完全無料のコピーガード解除ソフト「DVDFab Passkey Lite」の使い方を徹底解剖
要約: DVDFab Passkey Liteは、ディスクデータに組み込まれた強力なガードを解除できる無料のツールです。コピーガードの解除だけでなく、ディスクからディスクへコピーするリッピングなども可能。資料としてのバックアップや動画鑑賞などを目的に利用されているDVDFab Passkey Liteについて、使い方や有料版との違いなどをご紹介していきます。
1. DVDFab Passkey Liteとは?DVDFab Passkeyの4つの製品を紹介
DVDFab Passkey Liteは、DVDやブルーレイのディスクにかけられたコピーガードを解除できる無料のツール。DVDFab Passkeyは、強力なコピーガードを解除できることでも知られています。DVDFab Passkey Liteは、DVDFab Passkey for DVDとDVDFab Passkey for ブルーレイ& UHDの一部の機能を含むDVDFab Passkeyの無料版です。コピーガード解除の機能に制限があり、最新や強力なコピーガードの解除には対応できません。
ここからは、DVDFab Passkeyの4つの製品について、詳しく解説していきます。
1.1 DVDFab Passkey for DVD
DVDFab Passkey for DVDは、市販・レンタルDVDのコピーガードを解除するソフトです。コンテンツ暗号化技術や特定の地域のみ再生可能にする制限のリージョンコードの両方の解除が可能。また、地デジなどの番組を録画したものに組み込まれる「CPRM」というガードの解除も可能です。 |
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多くのDVDに組み込まれているRC、RCE、APSなどのコピーガードに対応しているほか、AVCREC方式、VR方式が使用されたデジタル放送番組録画のコピーガードにも対応しています。こうした方式の録画DVDはほとんどのプレーヤーで再生できないという実情があり、コピーガードを解除することで自宅のプレーヤーで観賞できるというメリットがあるのです。
1.2 DVDFab Passkey for ブルーレイ& UHD
DVDFab Passkey for ブルーレイ& UHDは、市販・レンタルブルーレイ、もしくは4K UHDのコピーガードを解除できるソフトです。「AACS」というコピーガードに対応しています。 |
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ISO化されたブルーレイデータを再生できないプレイヤーが多いのですが、DVDFab Passkey for ブルーレイ& UHDを使えば再生できず観賞できないというストレスを感じずに済みます。
また、地域によって再生を制限しているリージョン設定に関しても、リージョンフリーもしくはマルチリージョンに切り替えられることも可能です。海外製のブルーレイをどんなプレイヤーであっても楽しめるのです。
1.3 DVDFab Passkey for ブルーレイレコーダー
DVDFab Passkey for ブルーレイレコーダーは、コピーガードがかかっているブルーレイレコーダーのデータのガードを解除し、PCに保存することができるソフトです。さらに、そのデータをディスクに焼き込むことも可能。さまざまな形で動画を保存・記録できるのです。 |
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1.4 DVDFab Passkey for 4Kレコーダー
一般的にも浸透しつつある4K動画にも対応しているのがDVDFab Passkey for 4K レコーダーです。4K動画の場合、個人で録画したものにもコピーガードが組み込まれて出力されます。こうした4K動画で使用されるコピーガード「4K BDAV」の復号化ができるのがDVDFab Passkey for 4Kレコーダーというわけです。 |
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これは世界初の製品といわれています。コピーガードが解除されたデータをPCに記録・保存も可能です。
2. DVDFab Passkey Liteのダウンロード・インストール方法
インストール先を指定する場合:
「カスタム」をクリックし、セットアップウィザードから保存先を指定。「デスクトップショートカットを作成します」を選択すると、デスクトップにショートカットが自動で作成されます。
設定したら中央の「クイックインストール」をクリックします。
3. DVDFab Passkey Liteの基本的な使い方
以下では、dvd コピー ガード 解除 フリーソフトとしてのDVDFab Passkey Liteの主な4つの機能と使い方を詳しくご紹介します。
3.1 DVDのコピーガードを解除
