規約で再利用やDVD化が明確に認められているフリー素材
といったコンテンツであれば、適切な範囲でDVDに焼いて楽しむことは問題ありません。
ケース①:市販・レンタルDVDを焼くのは違法?

結論:コピーガードを解除して複製すると違法になる
まず、多くの市販DVD・レンタルDVDには、CSSなどのコピーガード(技術的保護手段)がかかっています。そして、日本の著作権法では、このような保護を回避して複製する行為は、私的複製の例外から外れるとされています。
- 「買ったDVDをバックアップ用に1枚だけコピーしたい」
- 「レンタルDVDを一度コピーして、返却後にゆっくり見るつもり」
こういった“つい、やりたくなる”使い方であっても、コピーガードを解除している時点で違法行為のゾーンに入ってしまうと理解しておく必要があります。
コピーガードが無いディスクならアリ?
コピーガードが一切かかっていないコンテンツについては、
- 個人的・家庭内で視聴するため
- 営利目的ではない
といった条件を満たせば、私的複製として認められる可能性があります。
とはいえ、
- 利用規約で複製そのものを禁止している
- レンタル契約や配布条件でバックアップを禁じている
といったケースもあるため、「ガードがない=何をしてもOK」というわけではない点には注意が必要です。
友人・知人への配布は一気にアウト寄り
さらにハードルが上がるのが、「人に配る」パターンです。
- 複数枚コピーして友人に配布
- サークルやコミュニティのメンバーに配る
- フリマアプリなどで譲渡・販売する
こうなると、完全に家庭内の私的利用の範囲を飛び出してしまうため、著作権侵害と判断される可能性が非常に高くなります。
ケース②:NetflixやAmazonプライムをDVDに焼くのは違法?

結論:規約違反+著作権侵害になり得るため、実質NG
「お気に入りのドラマをいつでも見られるようにDVDにしたい」動画配信サービスを使っていると、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
しかし、NetflixやAmazonプライムビデオなどの配信作品を録画・保存して、DVDに書き込む行為は、基本的に避けるべきです。
配信動画をDVDにするのがまずいと言われるのは、大きく2つの理由があります。
- 1つ目は、サービスの利用規約で、公式アプリ以外での録画やコピーが禁止されていることです。
- 2つ目は、DRMなどのコピー防止機能を、録画ソフトなどで実質的にすり抜けてしまう可能性が高いことです。
結果として、配信作品をDVDに焼く行為は、規約違反と著作権侵害の両方の側面を持つ、かなり危険なグレーではなく“ほぼ黒”の行為と考えた方がよいでしょう。
公式の「ダウンロード機能」はあくまでアプリ内限定
Netflixなどに用意されているダウンロード機能は、
- アプリの中だけで
- 一定期間内に
- オフライン再生を楽しむ
ための仕組みです。このデータを取り出してDVDに焼いたり、他人に渡したりすることは、サービス側が想定していない利用法であり、規約違反になります。
ケース③:テレビ録画をDVDに焼くのは違法?

結論:家庭内で楽しむ範囲なら概ねOK、そこを超えるとNG
テレビ録画とDVDの関係は、少しややこしいテーマです。まず前提として、日本の著作権法は、個人的または家庭内、これに準ずる範囲で楽しむ目的の録画・録音を私的複製として認めています。
そのため、
- 自宅のレコーダーで番組を録画
- 同じレコーダーを使ってDVDにダビング
- 家の中で家族と一緒に視聴
といった利用は、基本的には法律が想定している範囲に収まると考えられています。
境目は「どこまでが家庭内か」
問題になりやすいのは、次のようなケースです。
- たくさんコピーして親戚や友人に配る
- 職場や地域イベント、サークルなどで上映する
- コピーしたDVDを販売・配布する
ここまで来ると、「ごく限られた家庭内」の範囲からは明らかに外れてしまうため、権利者の許可なしに公衆に提供している状態とみなされ、著作権侵害と判断される可能性が高くなります。
コピー制御を無理に突破するのもアウト
地上デジタル放送などには、「ダビング10」などのコピー制御がかかっています。家庭用レコーダーが備えている範囲の機能で、ルールに沿ってダビングする行為は想定内ですが、
- 特殊な機器やソフトでコピー制御を解除
- 制限を超えて何度も複製
といった行為は、技術的保護手段を回避した複製として扱われるリスクがあります。
ケース④:YouTubeの動画をDVDに焼くのは違法ですか?

