AppleTV(アップルTV)ってなに?機能や特徴、料金や使い方を徹底解説
要約: 現在では当たり前となった動画ストリーミングサービス。これらのサービスを楽しむには、専用のデバイスが必要となり、各メーカーによって使い勝手が異なります。有名なところではfireTV stickやApple TV、スマートTV、PS5(PS4)などがあるでしょう。今回はその中でも性能使い勝手の面で優れているApple TVについて、機能や特徴・使い勝手などをご紹介していきます。
Apple TVとは?
Apple TV (アップルtv)とは、アップルが販売するセットトップボックス(ネットワークプレーヤー)で、テレビと接続して映画やテレビ番組・音楽・ゲームなどを楽しむことができます。
AppleTVには、アップルが販売しているストリーミングデバイスの「AppleTV」と、定額制ストリーミングサービスである「AppleTV+(プラス)」があります。テレビやディスプレイ単体で動画ストリーミングサービスを楽しむ際に必要なデバイスで、HDモデルと4Kに対応した2種類のタイプが存在するのです。
AppleTVの価格と性能
AppleTVの価格は以下の通りです(2022年8月現在)。
https://www.apple.com/jp/apple-tv-hd/specs/
- AppleTV HD 32GB:21,800円(税別)
- AppleTV 4K 32GB:25,800円(税別) 64GB:28,800円(税別)
円安の影響もあり、動画ストリーミングサービス用のデバイスとしては非常に高価といえます。4Kモデルでは、iPhoneシリーズでも使われていた高性能チップ、A12 Bionicを搭載しています。それにより4K HDRの高画質な動画再生だけでなく、ハイクオリティなゲームプレイも可能です。
Apple TVの機能とできること
https://www.apple.com/jp/tv-home/
AppleTVでは、主に以下のような使い方が可能です。
- ストリーミングサービスで映画・ドラマ、ライブ映像などの動画コンテンツを楽しめる
- iTunesやSpotify、Amazonミュージックなどで音楽を楽しめる
- App Storeで配信されているゲームをプレイできる(ワイヤレスコントローラ対応)
- AirPlayを使ってiOS、Macデバイスのミラーリングが可能
- iPhoneを使ってテレビのキャリブレーションが可能(カラー補正)
Apple TVは、Apple製品との相性が抜群です。iPhoneやiPad、Macを利用している人なら、簡単操作でデータを同期可能なため、初心者にもやさしいというメリットがあります。
またiPhoneを使ったカラーキャリブレーションを使うことで、本来の色味で高画質な映画やドラマを楽しめます。テレビのカラーが気に入らないという人にもおすすめです。このためだけにAppleTVを導入するというのも、決して無駄ではありません。
Fire TV stick・Google Chromeキャストとの違い
同じ機能を持つデバイスとして、アマゾンのfireTV stickやGoogle Chromeキャストなどがあります。これらの製品と違う点を、いくつかまとめてみました。
AppleTVは他の機種に比べて圧倒的に価格が高い
- Fire TV Stick:4,980円(税込)セール時2,980円(税込)
- Fire TV Stick 4K Max:6,980円(税込)セール時4,980円(税込)
- Chromecast with Google TV:8,360円(税込)
- AppleTV:21,800〜28,800円(税抜)
このようにAppleTVは他の2機種に比べて圧倒的に価格が高く、Fire TV Stickの4倍以上も高額です。機能面で違いはあるものの、動画ストリーミングを楽しむという点では、機能的にFire TV Stickでも全く問題ありません。ここは大きなデメリットと言えるかもしれません。
工夫次第ではAppleTVより便利に使える
Fire TV Stickは機能的な制限が多いものの、アプリをインストールすることで利用できる機能を増やせるのがポイントです。工夫次第ではできることが増えます。またChromecastはAppleTVに近い操作感で利用できるため、AppleTVは高いという人はこちらを選ぶ手もあるでしょう。
AppleTV+の料金と支払い方法
AppleTV +は月額600円(税込)で、登録から7日間は無料で利用可能です。またアップル製品を購入した場合は、3か月間無料で利用可能です。iPhoneやiPad、Macを購入した際に利用するのもよいかもしれません。
AppleTV+公式サイト:https://www.apple.com/jp/apple-tv-plus/
また月額1,100円(税込)でApple MusicやAppleTV+、Apple Arcade、iCloud容量増加がセットになった「Apple One」を利用可能です。
- 個人:月額1,100円(税込)
- ファミリー(最大5人)月額1,850円(税込)
支払い方法
AppleTV+はAppleIDによる契約・支払いが基本となります。アップル製品を使っている人はスムーズな手続きが可能です。Apple TV+では、以下の支払い方法に対応しています。
- クレジットカード決済
- キャリア決済(ドコモ、AU、ソフトバンク)
- ※有料コンテンツなどを別途購入する際には、Apple Store、iTunesギフトカードも使用可能
加入と解約方法
ここではApple TV+の加入方法と解約方法について、解説していきましょう。
加入方法
「アップル製品を使っている場合」
1. Apple製品にインストールされている「AppleTV」アプリを起動する
https://gokigen-plus.com/apple-tv-plus#google_vignette
1. 「無料で体験する」をタップして、登録手続きを行う
「Apple製品を使っていない場合」
1. 公式サイト(https://www.apple.com/jp/apple-tv-plus/)にアクセスして、下にスクロールし、「無料で体験する」をクリックする
https://www.apple.com/jp/apple-tv-plus/
- 案内に従って登録の手続きを行う
解約方法
「Apple製品を利用している場合」