まず、DVDFab Passkey Liteを起動しコピーガードを外したいDVDをドライブに挿入します。
DVDFab Passkey Liteに対応している場合はデータの復号化が開始され、処理が完了すると画面右側にドライブ・ソースディスク・削除したコピーガードが表示されるので「OK」をクリックします。
これで、DVDのコピーガードが解除された状態になるのです。
3.2 ブルーレイのコピーガードを解除
まず、DVDFab Passkeyを起動して、コピーガードを解除したいブルーレイディスクをドライブに挿入し、解読処理を開始させます。
数秒ほどで処理が完了すると、コピーガードと地域によって再生を制限するリージョンコードプロテクトが解除された状態になり、任意のブルーレイプレーヤーで動画を楽しむことができます。
3.3 国ごとに設定されているリージョンコードをマルチリージョン化
特に海外版のブルーレイの中には、「リージョンコード」といって特定の地域でしか再生できないよう暗号化されたガードがかかっていることがあります。
この「リージョンコード」を解除することで、日本でも再生可能となり動画を観賞することができるようになるのです。「リージョンコード」を解除することを「マルチリージョン化」といい、どの国や地域でも再生可能なバージョンにします。
リージョンは地域によって区分けされており、北米・南米・日本などは「リージョンA」、ヨーロッパ・アフリカは「リージョンB」、中国・ロシアなどは「リージョンC」といった具合です。
コンテキストメニューからBlu-rayレーヤーの「リージョンの詳細設定」を見てみると、検出されたプレイヤーとリセットされているリージョンが確認できます。
3.4 リッピング
「リッピング」とは、ディスクなどからデータを取り出しPCに取り込むことをいいます。dvdfabpasskey 期限解除としてのDVDFab Passkey Liteは、本来コピーガードなどの制約の解除のためのソフトですが、このリッピングの機能も実装しているのです。
DVDFab PassKey Liteでのリッピング作業は簡単で、ディスクにかかっているガードの解析が終わった後「コンテキストメニュー」から「ハードディスクにリッピング」もしくは「イメージファイルにリッピング」をクリックするだけです。
出力されるデータは、保存先がフォルダの場合「DVDフォルダ」もしくは「BDフォルダ」、イメージファイルの場合「ISOイメージファイル」で出力されます。
4. DVDFab Passkey Liteのメリット・デメリット
4.1 DVDFab Passkey Liteのメリット
DVDFab Passkey Liteのメリットは、無料でコピーガード解除やリッピングまで行える点です。自宅にあるプレイヤーで再生できないディスクの場合、手軽に作業ができるのでさまざまな動画を楽しみたい方には重宝するツールです。
また、海外版のディスクにかかっているリージョンコードをマルチリージョン化できる点も利便性が高いといえるでしょう。AmazonなどでせっかくDVDやブルーレイを購入しても、リージョンによって再生できないと、悔しい思いをされた方は少なくないようです。
日本版では見ることができない貴重なシーンを楽しむことができるので、映画観賞などが趣味の方にとっては嬉しい機能といえるでしょう。
4.2 DVDFab Passkey Liteのデメリット
DVDFab Passkey Liteは無料のDVDFab Passkeyということもあり、対応していないコピーガードもあります。
RCA・CSS・RipGuard・UOPs・ARcc・CPRMといったコピーガードに対応していないので、再生できないディスクもでてきてしまうでしょう。さらに最新のコピーガードにも対応していない点も、デメリットといえるかもしれません。
ただ、有料版のDVDFab Passkeyであれば、無料版で対応していないコピーガードもしっかり網羅しているので、どうしても解除が必要な場合は有料版を購入してみるのもひとつの方法かもしれません。
5. まとめ:資料としてのバックアップや個人的に動画を楽しむ際に利用したいソフト
DVDやブルーレイで動画を楽しもうとしても、さまざまなガードによって持っているプレイヤーで再生できない場合が多々あります。せっかく借りたり購入したりして手に入れたディスクなのに、鑑賞できなかったらとても残念に思ってしまいますよね。
こういったときにどのプレイヤーでも再生できるようにコピーガードを解除できるツールはとても重宝します。また、海外版のDVDやブルーレイなども観賞できるメリットがあるので、映画鑑賞が趣味な方には嬉しい点でもあります。また、資料のバックアップとして活用もできるので、仕事上での利用も可能です。
ただ、コピーガード解除に関しては、日本でも法律が厳しくなりなかなか手を出しづらくなっている現状があります。どこまでが違法でどこまでは許容されるのか、コピーガード解除ツールを利用する際は把握しておかれることをおすすめします。