結論:多くの場合NG。特に違法アップロード動画は完全に避けたい
YouTubeの動画については、次のような発想になりがちです。
- 「無料で見られるし、1本くらい保存してもいいのでは?」
- 「自分の好きな動画をまとめてDVDにしてテレビで見たい」
しかし、原則としてYouTube動画を外部ツールでダウンロードしてDVDに焼く行為はおすすめできません。
その理由は、
- YouTubeの利用規約が、外部ツールによるダウンロードを禁止していること
- テレビ番組や映画、アニメなどが違法にアップロードされている場合、それを保存する行為も問題になること
という2点が大きいです。
特に後者、いわゆる「違法アップロード動画」をダウンロードしてDVD化する行為は、アップロードした側だけでなく、ダウンロードした側にも法的リスクが及ぶ可能性があります。
公式チャンネルやフリー素材チャンネルでも油断は禁物
中には、公式アカウントが運営しているチャンネルや、
- フリーBGM
- フリー動画素材
を配布しているチャンネルも存在します。
ただし、
- 「YouTubeの仕組み上、外部ツールでのダウンロードはNG」という規約
- 利用許諾が「YouTube上での利用」や「動画制作素材としての利用」に限られている可能性
などを考えると、YouTube動画をそのままダウンロードしてDVDに焼くのは、やはり避けておくほうが無難といえます。
【安全・合法】自作動画やフリー素材をDVDに焼く方法─ DVDFab製品を活用する
ここまで、「どんなDVDの焼き方が危ないか」を見てきました。では、安心してDVDを作るにはどうすればいいのかというと、ポイントはシンプルで、「権利関係がはっきりしている素材だけを使う」ということに尽きます。
DVDにしても問題になりにくいコンテンツ
たとえば、次のようなものです。
- 自分で撮影したホームビデオ・旅行の映像・イベント動画
- 自社や自分のチームで制作したセミナー動画・レッスン動画(社内・身内向け)
- 著作権が消滅したパブリックドメイン作品(条件を確認したうえで)
- DVD化や再配布が利用規約で明確に許可されているフリー動画素材
こうしたコンテンツを家庭用のDVDプレーヤーで見やすい形にまとめるときに便利なのが、DVDFab DVD 作成ソフトのようなDVDオーサリングツールです。

DVDFab DVD作成ソフトでできること
DVDFabのDVD作成機能を使うと、ざっくり次のようなことができます。
- MP4 / MKV / AVI など、200種類以上の動画ファイルからDVD-Video形式を作成
- 複数の動画を1枚のDVDにまとめて、再生順を自由に決める
- メニュー画面のテンプレートを選び、タイトル・サムネイル・背景を簡単に編集
- チャプターを分けて、見たい場面からすぐに再生できるようにする
- 空のDVDディスクに直接書き込み、あるいはISOファイルとしてPCに保存
結婚式や発表会の記録、子どもの成長記録、趣味の作品集など、「ちゃんとしたDVDとして残したい映像」を作るときに活躍します。
重要なポイントとして、こうしたツールは自作コンテンツや合法な素材だけに使うことが大前提です。市販DVD・サブスク動画・YouTubeの違法アップロード動画などに使うことはNGです。
DVDFab DVD作成ソフトで自作動画をDVDに作成する手順

DVDを焼く行為に関するよくある質問(FAQ)
主に次のようなケースは、違法になる可能性が高いと考えられます。
- コピーガード付き市販DVD・レンタルDVDをリッピングして複製する
- サブスクの配信作品を録画・ダウンロードして保存し、DVD化する
- 違法アップロードされた動画をダウンロードしてDVDに焼く
- テレビ録画を大量にコピーし、周囲に配布したり上映したりする
コピーガードがかかっている場合、1枚だけでもNGと考えるべきです。技術的保護手段を回避して行う複製は、私的複製の例外から外れます。
これも基本的にはおすすめできません。
- YouTubeの利用規約が、外部ツールでのダウンロードを禁止している
- 動画によっては、利用許諾が「YouTube上での視聴」に限られている
といった点から、「1本だけならOK」とは言えない状況です。
まとめ
最後にポイントを振り返っておきます。
- 市販DVD・レンタルDVD・サブスク動画・違法アップロードされたYouTube動画などを、勝手にコピーしてDVDに焼く行為は、法律的なリスクが高い。
- テレビ録画については、あくまで家庭内で楽しむ範囲であれば認められる余地があるが、配布や上映に使うとアウトになりやすい。
- 一方で、自分で撮影・制作した映像やDVD化が利用規約で認められているフリー素材など、権利関係が明確なコンテンツであれば、DVDにして楽しむことは十分可能。
そして、そういった「合法な素材」を、家庭用プレーヤーで見やすい形のDVDに仕上げたい場面では、DVDFabのような、使いやすいDVD作成ソフトを活用すると、メニュー付きの本格的な1枚を簡単に作ることができます。DVDFabは30日間無料体験がありますので、いったん試してみましょう。
「これは大丈夫かな?」と感じたときの合言葉は、
- 権利者は誰か
- 利用規約はどうなっているか
- コピーガードやDRMがかかっていないか
この3つを確認し、それでも判断が難しいときは、「焼かない」という選択肢を取るのがいちばん安全です。