- iOS製品の「設定」を開き、「AppleID(名前)」をタップする
- 「サブスクリプション」をタップして「AppleTV+」をタップする
- 画面下の「サブスクリプションをキャンセルする」をタップして、解約する(サブスクリプションが終了する期間まではそのまま利用可能)
https://gokigen-plus.com/apple-tv-plus#google_vignette
「Apple製品を使っていない場合」
- 公式サイト(https://www.apple.com/jp/apple-tv-plus/)にアクセスし、画面上部のアイコンから「アカウント設定」をクリックする
- 画面下の「サブスクリプション登録」から「管理」をクリックする
https://gokigen-plus.com/apple-tv-plus#google_vignette
- 「サブスクリプションをキャンセルする」をクリックして、解約手続きする(サブスクリプション終了まではそのまま利用可能)
AppleTV +の使い方
https://www.apple.com/jp/apple-tv-plus/
ここではストリーミングサービスであるAppleTVの使い方を見ていきましょう。
Apple TV+の口コミと評判
AppleTV+の口コミを以下にまとめてみました。
・AppleTV+は作品数が少ないが、一つ一つのクオリティが高い
・有名キャストを採用した作品が多い
・オリジナルコンテンツが多い
・Apple製品を利用している家族なら月額料がお得(AppleOne)
AppleTVの意見で多かったのは、「作品数が少ない」「クオリティが高い」という口コミです。オリジナルコンテンツが多く、他のストリーミングサービスで配信されている作品が殆どないため、このような意見が多いのだと思います。
ただし、作品一つ一つのクオリティは非常に高く、どの作品も見応えがあるという意見も見受けられます。
これらの口コミや評判をまとめると、AppleTV+は独自の路線を目指しているといえるのかも知れません。
DVDや動画データをApple TVに保存して視聴する方法
AppleTVアプリには、もともとiOSの機能として存在した「ホームビデオアプリ」の機能が搭載されております。動画視聴以外にも、手持ちの動画やDVD動画を保存して視聴可能です。
WindowsやMacでDVDをApple TVで再生可能な動画に変換する方法
Apple TVでDVDムービーを直接再生できない場合は、DVDをApple TVでサポートされている動画フォーマットに変換するのをお勧めします。ここではDVDFab DVDリッピングを紹介します。
DVDFab DVD リッピングを使えば、DVDムービーをMP4、FLV、WMV、AVIなどの一般的なビデオフォーマットに変換できます。また、Apple TV、iPhoneデバイス、タブレット、さまざまなメーカーのスマートフォンなどのデバイス対応の動画への変換も実行できます。変換する前に、必要な音声と字幕の言語を選択したり、出力ビデオを詳細に設定したりすることができます。更に、動画を編集したいならば、トリム、クロップ、回転、ウォーターマークと外部字幕の追加、ビデオの明るさ、コントラスト、彩度を設定するツールを利用できます。
ステップ1:DVDFabの最新バージョンをダウンロードして、パソコンにインストールします。
DVDFabを起動して、上側のツールバーから「リッピング」を選択して、ドライブに変換したいDVDを挿入します。
ステップ2:「他のタイトルを選択」の右にある「カスタム」をクリックして、「他のプロファイルを選択」を選択します。「デバイス」>「Apple」>「Apple TV」の順番で選択します。
ステップ3:出力ビデオの詳細設定や編集ができます。
ステップ4:画面下部の「フォルダ」のアイコンをクリックして、出力ビデオの保存先を設定してから、「開始」ボタンを押します。
Windowsで動画をAppleTVに保存する方法
- WindowsにiTunesをインストールする(公式サイト:https://support.apple.com/ja-jp/HT210384)
- iTunesを起動したら、「ファイル」→「ファイルをライブラリに追加」をクリックして、保存したい動画ファイル(MP4推奨)を選択する
https://www.apollomaniacs.com/ipod/howto_video_mpeg4toitunes.htm
- 追加した動画は、「最近追加した項目」の一番下に登録される
- ※それ以外の場所から確認しにくくなっていますが、「ホームビデオ」に登録されています。この状態でiPhoneやiPadを有線接続することで、AppleTVアプリに動画を転送可能です。
MacでApple TVに動画を保存する方法
- MacのApple TV+アプリを起動し、画面上部の「ライブラリ」をクリックします。
2.画面中央部分に登録したい動画ファイルをドラッグ&ドロップすると、動画が自動で登録されます。
3.iPhone、iPadを有線接続することで、登録した動画を本体に保存可能です。
※ 動画ファイルは互換性重視のため、MP4を推奨します。
まとめ
今回はAppleTVデバイスとAppleTV+サービスについて、詳しく解説いたしました。今回の記事をまとめると、以下のようになります。
- AppleTVデバイスは他のデバイスに比べて最も性能が高く、カラーキャリブレーションなどの独自機能を備えている
- しかし価格が高いため、使用用途によって検討する必要はある(Apple製品を使っているならおすすめ)
- 契約や解約は非常に簡単でいつでも手軽に手続きでき、アップル製品購入時や無料期間などを考慮して契約するのがおすすめ
- AppleTV+アプリや、iTunesに登録することで、手持ちの動画ファイルをアプリで再生可能
現在はゲーム機やスマートTVといった、動画ストリーミングサービス機能を備えたデバイスも登場しています。こうした専用機器は、かならずしも必要な状況ではなくなってきているのです。しかしAppleTVは、それらのデバイスと比較しても、性能面や使い勝手で抜き出ているところがあります。用途次第では非常に重要なツールとなるでしょう。
Apple製品を使っている人や、今後、Apple製品でまとめたいと考えている人なら、AppleTVデバイスとサービスを利用してみるのもよいのではないでしょうか。